母が重い…娘にイライラ…不仲の原因は毒母?関係改善への対処法
母親にとって娘は、自分の女心をわかってくれる特別な存在。可愛く着飾らせたり同じ趣味を共有したりと「ずっと一緒にいたい」と思う反面、女としての嫌な面も感じてしまうことも…。成長するにつれて仲が微妙になってしまう母娘は、かなり多いですよね。
本来であれば、困った時に一番助けを借りたいのが母親という存在です。しかしその反面、あまりの距離感のなさに「うっとうしい」「重い」と感じることも多く、次第に自分から母親へ助けを求められなくなり、孤独に悩んでしまう女性も少なくありません。逆に母親側も「娘のためを思っているのに、なぜ反発されるのか」とイライラを募らせるケースが多発しています。
今回は、こういった母と娘のお互いに対する複雑な気持ちの正体を心理的な観点から紐解きながら、母子の関係を円滑にし、お互いが自立した一人の人間として向き合うための具体的なポイントなどについて詳しくご紹介していきます。
なぜこじれる?母親から見た娘と息子への期待の違い
「娘との関係は最悪なのに、なぜか息子とは上手くいっている」という母親は意外と多いものです。母親にとって、娘と息子では心理的な距離感や期待の持ち方が全く異なります。まずは、この「性別による無意識の期待の違い」を理解することが、母娘問題解決の第一歩です。
母親から見た息子の存在:適度な「諦め」と心理的距離
小さい頃は甘えん坊で、「この子には私がいないと」と母性愛をくすぐってくれる男の子。その反面、「どうしてこんな危険なことをするの?」「なぜ泥だらけになるの?」という、母親の常識からは計り知れない無鉄砲な行いも多く見られます。身体の構造の違いも相まって、心のどこかで「息子を完全に理解することはできない(自分とは別の生き物だ)」と諦めがついている母親が大半です。
大きくなるにつれ物理的な距離も心の距離も開いていくことで、いつか見知らぬ女性(お嫁さん)に日常の世話や精神的サポートの役割をバトンタッチすることを、比較的自然に受け入れられるようになるのです。最初から「別の個体」として認識しているため、過剰な同一視が起こりにくいのが息子の特徴です。
母親から見た娘の存在:「自分の分身」という錯覚
一方、息子に比べて泣き声も行動も穏やかで育てやすいことが多い娘。小さな頃は母親が「かわいい!」と思う服を着こなし、話し方やセリフはまるで自分のミニチュア版のようになります。成長すれば何でもママに相談したり、一緒にお茶をして愚痴を言い合ったりできる身近な存在になります。身体の構造も社会的な立場も、自分が通ってきた道を同じように歩むであろう娘の存在は、息子のように「自分とは違う」と距離を置いて考えられるはずがありません。
そのため、心の距離がドンドン近づき、強い想いを抱いてしまいがちに…。「私が失敗したから、娘には失敗させたくない」「娘が幸せになることが私の幸せだ」と思い込むようになり、次第に娘の人生に過剰に介入しがちになってしまうんですね。心理学ではこれを「同一視(自分と相手の境界線が曖昧になること)」と呼びます。
母親が娘と息子に求める役割の決定的な違い
そんな母親の隠れた本音が、ある調査結果で明らかになりましたのでご紹介しておきましょう。
1999年に大学生の娘とその兄弟の双方を持つ母親245名に行ったある調査で、母親にとって娘は息子と違う役割を持っているか、母娘関係を左右する母親サイドの要因、夫婦仲と娘との関係について調べられました。
その結果、母親は同姓である娘の方を無意識に頼りにし、娘に対して息子には求めない「精神的なサポート役」としてのさまざまな役割を期待し、強い感情を抱きがちだということが分かったのです。
母親が娘に無意識に求めがちな役割
- 自分の愚痴を聞いてくれる「良き理解者」
- 老後を含め、自分の「世話をする者」
- 買い物や旅行に行く「自分の話し相手や趣味の仲間」
- 自分を大事な人間として人生に受け入れ、共感してくれる者
この調査結果を見て、「確かに私、娘に愚痴を聞いてもらってスッキリしているかも…」と頷ける母親も多いと思います。しかし、娘として実母からこう期待されていると思うと、かなり重くプレッシャーに感じるのではないでしょうか?
母親って、無意識のうちに娘に対して精神的な理解者としての役割を求め、育てたことへの将来の見返り(共感や同調)を強く期待してしまうのですね。
一方、息子に対しては「細やかな世話をして欲しい」「私の女心を理解してほしい」などの精神的な見返りへの期待感は薄く、「社会的に立派な人でいて欲しい」という、息子の人生そのものへの期待感が強いそうですよ。
息子であっても娘であっても、子供の人生は親のものではなく本人のものです。母親としての「生活基盤を整える」という役割は、子供が自分で衣食住を担えるようになった段階で大半は終了します。ところが、女性は本能的に共感や愛情のつながりを強く求める傾向がありますから、母親として最も頼られ、必要とされた子供の小さい頃の記憶を忘れられず、子供の頃のままの親密すぎる距離感で大人の娘に対応してしまいがちなのです。
母と娘の関係が上手くいっていない母親(毒親)の6つの特徴と対処
母親になった女性の多くは、「娘が将来大きくなっても、何でも話せる友達のように仲が良い関係でいたい」と望むものですが、実際には「重い」「口出ししないで」と拒絶され、うまくいかないことも多いんです。母娘関係をこじらせるほど子離れできない母親(いわゆる毒母・過干渉な母)にはどんな特徴があるのか、先輩たちの生々しい体験談と、そこから導き出される具体的な対処パターンを見ていきましょう。
1自分の理想や価値観を娘に期待し過ぎている
娘を産み、可愛い赤ちゃんの頃からその笑顔を見ていると、誰よりも幸せになって欲しいと願うのが純粋な母親心ですよね。しかし、その想いが強すぎるあまり「娘にはピアノを習わせてお嬢様っぽくなって欲しい」「苦労しないように、絶対に大企業に勤める素敵な人と結婚して欲しい」など、本人の意思や適性と関係なく、親の理想を過剰に期待し過ぎてしまう母親は決して少なくありません。
心の中で願うだけであればいいのですが、自分の価値観を疑うことも娘の価値観を受け入れることもない母親の場合、そうした自分の願望(自分が叶えられなかった夢の押し付け)を娘に強要し、少しでも自分の思い通りにならないと「誰のためにこんなに苦労したと思っているの!」と娘を責めたり、悲劇のヒロインのように泣いたりしてしまいます。
母親が自分の人生のやり直しを娘の人生で図ろうと混同してしまうと、娘は「親の期待に応えられない自分はダメな人間だ」と生きにくくなり、母の存在を極端に「重い」と感じて母娘関係が崩壊してしまいます。一人の独立した人間として尊重されない関係では、娘に嫌がられ、距離を置かれても仕方がありませんよね。
習い事の押し付けはイヤ!
私は本来アウトドアやスポーツが大好きな人間なのですが、小さな頃から母のススメで、ピアノにバレエに日本舞踊にと、いかにもお嬢様な習い事ばかりをさせられました。もちろん、自分から希望した習い事ではないし、自分にもあっていないので長続きしなかったのですが…。
大人になった今でも、「親がせっかく習わせてあげたのに、堪え性がない子で…」と母がしつこく言うので腹が立ちます。娘の私のことなんて何も理解をしないで、自分の希望ばかり押し付けてきたくせに…。正直私は母親が苦手なのですが、うちは兄二人と私の3人兄弟で「男の子はあてにならない」と、母が何かと私を頼ってくるので邪険にも出来ず気持ちは複雑です。
今、私には交際している彼がいて、「年齢的に遅くならないうちに、結婚して子供を持ちたい」と彼は言うのですが、自分も母親と同じような子育てをしてしまうのではないかと不安になり、結婚になかなか踏み切れません…。
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| 【背景にある心理】母親は「女の子はこうあるべき」という固定観念を手放せず、娘のありのままの気質(アウトドア好き)を否定しています。さらに老後の孤独不安から、同性である娘だけを都合よく頼るという自己中心的な依存が見られます。 【娘ができる対処のステップ】 ①「親の期待に応えられなかった」という罪悪感を捨てる。 ② 過去の習い事の話を出されたら「私はスポーツの方が向いてたからね」とサラッと受け流し、感情的に言い返さない(相手の土俵に乗らない)。 ③ 結婚への不安に対しては、「私は母が私にした嫌なことを客観的に理解できているから、同じことは絶対にしない」と自分を信じ、彼にも「母とは適度な距離を保ちたい」と事前に伝えて協力体制を作ることが大切です。 |
2過干渉:娘の進路や選択にいちいち介入する
母親になると我が子が失敗しないよう、幸せを願って「その服はおかしいから〇〇にしなさい」とか、「その会社より、こっちの方が安定していていい」とさまざまな助言をしてしまいがちです。しかし、それがエスカレートしていつまでも娘の人生の重要な選択に介入したり、過剰に干渉したりすると、成長に従って自立しようとする娘にとって煩わしい、ただの重い足枷になってしまいます。
「あなたのためを思って言っているのよ」という言葉は、実は「親である私を安心させてちょうだい」という自己中心的な欲求の裏返しであることが多々あります。娘の本当の望みや適性を理解できずに、自分の枠に収まらない娘の選択を頭から否定してしまう母親では、娘が自分自身の足で人生を力強く歩むことができなくなり、自分の邪魔をする母親に強い悪感情(恨み)を抱かざるを得なくなってしまうのです。
ずっと母から逃げたかった
私の実家は母子家庭で、私が2歳の時に母は離婚し、私と姉と母の3人家族でした。母の実家が車で30分の距離にあり、子供の頃は夏休みや冬休みなどの長期休みを祖父母の家で過ごした私と姉ですが、母は私たちの寂しさにはお構いなしで子供の話は聞かず、自分の思い通りにしないと気が済まない人でした。
料理も家事も苦手な人で、私は小学校1年生の頃から姉と食事の支度をし、学校から帰宅後は洗濯や掃除、夕食の支度をしていましたが、そんな私に悪いと思う気はなく、自分はテレビを見ながら「今度はあれ作って」「あれやって」と家事も手伝いもせず私に自分の世話をさせました。ですから、「早く結婚して母から逃げたい」と子供の頃から思っていました。
大人になって彼氏ができると、相手が近くならば許し遠方なら許さないという傲慢さで、「車で30分くらいの距離の人と結婚して欲しいわ~」と言ってくる始末。結婚した主人は北海道の人なので、結婚前に呼び出されて「仕事を辞めて東京にきたら結婚しろ」と言われたそうです。結婚後は、ほとんど連絡をとっていません。
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| 【背景にある心理】これは典型的な「親子逆転(ヤングケアラー)」のケースです。母親自身が精神的に成熟しておらず、娘たちを「自分を無条件で世話してくれる便利な存在」として扱っています。結婚相手にまで口出しするのは、自分の世話係がいなくなることへの恐怖と支配欲からです。 【娘ができる対処のステップ】 ① 物理的な距離を圧倒的に取る(ミックーさんのように遠方へ嫁ぐ、連絡を絶つのは大正解です)。 ② 罪悪感を持たない。「親の世話をするために生まれてきたわけではない」と割り切る。 ③ もし電話がかかってきて干渉されても、「私の家族のことは私たちが決めるから大丈夫」と一切の隙を与えずに毅然と電話を切る勇気を持つことです。 |
3自己中心的で、娘の話が全く聞けない
母親になって子供の世話をし、成長を見守ることは大変ですが、娘に全幅の信頼を置かれ、甘えられることは親として無上の喜びですよね。そういった幸せをいつまでも自分の物にしていたいと望むことは決して悪いことではないのですが、いつまでも娘を自分の所有物にしておこうと、娘の意見を一切聞かずに「親の言うことが絶対だ」と母親風をふかせていると、娘は母親が自分を対等な大人として見てくれないことに深く失望してしまいます。
娘の都合(仕事やプライベートの予定)を考えずに自分の都合だけで急に呼び出して娘を振り回したり、その時々で言うことや怒る基準を勝手に変えたりされては、娘は常に親の顔色をうかがうようになり、心が休まりませんよね。結局、娘は常に否定されるため自分の人生や決断に自信を持つことも出来なくなって、我儘勝手をする母親をひたすら重く感じてしまうのです。
傲慢な毒母と何もできない私
私の母はとにかく一方通行のコミュニケーションしかとれない人で、父が転勤族なので家ではボス的な存在でした。日が沈むまでに家に帰るというルールは高校生まで続き、土日に友達と遊ぶことも許されず、その干渉は結婚後もやみません。
何度も自分の気持ちを伝えて話し合おうとしましたが、全く話を聞いてくれません。心が限界になりそうになり、泣きながら訴えたこともありますが、「あなた、頭がおかしいんじゃない?」と言われて笑われる始末。
そんな母親なので、身体の成長のことも、下着が必要なことも、受験のことも、悩みは何も相談できず、孤独にストレスと戦う子供時代でした。人からは「何でもできる人なのに自信ないよね。もっと自信もちなよ」とよく言われますが、管理され自由がない生活が長かったので、人より経験が少なすぎて自信なんて持てません。
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| 【背景にある心理】支配的で、他者の痛みに共感できないタイプの母親です。娘が泣いて訴えても嘲笑するのは、自分の非を認めるのが怖く、マウンティングすることでしか自尊心を保てない精神的未熟さがあるためです。 【娘ができる対処のステップ】 ① 「話し合えばわかってくれるはず」という幻想を今日で捨てる。通じない相手に期待すると自分が傷つくだけです。 ② 日常の報告や相談を一切やめる。事後報告すら不要なものはしない(情報遮断)。 ③ 「自信がないのは自分のせいではなく、奪われてきたからだ」と客観視し、小さな「自分で決めて成功した経験(一人旅や趣味など)」を積み重ねて、ゆっくり自己肯定感を育て直すことが大切です。 |
4愚痴ばかり…失敗への不安が強く、娘に精神的依存をする
「母は強し」という言葉がありますが、実際には母親になって孤独な育児や夫婦関係で苦労を重ねることで、自分への自信を完全に失ったり、将来の生活への不安を異常に強く感じたりする女性って多いですよね。そういった不安やストレスを、友人や専門家など大人のコミュニティで処理できればいいのですが、自分にとって一番身近で反撃してこない存在の娘に頼りきりになったり、父親の悪口や愚痴ばかりを永遠と聞かせたりする母親の場合、娘はそのドロドロとした重さにすっかりウンザリしてしまいます。
母親としては「同じ女同士だから私の辛さをわかってくれるはず」と思っていても、人生経験値の足りない娘が母親の結婚生活の苦労をすべて受け止め、理解できるわけがありません。親の愚痴のゴミ箱にされることや、幼い頃から「母親を慰め、精神的に支えなくてはいけない」という理不尽なプレッシャーにさいなまれて、娘自身も将来への不安に押しつぶされてしまうのです。
6年前に決別しました
私は二人姉妹の次女として生まれましたが、両親はいわゆる仮面夫婦で、子供のために離婚しなかったのです。母から「お前がお腹にいる時に、あの人が浮気をした。お前がいるから離婚もできない」という言葉や、「お姉ちゃんじゃなく、お前にずっと近くで面倒を見てもらいたい」という言葉、その時々でガラリと変わる愛情を受けて成長しました。
私が成人した時に両親は離婚したのですが、母は「家裁で申し立てをしてくれ」と大騒ぎをし、成人していれば親の籍に入る必要もがないのに、あえて母の戸籍に入れられました。
私は自分の都合の良い時だけ愛情を振りまき、感情が高ぶると八つ当たりをしてくる母が嫌いでしたが、年老いた母を見捨てることもできず、結婚後も母と同じ市内に住んで母の面倒や仕事、元気なやんちゃ坊主二人の世話をし、心身のバランスを崩してしまいました。
体調のことは母には言えず、しばらくはなんだかんだと理由を作って母としばらく距離を置いていました。ところが母はそれが気にくわなかったらしく、「お前は私の面倒をみないから引っ越す。お前は愛情が薄い」と、姉の住んでいる家の近くに引っ越すと言い出しました。当時、母の住む家を借り、足の悪い母の買い出しに車を出し、生活費の援助をしていたのに…。正直に体調のことも話したのですが、「そんな体調不良は心が弱いだけだ」と一蹴され、完全に決別することにしました。
以来6年経ちますが、祖母のお葬式の時以外は母とはあってもいません。母からも連絡はありません。その後、母へ負担が減ったためか体調も順調に回復し、念願の3人目に女の子を出産しましたが、娘の世話をしてイライラした時に、ふと自分の態度と母の姿がかぶることがあって愕然とするときがあります。どんなに嫌いでも、やっぱり心や記憶の中に母の姿は残っていて、私も同じようなことをしてしまいそうで…。娘の子育てには不安が残ります。
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| 【背景にある心理】母親は自分の不幸の原因を夫や子どものせいにし、「あなたがいるから離婚できない」「だから私の面倒を見て当然」と、罪悪感を植え付けることで娘をコントロール(操作)してきました。娘が倒れても心配するどころか責めるのは、他者への想像力が著しく欠如しているためです。 【娘ができる対処のステップ】 ① 「愛情が薄い」という親の暴言は、ただのコントロール手段(脅し)だと見抜く。 ② 自分の限界を超えた金銭的・労力的援助は一切打ち切る(決別は最高の自己防衛です)。 ③ 自分が「母のようになるのでは」という不安は、気づけている時点で母とは全く違います。「イライラした時は深呼吸して、母と違う言葉を選ぶ」というルールを一つ決めるだけで、負の連鎖は確実に断ち切れます。 |
5世間体を気にする、完璧主義で重い母
母親になって、立派な子どもを育て上げ、娘に尊敬されたい、周りのママ友から頼られたいと思わない女性はいません。ですが、それがエスカレートするあまりに家事も育児も「完璧な母親」を演じてしまったり、世間の目ばかりを気にするような振る舞いをしていると、どうしても独善的になってしまいます。その結果、自分のペースについてこられない娘を厳しくやり込めてしまったり、少しでもレールから外れる娘の選択を「みっともない」と否定してしまいがちです。
完璧すぎる母親は、一見すると素晴らしい女性としてのお手本になる反面、「母には、どう頑張っても何をしてもかなわない」という強烈な劣等感や敗北感を娘に植え付けてしまいます。娘は母親の重い理想と支配から抜け出ることができずに、「私は何をやってもダメなんだ」と挑戦する前から自信を失ってしまうのです。
経験があることが裏目に…
私は子供の頃ピアノを習っていて、娘も習いたがったので4歳から通わせたのですが、一緒にレッスンを聞いていると内容が分かるため、次のレッスンまでに宿題をこなさせようと、横について一緒に練習していました。
初めは喜んでいましたが、成長と共に娘の興味が他にうつって練習しなくなり、私の方が耐えられなくなってしまい「宿題やらないで遊んじゃ駄目だよ」「もうすぐ発表会だから、きちんと練習しようね」と、娘の気持ちを考えずに厳しくしてしまいました。
そのため、娘はコンクールに入賞するほど実力を上げましたが、練習しないのに「コンクールに出る」と言った娘の気持ちに疑問を感じつつも、途中で断る勇気もなく、自分で決めたからにはしっかり練習するようにと、「そこ、先生はピアニッシモって言ってたよね」「そこはファじゃなくてミだよ」などと口を出し続けました。
その結果、娘はピアノ嫌いになり、ピアノだけでなく私の注意全般を受け入れなくなってしまいました。今振り返ると、自分が母親として恥をかきたくなくて、娘の人生に入り込み過ぎてしまったと反省するばかり。今はできるだけ娘の意思を尊重し、関係改善に努めています。
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| 【背景にある心理】このケースは母親自身が自分の非(過干渉)に気づき、反省できている非常に稀で前向きな例です。「発表会で恥をかきたくない」という親自身の見栄が、娘の純粋な「楽しい」という気持ちを奪ってしまいました。 【親ができる関係修復のステップ】 ① まずは娘に「あの時はママが押し付けすぎたね、ごめんね」と率直に謝る。 ② 口出ししたくなったら、物理的にその場から離れる(練習中は別室に行くなど)。 ③ 結果(コンクールの賞など)ではなく、「楽しんで取り組んでいるプロセス」そのものを認めて褒める声かけに変える。 |
6娘の若さや幸せに嫉妬し、女性として張り合う母
娘の人生に自分自身を投影して過保護になってしまう母親がいる一方で、年齢も立場も若さも違う娘に対して、無意識のうちに女性としての強烈な嫉妬心を抱いてしまい、無意識に足を引っ張ろうとする恐ろしい母親も多いです。童話のシンデレラの継母のように、「常に自分が女性として家の中で一番優位に立っていなくては我慢できない」という心理があり、娘が綺麗にお化粧をしたり、可愛い服を着たり、異性との交際を楽しんだりすることを、「派手でみっともない」「だらしない」などと異常に制限してしまったりといった行動に走りがちです。
娘がピチピチとした女性らしくなっていくのを受け入れることができずに、事あるごとに娘の容姿をけなしたり、「あなたなんてどうせモテない」と自信を失わせるような呪いの言葉をかけたりということを続けていれば、娘にとって母親はただただ重くて不快で、自分の幸せな人生の邪魔者以外の何物でもなくなってしまいます。
母の醜い嫉妬に苦しみ続けて
子供の頃は母から嫉妬されているなんて思っても見ませんでした。私は歌が上手いと学校の先生や友人、姉からも言われていたのですが、カラオケに行くと母はいつも「悪くはないけどお姉ちゃんのほうが上手いわね」と、姉を引き合いに出して馬鹿にするのです。
私は勉強もスポーツも家事も姉よりできて、姉はどちらかというとそういったことにあまり興味がないタイプでしたが、私がそのことで親戚に褒められても「ちょっとできるからって調子に乗るんじゃないわよ。お姉ちゃんの方が優しくていい子よ」「そんなんじゃ結婚できないわよ。モテないでしょ」などと、傷つく言葉を浴びせるのです。
そのため、子供の頃は姉妹仲も悪かったのですが、大人になってから姉も同じように私を引き合いに出して責められていたと聞きました。オシャレをしたり、デートをしたり、私が仕事で評価されたことを認めなかった母は、嫉妬していただと後で気づきました。
今では姉も私も母に近づかないようにし、自分の家庭が壊されたり、子供が傷つけられたりしないように、家族を守っています。
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| 【背景にある心理】母親自身が女性としての自分の人生に強い不満や劣等感を抱えており、若く才能があり、これから輝く娘が「自分を超えていく」ことが許せない状態です。きょうだいを比較して争わせることで、自分が絶対的な支配者の座を守ろうとしています。 【娘ができる対処のステップ】 ① 「母のけなし言葉は、私の価値とは無関係だ」と心の中で完全に切り離す。 ② 姉妹間で「母から何を言われたか」を共有し、母の分断工作に乗らないよう同盟を結ぶ。 ③ 母親に自分の幸せな報告(彼氏ができた、昇進した等)は一切しない。嫉妬の燃料を与えないことが最大の防御です。 |
母親に「しんどい」と思わせてしまう娘の4つの特徴
娘のことを愛するあまりに干渉しすぎて重くなってしまう母親がいる一方で、成長して自立が進むにつれて、母親の親心を踏みにじり、母親自身に「しんどい、逃げたい」と思わせてしまう娘もいます。他人の子どもであればうまく距離感をとって、「あの子とは相性が悪い」「あのご家庭のやり方だから」と割り切ることができるのに、実の母娘であればそうもいかず、逃げ場がないためなかなか周りには理解されない母親も多いのです。
1外では良い子、家では爆発する「内弁慶」
外の社会(学校や職場)では非常に空気を読み、とても頑張っていて周囲から褒められることも多いのですが、家に帰ると気を張り詰めていた態度が一変し、母親にだけ感情をぶつけて心配させたり、極端に手がかかったりする娘もいます。
他人のママ友からすると「お宅の娘さんは優秀でいいじゃない、外で頑張っているんだから。うちなんて…」と羨ましがられるのですが、その時期に家庭で身につけるべき基本的な生活習慣や家庭教育もありますよね。そのため、毎日乱れた部屋を注意したり、理不尽な主張を受け止めたり、反抗的な暴言を聞き流したりするサンドバッグのような生活を続ける中で、母親である前に一人の人間として「もうしんどい、限界だ」となってしまうのです。
娘に振り回されています
今、19歳になる娘がいるのですが、娘は小さな頃から優等生タイプで、学校などではしっかり者で通っていました。
その一方で、家の中では癇癪を起すことが多く、娘が小さいうちは「外で優等生な分、家では甘えたいんでしょ」と思って、宿題ができないと癇癪を起し、学校へもっていくものがわからないとシクシクと泣き続ける娘を、何かとフォローしていました。
ですが、こういった母親の苦労を娘はまるっきりわかってはくれません。「母親なんだから、やってくれて当然じゃん」と当たり前のように言うのですが、こういったつらさは主人にもわかってもらえず、理不尽な要求や態度に私のストレスは溜まる一方。母である前に一人の人間で召使ではないのに…。正直つらいです。
| 洋子さんの体験から学ぶ、母親が取るべき対処法 |
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| 【対処のポイント】19歳という年齢は立派な大人です。「母親なんだから当然」という娘の甘えを許し続けると、娘は社会で自分の機嫌を取れない人間になります。 ① 「私はあなたの召使いではない。これ以上の理不尽な八つ当たりは受け入れない」と毅然と宣言する。 ② 物理的に世話を焼くこと(食事の準備や洗濯など)を徐々にストップし、「自分のことは自分でやる」環境を強制的に作る。 ③ 夫が理解してくれないなら、夫の世話もストップして自分の辛さを可視化させるか、一時的にホテルなどに家出をして「母がいない現実」を味わせるのも劇薬として有効です。 |
2親の心配をよそに我が道を行く「マイペース」
「女の子は男の子よりおっとりしている」といえば聞こえはいいのですが、何をしても異常にマイペースで、母親がどれだけ将来を心配してうるさく言おうと全く意に介さず、自分のしたいことだけを自分のペースで進めようとする娘も多いですね。
人生経験のある母親としては、娘が困らないためを思ってあれこれと先回りして世話を焼いているのに全く理解されず、目の前で堂々と失敗をされたり、不健康な生活をされたりするのは、見ていて非常にしんどいものがあります。加えて周りからは、「過干渉で熱心過ぎるお母さん」と冷ややかな目で見られがちで、自分の深い愛情と苦労を誰にもわかってもらえない孤独なつらさから、育児そのものを楽しめなくなってしまいます。
胸が締めつけられそう
私には中学生の娘がいますが、彼女はとにかくマイペースで私はいつも胃がキリキリ。それというのも健康を疎かにするからです。夜は毎晩深夜2時3時まで起きていて、朝ごはんは1口食べたり食べなかったり。
毎日機嫌も悪く、生活リズムが乱れて体調を崩しがちですが、本人は生活を正そうとしません。専門家にも相談して注意してもらいましたが、一向に気にせず生活が変わることはありません。主人はガツンと怒る人ではないため、親の権力なんてありません。本人と話し合いを重ねても、「お母さんは神経質なんだよ」「みんな寝るのなんか遅いし、朝はお腹がすかないんだから仕方がないじゃん」の一点張り。
LINEや友達関係で周囲に振り回されないのは、マイペースな性格のお蔭だと思いますが、親としてはそのマイペースな部分が、健康など娘自身を害してしまうものだと、気が気ではなくなるのです。
| 赤とんぼさんの体験から学ぶ、母親が取るべき対処法 |
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| 【対処のポイント】中学生にもなれば、親が口で言ってコントロールすることは不可能です。「親の言うことを聞かないと痛い目を見る」という自然の結末(痛手)を、本人に体験させるしかありません。 ① 「夜更かしするな」と言うのをやめ、朝も一切起こさない。遅刻して先生に怒られる、成績が下がるという「ペナルティ」を本人が被るまで手を出さない。 ② 「お母さんは神経質だ」と言われたら、「そうね、あなたの身体が心配だからね。でもあなたの身体はあなたのものだから、もう言わないわ」と手を引く宣言をする。 ③ 親自身が自分の趣味や仕事に没頭し、娘の行動を監視する時間を物理的に減らす。 |
3いつまでも親への依存心が強い
母親として幼い娘に甘えられ、頼られることは嬉しいものですが、いつまでもその「おんぶにだっこ」の状態が続くのは、母親にとって好ましいことばかりではありません。ある程度大きくなって自分で何でもできるはずの年齢の娘が、「ママ、明日着る服決めて」「ママ、お弁当作って」「お金貸して」といつまでたっても母親に依存しているのであれば、母親の身体的・精神的な負担はいつまでも軽くならず、息が切れてしまいますよね。
母親として、社会的に自立できない娘の将来を心配し続けるのも大きなストレスですし、いつまでも苦労の絶えない育児期間が延々と続くことで、母親自身のセカンドライフを楽しむ余裕がなくなり、しんどい思いを抱え込んでしまいます。
4親を見下す「自信家・ダメ出し」
内弁慶過ぎる娘や依存してくる娘も大変ですが、何をしても自信満々で、親を小馬鹿にするような娘というのも、意外としんどいものです。少し成長してきて社会の物事が見えてきだすと、「ママ、その考え方は古くてダメ」「もっと効率よく家事しなよ」と上から目線でダメ出しをしてきたり、母親が加齢や容姿で気にしていることをズケズケと指摘し出したりして、正直ひどく傷つき嫌な思いをする母親も多いです。
娘が女性として成長すると、「もっとキチンとお化粧して出歩いてよ、恥ずかしい」「彼が来るから、もっとセンスのある服を着て」と、母親の「女性としての部分」に容赦なく突っ込みを入れ始めることも多く、母親の方が女性であることに自信を失って自己嫌悪に陥り、しんどい思いをしてしまいます。
仲良しに見えて実は危険?「一卵性母娘」の隠れたリスク
ここまで、母親に過干渉などの毒親の特徴が見られる場合や、娘の依存で母娘の仲が険悪になり、疎遠になってしまうケースを見てきました。けれど一方で、休日になれば必ず一緒に買い物に行き、旅行や映画などのお出かけもベッタリで、LINEで1日に何十回もやり取りをする「一卵性母娘(姉妹のような仲良し母娘)」という関係性があります。周囲からは羨ましがられることもありますが、実はこの関係こそが、娘が母親から精神的・物理的に離れることができなくなり、将来深く苦しませる原因になることも多いのです。
娘の心の中では、年齢を重ねるにつれて「一人の大人として自立しよう」という本能的な気持ちと、「このままでいれば居心地がいいし、母を裏切りたくない」という気持ちの板挟みが起こり、娘が無意識のうちに負のループに苦しむことがあります。
年の差はあっても、きやすく何でも話して付き合える女友達のような母娘関係は、一見理想的で幸せに見えるかもしれません。けれど、実際に大人の娘にとって必要なのは、「いつでも帰っておいで」と共依存する母親ではなく、「あなたはもう一人でやっていけるよ」と背中を押して自立を促してくれる母親の存在です。娘といつまでも仲良くしたいと思うあまりに娘の愚痴に全てあわせ、娘の生活費まで面倒を見ている一卵性母娘の母親も多いので、一度「自分が本当に果たすべき親としての役割」を見直してみるといいですね。
母と娘の距離が近すぎることで生じる将来の4つの悪影響
母と娘の気持ちがすれ違い、喧嘩をして疎遠になってしまうことの方が「悪いこと」として大きくとらえられてしまいがちですが、実は意外と娘のその後の人生に根が深いダメージを与えやすいのが、一卵性母娘のように母娘の境界線(バウンダリー)がなく、距離が異常に近い関係です。娘が母親に精神的・経済的に依存し、健全に自立できなくなることで、将来どのような悪影響がでるのかいくつかご紹介していきましょう。
1恋愛や結婚の主体性が持てなくなる
母と娘の距離が近すぎると、娘は何かあるたびに母親にお伺いを立てたり、「ママはどう思う?」と自分の人生の重要な判断を母親にゆだねてしまったりすることが多くなり、自分自身の恋愛や結婚が進まない傾向があります。
男性としても、デートの行き先や彼氏の職業、同棲のタイミングなどをいちいち母親のチェックを受け、筒抜けになっている状態は気持ちの良いものではありません。ひどい場合はデートや新居探しにまで母親を連れてくるようでは、関係を進展させようがありませんよね。娘がどんなにきれいで魅力的でも、親から自立していない精神的に幼い女性は、共に人生を歩む対等なパートナーとして男性から選ばれにくくなってしまうのです。
2人間関係でつまずきやすく、自己肯定感が育ちにくい
過干渉な毒母の影響で、常に親の顔色をうかがって「親の正解」を探すように育てられた子どもは、大人になっても自分の判断に自信を持てず、人生に喜びを見出すことができない傾向があります。
母娘の距離が近すぎて、常に先回りされて失敗する経験を奪われたり、母親の都合で「それはダメ」と意思を抑圧されて育つ娘も同様です。社会に出た時に、職場の人間関係や友人関係で少しでも壁にぶつかると、自分で考えて解決する力が育っていないため精神的に不安定になってしまいます。結果的に他人と健全なコミュニケーションが取れずに、孤立して生きづらさを抱えるケースが多いのです。
3何事も受け身になり、自分の人生を決められない
母と娘の距離が近すぎて、娘が困った時に何かとすぐ母親を頼りにして、母親もそれに応えて何でもやってあげてしまうと、娘はその快適で暖かなぬるま湯の環境に慣れきってしまいます。その結果、嫌なことは親に丸投げし、自分の意見を主張することも、自分自身の確固たる意思を持つことも出来ない大人になってしまいます。
実家の家族の中だけではなく、家族から離れて社会に出たときにもその「指示待ち」の状態は続きます。娘は立派に成人しても主体性がなく、仕事でも私生活でも物事を自分で決断することができなくなってしまったり、自分を持っていないため周りの意見の強い人に振り回されて、思わぬトラブルに巻き込まれたりするリスクも高くなってしまうのです。
4結婚しても義母やパートナーと良い関係が築けない
母と娘の距離が癒着レベルに近い状態で育つと、娘は「大人の女性」と「母親」という存在との、社会的な正しい距離感をつかむことができません。将来的に結婚をして自分の家庭を持っても、何かあればすぐに実家の母親に泣きつき、パートナーとの話し合いを放棄してしまうことがあります。また、パートナーの母親である義母との関係においても、適度な距離の取り方がわからず衝突しやすくなり、それが深刻な夫婦関係の亀裂や離婚の理由となってしまうことも多いのです。
加えて実の母親の方も「あんな旦那や義実家なんて放っておいて、無理しないでいつでも家に帰っていらっしゃい」と、夫婦の試練を乗り越える後押しをするどころか、離婚に拍車をかけてしまう発言をしがちです。これにより、娘は自分自身の新しい家族を育て、絆を作るチャンスを失い、自立への道を台無しにしてしまう傾向があります。
娘が口を閉ざす?思春期の難しい関係を乗り越える親子のコミュニケーション
思春期(小学校高学年〜中学生頃)に入り、急に口数が減ったり、反抗的な態度を取ったりする難しい年ごろになった娘とのコミュニケーションに、深く悩んでしまうお母さんも多いですよね。実はこういった問題は、それまで母娘の関係が非常に良好であった場合でも、どんな母娘においても必ず起きる正常な成長プロセスです。思春期は、娘が子どもから自立した一人の女性として将来飛躍していくために絶対に必要な「親からの心理的離乳(親離れ)」のステップですから、一時的に関係が悪化するのを恐れるあまりに娘の機嫌をとって迎合したり、逆に「親に向かってなんだ!」と厳しすぎたりする対応をせず、少し離れた場所から母親がドッシリと構えて娘を支えてあげることが大事です。
娘の思春期は母親にとってイライラして悩ましい時期ですが、心と身体の急激な変化により、この時期に一番戸惑い、不安な思いをしているのは娘さん本人です。さまざまな友人関係や成長の悩みを抱える娘に対しては、母親の方が「感情的にならず、いつでも味方でいるよ」という態度で歩み寄ることで、娘がポツリと素直に自分の内面をさらけ出してくれることもあります。
また、あまり話さなくなった娘に対して「何かあったの?」「いじめられてるの?」と母親が深刻な顔で問い詰めることで、娘が重く感じてさらに口を閉ざしてしまうこともあります。ですから、家庭や母娘関係に「笑い」を持ち込む様な接し方をすることで、娘も肩の力が抜け「実はさ~」と、口を開いてくれることもありますよ。昔流行ったオナラの音がするブーブークッションのように、意表を突いて娘を驚かせるコニュニケーションなどもたまには試して、明るくて子どもがホッと安心できる家庭環境を維持してあげましょう。
ペチャット(ユーモアを交えた声かけのアイデア)
MAKUAKE
4,990円 税込
Pechat(ペチャット)は、ぬいぐるみにつける黄色いボタン型のスピーカーで、専用のスマホアプリをつかうと、ぬいぐるみを介して親子で内緒話のような会話ができます。本来は幼児向けの知育アイテムですが…。
これを昔から家にある古株のぬいぐるみにコッソリ装着し、部屋にこもりがちな思春期の娘さんに、ぬいぐるみの声で「お疲れさま〜、今日のおやつはプリンだよ〜」と話しかける様子を想像してみてください。いきなり喋り出したぬいぐるみに驚く娘さん…。きっと思わず吹き出して、親子の間に笑いが生まれますよ。深刻になりすぎず、ユーモアたっぷりの接し方ができる余裕のある母親の姿に、子供の緊張感がほぐれて、「実は今日部活でさ…」と素直に自分の悩みを打ち明けるきっかけになるかもしれませんよ。
【母親向け】娘との関係を改善し、お互い自立するための3つのステップ
母親として心から娘の幸せのためを思い、良かれとしてやってきた助言や手助けがすべて裏目に出ているとしたら、それはとても悲しいことですね。こういった親子の複雑な問題を解決するために、母親の方から冷静になって、自分自身の「娘への執着心」を手放し、態度や接し方を見直していきましょう。
1自分の人生と子どもの人生を一緒にしない(課題の分離)
娘の行動にイライラする場合、母親である自分が「娘が失敗しないように」と将来を心配してアドバイスしているのに、娘がそれを理解できずに反発することが原因であることが多いですよね。けれど、母親がこれまでの人生の失敗から学んだ教訓を口でいくら子供に伝えても、子供自身はまだ失敗して転んでいないので痛みが分かりません。痛みが伴わない教訓は、本人の身にはつかないのです。
母親が自分の人生と子供の人生の境界線を混同していると、その痛みをなんとか回避させようと躍起になってしまいがちですが、母親が若い頃に失敗して痛みを感じて自ら学んだように、子供も自ら選択して転び、痛みを感じて学ばないと「自分を育てる経験値」にはならないのです。
心理学の「課題の分離」という考え方に基づき、「この子に将来降りかかる問題は、私(母)の課題ではなく、この子自身が体験し、解決すべき課題だから、本人が自分の力で立ち上がれるように見守って勇気づけよう」「この子の人生は私の人生ではない」と明確に線を引くこと。母親が先回りして解決したり、未然に防いだりしようと過干渉になるのをグッと堪え、娘自身が責任を持って歩むべき人生だと自覚するようにしましょう。
2所有物ではなく「一人の人間」として娘を尊重する
娘をいつまでも「何もできない自分の可愛い赤ちゃん」とみていると、母親はいつまでたっても娘の世話から離れることができません。今、目の前にいる娘の姿を、フィルターを外してしっかり見つめましょう。身体もしっかり成長して大きくなり、自分の意見を持つようになっているのであれば、「娘はもう私のミニチュアではなく、別の価値観を持った一人の大人の人間」と、その人格を尊重していきましょう。
娘が大きくなり、手取り足取り世話をする母親としての役割が終ったことを、「寂しい」「私を置いていかないで」と嘆く必要はありません。むしろ、一人で社会を歩ける立派な大人になるまで娘を愛情深く成長させた、母親としての自分のこれまでの頑張りをもっと褒めて、大いに自信を持つといいですね。娘が離れていくのは、あなたの子育てが大成功した証拠なのです。
3母親という役割を脱ぎ、自分自身の人生を楽しむ
母娘の距離を異常に近くして娘の世話を焼いてしまう母親は、一般的に子育てに非常に熱心で、真面目で責任感の強い母親です。子育て中は何かと子供に手間やお金がかかり、母親は自分のしたいこと(趣味やキャリア)もじっと我慢して娘に尽くす傾向があります。しかし、娘が成長したあともいつまでもその自己犠牲の調子では、娘も重圧を感じたり「私がいないとママが可哀想」と離れがたくなってしまうので、思い切って娘の手をパッと放して、母親自身が自分の人生を最高に楽しむことを考えましょう。
休日の家事も夫の世話も思い切って手放して娘や夫に任せ、一人旅に出掛けたり、推し活に没頭したり、パート勤めや資格の勉強を始めたりするのもいいですね。親が自分の人生をキラキラと楽しんでいる姿を見せることこそが、娘にとって最高の「幸せな女性のロールモデル」になります。母親自身が自分の気持ちをリフレッシュし、娘以外の世界を持つことで、娘との間に風通しの良い新しい関係を構築するきっかけができるはずですよ。
【娘向け】重い母親から自分を守り、関係を再構築する3つの対処法
娘にとって母親は、この世で一番身近な女性としてのお手本であり、良くも悪くも母親像の原点ですよね。もし今、母親からの過干渉や暴言というトラブルを抱えて母親に強い悪感情を抱いている場合、その「支配と共依存のコミュニケーション」は、あなたが将来もつ子供達へも無意識に受け継がれて悪影響を与えてしまいかねません。娘としては、この息苦しい負のループを自分自身の代で断ち切る努力を、勇気を持ってしていきましょう。
1親である前に、弱さを持った「一人の人間」として母親を客観視する
母親があなたに過剰に依存してきて困っている場合には、「この人は私を育ててくれた絶対的な存在の母親だけど、実は孤独や不安を抱えていて、私を精神的支えとして必要としている、精神的に少し幼い子どもような人でもあるんだな」と、神格化を解いて母親を一人の欠点ある人間として客観的に見てみましょう。感情的に反発するのではなく、「お母さんも大変な時代を生きてきたんだな」と一人の女性の歴史として理解し、適切な距離から尊敬する努力をすることで、あなたの母親の言葉に対する受け止め方や態度も徐々に変わってくるはずです。
すると、あなたが相手と適切な距離が取れていたか、母親の機嫌を取るために少し近すぎた(共依存になっていた)のではないかと問題点を冷静に実感でき、あなた自身の心と人生を母親の感情から守れる「境界線(バウンダリー)」を意識してとりやすくなります。「私は私、母は母」と心の中で唱えましょう。あなたの堂々とした態度が変わることで、相手(母親)も「あ、この子はもうコントロールできない大人なんだ」と気づき、態度が変わることは多いですよ。
2罪悪感を捨て、「反面教師」にして自分の幸せを優先する
冷たいことを言うようですが、何十年という長い人生をかけて形成され育まれてきた母親の性格や、干渉してくる態度を、娘からの説得でガラッと変えることは、非常に難しい面があるのは事実です。変わらない母親を必死に変えようと説得する努力をしてボロボロに苦労するよりは、いっそのこと「私はこの人のようにはならない!」「私は私の家庭を笑顔にする!」とキッパリ割り切って、母親の嫌な部分を反面教師にする方法も有効な自己防衛です。
母親を反面教師にする、あるいは母親の要求を拒絶するいうと、優しい娘ほど「私を産んでくれた母親を悪者にした」「親不孝だ」という強い罪悪感を抱きやすいのです。しかし、親と違う生き方を選ぶことは決してあなたの母親に対する愛情を損なうことではありません。親の顔色をうかがって共倒れするのではなく、負のループを断ち切ってあなた自身が心から笑って幸せに生きることこそが、長い目で見れば母親にとっての子育ての成功であり、最大の親孝行になるのだと前向きに捉えていきましょう。
3思い切って物理的・経済的・精神的な距離をとる
母親からの過干渉な連絡や、ベタベタした依存関係を本気で何とかしたいと思うなら、思い切って実家を出て一人暮らしをするなど、物理的な距離をとるのが一番効果的です。これまで実家にいて母親の家事や経済力に依存していた人も、自分自身で生活費を稼ぎ、何もかも決めて家事をして判断をしながら生活するようになれば、「もう親の保護はいらない」と圧倒的な自信が持てるようになり、母親の顔色をうかがって依存しようとする不安な気持ちを完全に断ち切ることができるようになりますよ。
母親と離れて一人で生活をすることは、最初は孤独で寂しいことではありますが、孤独に陥って初めて自分の足で立つ強さを学べることはたくさんあります。孤独は、本当に信頼できる友人と良い関係を築く重要性や、心の支えとなるパートナーを見つけて自分自身の新しい家族を作るための大きな原動力にもなります。離れた場所で自立し、心に余裕ができた時、たまの帰省で母親のありがたみを客観的に噛みしめることで、改めて母親への感謝と愛情を穏やかに感じることができるはずです。
母娘関係の改善に関するよくある質問(FAQ)
母娘関係の問題は、家庭という密室で起こるため、なかなか周囲に相談しづらいものです。ここでは、母娘の距離感に悩む方からよく寄せられる疑問とその具体的な対処ステップをお答えします。
| Q. 母親からのLINEが1日に何十件も来て、返信しないと「冷たい」と責められます。どうすればいいですか? |
|---|
| A. 返信のルールを「自分主導」で決めて強制的に実行しましょう。 母親の要求にすべて応えていると、要求はさらにエスカレートします。「仕事(または育児)が忙しいから、平日の日中はLINEを見ないし返信できないよ。急ぎの要件は夜の20時〜21時の間だけ見るね」とあらかじめ宣言し、日中は通知をオフにしましょう。最初は「冷たい!」と怒りの連投が来るかもしれませんが、一切反応しないでください。「怒っても思い通りに娘をコントロールできない」と学習すれば、徐々に母親の執着は落ち着いていきます。 |
| Q. 進路や結婚相手について、母が「あなたのため」と自分の意見を押し付けてきてケンカになります。 |
| A. 「I(アイ)メッセージ」を使って、自分の境界線を明確に引きましょう。 「お母さんはいつも口出ししてくる!」と相手(You)を主語にして責めると、母も「あなたのためを思って言ってるのに!」と反撃して泥沼になります。 「お母さんが心配してくれているのは私(I)もわかっているし感謝しているよ。でも、この件については私(I)が自分の責任で決めるから、見守っていてほしい」と、主語を「私」にして冷静に伝えるのが効果的です。 |
| Q. 母のことが大嫌いなのに、ふとした瞬間に自分の話し方や怒り方が母にそっくりで自己嫌悪に陥ります。 |
| A. 気づけている時点で、あなたは母親と同じ道を歩んでいません。大丈夫です。 幼い頃に最も身近で見た大人のモデルが母親である以上、とっさの言動が似てしまうのは心理学的にごく自然なことです。自己嫌悪に陥るということは、「私は母のような支配的な態度はとりたくない」という健全な自制心が働いている証拠です。「あ、今お母さんみたいになっちゃった」と気づいたら、深呼吸して「私は別の言葉を選ぼう」と軌道修正するだけで、負の連鎖は確実に止められます。 |
まとめ:母娘のこじれた関係の修復をあきらめないで!
同じ女性だからこそ深く共感して分かり合え、同時に甘えから分かり合えないのが母娘の難しい関係。お互いが一人の自立した大人の女性へと成長すればするほど、過去の「母親と小さな子ども」という役割から抜け出せずに関係がこじれ、他人である嫁と姑との関係以上に根深く難しくなってしまうこともある母娘関係です。ですが、お互いに「なんとかしてお互いの人生を尊重し合いたい」という気持さえあれば、時間はかかってもいつかは大人の関係として修復もできます。
母親と娘、どちらかが関係改善をあきらめて心を閉ざしてしまっては、トラブルは一生解決できません。売り言葉に買い言葉で感情的にならずに済む、お互いにとっての「心地よい程よい距離(バウンダリー)」を保ちながら、まずは自分自身の幸せを最優先にし、無理のない範囲で根気よく関係改善の努力をしていきましょう。


