離婚理由がない場合の対処法に関する記事

『離婚の理由がないけど別れたい!どんな事情なら成立する?』

理由がない離婚を成立させるためにはどんな方法がある?反対に夫から離婚を迫られたとき、妻が不利にならない対処法とは?

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離婚の理由がない場合の対処法!夫から離婚を迫られたら?

現在、結婚している日本の夫婦は3組に1組が離婚をすると言われています。離婚の原因として様々な理由が挙げられますが、中には「決定的な離婚の理由がないけど新しい人生を送りたい、旦那と離れたい」と離婚を望む女性が増えているようです。

はたして決定的な理由のない離婚はできるのか?相手が離婚に応じてくれない場合はどうすればいいのか?そもそも、女性が離婚を考えるに至るのはなぜなのか?他人事ではない身近な問題として、ベストな対処法を考えていきたいと思います。

決定的な理由なく離婚はできるの?

夫からの浮気、暴力、借金など、決定的な理由があればいいのですが、「なんとなく相手が嫌になった」「人生をやり直したい」など、相手に非がない場合の離婚は難しいといわれています。相手としても自分に非があるわけではないので、なかなか離婚に承諾をしてくれないでしょう。

相手が離婚に応じてくれない場合は家庭裁判所に調停申し立て裁判という手段もありますが、理由がないので、まず勝ち目はないでしょう。理由のない離婚をするためには協議離婚という手立てしかなく、そのためには相手を説得しなければならないので相当な時間と根気が必要です。

また、理由もないのに離婚を望んでいることで、子どもや両親からの批判は避けられないでしょう。離婚の前に、まずは別居という形を取り、夫婦としてのこれからを考え直す機会を作ってみるのもよいでしょう。

離婚するためにどんな理由があれば良いのか

夫と生活を共にしていくことで精神的・体力的な苦痛を伴う場合は、相手が協議離婚に応じてくれなくても裁判によって離婚が成立します。

裁判によって離婚ができる理由とは

  • 不貞行為、浮気など
  • 夫からのDV
  • 生活費を入れてくれない、介助が必要な配偶者を置き去りにして家出した
  • 配偶者が家出をして3年以上音信不通
  • アルコール中毒、薬物中毒、精神疾患がひどく、夫婦を続けることが難しい(但し障害のある配偶者の生活の保証ができる場合)
  • 既に夫婦として破綻していて回復不可能な場合
  • 夫が働かない
  • 夫の親族とトラブルがあっても、夫が無関心
  • 宗教活動に熱心になりすぎた結果、夫婦として破綻している
  • 犯罪行為、服役により家族の生活が困難に陥る場合
  • 別居期間が長い(何年という決まりはなく、長いほど夫婦が破綻していると判断されやすくなる)

上記以外にも離婚を望む理由は個々によって様々なので、事情が認められれば離婚をすることが可能です。夫が協議離婚に応じてくれない場合は、弁護士に相談するなどしてみましょう。

相手が離婚に応じてくれなかったら

決定的な理由がなく、相手がなかなか離婚に応じてくれなかったら、女性は一生そのまま添い遂げなくてはならず、いつまでも新しい人生のスタートを切ることはできないのでしょうか?

裁判によって離婚できる理由のひとつに、“別居期間が長い”というものがあります。ただ、これは別居期間が長ければ夫婦として破綻していると判断されやすいだけで、絶対に離婚できるとは限りません。
基準として別居期間が5年以上であれば、裁判で離婚が認められる可能性が高くなると言われていますが、場合によっては別居期間が長くても離婚が認められないケースもあるのです。

長い別居期間があっても離婚が難しいケース

  • 世話を必要とする子供がいる
  • 夫に障害などがあって妻がいないと生活ができない
  • 別居中、妻が不貞行為をした

長い期間別居をしても、離婚ができなければ時間の無駄になってしまいます。再度、裁判で勝ち目のある離婚理由がなかったかどうかをよく思い出して考えてみましょう。
離婚を考え始めたのはいつだったか?その頃に、何か原因となる決定的な出来事があったのかもしれません。
もしくは弁護士に相談してみるのもいいでしょう。自分では理由にならないと思っていても、弁護士から何か法的な離婚原因を教えてもらえるかもしれません。

理由もなく相手から離婚を迫られた場合

反対に、夫から理由もなく離婚を迫られる場合も少なくありません。妻としては突然のことに頭が混乱してしまいますが、どのように対応すればいいのでしょうか。

離婚を切り出す夫の本音としては、妻が「思いやりがない」「自分をかまってくれない」「自分に対して気使いがない」「料理がまずい」など、不満が積み重なったことによるものが多いようです。妻への不満を積み重ねて、我慢の限界にきたときに離婚を迫ってくるようです。

だいたい半年~2、3年間は悩んで離婚を決断している方が多く、妻が「悪いところは直すから」と言っても、夫は既にやり直す意思がなく離婚という選択しか頭にない場合は少なくありません。“時すでに遅し”ということでしょうか。

夫から離婚を切り出されたら…

  • まず改善の余地がないか話し合う
  • 妻に離婚の意思が少しでもあるなら、自分が不利にならない方法で進める
  • 妻に離婚の意思がなくても、もし離婚をしたときに得られるものや納得できる条件を提示してみる
  • 妻に全く離婚の意思がない場合、夫が勝手に離婚届を提出しても受理されないよう“離婚届不受理申出”を届け出る

理由のない離婚が増加中!

理由のない離婚が増えている原因の多くは、男女共に“性格の不一致”です。
性格が合う、合わないによるトラブルは恋愛期間中にもきっと起こっているはずですよね。でも、恋は盲目という言葉があるように、結婚してから相手の欠点に気付き、幻滅することが多いようです。

最初は我慢していたとしても、些細なことが積み重なって亀裂が生まれてくるものです。現在、できちゃった結婚などが増え、お互いの性格を十分に把握できないままの結婚も離婚が早まる原因とされているようです。また、女性の社会進出によって、離婚しても自立が可能なことも挙げられるでしょう。

夫婦を継続するためには、わだかまりをため込むことは良くありません。些細なことでも話し合って解決していくこと、そして結婚生活や夫から離れた世界を楽しみ、一人で熱中できることを作ることも大切でしょう。
“離婚=人生のリセット”として考えるのではなく、“新たな楽しみを見つけるキッカケ”として転換できるといいですね。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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