離婚した相手と復縁したいと考える人は多い!
結婚することよりもエネルギーを使い、大きな傷を負ってしまうのが夫婦の離婚ですね。
経済や社会環境が大きく変化した日本では、結婚に対する考え方もおおらかになり、いまや3組に1組のカップルは離婚をし、4組に1組は再婚カップルが結婚していると言われています。
そんな再婚カップルの中に何割か含まれているのが、一度は離婚した相手同士の再婚カップル。
「話し合いや手続きを経て、大変な苦労をして別れたのに何故?」と思われがちですが、離婚した相手との復縁を希望する人は意外と多いものなのです。
離婚をする理由は様々ですが、やっぱり一度は好き合って結婚した相手ですから「離婚をしなければ」「もう一度やり直せたら」という思いを持つのはごく自然なことかもしれませんね。中には相手から離婚を切り出されて納得をしないまま離婚をしてしまい、心を相手に残したまま過ごしてしまった人もいますし、別れてから相手への深い想いに気が付いたという方もいるでしょう。
しかし、一度離婚した相手とヨリを戻すとなると、周りの目もあってなかなか踏み出せないというのも現実。
今回は、その一歩を踏み出せない女性のために、離婚をした相手との復縁の可能性についてまとめていきたいと思います。
復縁できる可能性は離婚後の関係によって違います
男女の愛情はとてもデリケート。良い方向に向かえば「あばたもエクボ」の言葉の通り、欠点を克服するほどの威力を持ちますし、悪い方向に向かえば「かわいさ余って、憎さ百倍」と人を傷付ける方向へと向かいます。
元夫婦に限らずに、一度は破局して別の人生を歩み始めた男女が復縁をすることができるかどうかは、破局にいたった理由以上に、破局後にどのような関係を構築しているかにかかっています。
一時的に憎み合うことはあっても、人と人との縁はとても大切なものです。
復縁することをチラッとでも考えたことがあるのであれば、今からでも遅くはありません。元のパートナーと良好な関係が結べるよう、二人の今後について前向きに考えてみては?
復縁の可能性が高いパターンは?
相手といつでもスムーズに連絡が取れる関係が続いている
あなたからの連絡に相手が支障なく応じてくれている場合は、相手にあなたへの致命的な悪感情はなく、復縁の可能性はグッと高いといえるでしょう。
離婚に関してお金のトラブルを抱えていない
非常に現実的な話ですが、「金の切れ目が縁の切れ目」というように、離婚するにあたって慰謝料や財産分与、子供の養育費などで行き違いがあると、相手にはあなたへの悪感情やわだかまりが残ってしまいます。
金銭面などで解決していない問題がある場合には、速やかにお互いが納得できる形の和解を目指しておきましょう。
お互いの家族同士がわだかまりなく交流している
子供がいてお互いに行き来している場合や、離婚後も家族同士で交流が続いている場合は、相手の好意が途切れにくく、良い関係を続けやすい状態です。
第三者が復縁を後押ししてくれれば、復縁までの道のりがスピードアップします。
こんなケースは離婚後の復縁が難しいかも…
逆に復縁が難しいのは、離婚したことでより多くのメリットを受けている場合です。
離婚をしたということは、二人が一緒に生活をしていく上で何らかの支障があったということ。その支障が解消されて伸び伸びとしている状態であれば、わざわざトラブルを抱え込みやすい状況に戻る確率は少なくなってしまいます。
ただ、だからと言って必ず復縁ができないというわけではありません。以前、抱え込んでしまったトラブルが再発するものでないとわかれば、相手の心が戻ってくる可能性は十分にあります。
元のパートナーとの復縁を考えるのであれば、まずは離婚に至った原因をしっかりと理解し、自分ができることは改善して相手の心を自分に向けるアプローチをしていくといいでしょう。
復縁が難しいパターンは?
相手に既に交際相手がいる
相手に既に交際している人がいる場合や、好きな人がいる場合は、あなたに対する悪感情はなくなっていても、あなたに対する興味は薄れているといわざるを得ません。
焦ってしつこいアプローチをかけてしまうと相手から嫌われる可能性が高いので、どうしても復縁を望むのであれば、相手の恋の行方を一歩引いて見守り、自分の方を向いてもらうタイミングをはかりましょう。
相手が離婚後の生活に何の不満も抱えていない
結婚というのは生活の手間や経済的な問題を負担しあう共同体の意味合いもありますから、離婚後の生活に何らかの不満を抱えている場合は、再婚への意気込みも強い傾向にあります。
逆に相手にあなたに対する悪感情やわだかまりがない場合でも、離婚後の一人の生活や自由を謳歌している場合には再婚に消極的になってしまい、復縁の可能性は低くなります。
偶発的な理由ではなく計画的に離婚をした
一時的な浮気やトラブルなどで関係が急速に冷え込み離婚に至った場合には、相手に対する未練が残りやすいものですが、もともとの性格の不一致などで長い間協議を重ねて離婚をした場合や、熟年離婚などの計画的な別れ方をした場合には、気持ちの整理がきっちりとついていることが多く、復縁に向かう可能性は低いと言えます。
復縁したいなら!タイミングも大切にしましょう
元のパートナーとの復縁は、どんなにあなたが希望をしても、一人では成し遂げることはできません。当たり前のことではありますが、恋愛も結婚も相手がいてこそできるものだからです。
「やり直したい!」という気持ちが募ってしまうと、相手の都合を無視してでも自分の気持ちをぶつけてしまいがちですが、これはどんな男女の間柄であっても嫌われる原因に…。
相手が積極的に復縁を望んでいるのでなければ、相手が気持ちを整理する冷却期間は絶対に必要です。復縁を望むのであれば、一度失敗していることを自覚して、相手を第一に考えて行動するよう心がけましょう。
相手が必要とする冷却期間は離婚の原因や相手の性格にもよりますが、気持ちの整理をつけるといった意味では3~10年かかっても仕方がありません。
冷却期間をおいても相手との連絡が途切れないよう、相手に負担をかけない範囲で連絡を取り合うといいでしょう。
みんなはどうやって復縁してるの?きっかけは?
何回か恋愛経験を積むと異性へのアプローチの仕方も心得てきますが、一度、破局をして周りや家族にも迷惑をかけているだけに、離婚した相手へのアプローチはきっかけを作るのが難しいですよね。
希望通りに相手の心を取り戻すことに成功した人たちは、どんな工夫をしたのでしょうか。
A子供にかすがいになってもらい関係を修復しました
私の場合は姑との折り合いが悪く、夫との関係が悪化してしまって離婚したのですが、お互い嫌いあって別れたわけではなかったので、子供を介して自然と復縁に進むことができました。
子供が小学生2年生の時に離婚をしたのですが、親権は夫に残して養育を私がしていたので、月一回にペースで夫と子供はあって親しく関係をつなげていましたし、私も子供の送り迎えで積極的に夫と会うように心がけましたね。
そのうち自然とお互いから復縁しようと話が進んだのですが、やっぱり姑との関係もあったので、姑とも子供を介して3年間をかけて関係を修復しました。
A記念日のイベントで初心に帰ることを誓いました
結婚して2年目に夫の浮気が原因で離婚をしましたが、夫から別れを切り出されても自分自身が納得できず、私的には未練タラタラでした。
夫はしばらく浮気相手と交際をしていて私のことには目もくれませんでしたが、離婚後も生活や仕事の相談などに乗ってもらって連絡を取り合っていましたので、夫が相手と別れたのを知ったところで、私の方から積極的にアプローチをしました。
夫も初めは相手の女性に未練があったようですが、何度かデートに誘ったら応じてくれ、結婚前に初デートをした記念日に思い出のレストランに一緒に行ったら、向こうから初心に帰ろうといってくれました
A共通の友人の力を借りて復縁しました
同じ職場に勤めたいた夫と結婚し、私は寿退社したのですが、生活のすれ違いが多くて喧嘩がちになってしまい、二人でボロボロになって3年前に離婚しました。
私はもともと離婚をしたことを後悔していたのですが、喧嘩をして別れた夫でしたので自分からは連絡が取る勇気が持てず、以前の職場の同僚だった夫とも共通する友人にいろいろと相談に乗ってもらっていました。
最終的に友人の仲介で一緒に食事をする機会を設けてもらったのですが、第三者がいることで夫も気が楽だったらしく、何度か誘いに乗ってくれるようになり、その後二人きりでも会うことも増えて、自然と復縁をすることができました。尻込みする私の背中を強力にプッシュしてくれた友人に感謝です。
お互いを許しあう心を持つことが大事
女性にとっても男性にとっても離婚はつらく苦い経験ですが、そういった苦しい経験は人間を大きく成長させます。
距離を置いたからこそ相手の魅力を気づくことができる、冷静になったからこそ相手の価値を認めることができるということも、離婚をしたからこそ得られる心の変化ですね。
苦しみを乗り越えて相手との復縁を考えることは、以前は不満であった相手を認めて許す、さらなる大きな成長を促す良いチャンスです。ぜひ、あと一歩を踏み出す勇気を持つことをオススメします。
一度離婚した二人は復縁することは、ゴールではなく新しい人生の始まりです。復縁をすることに気をとられていて、前回の離婚のつらい気持ちを押し込めておくことは、二人の人生に影を残してしまいかねません。
二人で素直な気持ちを話し合い、お互いがお互いを許し合って、成長した二人で良い人生を再スタートできるといいですね。