夫婦仲を修復できる10の方法と別居/離婚に発展するNG言動
結婚生活が長くなると相手が側にいるのが当たり前になり、新婚の頃に比べて思いやりを忘れてしまいがちです。特に産後から育児が忙しくなり妻に余裕がなくなると、関係が悪くなってしまう夫婦も少なくありません。
外で夜遅くまで働く夫と家庭を守る専業主婦の妻、共働きで毎日休む間もない妻と家に帰るとゴロゴロする夫…と環境や生活のリズムが違ったり、育児や教育など子供のこと喧嘩になったりと、すれ違いも増えてきます。
いつの間にか冷えきってしまった夫婦の関係の原因は、普段のコミュニケーション不足ではありませんか?こちらでは、夫婦仲修復に効果的な10のコミュニケーション方法と、これをやったら別居や離婚にまっしぐら!?という5つのNG言動をご紹介します。
夫婦仲修復!10のコミュニケーション術
いつの間にかできなくなってしまった夫への思いやり感謝の気持ちのアピール、もう一度始めてみませんか?「今さら恥ずかしい」なんて照れてばかりいると、夫婦仲修復どころか、増々二人の間の溝は深まるばかりかも!? 何かを変えるには、まずあなたから変わりましょう。
1同じ部屋に居るようにする
まずは同じ空間にいることが大切です。家庭内別居の状態は一番良くありません。もし、夫がテレビを観ていたら、自分も同じテレビを観る!たったこれだけで良いのです。夫が何を考え、何に興味を持っているのか…心に寄り添ってみましょう。
2日常会話を増やす
一日の始まりは気持ちの良い挨拶から!なんだか幼稚園の教えみたいですが、この当たり前のことが出来ている夫婦って、実は良好な関係を築けている人達が多いのです。「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」「おやすみなさい」を意識的に言ってみましょう。
また、単なる挨拶だけでなく、そこにあなたが夫を気にかけたり、大切に思っている気持ちを込めた一言プラスしたりすると、更に相手の心に届き、会話のキャッチボールが生まれますので、ぜひ試してみましょう。
会話が盛り上がるプラスの一言
- 「おはよう」には…
「良く眠れた?」「朝ご飯は何が食べたい?」
- 「いってらっしゃい」には…
「仕事頑張ってね」「早く帰ってきてね」「気をつけてね」
- 「おかえりなさい」には…
「お仕事お疲れ様」「疲れたでしょう?」
- 「おやすみなさい」には…
「明日休みだしゆっくり休んでね」
3頼りにして褒める
家事にはノータッチの夫にも、たまには簡単に出来る家事を手伝ってもらいましょう。ただ手伝ってもらうのではなく、「頼りにする」「褒める」がポイントです!
少し甘えて頼りにすることで、あなたが夫を必要としている気持ちが伝わります。また、何かを頼んだらお礼だけではなく必ず褒めてください。他にも仕事の話を聞き出して頑張りを褒めたり、容姿を褒めたりして夫を立てましょう。たまには人前で、頼りになる夫を自慢してみるのもおススメ!男性は喜びます。
夫を頼って褒めたい手伝いのチャンス
- 電球を変えてもらう
「高くて届かないからお願いしてもいい?」
- 模様替えを手伝ってもらう
「模様替えをしたいけど…どうかな?」
- 重たいものを運んでもらう
「疲れているところ悪いけど、運ぶのを手伝ってもらっていい?」
- 少しの間、子供の面倒をみてもらう
「買い物に行きたいんだけど、少しの時間見てもらってもいい?」
4感謝の気持ちを伝える
日々の生活の中での当たり前のことにも、キチンと「ありがとう」を言いましょう。買い物で荷物を持ってくれた、食器を下げてくれたなど、全ては二人の家庭のこと、夫自身のことですが、それでもやってくれないよりはマシと捉えて「ありがとう」とこちらから言えば、夫は嬉しいと感じ、アナタへの愛情と家事・育児へのモチベーションがアップします。
特に子育て中「手伝う」と言って妻に怒られ、育児を避けてしまう男性もいます。男性は言葉より態度に本音が出ます。あなたと協力して幸せになりたいけれど、自分にはちっとも勝手が分からないという思いが「手伝う」という言葉になることもありますので、腹立つ言葉はサラリと右から左に受け流し、しっかりと手伝ってもらい、感謝の気持ちを伝えましょう。
5喧嘩も大事なコミュニケーション
言い合いの喧嘩をするのもたまには良いでしょう。喧嘩を恐れる、面倒くさいと避ける…そんな関係では不満やストレスが溜まってしまいます。お互いが何を考えていのるか、思っているのかを口にすることで価値観を合わせていくことも時には大切です。
そのためには、言いたいことをキチンと聞いてもらえる、話し合える環境を準備しましょう。相手がテレビを観ていたり、本を読んでいたり、ゲームをしていたりする時など、話が聞けないタイミングにおかまいなしに話しかけるのではなく、まずは自分の中で何を伝えたいかを整理し、相手が話し合いできるタイミングで声を掛けるなど、マナーを守りましょう。
6家事に力を入れる
料理、洗濯、掃除をいつもより頑張りましょう。疲れて仕事から帰ってきて、家の中が散らかっているとうんざりしてしまう男性もいます。洗濯は香りのよい柔軟剤で癒しをプラス。掃除は綺麗に出来ていると気持ち良いものです。
料理は子供たちとは別に一品付けたり、晩酌のおつまみに力を入れたりするのもおすすめです。お仕事を頑張ってもらっているねぎらいの気持ちが伝わり、相手も優しい気持ちになれるでしょう。
居心地の良い空間作りは、風水で夫婦円満の効果があると言われています。良い気を取り込む玄関はいつも綺麗に整理整頓しておきましょう。喧嘩の多いご夫婦は、部屋の色遣いを淡い色に変えたり、観葉植物を置いたりするなど、風水の効果を取り入れて夫婦仲を修復しようと頑張ってみるのも一つの方法でしょう。
7趣味を合わせみる
一緒に出来る趣味は一緒にやってみましょう!ゴルフなどのスポーツは子供がいると一緒には出来ないかもしれませんが、そのような場合でも興味を持って話しを聞いてみましょう。
人は自分の好きなものに興味を持ってもらえると、嬉しいと感じるものです。機会を作って教わって見たり、共感して話を聞いてみたりすると、いつの間にか旦那さんの方からアナタに話しかける回数が増えてきますよ。
8スキンシップをとる
軽いボディタッチをしてみましょう。肩に糸くずがついていたら取ってあげる、お弁当を渡す時に軽く手に触れてみるなどの些細なことで良いです。お風呂上りに手や腰、肩のマッサージをしてあげるのもおススメです。
子供が出来ると意外と女性がスキンシップを嫌がり、男性が寂しさを感じるというご夫婦が多いようですが、スキンシップには「オキシトシン」という別名「恋愛ホルモン」「幸せホルモン」などと呼ばれる、幸福感を感じさせるホルモンの分泌量を増やす効果があります。夫婦仲の修復に、ホルモンパワーを上手に利用しましょうね。
9記念日をお祝いする
お互いの誕生日、結婚記念日などはささやかなお祝いをしましょう。子供のお祝いはするのに、夫婦のお祝いはしないという方もいらっしゃいますが、いつもの夕食にワインを一本プラスしたり、ケーキを買ったりするだけでも良いのです。ささやかでも記念日を大切にすることはお互いの関係を良好にします。
おすすめのプレゼント
夫婦円満のパワーストーンもあるので、お揃いのブレスレットやストラップ、カフス、ネクタイピンなどをプレゼントしてはいかがですか?
アクアマリンは自分の気持ちを相手に伝え、やさしい気持ちになり余裕を持てるようになると言われていますのでお勧めです。
また、旦那さんのお悩みに効果的なパワーストーンをプレゼントするのも、あなたの愛情を感じて喜ぶでしょう。
10デートをする
たまには気分を変えて、子供を預けて2人で映画や食事に出かけましょう。子供を預けられない場合は、ショッピングや外食など家族で楽しく過ごせる時間を作るようにしましょう。
どれも夫が自分のためにしてくれたら嬉しいことばかりですよね?見返りを求めずに、まずはあなたから出来ることを行動に移してみましょう。そのうちに夫も同じ気持ちになってくれるでしょう
離婚に繋がりかねない5つのNG言動
今回ご紹介する5つのNG言動は、意外と多くのご家庭で夫婦ともに行われていることです。うっかりしてしまうことについては「無神経だったかも」とあとで振り返り、時には謝ることが大切です。
1思いやりの無い行動
主婦は何かと忙しいので、夫が家に居ると「寝てないで手伝ってもらいたい!」とゴロゴロしている夫にイライラしてしまいがちです。けれど夫は毎日、外で一生懸命働いてきてくれていることを忘れてはいけません。
専業主婦であっても、仕事をしている主婦であっても、家族が笑顔になれる家庭を築けるキーパーソンはママ!ということを心に刻みましょう。そして笑顔が無い、嫌な顔をする、無視をする、なんでも相談せず勝手に決める、子供しかかまわない、感謝の気持ちを忘れているなどの思いやりの無い行動を、夫にしてしまうことはやめましょう。
2何かと干渉する
無断で携帯電話やお財布をチェックし、「誰とどこに飲みに行ったの?!」など必要以上に聞いたりする行為はやめましょう。夫はそのような言動をされると「あなたなんか信用していない」と言われている気分がして、あなたとの関係に疑問や不満を抱くようになってしまいかねません。
3喧嘩をしても話し合わずに無視
喧嘩をしても解決しなければ意味がありません。お互いが納得いかずに何週間も口を利かないでいると、お互いに「もう、どうでもいい」という気持ちになり、夫婦仲は増々冷え切ってしまうでしょう。
また、子供がいる家庭では夫婦喧嘩の子供への影響も心配されますので、なるべく早く冷静になるようにし、きちんと話し合って解決しましょう。
4友達や自分の親に夫の愚痴を言う
喧嘩をしてストレスが溜まっていると、愚痴を言いたくなるのはよくあることです。話が大きくならないように、少しくらいは良いと思いますが、毎回のように頻繁になってくると聞いている方が心配になってしまい、ことが大きくなることがあります。
ダメな夫のイメージをあなた自身が自分の周囲の人につけてしまうのはNGです!夫の耳に入ってしまったら、愚痴ではなく悪口ととられ、あなたへの信頼が地に落ちてしまうかもしれませんよ。
5夫に向って友達のご主人を褒める
「友達のご主人は家事を手伝ってくれる」「育児に協力してくれる」など、夫に必要以上に友人のご主人の話してしまうと、強制的に「やって!」と言っているように聞こえてしまいます。
男性はプライドが高いので、そのような方法では手伝ってもらうどころか、かえって夫婦仲が悪化してしまいます。夫を他人と比べてしまうことは、絶対にNGです。