育児書のマイベストランキングのおすすめ一冊を先輩ママ達が紹介

皆さんは小説などの本を購入する際、TVドラマ化や映画化が決定し、各メディアが取り上げている書籍や、ベストセラーとなっている話題の一冊を読みたくなり、つい買ってしまった経験はありませんか?
ベストセラーの書籍は、期待通りに面白いこともあれば、内容に期待を持ちすぎたために、かえって裏切られたと感じることもあったりしますよね。育児書に関しても同じようなことが言え、売れている育児書だからといって、必ずしもご自身の子育ての悩みにピンポイントで応えてくれる内容であるとは限りません。
子育てに真剣に悩んでいて、悩みを本の力でスッキリさせたい時には、探してみると数ある育児書の中から皆さんの悩みを解決してくれるような、特別な一冊が見つかりますよ。そんな特別な一冊は、もしかしたらこれから先輩ママたちがおすすめする育児書の中にあるかもしれません。
子育てで真剣に悩んでいた時に「自身の子育てに対する考え方を根本的に変えるきっかけを作ってくれた!」などのエピソードを含めてのおすすめ書籍なので、非常に参考になりますよね。
経験者が語る本当に役に立った育児書とは
この育児書は、我が家の育児指南書です

『子育てハッピーアドバイス』という本を、妊娠中に育児書が欲しいと思ってネットで検索しているうちに見つけ、購入しました。
実家を出て、主人の転勤で全国各地を転々としていた私は、知り合いや親戚が周りにいない状況で、育児に対して漠然とした不安がありました。この本に出会ってから、育児は肩の力を抜いたほうがいい、子どもは自由奔放な生き物だから無理に縛り付けることはない、といった育児に対するスタンスが見えてきました。
「子どもが小さいうちは十分に甘えさせることで、逆に自立が促される」といったことは、今までの私の考え方を変えるものでした。また、「家で厳しくしすぎると、外で暴力行為をするようになる」ということが書かれていたので、家では「子どもはダラダラしているぐらいがいいんだ」と思えるようになりました。私のような、あまり育児に関わる機会がなく、子どもとどのように接していいかわからないお母さん方にはぜひおすすめです。
男の子への「?」が減って少し穏やかになりました
私が買った本は『PHPのびのび子育て 男の子の育て方』という本です。
息子が2歳に近づいてきて自我が芽生え始め、「イヤイヤ」することが増え、言うことを聞かない子どもに対して怒ることが増えた時に、「こんな怒り方をしていいのかな?」「なんだか怒ってばかりだな」と思った時にこの本を見つけて買いました。
男の子の生態や接し方などが書いてあり、それを読むうちに「これは仕方ないな」といい意味で開き直れて、イヤイヤばかりする子どもに対して、寄り添う気持ちも生まれてきました。怒ることがなくなったわけではないですが、怒り方は変わってきたと思います。少し心に余裕が出来たように思いますし、怒る時間も短くなりました。
男の子の生態だけでなく、年齢ごとの行動なども書いてあり、男の子の子育て経験のあるママには「あるある」がたくさんあってホッとすると思います。もちろんその子その子の性格もありますので、その通りにはいかないですし当てはまらないこともありますが、「こういうものなのか!」って頭の片隅にあるだけで、一呼吸おけることが増えると思います。男の子の行動に手を焼いているママには是非読んでみて欲しい本です。
「子どもへのまなざし」は育児に悩んだらぜひ読んで欲しいです

佐々木正美氏著の『子どもへのまなざし』を読みました。子どもが産まれてから一日中、子育てに向き合っていて、精神的にも肉体的にも疲れてしまった時に、友人にこの本を薦められて購入しました。
目の前の育児に疲れていてふと忘れがちでしたが、子どもと向き合うことの大切さや、子どもの欲求を受け入れて愛情を与えることの大切さを改めて知りました。小手先だけの育児のテクニックばかりを勉強して、子どもにそれが通用しないと戸惑ってしまっていましたが、子育ての本質を忘れてじたばたしていた自分を反省しました。この本を読んでからは、子どもが笑っているだけで自分も嬉しくなりポジティブに育児ができるようになりました。育児に行き詰まって思い悩んでいる真面目なママさんにぜひ読んでほしいと思います。
肩の力を抜いて育児が出来るようになります
私は娘が産まれてすぐに、毛利子来さんの『育育児典』を購入しました。日々の暮らしのことから病気になったときのことまで、幅広く育児の指針が書いてあるので、初めての子育てで右も左も分からない自分にぴったりだと思い購入しました。この本を買うまでは、妊婦さん向けの雑誌やインターネットの情報などを見て育児について一通りは勉強しており、自分なりに多少の知識を得たつもりでいました。
しかし、『育育児典』を読んでそれまでの育児の常識が覆されました。根底に流れている子育ての理念が「落ち着いて大胆に」というもので、あれをしなければこれをしなければと様々な情報に振り回されていた私にとっては、とても新鮮な考え方でした。「もっと気楽に育児をしていいんだ!」と、この本を読んで肩の力が抜けました。私のように、育児が初めてでどうしたら良いのかと思い詰めている新米ママさんに是非読んでほしい一冊です。
「子育てハッピーアドバイス」は、母の心を広くしてくれます
私が参考にした育児書は『子育てハッピーアドバイス』です。はじめての出産、子育て。わからないことだらけで毎日が不安だらけでした。特に悩みだったのが、<まとめて寝ない><とにかく泣く>ということです。
周りの同じくらいの月齢の子と比べても、自分の子供の<まとめて寝ない>などはひどい気がして、どうにかしたい…。もしかしたら、私の子育ては間違っているのかも…、と思い、何冊も育児本を買いました。ですがどれもしっくりこなく、子育てをしながら字ばかりの本を読むのが大変で、絵が多く読みやすそう、という理由から選びましたが、私の悩みを解消してくれた一冊です。
親主導ではなく、子どもの気持ちを尊重し、肯定した内容でした。泣いたときの対応の良い例、悪い例が書かれており、イラスト付きで、具体的でとてもわかり易くて、参考になりました。これをみて子どもの泣きが減る、ということは無いかもしれませんが、それを受け止める親の心が広くなります。結果、赤ちゃんが泣き続けることも、受け入れられるようになりました。子育てには心の余裕が大切とは言いますが、本当に実感しました。この育児本は、1〜3歳までの子どもにしっかり躾をする、ということに違和感を抱かれている方におすすめです。子どもの求めることにできるだけ応えてあげたい、でも頭で考えているけどできない、と思っている方におすすめです。
安心と自信のつく本

『写真でわかる!はじめての女の子育児 0〜3歳』という育児書を購入しました。私の身近な人に子育てをしている人がいなかったため、何か問題があったときに頼れる一冊を手元に置いておきたくて購入しました。月齢ごとの成長がわかりやすく写真付きで書いてあり、体や心の発達や遊び方、授乳リズムなど参考になることがたくさん書いてありました。
自分が悩んでいることはその月齢では「よくある普通のことなんだ」ということを本で知り、とても安心できました。離乳食の進め方早見表というのがあって、何ヶ月でどれくらいの固さのものを1日何回あげればいいか、食べ物の大きさの写真までしっかり載っているので、自信を持って進めていくことができました。子育てにおける基本的なことが1冊にまとまった本なので、まだ育児書を購入していない新米ママの、初めての1冊にとてもお勧めです。
「子育てハッピーアドバイス」で自信が持てました!
私が購入した本は『子育てハッピーアドバイス』です。義両親と同居のため子育てに色々口出しされることが多く、子育てでイライラすることが多かった私は、たまたま書店で見つけたこの本を読んでみようと思いました。本を読んでみると納得できる部分が多く、子育てに自信をなくしていた自分が自信を取り戻すことができたと思います。
子供が小さい時は育て方がよく分からず、小さなことでも悩むことが多かったのですが、義両親の口出しが全て正しい訳ではないし、もっと自信を持って子育てしても良いと思いました。『子育てハッピーアドバイス』は、初めての育児で分からないことが多いママや、これからママになろうとしているプレママさん達にもとてもおすすめできる本です。
佐々木正美先生の著書を読んで、子育てが楽しくなりました

妊婦の時に職場の男性の同僚から、佐々木正美著『子どもへのまなざし』をプレゼントしていただきました。中学生になった息子さんの子育てに迷った時に、いつも参考にしていた本とのことでした。文字の多い本だったので、妊娠期間中には表面上しか読めなくて、なかなか内容が頭に入ってきませんでした。
赤ちゃんが生まれて、子育てをしているときに「どうして泣き止まないの?」「何をしてあげればいいの?」という疑問がわいてきた時に、この本をめくりました。子どもの望んだことをすべて満たしてあげると、親子の信頼関係がしっかりとできて、子どもが伸び伸びと育ってくれるという内容は、私の育児の根幹になりました。「子どもを甘やかしてはいけない」と必死に子育てを頑張っているママに、もっとゆっくりと子育てを楽しんで欲しいので、この本をおすすめします。
妊娠中から出産後まで大きな味方になってくれました!

私は妊娠中期から生後5~6か月までの内容が書いてる『たまひよ befa!』(雑誌、または情報誌)を購読していました。初めての妊娠、出産、育児で不安になると思い、妊娠中から毎月月齢に合わせて届くとのことだったので、問い合わせをして契約しました。
届いた雑誌を体調が良いときに眺めてみると、妊娠中は、赤ちゃんの大きさや今お腹の中ではどんなことが起きているかなどが分かり、赤ちゃんの実際の大きさが、最後のページに必ず実寸大で描かれています。毎月これを見るたびに自分のお腹にこの絵をあてて見て「今、こんな感じの大きさなんだって!」と夫に言っていました。
産後も赤ちゃんへの授乳が上手くいかなかったので、DVD付きで解説があったのでそれを見ながら実践してみたこともありました。離乳食の事も載っており、迷った時には特集されているページを参考にして作ったりしていました。ただ、離乳食に関しても赤ちゃん個人によって、食べ始める月や食べる量なども全然違います。このあたりは、あくまでも参考にして「キッチリするんだ!」と思わずにやる方が気楽でいいと思います。妊娠中から産後まで毎月、楽しみにこの本を読んでいてその月に合わせた内容のことがわかるので、これから出産や子育てを控えている女性にはお勧めです。
育児の基本事典を読んで出産に備える
『育児の基本事典』というタイトルの本を購入しました。
初めての妊娠なので、一から知りたいと思い、新生児から3歳までのことが載っているこの本に決めました。新生児を迎えるために作っておくべき部屋の状態や温度、沐浴の仕方、揃えておくべきもの、母乳のあげ方、オムツの替え方など丁寧に載っていたので、一通り知ることができました。また、産後ママの体についてや、赤ちゃんがけがをした、熱が出たなどの応急処置の方法や対処方法も詳しく載っているので、これ一冊家に置いておけば安心でした。とても役に立ちました。
これから初めての妊娠、出産を経験される方は一冊買っておいたほうがいいと思います。少し分厚いですが、その分育児中におこる色んな事態にも対応できるし、カラーで、読みやすいのでお勧めです。
家族と一緒に子育てできました。
育児百科を購入しました!情報収集はTVの育児番組とか、スマホでしたが、スマホは目が疲れやすくなるし、夫がまず見なかったので、購入を決めました。結果としては、それを旦那と見開いているうちに、「うちの子の月齢ならば、大体こんな感じなのね」とか「こんな遊びしてみようか」とか、子どもの成長過程を夫と話す機会が増えました。
そして、その本をアナログ派の母も見ながら「こうやって成長するのね~」「昔と今とでは随分と違うのね」と、話題にもなり変に口出しされずに済みました。そしていざ怪我をした場合などの対処法や、心の成長などもあって非常に助かりました。
しかし、本の通りには育児は上手くいかないこともあるので、それがきっかけで自分自身を追い詰めてしまうこともありますので、自分を追い詰めてしまう傾向のあるママさんにはあまりオススメはしません。子どもはこういう風に育っていく、というちょっとした目安程度に受け止め、家族と一緒に子供を育てていく方にオススメだと思います。
男の子ってこういうものって言ってくれているので助かります。
実は、何冊も育児書と呼ばれるたぐいの書籍は読んできました。その中でもいちばん共感できて、読んでいて楽しかったのが『日本一わかりやすい 男の子の育て方の本』という本です。購入したきっかけは、忘れてしまいましたがTV番組の何かで紹介されていたからです。著者が男性保育士の経験のある方で、「男の子はどうしてこうなの?」って思うことをわかりやすく書いてくれています。まず、目次からして「そうそう、男の子って。だからいやになっちゃう」って共感しまくりでした。実際に小さい男の子をたくさん目にしてきた方の言葉だけあって、納得させられます。
子育ては、理想論だけではないということに気がつけたし。この本を読んで、「うちの子だけじゃないんだ」「私だけがこんな思いをしているんじゃないんだ」と、他のママの子育てへの悩みにも触れることができて、心が軽くなりました。特に、男の子のママで手をやいている方におすすめです。
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドを読んで

『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』という本を買って読みました。とにかく息子は赤ちゃんの頃、眠らない子どもでした。そのため自分も寝不足になるし、赤ちゃんの機嫌も悪くて途方に暮れていた頃に、ふとしたきっかけでこの本を買い、すぐに読みこんでしまいました。その当時、私は赤ちゃんが寝てくれないと、「どうしてだろう…」と不安な気持ちでいっぱいでした。昔から「寝る子は育つ」と言うし、「寝ないと大きくなれないのかも…」と、変なプレッシャーばかりが膨らんでいきました。周りの子がよく寝る子たちだったので、比べてしまい、さらにデリケートな想像ばかりで、頭がいっぱいになってしまいました。
その育児書を読んで、まず他の子と比べるのが良くないと気づきました。「いろんな子どもがいて、みんな違う」ということに、やっと気づきました。それからは多少寝る時間が遅くなっても、夜に何度も起きても、ぐずっても、「いつかは終わりが来る」と思えるようになりました。赤ちゃんは意外と寝ない子がいると知りました。ぐっすり眠ってくれない赤ちゃんを持っているお母さんに読んでほしい一冊です。
離乳食のことを気負わなくて良くなりました。
『私は赤ちゃん』という本を出産したときにプレゼントしていただきました。この本は1960年代に初版されたものなので、初めて見た時は時代遅れではないかと思ってしまいました。それでも面白いタイトルなので、どんな本なんだろうと興味をもって読み進めていくと、納得できることが数多くありました。
育児書はとても種類がたくさんあって、内容も本によって違うことがあり混乱してしまうことがあります。でも、この本は「赤ちゃんの目線」という新鮮な立場から見て様々なトラブルに対してどうしたら良いのか興味深く書かれていました。過多になっている情報に振り回されずに、「赤ちゃんの根本的な世話はどういうものか」をよく理解できたので、本当に助けられました。
いかに視野が狭く余裕なくいる自分に気が付きました。

「子どもの気持ちがわかると、子育てはもっと楽しい」という佐々木正美先生の本を読んで、どんと構えて自分に自信をもちながら迷いのない育児をしていいんだという気持ちになり、気持ちが軽くなりました。佐々木先生の本は、クリニックの先生に「ぜひ読んでみるといいよ」という勧めで何冊か読んでいました。
この本を購入したときは一人目の育児で本当に気持ちに余裕もなく、ただただ子供が笑うことにも目を向けていられなかった時期でもあります。何でも完璧にこなさなければ、という思いや「この時期はこんなことができて当たり前なのでは」という、マニュアルばかりを気にしていたなとあとで反省がうまれました。一生懸命になることは本当は良いことなのですが、ほどよく手をぬいたり、その場その場での子どもの感じていることを、同じ目線でむきあってあげれば、母親自身も視野が広がり、何かあっても「まあいっか!」と、動じない強い心も保てます。
先が見えない気持ちで不安があるお母さんや、育児に力をいれすぎて疲れ気味のお母さんには是非ともお勧めの一冊です。