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『ダメな母親…自己嫌悪するママ7つの特徴!卒毒親する12』

「私ってダメな母親…」と自己嫌悪するママの特徴、子供を害する本当にダメな毒親の姿、よい母親に大切な12のポイントを紹介。

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ダメな母親…自己嫌悪するママ7つの特徴!よい母親に大切な12条

母親にとって育児は幸せな経験のはずですが、実際は悩みと苦労の連続で、幸せをなかなか実感できないというママも多いです。イライラしたヒステリックママに変貌することも多々あり、自分に自信がなくなって「私ってダメな母親」なんて、思い詰めてしまうことも…。

自己反省は大事なことですが、その気持ちが強い自己嫌悪になってしまうと、心にストレスが溜って育児が苦痛になることもあるので注意したいですね。今回は、ダメな母親だと自己嫌悪しやすいママの特徴や、本当のダメ親=毒親との違い、ダメな母親から卒業するために心掛けたいよい母親に大切なことをご紹介します。

ダメな母親と自己嫌悪するママの特徴7

母親になると「我が子を守りたい」「幸せにしたい」「親になったんだからこうしなきゃ」など、様々な欲求を持ってしまう人が多いです。我が子にとってプラスになることマイナスになることへの正しい知識がなく、子供の幸せを自分の想像の枠に当てはめて考えてしまうため、子供の本心が見えなくなり勝手な自己診断で自分をダメな母親と決めつけて自己嫌悪してしまうのです。

そのため、子供にとっては大好きなよい母親なのに、そのネガティブな気持ちによって次第に我が子や自分自身に害を及ぼすことも…。そういったママには、次のような特徴が見られます。あなたはいくつ当てはまりますか?

自分への評価が低い

自分への評価が低いママは、自分の子育てに自信が持てない状態が続くと「わからない」「自分にはできっこない」と思ってしまう傾向があり、嫌なことを全て「私がダメな母親だから」「私にはできない」と否定的にとらえてしまいがちです。

初めての育児は右も左もわからないものです。そのため、育児の悩みは尽きることはなく、いつまでも「できなこと」「わかからないこと」に悩まされ続け、子供が成長すれば常に新しい悩みがでてきます。また、母親になると実家の親や義両親、ママ友、近所のおばさんなどから親として落ち込むようなアドバイスをされることも…。

ところが、自分への評価が低いママは、自己肯定感が低いため育児の困難や失敗を認めてありのままの自分を受け入れたり、困難に立ち向かったりするエネルギーが湧きにくく不足しがちです。また、周囲との壁を作れないため「あの人はこうアドバイスしてくれたけど、私はこういう考えだから、自分の子供はこうやって育てよう!」と自分の考えに自信を持つことも難しく、自分をダメな母親と思ってしまうのです。

家事が苦手

子育てには、健康を守る「衛生」、ミルクや離乳食などの「栄養」、夜や昼寝などの「休息」を子供に与えてあげることが大切ですね。特に乳幼児の場合、衛生や栄養は周囲の大人が与えてあげないと得られません。ところが、家事が苦手なママの場合、これらを十分に与えることがとても難しいですね。

特に産後は心や体の調子が崩れやすく、子育てでは母親の育児ノイローゼによる鬱病も深刻な問題。家事が得意な人でも家事全般に手が回らなくなる子育て中、家事が苦手なママの精神的負担はとても大きいですよね。パパから「少しは部屋を片付けろよ!」なんて暴言を吐かれたり、他のママ友と自分の家事力を比較したりすると、落ち込んで「私ってダメな母親」と感じてしまうのです。

頑張り屋で完璧主義

母親になるといきなりやる事も責任も増えて、「私が頑張らなきゃ!」と思うことも多いですよね。また、完璧主義の女性の場合、育児書に書いてある通りに育児が進まないと気がかりで、「私がもっと頑張らないと」「どうにか上手くいく方法を探してきちんとやらなきゃ」などと思って無理をしたり、家族に自分の求める姿を強要してしまったりすることも…。

当然、子育ても夫婦関係もお手本通りに上手くいくはずはないのですが、「私がダメな母親だからだ」とガッカリ感が一気に押し寄せてきて、自分の能力のなさに嘆いてしまったり、自信喪失したりするのです。ダメではなく、むしろ能力が高いから頑張って色々こなそうとするのですが、要求が高く自分の首を絞めてしまっていることになかなか気づけないのです。

シングルマザー

シングルマザーは「自分の選択で子供に寂しい思いをさせていない?」「私があの人と結婚したから…」「もう少し子供のために我慢すべきだった?」などと自分の選択を責めてしまう傾向があり、何かトラブルがあるとシングルマザーであることが子供に悪影響を与えていると思い、ダメな母親だと感じてしまいがちです。

タレントや有名スポーツ選手など、シングルマザーでも子どもが立派に育った家庭は多いのですがね。

心配性

独身だったころは将来のことはあまり気になりませんが、子供の人生はこれからで、母親である自分よりも長く一人で人生を歩いていかなくてはいけません。そのため、子供の将来を心配し過ぎる心配性のママは、子供の将来を有利にしようと勉強を強要してしまったり、自分の理想を押し付けてしまったりする、いわゆる過干渉、過保護になりがち。

すると子供が荒れてしまったり、ストレスで体調を崩してしまったり、不登校になったりといったトラブルが起こりやすくなります。そのため「私はダメな母親…」と落ち込んでしまうのです。

怒り過ぎる

「子供をしっかり躾よう」と気張ってしまうと、子供がちょっと悪いことをしただけでヒステリックに叱ったり、しつこく怒り続けたりしてしまいがち。子供に悪いことを教えるのはとても大切なことだと思いつつも、子供の泣き顔や反抗的な姿を目の当たりにすると怒っているママ本人が一番傷つき、他のママが優しく子供に接する姿を見て「私はダメな母親だ」と落ち込んでしまいやすいのです。

子供や社会の幸せを考えられる責任感の強い優しいママに多いのですが、子供の様子から心のどこかで怒り過ぎが良くないことを分かっていても、日常の忙しさで自分の怒りをコントロールできなくなってしまっているため、自己嫌悪してしまうのです。

周りと比べてしまう

「隣の芝生が青い」という言葉がありますが、夫も子供も家庭の生活状況も、何もかも他の誰かと比べてしまう女性はとても多いです。他の子供と自分の子供を比べて「なんでウチの子はできないの?」と思ってしまうと、それを自分のせいと思ってしまうのが母親のサガ。「私がダメな母親だから、うちの子も駄目なんだ…」と、悲しい考えを口に出さないまでも心の中で抱いてしまうのです。

「人は何かに優れているから幸せになれる」とは限らないのですがね。自分の胎内で育んで生み出した命であれ、生まれてしまえば自分と子供は別個の存在。ダメなのは子供の能力の優劣より他人と比較してガッカリするという失礼な発想なのですが、分かっていても心がそう思ってしまうのは、「優れた遺伝子をこの世に残したい」という太古から遺伝子に刻まれた記憶なのかもしれませんね。

本当にダメな母親は自分をダメとは思わない!?

自分の行動や子供への対応の間違いに気づいて自己嫌悪しているママ、本当にダメな母親(毒親)は自己嫌悪なんてしませんよ。もちろん反省もせず、子供を苦しめているのに気づきません。

「子供のために自分が正しいことをしている」と思い込み、子供が訴えても「あなたの発想がおかしいのよ」と逆に子供を責めることもありますし、泣いて「どうしてママのためにこうしてくれないの」「思いやりがない子ね」などと子供を困らせてワガママ放題。「そんな母親いるはずない」と思っているのであれば、それはあなたのご両親がよい親だったからでしょう。

子育て中は誰しも間違えて、そのたびに正しいやり方を模索して前に進んでいくのです。自分のことを「ダメな母親」だと不安に思ってしまう女性のほとんどは真剣に育児に向き合っていて、自分が「母親とは、こうあるべき」という理想がしっかりあり、そのギャップに苦しんでいるだけ

「ダメな母親」という自己判断は自分の主観的なもので、周りから見れば「全然ダメじゃない」というケースがとても多いのですが、自分を責めてマイナス思考になり悪いことばかりを考えてしまったために、離婚など本当に悪い事が起こってしまったという人も少なくありません。

自分を「ダメな母親」と思えるママは、自分の悪かったところに気がつき、改善ができる良い母親です。そう考えてみてはいかがでしょうか。

卒ダメな母親!よい母親に大切な12条

自分の行動に不安を感じたら、子供の顔を見てみましょう。子供がニコニコとママに笑いかけてくれるのなら、あなたは決してダメな母親ではありませんよ。

自分のダメさに自己嫌悪したとき、子供の笑顔は自分を変えるチャンスになります。全部ではなく、まずはできそうな項目を1つからチャレンジし、「よい母親になろうと今日もよく頑張ったね」と自分で自分を労えるママを目指しましょう。

子供の様子をよく見ている

子供にとってよい母親は、子供をよく理解してくれる母親です。子供の気持ちや思いが良く理解できるように、子供の様子をしっかり観察し、話しをしっかりと聞いてあげましょう。

子供をしっかり観察していると、自分がそうであるように子供にも良い面と悪い面があることに気が付くはずです。良い面も悪い面、どちらもしっかり受け止めてあげられる母親になろうと心掛けることで、時間と共に「人間だからこそ誰にても良い面と悪い面があり、どちらの面も受け入れて互いに認め合うことで、力を合わせて幸せになることができる」という大切なことに、頭ではなく心が気づけるようになりますよ。

与え過ぎない

子供は可愛いため、ついつい物でも親の手助けでもなんでも与えたくなりますが、子育ては与えれば成功するというものではありません。心理学では、与えすぎることは全く与えないのと同じように弊害があることが分かっています。

与えすぎは子供から挫折や失敗などの貴重な経験ややる気を奪ってしまいますので、親の愛情も信頼も、何事もバランスが大切だと考えるように心掛けましょう。親が何でもしてあげて何もできない子が育つより、親がしっかりしていないぶん子供がしっかり自立してくれるのであれば、それも立派な教育ですよ。

自分とは別の命として尊重している

子供の力を信じているよい母親は、「子供は放っておいても勝手に育つ」ということを知っています。どんなに一生懸命お世話をしても、「子供は自分とは別の一個の人間だ」ということをわきまえていれば、必要以上に子供の生き方に干渉して、子供に親への信頼を失わせるということはありません。

他人との壁を作る

自分に自信がないと必要以上に他人の意見に振り回されやすくなり、その不安が子供に向いてしまいやすくなります。
例えば、お姑さんから「子供は日に当てないと強くならないのよ」などと言われた時など、「子育ての先輩だし、保健所では直射日光に気をつけるように言われたけど、お姑さんの言う通りかもしれない…」などと、正しい選択がわかっているため納得していないのに揺らいでしまいやすいのです。

そのような時は、相手も良かれと思ってアドバイスしているので「ご心配ありがとうございます」とサラッと受け流し、「でも、今は紫外線が強くて子供の皮膚に負担を掛けてしまうことが分かっているから、日差しの強い時間帯を避けてお散歩させよう」などと、相手の考えと自分の考えとの間に壁を作り、自分を信じて行動することが大切です。

他人の言いなりで後悔しない?

他人のアドバイスを聞き入れてトラブルが起きた時、「やっぱりあの人の言うことを聞かず、自分の思ったようにすればよかった」と後悔しませんか?たとえ他人の意見に流されて失敗しても、自己責任。嫌な思いをするのはあなたや家族ですので、相手のせいにすると思われるアドバイスは、聞き入れるかどうかをよく考えて判断しましょうね。

人に助けを求める

人は誰かの助けを得なくては生きていけませんよね。育児においても積極的に誰かの助けを求めることが大切。困った時には人に助けを求めることも、よい母親の条件ですよ。また、育児のアドバイスなども、相手の言い分が正しいかどうかを考えずに頭ごなしに否定するのはよくありません。

正しいまなざしで、「なぜその人はそのようなアドバイスをするのか?」「誰の幸せを考えてアドバイスしているのか?」などをきちんと考え、子供の様子も見て聞き入れるべきか判断することが大切。育児書ではAと言っていても、その子の場合はAが該当せず、アドバイスされたBが正しいこともありますよ。まずは心を開いて、素直な気持ちで話しを聞くだけ聞いてみる心がけをしないと、モンスターペアレントのように周囲が見えない親になってしまうことも…。

親が積極的に周りの助けを求める姿を見て、子供も周りに助けを求めることや、他人にアドバイスを求めて問題解決のための情報収集をすることを覚え、人間関係を大切するように成長していけますよ。

自分自身を好きになる

子供に自分自身を愛し、大事にしていくことを教えるためには、ママ自身が自分を愛し大事にしてお手本を示していく必要があります。母親になると子供を優先してしまいがちですが、子供だけでなく自分の良い面も見つけて、どんどん自分を褒めていきましょう。

子供を褒めることができる

子供が成長してくると自然に親の言うことを聞かなくなってしまいますが、良い母親は子供を叱るよりも、褒めた方が言うことを聞いてくれることを知っています。子供のしつけや指導をするときには子供の批判をするのではなく、子供の話を聞いて、良い面を褒めることで導いていけるといいですね。

上手に息抜き・手抜きができる

育児は会社勤めのように時間によってON・OFFができるものではなく、絶え間なく続くもの。だからこそ、つとめて手抜きをして心にゆとりを持てるように調節することが必要です。完璧に母親をやろうとはしないで、たまには家事も育児の手を休め、自分が好きなことをしてゆっくり過ごす趣味の時間を作って上手に息抜きをしていきましょう。

子供をたっぷり甘えさせることができる

「子供の自立を促すためには、子供をある程度突き放して厳しく指導すること必要」と考えてしまうママやパパは多いのですが、よい母親は子供をたっぷり甘えさせることが自立への近道ということを知っています。

子供を甘やかすことは子供の精神を安定させ、自信ややる気を育ててくれますので、愛情を示すだけでなく充分にスキンシップをとってあげるといいですね。

10心が安定している

ママは子供にとって一番身近な存在なので、ママの精神が安定していることは、子供の心から不安を取り除き、安定させる効果があります。子供はとても敏感でお母さんの不安定な気持ちや迷いを敏感に感じ取ってしまいますから、子供におおらかで自信あふれる母親の姿を見せられるように、自分自身の心の健康に気を配るようにしましょうね。

11クールダウンができる

子供にイライラしたとき、家事や育児に生きず待ってしまってカッとなったときに、よい母親は自分の感情をコントロールして冷静になることができます。クールダウンは性格によるものではなく、訓練によってきたえていくことができますので、少しずつでも自分の感情を抑えることができるようになれたらいいですね。

12ポジティブに考えられる

周りからどんなに「いいお母さんね」といわれるママであっても、一度は自分のことを「ダメな母親だ」と思ったことがあるものですが、よい母親は「次は頑張ろう」と落ち込んだ時でも前向きに考えていくことができます。自分の行動に自己嫌悪する気持ちだけにとらわれずに、いつでも前向きでいる姿勢は子供にも良い影響を与えます。

できない事に果敢にチャレンジする親の雄姿は、子供に勇気を与えます。大切なのはできない自分を受け入れる勇気。そして、挑戦し続ける姿!せっかく子供がたった一人の母親としてあなたを選んでくれたのですから、子供のためにもありのままの自分を受け入れ、「これが私」と胸を張って、挑戦する育児を楽しみましょう。

「ダメな母親」だっていいじゃない!

何人の子供を育てても、子供の個性は一人ひとり違うので、子育ては初めての連続です。子育てには間違いも正解もなく、誰もが迷いながら子供を育てていくものなのです。子供が理想とするよい母親像は、子供それぞれ一人一人で違います。あなたが追い求める理想の母親像は子供にとって、「厳しくて、過干渉過保護で、一緒にいて疲れる息が抜けない嫌な母親」かもしれませんよ。

理想の母親像を追い求めて自分を追い詰める必要はありません。ときには子供にイライラしたり、怒ったりしても良いので、自分の子供への愛情に自信をもって、子供に向き合っていきましょうね。

この記事を書いたライター

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!