効果的に子供を褒めるコツに関する記事

『【子供を褒める】効果的に伸ばす褒め方/残念な子どもに育つ褒め方のNG』

子供を叱るのことは難しいですが、子供を褒めることはもっと難しいです!子育てに悩むママ、まずは褒め方を見直しましょう♪

マーミーTOP  >  子育て  >  【子供を褒める】効果的に伸ばす褒め方/残念な子どもに育つ褒め方のNG

子供を上手に褒める5つの方法!残念な子供に育てる逆効果の賞賛

近年、褒める子育てが推奨されています。ママやパパが頑張って褒めた結果、自信をもって能力を開花している子も多いようです。ところがその反面、俺様気取りで何の努力もしないのに、根拠のない自信を持つ子供も増え、褒め方の質が問われるようになってきています。

また、褒める教育が社会に浸透しても、「私は親に褒められなかったから…」と、子供を褒めることができず、叱る割合が高いママ達も少なくないようです。

ここでは、努力した自分に自信を持ち、困難にチャレンジできる子に育てるための上手な褒め方と、根拠のない自信を持ち、努力を嫌う子に育てる褒め方をご紹介します。

才能開花に不可欠!子供を褒める5つのテクニック

子供は褒められると喜びます。それは子供が褒められたことによって、頑張った自分に自信を持ち、さらに頑張ろうと思う意欲を育くむことになるからです。
そんな、子供の意欲と才能を引き出す5つの褒め方をご紹介します。

その時すぐに褒めよう

子供を褒めるときは、タイミングが大切です。子供の褒めるところを発見したら、その時すぐに褒めてあげましょう。その場では何も言わず、何かのタイミングに「あの時とても素敵だったね」などと過去の事を褒められても、子供にはピンときません。褒めるにもタイミングが大切なのです。

たとえば学校など外で起きたことの話の中に、褒めるところを発見したら「素敵ね。そういう優しい○○ちゃん、ママ大好きよ」などと、子供の話が終わった時にすぐに褒めてあげることが大切です。

ポイント 説明
褒めるタイミング 良い行動を見つけたらすぐに褒める。
過去の褒めは効果薄 後で褒めても子供には伝わりにくい。
褒め方 具体的に「優しい○○ちゃん、ママ大好きよ」と伝える。

褒めるときはスキンシップをプラス

子供が大きくなるに連れて、頭をなでたり抱きしめたりということは少なくなるかもしれません。でも、やっぱり子供はスキンシップが好きです。褒めるときに頭を撫でながら褒めてあげる。褒めながらギューっとしてみるなど、スキンシップを加えることで子供はより幸せな気分になり、もっと頑張ろうという意欲が沸くのです

スキンシップには別名「幸福ホルモン」「幸せホルモン」などと呼ばれる、「オキシトシン」というホルモンを分泌する効果があります。つまり、スキンシップが多ければ、幸福感を感じやすいのです。また頑張って褒められたときに、スキンシップをプラスしてもらうことで、「頑張る=幸福」と解釈しやすくなります。

ポイント 説明
スキンシップの重要性 褒めるときに頭をなでたり抱きしめたりしてスキンシップを加えると、子供の幸福感とやる気が高まる。
オキシトシン効果 スキンシップは「幸せホルモン」オキシトシンの分泌を促し、幸福感を増す。
やる気との関係 褒め+スキンシップで「頑張る=幸福」と子供が感じやすくなる。

褒めるときは子供の目を見て

誰かと話をする時は、相手の目を見て話をすることが基本ですよね。でも、それって我が子にもちゃんとしてあげていますか?
相手が大人であろうと、子供であろうと相手の目を見て話すことには変わりはないのです。きちんと子供の目線まで下がって褒めてあげましょう。

誰に対しても目を見ることが苦手なママは、眉間を見つめるようにしましょう。相手からは目を見ているように見えています。

ポイント 説明
目を見て褒める 子供の目を見て話すことが基本。目線を合わせて褒めましょう。
目を見るのが苦手な場合 眉間を見つめると、相手には目を見ているように感じられる。

役に立ったことを褒める

社会の役に立ったとき、自分や他人を大切にしたときなど、自分が社会の一員として貢献していること、自分が社会に必要な存在であることを伝える褒め方をしましょう。また、そのような褒め方をしてもらえる環境作りをすることも大切です。

テストの点数がいいとき、試合に勝ったときなど、勉強やスポーツの結果ばかりを褒めると、「結果さえ出せればいい」「ママの喜ぶことだけすればいい」という考え方に偏りやすく、最終的に意欲を失い残念な息子となることが少なくありません。

子供が小さいうちは、お手伝いなど家庭で家族の役に立てる環境を作るようにし、「ありがとう」「助かる」「○○ちゃんのお蔭」などと、自分が他人の役に立つ喜びを感じられる褒め方をしましょう。

ポイント 説明
社会への貢献を褒める 自分が社会や周囲に役立っていることを伝える褒め方をする。
環境作りの重要性 「ありがとう」「助かる」など感謝の言葉をかけ合う環境を作る。
結果だけを褒めない テストや試合の結果ばかり褒めると偏った考え方になりやすいので注意。

具体的に褒める

子供を褒めるときに、ただ「すごいね!」とか「えらいね!」などの褒め言葉だけで喜ぶのは最初のうちだけです。
どこが凄いと思ったのか、どんなところが偉いと思ったのかを、具体的に褒めるようにしましょう。

たとえば…

  • 「いつもノートを丁寧に書いているね。読みやすくてとても素敵なノートね」
  • 「荷物を持ってくれてありがとう。ママ肩こりだから助かるわ」
  • 「この絵すごいね。色の使い方が鮮やかでキレイ!いつも絵を熱心に観察してるから上手なの?」
  • 「今回は失敗しちゃったけど、新しいことに挑戦する勇気があってカッコイイね」

など努力したことを褒めることも大切です。

結果を褒めてあげることより、その結果に至った過程を褒めてあげるほうが、より子供のやる気を継続させる効果があるでしょう

褒めるポイント 具体例
ノートの丁寧さ いつもノートを丁寧に書いているね。読みやすくて素敵だよ
荷物を持つこと 荷物を持ってくれてありがとう。ママ助かるよ
絵の色使い 絵の色使いが鮮やかでキレイ!よく観察してるね
挑戦する勇気 失敗したけど、新しいことに挑戦する勇気がカッコいいね

要注意!子供をダメにする逆効果な褒め方

子供を褒めるのは大切ですが、やみくもに褒めると逆効果になりますので注意が必要です。子供が「俺は王様」「私は女王様」などど、根拠のない自信を持ち、親を召使のように使うモンスターに成長しないように育てたいですね。

子供に逆効果な褒め方

  • 誰かと比べて褒める
  • 片手間に褒める
  • 子供を叱らない
  • 勉強やスポーツ/芸術の結果ばかりを褒める

ただ褒めれば良いというものではありません

誰かと比べて褒めると子供は「どうせ自分なんか」と卑屈になってしまいます。ママが作業の片手間に褒めると、「どうせママは私に興味ないし…」と自分の存在を大切に感じられなくなるなど、自己評価が低くなり、話すこと自体をしなくなるかもしれません。

結果だけを褒めると興味・意欲を失う原因に

また、子供を褒めるだけで叱らないと、「何をしても叱られない。自分が全部正しいんだ」と間違った成長をしてしまうかもしれませんし、勉強やスポーツなどの結果ばかりを評価すると、努力ではなく結果ばかりを気にするようになり、そのうち疲れ果てて興味や意欲を失ってしまいます
子供を褒めるということはとても簡単なようで、実は難しいことなのです。

逆効果な褒め方 内容
誰かと比べて褒める 子供が卑屈になってしまう恐れがあります
片手間に褒める 自分の存在を大切に感じられなくなり、自己評価が低くなる可能性があります
子供を叱らない 「何をしても叱られない」と間違った成長を促す恐れがあります
結果ばかりを褒める 努力より結果ばかりを気にして興味や意欲を失う可能性があります
この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪