モラハラ夫7つの特徴に関する記事

『【モラハラ夫の特徴まとめ】旦那のモラルハラスメント度をチェック』

モラハラ被害者は自覚が無いケースがほとんど。「私が悪いから…」と思うあなた!結婚後、夫の態度にこんな特徴はありませんか?

マーミーTOP  >  夫婦・家族  >  【モラハラ夫の特徴まとめ】旦那のモラルハラスメント度をチェック

結婚後に豹変?モラハラ夫の決定的な特徴7選と被害者が取るべき対処・相談先

最近、芸能人の報道などで「モラハラ」という言葉をよく耳にしますね。「モラハラ」とは、「モラルハラスメント(Moral Harassment)」の略語で、言葉や態度によって人の尊厳を傷つけ、精神的な苦痛を与える行為を指します。このモラハラの怖いところは、被害者が「自分が悪いからだ」と自責の念にかられ、精神的に追い詰められてしまうところだと言われています。

「うちの旦那は優しい…怒るのは私が悪いから…」と思っているあなた。あなたの心の中にある夫へのストレスの原因は、夫のモラハラであることも大いに考えられます。モラハラ夫の決定的な特徴を詳しくまとめましたので、ご主人に当てはまる特徴が無いか、ぜひチェックしてみてくださいね。

自分の非を認めず、責任を転嫁する

これはモラハラ夫の代表的な特徴です。「自分は決して間違っていない」という強い思い込みがあり、自己評価が非常に高い傾向があります。そのため、話し合いや反省ができず、常に他者や環境のせいにしてグチが多いという特徴もあわせ持っています。

モラハラ加害者は、自分のプライドを守るため、客観的な事実よりも自分の正当性を優先します。結果的に、夫婦間や社会での失敗の原因を他者に見つけ、感情的に攻撃しがちです。

こんなセリフを言うようなら、モラハラ夫の可能性大!

     
  • 「無能な部長のせいで、オレの仕事が上手くいかないんだ!」
  •  
  • 「この間も雨で遅刻ギリギリだったのに、なんでまた雨降るんだよ!(運のせい)」
  •  
  • 「うるさい!タバコの吸い殻ぐらいどこに置いてもいいだろ、火事になったわけでもないのに騒ぐな!(極端な論点のすり替え)」

家庭内のトラブルは全て妻のせいにする

自分の非を認めないモラハラ夫は、家庭内のトラブルも全て他人、つまり妻のせいにします。原因を妻に押し付ける才能は天下一品です。日ごろから被害者意識が強く、自分が妻に対するモラハラの加害者であるにもかかわらず、「妻のせいで自分が嫌な思いをしている」と本気で思っています。

また自己愛がとても強く、自分にはめっぽう甘いくせに、他人にはひどく厳しいという特徴を持っています。そのため、妻には完璧を求め、自分は今のままで完璧だ!とでも言わんばかりに妻を責め続けます。モラハラ夫の言葉を家族は全てを真に受けないように注意することが必要です。

こんなセリフを言われたら、モラハラ夫の可能性大!

     
  • 「経済的に苦しいのは、全部お前のやりくりのせいだ!」
  •  
  • 「こいつの聞き分けが悪いのは、全部母親であるお前のしつけが原因だ!」
  •  
  • 「お袋や親父に怒られたのは、お前なんかと結婚したせいだ!」

人前と家の中で態度が大きく違う

モラハラ夫のやっかいなところは、他人の目をとても気にするため、人前では「良い夫」「優秀な人物」を完璧に演じている場合が多いというところです。稀に人前でも変わらないタイプもいますが、ほとんどが豹変型です。「モラハラを相談しても信じてもらえない」と悩む女性の原因はココにあります。

外面の良さは、彼らの自己愛の強さの表れです。社会的な評価や地位を非常に重視するため、外では愛想よく振る舞いますが、誰も見ていない家庭内では、日頃抑圧しているストレスや感情を最も弱い立場である妻にぶつけます。

家庭内と違い、他人にこう思われている夫は要注意!

     
  • 優しくて家族や家庭を大切にする模範的な夫
  •  
  • しっかりしていて頼りになる責任感の強い男性
  •  
  • 仕事のできる、非の打ち所のない男性

相手の同情心をくすぐり、自己を正当化する

モラハラ夫の卑怯な特徴として、普段信じられないほどの暴言や無視を妻に浴びせているのに、たまに可哀想な人、無力な人を演じるという習性があります。これは「アメとムチ」の「アメ」の部分であり、モラハラがエスカレートする「サイクル」の一部です。

妻の同情心を誘い、「あなただけが理解してくれる」と依存的な態度をとることで、妻の「母性本能」や「献身性」を刺激し、関係を維持しようとします。内心では「チョロいなコイツ」と妻を馬鹿にしているにもかかわらず、妻から離婚を切り出させないための常套手段なのです。

こんなセリフを言う夫は要注意!

     
  • 「俺なんてどうせ頑張ったってダメだ、誰にもわかってもらえない」
  •  
  • 「お前がいないと、俺ダメだ、生きていけない」
  •  
  • 「俺は誰からも愛されていない、世界で味方はお前だけだ」

夫のモラハラに悩む女性には、「母性本能」や「責任感」が強いタイプが多いです。強い同情心や献身性が、さらにモラハラを泥沼化させているという一面もあります。自分を犠牲にしても夫を支えようとする姿勢が、加害者の行動を助長してしまうのです。

親(義親)がモラルハラスメントの傾向がある

モラハラ夫は、生まれながらにしてそのような人格に育つわけではありません。大抵は、幼少期から親(義親)のどちらかが、パートナーや家族に対してモラルハラスメントをしてきた姿を見て育っています。この行動パターンを「規範」として学習している場合があります。

更にそんなモラハラ親に対して、敬意すら抱いているケースがあります。モラハラ夫の親に特に多いのが、父親が母親を奴隷のようにこき使い、母親が「はい」と従って離婚せず我慢し続けているタイプです。

夫は「家庭内でリーダーシップをとって家族をコントロールするものだ」と小さい頃から思っているので、その態度が自発的に変わる見込みは少なく、モラハラが2代、3代と連鎖するケースもあります。モラハラの連鎖を断ち切るためには、被害者側からの明確な行動が必要です。

たまに優しく、プレゼントなどでごまかす(ハネムーン期)

モラハラ夫には「私が悪いからあんなことを言われるの…」と、妻に思わせる行為をするという特徴があります。これは、暴言や無視の後の「優しい期間(ハネムーン期)」を意図的に作り出し、妻の精神的な支配を強めているのです。

そのため、妻は自分がモラハラ被害者であるという意識が薄れ、「たまに優しいから、まだ大丈夫」「次はきっと変わってくれる」と期待し、離婚するという選択肢を考えられないケースが少なくありません。そして長年、見えない鎖に繋がれ、心の苦痛を味わうことになります。

モラハラは、批判・緊張の蓄積→爆発(モラハラ行為)→ハネムーン期(謝罪・優しさ)というサイクルを繰り返します。このサイクルに気づくことが、状況改善の第一歩です。

こんな変化のある夫は要注意!

     
  • 酷い言葉で傷つけた翌日、プレゼントを買ってきて謝るが、また暴言を吐く
  •  
  • ずっと無視していたのに、急に結婚前のように優しくする

相手の非を言葉でズバッと責め、自尊心を傷つける

モラハラ夫にデリカシーという言葉は皆無です。普通の家庭ではお互いに補い合い、励まし合い、支え合って生きていますので、相手が失敗しても「ごめんね」「ドンマイ」の精神で生活しています。

ところが、モラハラ夫にはそれが全く見られません。妻の欠点やミスをストレートに攻撃し、自尊心を徹底的に傷つけます。言葉の選び方には一切の配慮がなく、人格を否定するような暴言を吐くこともあります。

そのため責められた女性の心は、言葉のナイフでボロボロになり、自己肯定感が薄れ、常識があるとてもまともないい人であるにもかかわらず、「私が悪いから」「私が無能だから」と自分を責めるようになります。モラハラは、被害者の自己評価を意図的に下げることで、関係を支配する行為なのです。

モラハラ被害者(妻)に共通する特徴

     

           
  • 思いやりがあり、相手の気持ちを優先しがち
  •        
  • 自己反省能力が高く、自分を責める傾向がある
  •        
  • 真面目で責任感が強く、「家庭を壊してはいけない」という意識が強い
  •        
  • 精神的な献身を愛だと捉えがち
  •      

「モラハラ夫の特徴にピッタリ」と思ったら、具体的な行動と相談を始めましょう

上に挙げた特徴に多く心当たりがあるようなら、旦那はモラハラ夫である可能性が非常に高いです。まずは自分の精神的な安全を確保し、状況を客観的に把握することが大切です。

解決への第一歩:証拠の記録と専門家への相談

周囲にはなかなか理解されにくいモラハラ夫への悩み。しかし、1人で抱え込んだままではどんどんあなたの精神が弱ってしまいます。子どもや実家の家族、友人など、あなたを大切に思ってくれている人たちのためにも、まずは解決への糸口に、信頼できる人へ相談してみましょう。

【取るべき具体的な行動】

     
  • 言動の記録化:モラハラ発言の日時、内容、状況を詳細に日記や録音データなどで記録しておきましょう。これは、将来的に専門機関に相談したり、離婚を検討したりする際の重要な証拠になります。
  •  
  • 公的な相談窓口の活用:自治体や公的機関に設置されている専門の相談窓口を利用しましょう。
  •  
  • 自分を責めるのをやめる:モラハラは加害者の問題であり、あなたが悪いわけではありません。まずはこの事実を理解し、自分の心を回復させることを最優先にしてください。

最近では、配偶者暴力相談支援センター(DV相談ナビ #8008)をはじめ、自治体によるモラハラや家庭内暴力に関する専門の相談窓口が設けられているところもありますので、お住いの自治体のHPもチェックしてみましょう。専門家に相談することで、客観的なアドバイスや、具体的な次のステップ(別居、離婚、カウンセリングなど)への道筋が見えてきます。

モラハラは放置しても改善することは期待しにくいため、勇気を出して一歩踏み出すことが、あなたと家族の未来を守る鍵になります。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。