育児書は悩みの元?必要ない?ママ達が気づいた上手な付き合い方
育児書は決して安価な物ではなく、必要ないなら買いたくないという出産前後の女性も多いでしょう。その反面、初めての育児への責任感と不安から何冊もの育児書を購入し、いざ子供を前に実践しても「育児書と違う。この子は何か問題があるの?」と育児ノイローゼに陥ってしまうママも少なくありません。育児書って本当に必要なのでしょうか?
今回は、おばあちゃん世代にはよく知られている育児書の持つ危険性、育児書の賢い活用術、小学生以上の子供を子育て中の先輩ママ達に聞いた育児の必要性に関するご意見についてご紹介します。ネット社会になりスマホで検索すれば様々な情報が得られるようになったからこそ、育児書購入前について見つめ直してみましょう。
ばぁば世代は知っている!育児書の危険性
初めて妊娠した時に実母や姑に育児書をもらう妊婦さんは多いのですが、育児書を渡した当のばぁば達が必ずしも「この育児書通りに失敗しない子育てをしてね」と思っている訳ではないことを知っていますか?
今からおよそ40年前、「スポック博士の育児書」という育児書が42ヵ国語に翻訳され、世界中で5000万部を売り上げる大ベストセラーとなりました。おばあちゃん世代の子育て中は日本でも「育児のバイブル」と言われ、多くのおばあちゃんたちがスポック博士の育児書を読んでその内容を信じ、それに従って子育てを行いました。
ところが後に育児や子供の健康に関する様々な真実が明らになると、その信憑性が疑われるようになったのです。スポック博士自身も後に主張を180度転換させた内容もあり、スポック博士の育児書は何度も改訂されています。
180度転換!?スポック博士の育児書
「スポック博士の育児書」の著者であるベンジャミン・スポック博士はアメリカの小児科医です。当時の育児書は後に本人や妻により何度も改訂されています。
戦後に育児をしたおばあちゃん世代に広まった当時、スポック博士の育児書に記されていた内容には次のようなものがあります。
ばぁば世代のスポック博士の育児書の内容
- 常識がある父母なら、自分を犠牲にして子供に付き合おうと思わない
- 生後3ヶ月頃から一人で寝かせる(添い寝は自立を妨げる)
- 抱き癖がつくから抱っこはしない
- 親のベッドにきたがったら、ベッドにいれてネットをかぶせる
- 夜の授乳は1~2ヶ月でやめる
- 離乳は5~6ヶ月が好機(離乳させやすい)
- たいていは1歳3ヶ月でスプーンを上手に使えるようになる
- 幼児には牛乳を多く飲ませる
- トイレトレーニングは1歳~1歳半。完全にできるのは2歳半。失敗しないのが3歳 など
スポック博士自身は後に「霊長類の育児はしっかり抱き、下に下し、側で見て育てるのが自然の発達だが、女性の社会進出の歯止めとなると改訂を反対された」と話していて、一人寝や抱き癖について否定していますし、牛乳に関しては「子供に牛乳を飲ませるべきではない」と、今度は180度方向転換して牛乳を否定する改訂を行っています。
日本の場合はアメリカと違って挨拶によるスキンシップなどもないため、添い寝や抱っこがなくなると逆にスキンシップが不足し、正常な愛着形成に支障をきたすと現代では考えられています。また牛乳に関しても、過剰に飲ませたりすることによる牛乳貧血の恐れが指摘されています。
スプーンやトイレトレーニング、授乳や離乳に関してもこのペースで行うとなると、現代のママ達は育児ノイローゼになりかねませんし、栄養面も心配です。
育児書を鵜呑みする危険性
スポック博士は育児書の中で母親の育児負担への理解を示し、親の心を軽くする様々な言葉も残しています。「大切な事を厳格にすれば、あとは思う存分可愛がって慈しめばいい」といった今でも役立つことも教えてくれています。
ですが医学は常に進歩し、情報は常に変わっています。そのため「専門家の書いた育児書でも、鵜呑みにすることで先々子供に悪影響を与えかねない」という危険性を、おばあちゃん世代に示す結果となったのです。
こうした経緯もあり、ばぁば世代には育児書を鵜呑みにする育児の危険性を、身をもって知っている人達が大勢います。「私の頃とは違うから」などと我が子を立派に育てたのに、スポック博士の育児書を信じて行った自分の子育てを反省し、自分の育児情報や育児への自信を失い、娘や嫁からの育児相談にも消極的になってしまったおばあちゃんもいます。
育児を選択するのはママ自身
どんな情報でも100%確実だと信じられる育児書があれば、ママ達は苦労しません。育児書に記された情報を信じるか否か最終的に選択するのはママ自身なのです。
育児書の情報にがんじがらめになって子育てをするなんてナンセンス!失敗を育児書のせいにしても何も解決しません。育児にはママの内に備わっているセンサーをフル活用する大切さを忘れずにいましょう。
育児書より慎重に!ネット情報への注意
「1歳未満の赤ちゃんへのハチミツ事故」は、ママ達の記憶にも新しいことでしょう。記事に注意書きがあるものの1歳未満の赤ちゃん用ハチミツレシピが投稿されていたことへの非難、母子手帳にも記されている情報への親の認識不足などにも注目が集まりました。
こうした背景から「ネット上の情報には育児書以上に注意が必要である」という常識が広まりつつあります。
文部科学省では「情報リテラシー教育(メディアリテラシー教育)」と呼ばれるネット上の情報管理、情報社会での態度の育成、情報選択の方法などへの学習を、小学生から高校生までの子供達に行うように学校に指導し、今の教育現場では実際に子供達が様々な形で情報リテラシー教育を受けています。
ところが、現在子育て中のママ達の中には情報リテラシーについて学んでいない人が多く、ネット上の情報選択、LINEアカウントの乗っ取り、フィッシングなどの様々なトラブルも起こっています。
情報選択は自己責任と自覚しよう!
子供を命の危険にさらしてから「〇〇が悪い!」と誰かを責めても、元の状態、過去に戻れるわけではないのです。育児中のママは日々子供を命の危険から守り、健全に育てるために情報検索するのですから、ネット上の情報を何でもかんでも鵜呑みにするのは危険であるという認識と、自らの責任で情報を選択しているのだという自覚を持ちましょう。
育児書は悩みの元?賢い活用術
「信用できない育児書なんて読む必要なし!」と、ここまで読み進めてきたママは思うかもしれませんが、育児書の全てが信用できない情報ではありませんし、全て嘘が書かれている育児書はありません。
おばあちゃん世代にスポック博士の育児書がベストセラーとなった頃、日本では医師松田道夫さんの「育児の百科」という赤ちゃん目線の育児書が発売されました。
その育児書の中で松田氏は日本の母親たちが作り上げた日本の風土や気候に合った日本の育児を学問の目で見直しています。ですから当時も全ての母親が一人寝をさせていたわけではありません。
今回お寄せいただいた体験談を読んでも「どんなママでも全く育児書は必要ない」という意見はありませんでした。またママ達は自らの体験から、次のような賢い育児書活用術を教えてくれています。捉え方によって育児書は、育児を助けるアイテムとなるのです。
先輩ママが教える!育児書の賢い活用術
- あまり見過ぎない
- 分からない時だけ参考にする
- 今も昔も変わらない情報を信用する
- イライラするくらいなら捨てる
- 自分の目で子供を観察することを一番大切にする
- 鵜呑みにせず、「この先生はこういった方針なんだ」と思う
- 精神的に勇気をもらえる、相性のいい育児書を捜す
- 初産で育児経験もない人は、1冊置いておく
- あくまでも一般論を学ぶ教科書程度と認識しておく
Q育児書は必要ない?それとも必要?意見や体験談を教えて!
小学生以上の子育てをする10人のママに必要性に関する意見やアドバイスの体験談を募集したところ、なんと5対5で必要派と不必要派にパッカリわかれました。そしてどのママも育児書そのものよりも、育児書の内容やママの捉え方に着目していました。
離乳食・病気・トイレトレーニング・予防接種・ネット情報への捉え方なども参考になりますので、賛成派のあなたも反対派のあなたもぜひ一度目を通してみるとよいでしょう。
育児書はあまり必要ない
育児書通りにいかないとイライラするので不要だと思っています。
現在8歳と3歳の2人の子どもがいます。8歳の子どもが生まれる前は、3年ほど児童養護施設で2歳から6歳までの子どもの児童指導員として仕事をしていたことがあります。
上の子どもが生まれた頃にママ友から勧められて育児書を購入し、読んだことがありました。しかしながら上の子どもはかんしゃく持ちで、他の子どもと比較して落ち着かないことが多く、「なぜこの子は育児書通りに子育てをしてもうまくいかないの?」と焦るようになりました。時には子どもに対してイライラを覚えてしまったこともありました。
子どもが育児書通りに育たないということに対して辛くなったということもあったので、ある時もう育児書は不要だと思い、育児書自体を捨ててしまいました。
全く育児をしたことがない人にとって育児書は、育児内容がわかりやすくて使えるものだと思います。しかし特に子どもの心に関しては育児書通りに発達していかないので、あまり見過ぎない方がいいと思いました。
なので、お世話について何かわからないことが出てきた時のみ、育児書を参考にするのがいいと思っています。
育児書は不要、子育ては育児書通りにはいかないことばかり
10歳の男の子を子育て中です。初めての育児で、赤ちゃんとふれあった経験は友人が赤ちゃんと遊びにきた時くらいでした。初めての出産や育児だったので育児書は何冊か購入しました。
日中は子供とほぼ2人きり、なにもわからない状態からの子育ては不安もあったので、育児書を読んで安心できることもありました。
でもだんだんと生後半年、1年と成長するうちに、なかなかハイハイする時期にハイハイをしなかったり離乳食を食べてくれなかったりと育児書通りにいかないことも多くなり、なぜできないのかとイライラしてしまうことも多くなりました。そのうちイライラするくらいなら読まない方がいいと思い育児書は読まなくなりました。
育児書は理想的な子育てや一般的なことが書かれていますが、実際は育児書通りの子育てはなかなかできません。イライラしながら子育てするより、普段から楽しくスキンシップしながら自分と子供にあった方法を見つけることが大切だと思います。
育児書よりもスマホで検索
長男はが11歳、長女が6歳の二人の子持ちの母です。長男が産まれ、初めての育児に戸惑いながらも奮闘してきました。さすがに、風邪をひいたときの症状や離乳食について全く知識がありませんでしたので、出産後に0~2歳までにかかる病気や育児のノウハウが載っている育児書を購入しました。
そこには予防接種の順序なども乗っていたのでそれなりに参考になりました。しかし、育児をしている間にゆっくり育児書を読んでいる暇はなく、結局かかりつけの小児科に相談したり、母親に相談したりすることが多かったと思います。結局活字で"大丈夫でしょう"とか"疑いましょう"など記載があっても自分の中で納得いくことはなく、やはり誰かのアドバイスが一番だなと感じました。
それでも育児書が参考になったことと言えば、予防接種の受ける順序や、離乳食のメニューとおっぱい離れやトイレトレーニングといった記事については参考になり、実践していました。病気に関してはやはり育児書では安心できなかったことと、成長過程には個人差があるので育児書を読むことでわが子の成長に焦りを感じることもあり、その点はマイナスだったと思います。
もし、第一子を妊娠中の方であれば、参考までに手元に一冊は持っておかれたらいいかともいます。
子育て中で育児に悩んでいるという方は、ピンポイントの悩みであれば、スマホでの検索でいろんな体験談を読めるので参考にしてみてもいいかと思います。
情報がすぐに変化するので不用だと思います
10歳と6歳の二人の子供がいます。私自身は一人っ子で甥っ子や姪っ子もいなくて、小さな子供の世話は自分の子供が初めてでした。育児書は義母が1冊購入してくれました。妊娠中にぱらぱらと読みましたが、実際に子供を世話しているわけではないのでピンときませんでした。
今はスマホで何でも調べる時代です。育児書に書いている情報が過去のものになっている印象です。そう思った理由は、育児書に書いてあるとおりに離乳食を始めたり、メニューをマネして食べさせたりしましたが、子供の好みではないものも多かったからです。
それよりも、レシピのアプリで評判のいい離乳食を作ったりしたほうがよかったと思っています。
ただし子供が病気をしたときは、育児書は参考になりました。子供が必ずかかる病気、たとえば突発性発疹などは発症から経過についてなどは今も昔も変わらない情報です。そんな時は育児書があってよかったかなと思いました。
スマホで何でも調べられる時代ですが、その情報が本当に正しいかどうかを少し疑う必要もあるかもしれません。情報をしっかり判別できるのなら、育児書なしで子育てすることは十分可能です。
育児書は参考になるけどいらない。
うちは長男が20歳になる。12歳下に8歳の次男と5歳の娘がいる。長男の時は生まれる前から育児書に目を通していた。私には歳の離れた弟がいたので、母親の育児に子守りという感じで触れていた。育児書を読むと弟の時とは随分子育ての内容が違っているように感じた。
育児書だけではなく産婦人科でも教えてもらえた。何かあると始めは確認のために育児書を開いていたが、途中から育児経験があるママ友や桶谷式の母乳の先生に教えてもらっていた。
次男や長女になると長男の時と色々変化があったが、変わった点は産婦人科の助産師さんや看護師さんに教わり、更にわからないときはネットで調べたりして育児書など利用していない。なので、育児書は必要ないと思う。
育児書と自分の子供の事が一致しなくて不安になる事はなかった。ただあまり育児書だけを信じるのは頭デッカチになり過ぎて自らストレスを与えるので良くない。と思っていたので、参考程度と思って当時は読んでいた。
実際、自分の子供を育児書のレールにはめてしまうと脱線した時に自分を責めてしまう人がいる。育児は誰でもノイローゼになってもおかしくないくらいハードであるから。
育児書を買いたいママは参考書程度で育児書を置くのは良いと思う。初めて子供を生み育てるママは不安がいっぱいだから。スマホやネットがあっても育児書があるだけで安心するママもいる。心の支えになる育児書を作って欲しい。
慣れない育児に育児書は必要です!
最新の育児書を一つは持っていたほうが便利
私は小学六年生と一年生の母で、子供を産むまで育児経験は全くありませんでした。なので、新生児を目の前にして扱いを何も知らないでいては絶対困ると思い、妊娠中から育児書を買って読んでいました。私は育児書を買って良かったです。
私が一番助かったのは、予防接種をするスケジュールが例となって書いてあったり、何の予防接種を一番先にするかなど細かく説明があったりしたので、混乱せずにすんだことです。
私が読んだ育児書の中に、あてにならなかったことなどはありませんが、ただ古い育児書の場合は注意したほうがいいと思います。予防接種もどんどん変わってきていて、以前は予防接種の対象外だったものが対象となっていたりします。
育児書ばっかりを信用して、目の前の子供の小さな変化に気づけないことのないように、ちゃんと自分の目で子供を観察することがまず一番だと思います。
困った時に便りにするアイテムとして、育児書を活用してはいかがでしょうか。
育児書一冊あると安心
7歳と4歳の二人の男の子の母です。長男の時が初めての育児で、私自身末っ子だったこともあり、赤ちゃんに接すること自体が初めての経験でした。出産後、育児や病気などが載っている本を一冊購入しました。それは月齢ごとの特徴から、育児コラム、病気の種類と対処法などが載っている本で、何かあれば開いて参考にしていました。
今はスマホでなんでも調べることができますが、子供が病気になったかなと思った時はまずこの本を頼りにしていました。ネットの情報は多すぎて、時に間違ったものやネガティブな情報もあります。自分が不安な時はどんどん暗い気持ちになってしまいかねません。
育児書ももちろん参考にならないこともあります。例えば離乳食の時期など、私の考えとは違っていましたが特に育児書がおかしい!とは思わず、この先生はこういう指導なのか、といった程度でした。なので、育児書を完全に鵜呑みにして育児がうまくいかない、と悩むようなタイプの人はあまり読まないほうがいいかもしれません。
私は手元に置いておいてとても役立ったし安心感がありましたので必要だと思っています。自分と相性のよい一冊に巡り合えたら、育児の手助けになりますので購入してみることをおすすめします。
育児書を参考に。
3児の母、現在上から小学4年生、2年生、4歳児の子どもを育てています。末っ子を育てる時にようやく、子育てに慣れてきたなと感じました。1人目が生まれた時はお友達の赤ちゃんを抱っこした程度で子育ての知識ゼロでしたので、出産後すぐに育児書を購入しました。
育児書で何度も目を通したのは、赤ちゃんの病気のページです。便の色がいつもと違う時は育児書を参考にオムツを持って病院に行きました。ただ離乳食は育児書通りに作りましたが、うちの子達の口には合わず、結局はオリジナルのレシピにしました。子どもそれぞれの好みや成長が違うので、育児書通りの物を食べさせるのは難しいと思いました。
今の時代は、育児で困ったことはすぐにネット検索できますが、自分の知りたい情報しか得ることができず、偏った意見や間違ったことも判断ができません。育児書は正しいことが幅広く載っているので、初めの子育てには必要だと思います。
育児書は必要
私は7歳女の子のママです。出産まで子供服のアパレル関係で働いていましたので子供と関わる機会はありましたが、親戚家族共に初の子でしたので全く育児経験がありませんでした。
初めての育児でとても不安だったので2冊の育児書を購入しました。赤ちゃんの眠りに関する育児書と、2歳までの1ヶ月ごとの赤ちゃんの様子を書いてくれている育児書です。
今の時代インターネットで調べて情報を収集することもできますが、情報が多すぎて何が正しいのか混乱して迷いが生じてしまい、自分でもどうしたらいいのかわからなくなり育児書を購入することにしました。
結果、育児書を読むことで一般的な赤ちゃんの成長具合が分かり迷う事が少なくなったため、自信をもって子育てする事ができ、気持ちにゆとりがうまれました。
ただ、1人1人成長の仕方は違うので、育児書通りではない事もあったため、うちの子はなぜこれができないのだろうと悩む事もありました。育児書は教科書だと思って、自分が赤ちゃんと向き合うための基本的な知識を勉強するにはとてもいいと思います。
でも鵜呑みにしすぎては落ち込む事もあるので、あくまで一般論として理解するのがいいと思います。私個人としては育児書を買ってよかったと思います。
育児書のススメ
私は現在、小学2年の長男と、5歳の次男、6ヶ月の乳児、これまた男の子の3人を育てています。一番下はともかく、上二人は毎日ケンカしいしい仲がよく、金魚の糞みたいに弟が兄を追う毎日。結婚して出産する前は、某塾で小学生や中学生を教えていましたが、「育児」の経験には程遠いものを感じています。
小2の長男でさえ人の子と自分の子では、どうしても同じには扱えませんね。小2に関しては反抗期、5歳児に関しては最近口が悪くて暴力的で悩んでいます。これまでも彼らが小さかった時は初めての育児に戸惑い多く、何度も育児書に頼ってきました。「落ち着きがなく、公共の場にもいけないほど騒ぐ。」「何度言って聞かせても、くつは揃えない。片付けない。」等々悩みは日々尽きませんでした。
でもある日、2冊の育児書によってこれまで溜めてきたストレスがいくらか軽くなったのを覚えています。それは原田一朗さんの「男の子の育て方」と、筆者ドロシー「子供が育つ魔法の言葉」この2冊です。
姑と一緒に暮らしているのですが、口癖はいつも「うちの○○(夫や自分の子の名前)はこういうことはなかった。」です。そう言われる度に、自分の子だけが利かん坊で悪い子と非難されているみたいで辛かったのですが、これらの本を読んでいると共感することが多く、自分の子育ては必ずしも間違ってはいないんだと勇気をもらえました。ためにならない本はないと個人的には思います。