夫婦の深刻な溝にお悩みなら、夫婦カウンセリングを
お互いの絆を確かめ夫婦になり、よい夫婦関係を保ってきたと思っていたけれど、最近うまくいっていない、まじめに顔を見て話すことが出来ていない、話をするとけんか腰になってしまう…など、夫婦間の悩みを持つ人は少なくありません。
夫婦はもともと赤の他人、そのために共に歩み、成長をしていかなくてはいけません。しかし赤の他人同士なので価値観の合わないこともあります。お互いに自分だけの習慣や世界というものを持っている場合も…しかし夫婦となった以上、理解をして歩み寄る姿勢が大切ですよね。
お互いに思いやりや愛情がまだある場合には歩み寄ることが可能でも、気持ちのすれ違いが生じるとぎくしゃくし、話し合いもできないまま状況はどんどん深刻化してくケースは少なくありません。さらに、夫婦間のことと誰にも相談できず、そのうちに状況が深刻化することもあるのです。そんな時に利用したいのが夫婦カウンセリングです。
昔とは異なってきた結婚観や晩婚化、離婚率増加などに伴って、夫婦間の悩みを抱える人は実に多くなっている現在、最後の頼みの綱として夫婦カウンセリングを選択する夫婦は増加傾向にあります。
夫婦カウンセリングとは?知っておきたい5つのこと
夫婦カウンセリングの対象は、文字通り夫婦であり、そのカウンセリングの相談内容は夫婦間で起こった出来事全般になります。
結婚は法律上の手続きをして成り立つことです。そのためにその相談内容は、夫婦間の問題、精神的な問題、またそこに法律が関係することもあります。
1夫婦カウンセリングを受けるメリット
夫婦間のことを誰かに相談するのは恥ずかしい、夫婦の問題は本来自分たちで解消するものではないかと考える人は少なくありません。しかし、お互いの考え方の違い、生活のすれ違いから危機感を感じながらも話し合いを持てずに時間が経過するということもあります。問題が浅く見えても実は深刻な問題ということも…。その期間が長くなるほど夫婦間の修復に時間がかかるといわれます。
カウンセリングを受けると、自分のこれまでの考え方、振る舞い方を客観的にとらえることが出来るようになります。そしてその結果、家庭での振る舞い方を変化させ関係を修復させていく効果があるのです。問題を客観的に見て夫婦の関わり方や考え方を気づかせてくれるというところに大きなメリットがあります。
2誰がどこでカウンセリングをしてくれるの?
カウンセリングを行うのは、夫婦カウンセラーの資格をもった人が行います。臨床心理士や精神保健福祉士、精神科医以外にも、行政書士などの肩書を持つカウンセラーもいます。
夫婦カウンセリングを受ける場所は、NPO法人が行うカウンセリングセンターや救済センター、カウンセラーや心理士が駐在する民間のカウンセリングルームなどで受けることが出来ます。
3カウンセリングの方法
カウンセリングの方法は、個人カウンセリング、夫婦カウンセリングがあります。またその方法によって、ネットカウンセリング、電話カウンセリング、対面カウンセリングに分けられます。
4夫婦カウンセリングの予約方法
まず夫婦カウンセリングを受けてみようと思った時には、電話相談をしてみることが第一歩です。最近はメールでも相談が可能ですが、メールのやり取りには時間帯を選ばないというメリットはあるものの問題の本質をとらえるまでに時間がかかってしまうこともあります。
その点、電話相談は始めの10分や20分までは無料で行ってくれるところも多く、カウンセラーも知りたい情報を効率よく得ることが出来るので、ぜひ利用するべき方法のひとつでしょう。そして電話相談をえて問題を明確化したあとで、対面カウンセリングの予約に移ることが一般的です。
5カウンセリングにかかる費用
料金は利用するカウンセリングルームやその面談の方法により異なります。おおよその平均額は、個人の対面面談の場合で1時間半で1万円。これを何回かのセットにして一回の料金を割引設定しているとこもあります。夫婦そろってのカウンセリングの場合は、ひとりあたりの値段が少し安くなるところが多いようです。
電話での相談の場合は、一度の電話が1時間で7,500円から8,000円が相場です。対面カウンセリングを受けるよりも少し値段は安めです。
相談者や相談の内容によってカウンセラーを女性か男性かを選べたり、をプライバシーなどに配慮するためにカウンセラーを指名して受けることも出来ます。そのような場合や実績のあるカウンセラーを予約する場合には、値段が加算されることもあります。
夫婦の問題に関する心のしこりを解消する、それがカウンセリング
夫婦になるとお互いの存在が当たり前になり、ただの同居人化し、いてもいなくても同じというような存在になりがちです。しかし、もとをただせば夫や妻は人生の大切なパートナーなのです。その考え方や関係性が崩れると、時には家族や子供たちにも影響をすることもありますよね。ですから、問題には早めの対処が大切と言えます。
カウンセリングは、夫婦のうちどちらが悪いとかどちらが正しいなどということを判断する場所ではありません。夫婦間の問題を明確化する、そしてその解決方法を探るための道しるべとなってくれるところなのです。もしも悩んでいることがあれば一度相談してみませんか?
A 些細なことでケンカが絶えなかったがカウンセリングで変わった
些細なことでケンカが絶えず、ケンカの最後はいつも離婚話でした。 最初は「絶対に夫が悪い!」と思う気持ちでケンカしていましたが、時と共にだんだんそこまでじゃないかな?と思いつつも、責めるのをやめたいけれどもやめられずケンカをふっかけて…の悪循環が止められなくなっていました。 夫はというと、それほどまで責められるような悪い事はやっておらず、本当に些細なことがケンカの原因となっていたと思います。
私たち夫婦がとうとうカウンセリングを受けるまでになったのは、ケンカそのものよりもケンカの度に夫を責め続け、弱らせてしまうことをやめたかったからです。ここまでくると、誰か第三者に入ってもらった方がよいと思い、そうしました。
実は、私は若いときにも人間関係に悩み、一度カウンセリングを利用したことがありましたので、それを思い出して、20年ぶりぐらいで同じところにカウンセリングを申し込みました。
結果、「夫をそんなに責めるというのは、もしかしたら私の方にも罪悪感があるのではないか」ということを指摘されました。また、夫の方にもカウンセリングを受けてもらいましたがこれも大ヒットで、6回受けたのですが、子供の頃からの辛かったことや心を閉じてしまった出来事などが思い出され、カウンセリングの度に夫が変わっていく様子がはっきりわかりました。そして子供時代のことを扱っただけでも、カウンセリングが終わると不思議と自分達の心も繋がっていきました。 最初は受けること自体を迷いましたが、受けてよかったと思いました。
A自分のことを見直すきっかけになりました
夫は元々、気性が激しく短気なところがあり、私とは怒るツボが違うので悩むことがよくありました。それを除けば、家事も手伝ってくれ趣味も一緒でしたので、それなりにうまくやっていました。
ところが、子供が生まれてから、私が子供のことにかかりきりになることが多くなり、夫は自分のことがないがしろにされていると思ったようで、今までより些細なことで声を荒げて怒ることが多くなり、喧嘩することも増えるように…。私自身納得のいかないときもありましたが、何とか私が折れる形でやって来ました。
ある時、夫に私が家事をきちんとしない、やりかたもひどい、我慢していたがもうやっていけないので離婚すると言われました。何とか考え直してもらおうと思いましたが、夫は考えは変わらないと言い、平行線になってしましました。
私は、子供がまだ小さいこともあり、離婚だけは避けたかったので、何とか解決する方法はないかと思い、夫婦関係専門のカウセンリングを受けました。普段、夫婦間のことを他人へ話すこともないので、上手く話せるか不安でしたが、実際に話してみると、正直な気持ちを話すことが出来ました。第三者の目から見て夫がどんな人なのか、私が自分自身のことをどう思っているのかを教えてもらい、自分を見つめ直すことができました。やるだけやって駄目だったら仕方ないと思えるようになり、前向きになったことで、夫との関係も改善することが出来ました。