マザーズバッグの手作りで育児を楽しもう!生地や形もチェック
既製品のマザーズバッグを探してみたものの、使いやすさや生地、デザインや機能性の面でしっくりくるものが見つからないというママも実は少なくありません。
子育て中はほぼ毎日お世話になるマザーズバッグ。どうせなら育児をより楽しむために手作りしちゃいませんか?
ママ達がマザーズバッグを手作りした理由
マザーズバッグを手作りしようと思う理由は人それぞれですが、既製品には好みのデザインや使い勝手の良いものがなかなかないため、手作りにチャレンジするママも少なくありません。
自分で手作りするなら、好みのデザインにしたり、荷物を出し入れしやすいようにしたり様々な工夫を施すことができます。そこが手作りの大きな魅力なんです。
既製品に好みの物がなかった
マザーズバッグを手作りしたきっかけは好みのものが既製品の中にはなく、いっそ作ろうと思ったことです。
作り方の本ではキルト生地で制作されていましたが、キルトの等間隔の縫い目が嫌で普通の木綿布とワッフル生地の間に接着芯付きの綿面を間に挟みキルト生地状にしました。生地の柄を選んだポイントは言わずと知れたアレのイメージで(笑)子連れならちょっとカワイイものもありかと思いました。ベビードレスを作った時に余ったレースを付けて少しかわいめに作りました。やはりオリジナルなので自分の好みのものが作れました。
入れ口にゴムが入っているので、開け閉めの煩わしさもなくそんなに中身も見えません。ポケットも中に多めに付けて。持ち手は木綿生地の中に綿が入っているのですが、なんやかんや重いものを入れていると段々と伸びてきている気がします。バッグの王道らしく綿テープの丈夫なものをつければよかったと思います。
大きなものですので手作りするのは尻込みするかもしれませんが、大きなものの方が逆に粗が目立ちません(笑)ぜひ作ってみてくださいね。
気軽に使えるマザーズバッグが欲しかった
我が家の子供たちは2人姉妹ですが、上の子の時は高価なマザーズバッグを買って使っていました。ポケットがたくさんあったり、2WAYで使えたりと機能的でしたが、マザーズバッグ自体が重くて持ち運びが少し不便でした。
下の子の時は、気軽に使えて、荷物が少なくなったら折り畳めるようなバッグが欲しいと思い、自分で作ってみることにしました。ちょうど上の子の保育園の巾着袋も作る予定だったので、生地選びは上の子に任せました。少し薄めの生地だったので、接着芯を貼り、トートバッグを作ってみることにしました。
面倒でポケットを付けなかったのですが、ポケットがあったらもっと便利だったと思います。シンプルなトートバッグにしたので、下の子のオムツが取れてマザーズバッグがいらなくなった今では、上の子が小学校の長期休みの前に学校の荷物を持ち帰るのにちょうど良いと言って使っています。
今回初めてトートバッグ作りに挑戦しましたが、意外と簡単に作ることができました。これから作ってみたいと思っている方は、気軽に挑戦してみると良いと思います。
マザーズバッグの手作りにおすすめの生地
一口に生地と言っても様々な種類がありますが、実は赤ちゃん用品をたっぷり入れるマザーズバックに、向いている素材とそうでない素材があり、次の3種類がおすすめなんです。
- キルティング生地
- リネン
- コットン
キルティング生地は、布と布の間に綿が挟まっている凹凸感が特徴的な布のこと。手作りの幼稚園バッグにも使われる子供に安全な軽くて柔らかい素材で、元々は裏地として使われていましたが、今では表地に用いられることも多く、マザーズバッグの生地としても注目されています。
亜麻の茎が原料のリネンはサラッとした軽い肌触りで、吸水性や速乾性にも優れています。水に強く、頻繁に洗濯しても傷みにくく、軽いのが特徴です。
そしてマザーズバッグの代表的な生地とも言えるコットン。実はマザーズバッグ生地として好まれることが多い帆布(はんぷ)も、コットンの一種です。帆船の帆に使われていたことからその名が付いた帆布は厚い生地で、赤ちゃん用品を沢山入れても丈夫です。始めは硬いですが、使い続けているうちに馴染んでいきます。
デニム生地などの重いものは、マザーズバッグの生地としては不向き。マザーズバッグには赤ちゃん用品を沢山入れるため重くなりがちなので、生地はできるだけ軽いものを選ぶようにしましょう。
赤ちゃん用品を取り出しやすい形
マザーズバッグの種類は、形によって主に「トートバッグ型」「斜め掛けショルダー型」「リュック型」の3つに分けられます。
赤ちゃん用品を取り出しやすいかどうかは形にもよりますので、それぞれどのように便利なのか見てみましょう。
トートバッグ型
トートバッグ型は口が大きく開くものが多いため、中身が取り出しやすく、マザーズバッグとしても人気があります。
赤ちゃんの荷物をまとめて入れられるので、便利です。口の部分にファスナーやボタンをつけると、荷物の飛び出しを防ぐことができます。
珍しい縦長のトートバッグ型
もともと生地集めが大好きで、気に入った模様の生地や麻等ナチュラル素材の生地を集めて、時間がある時など、生地専用の収納箱から取り出して見ているのが好きでした。しかし見ているだけでは勿体ない、大切な生地で何か作ってみようと、ペンケースやポーチ等、時間が取れる時に少しずつ作っています。
縦長トートタイプを作りましたが、一般的にマザーズバッグは横長のイメージが強いので割と珍しい形なのではないでしょうか。使い勝手はまずまず良いかと思います。生地はいろいろなタイプを所有しておりますが、マザーズバッグにするならば、比較的しっかりした生地のものが使いやすいと思い、IKEYAで購入した少し派手めでインパクトのある生地を使用しました。
バッグを作る際、工夫した点は、肩にかけられるもの、バッグ内にポケットを付けたことです。しっかりした布なので、一枚布で作りましたが、内布もつければよかったかなとも思っています。
手作りして良かった点ですが、大好きな生地で作ったので、使うたびわくわくすること、お花の模様なので、子どもも指さしてニコニコご機嫌です。不器用な方でもぜひチャレンジしてみてください。私はミシン無しで作りましたが、意外と丈夫だなと実感しています。世界に一つだけのマザーズバッグ。作っている時間もまた楽しいひと時ですよ。
斜め掛けショルダー型
斜め掛けできるショルダー型は、両手を開けて使えるため、赤ちゃんの抱っこやお世話が楽です。子供特有の突然の飛び出しにも瞬時に対応しやすいので、特に外出時にはおすすめ。
小学校入学までは小型のショルダーも人気です。肩に掛ける紐の長さを調節できるようにすればと、パパとの兼用も可能です。
リュック型
リュック型は斜め掛けショルダー型と同様、両手が使えるので助かりますし、肩への負担が比較的少ないので楽です。子供が歩き始める年齢になったら、リュックタイプをおすすめします。両手があいていることで、子供の後をすぐに追いやすいので便利です。
マザーズバッグは機能性も重視しよう
多くの赤ちゃん用品を入れるマザーズバッグ。だからこそ生地や形だけでなく、機能性も重視したいもの。
手作りする際には次の3つのポイントをおさえておきましょう。より使い勝手の良い便利なマザーズバッグを作れます。
- 容量
- 軽さ
- ポケット
マザーズバッグで一番のポイントになるのが、その容量。赤ちゃん用品をあれこれ詰め込んでいると、想像以上に大荷物になってしまいます。沢山の荷物を入れられるように、予定より少し大きめのマザーズバッグを作るのがおすすめです。
容量と同じくらい大切な点が軽さ。バッグ自体が重ければ中に入れた荷物の重さも加わるので、ママは大変な思いをすることになります。子供の成長と共に体力的についていけなくなるママが増えるので、子供の安全のためにも軽めの生地を選んで手作りしましょう。
その他、忘れてはいけないのがポケットをつけること。今回お寄せいただいた体験談でも、「面倒でポケットをつけなかったけれど、あったらもっと便利だった」という声がありました。小物が入るポケットをバッグの外側だけでなく、内側にもつけましょう。また、ボトルホルダーなどもあれば、哺乳瓶の収納などにも重宝します。
マザーズバッグQ&A
「おしゃれな生地を買いたい!」「型紙付きの手作りキットがほしい!」「人気商品のデザインを知りたい!」など、マザーズバッグを手作りする際に知りたい情報は色々あるでしょう。
そこで、マザーズバッグに関するママ達の疑問をQ&Aとしてまとめてみたので、参考にしてください。
おしゃれな生地が買えるお店は?
せっかくならおしゃれな生地を使ってマザーズバッグを手作りしたい!そんな声に応えてくれるおしゃれな生地を買えるお店があります。インターネット購入も可能ですので、HPをチェックしてみましょう。
LINNET リネット
TEL: 075-257-1128
時間: 11:00~18:00
住所: 京都市中京区姉小路通富小路西入 菊屋町562 森口ビル1F
リネン生地が豊富なお店です。リネンの他、コットンやウールなどの自然素材の布やオリジナルの型紙、雑貨などを扱っています。
fab-fabric
TEL: 092-552-2323
時間: 12:00~18:00(火曜日~土曜日)
住所: 福岡市南区長丘5-24-22 長丘EMビル2F
ガーゼやニット、ツイードなど様々な生地が揃っているお店です。柄物はチェックやドットといった、全体的にはシンプルな生地がメインになっています。
型紙付きの手作りキットはある?
型紙が付いていたり、あらかじめ布にカットラインが入っていたりするものなど、手芸初心者にも安心のマザーズバッグのキットは色々と販売されています。
中には型紙やレシピは付いているけれど、生地がセット内容に含まれない場合も。セット内容をよく確認したうえで、自分に合ったキットを選ぶようにしましょう。
マザーズバッグ*プルメリア(グレー)*セット済み
ハワイアンキルトバッグのキルト・ラナイ
7,500円+税
ハワイアンキルトで作るマザーズバッグのキットです。
グレーとピンクの大人可愛いカラーが人気を集めています。ハワイではレイにもよく使われるプルメリアのモチーフが印象的!モチーフがしつけ済みですし、持ち手も仕立て済みなので、すぐに作り始められます。
人気のマザーズバッグは?
マザーズバッグはブランド物も人気が高く、種類も豊富にあります。ブランドのロゴが大きく入っていたり、モノトーンだったり、細かな刺繍が施されていたりとデザインは様々です。
例えば、多くのママ達に好まれるトートバッグ型では、次のようなブランドバッグが定番人気です。
- マリメッコ
- エルエルビーン
- ティアティア など
ブランド物かそうでなかにかかわらず、人気のデザインとしては少しでも長く愛用できるように、色や柄など飽きのこないシンプルなデザインが好まれています。手芸が得意で既製品を参考にする手作り場合は、デザインのバリエーションが豊富な物の中から選ぶと良いでしょう。きっとお気に入りが見つかるはず。
産後に役立てようと妊娠中にマザーズバッグの手作りを検討しているあなた。マザーズバッグは産後に限らず、子供が成長してからも長く愛用できるものですので、子供と過ごす時間がより快適に楽しくなるようなマザーズバッグを手作りしましょう。