赤ちゃん絵本の選び方に関する記事

赤ちゃん絵本の選び方&読み聞かせ方・心の成長に絵本のサプリ

赤ちゃん絵本の選び方&読み聞かせ方・心の成長に絵本のサプリ

赤ちゃんの絵本について月齢、発育に合わせた絵本の選び方・読み聞かせ方を紹介。まだ言葉の分からない赤ちゃんでもパパママが絵本を読み聞かせることは心豊かな成長を促すメリットが大きいのです

マーミーTOP  >  子育て  >  赤ちゃん絵本の選び方&読み聞かせ方・心の成長に絵本のサプリ

赤ちゃんから2歳まで絵本の選び方!0歳から読み聞かせる効果とは?

赤ちゃんがお腹の中にいるときから聞いていたお母さんの声は、赤ちゃんにとって格別に安心する声ですね。赤ちゃんとパパママとのお話や声掛けは、赤ちゃんに安心感を与え、心穏やかな時間が流れる何にも替えがたい時間なのではないでしょうか?

さらには絵本を優しい声で読んであげることは赤ちゃんの心の栄養になり、健やかな成長の一助になりますね。赤ちゃんの心を穏やかに、情緒豊かに、より頭や心の発育に良い絵本とは一体どのような絵本を選べば良いのでしょうか?赤ちゃんは月齢に応じて身体や脳が発達しますから、読み聞かせも月齢にともなった絵本を選んであげたいところ。赤ちゃんの絵本の選び方のポイントを考慮して、お子様の大切な一冊を選んであげましょう。

月齢別絵本の選び方~赤ちゃんの発達に合わせた読み聞かせのために~ 

絵本を開いて見入る幼児

人によっては胎教と位置付けて、赤ちゃんがまだお腹の中にいる頃から絵本の読み聞かせを始めている方もいるのではないでしょうか?赤ちゃんが生まれたら、日々の授乳やおむつ替え、離乳食と家事といったようにママは家の仕事がたくさんで忙しいから、ゆっくり絵本を読んであげられるのは今だけ、とも言えますね。

赤ちゃんが生まれたあとは、子供の発育にあった絵本選びが必要になります。赤ちゃんへの絵本の読み聞かせはパパもママもみんなしてあげたいと思っているからこそ、最適な絵本選びもしていきたいものです。それではさっそく、月齢・年齢別に絵本選びのポイントをチェックしていきましょう。

0歳 生まれて間もない赤ちゃんの絵本の選び方

生まれて間もない赤ちゃんは視力がまだ発達していませんが、ぼんやりとなら見えているのではっきりとして色鮮やかな絵本がおすすめです。視界はぼんやりでも耳はしっかりと聞こえていますから、生後間もない赤ちゃんには絵本が早過ぎるということはありません。絵本は何冊あっても嬉しいものですから、お友達の出産祝いに絵本を送るのも喜ばれますよ!

しかし、言葉の理解には確かに早いので、文字よりも絵や線がはっきりしたもの、シンプルなもの、また色彩がカラフルな絵が中心のものを選んであげましょう。色彩やデッサン、デザインなど芸術性のある絵本は知らず知らずに美意識や感覚を高めてくれるはずですから、きれいな絵本をおすすめします。

生まれて6カ月を過ぎる頃から、赤ちゃんの視界もハッキリとしてきてママやパパの顔もしっかりと見るようになります。手を自由に動かしていろんな物を掴んだりしながら、口や手の感触で物の認識や感覚を味わうようになってきます。何でも口に入れて確認をしたがる月齢ですから、口に入れても安全な布絵本などを手に取らせてあげると喜んで絵本を触ってくれるかも。

布で作った絵本はボタンやマジックテープなどでくっ付けたり、はがしたりと手や肌の感触や素材の音、口や目といった身体のたくさんの機能で楽しむことが出来ますね。
それ以外にもブーブーやポッポー、ゴロゴロ、ビリビリ、ガタゴト、ブクブクなどリズムのある擬音語や擬態語がある絵本も楽しめるようになります。

1歳頃からの絵本の選び方

1歳を過ぎるとだんだんと男の子らしいもの、女の子らしいものなど好みもはっきりとしてきて、ただ食べる寝るだけではない生活習慣にも親しみはじめる頃。「動物」「乗りもの」といった子供の大好きなもので興味を引く絵本、「あいさつ」「歯磨き」「トイレ」「お着替え」などといった、子供を取り巻く生活習慣について学べるような絵本も役に立ってきます。
日々のなかでお子さんがどんなものに興味があるのか、何が好きなのかを一緒に探していく意味も含めて、この時期は幅広いジャンルとたくさんの絵本に触れさせてあげるのが良いですね。

多くの子は一人で歩き始めて活動的になり、親子でお出かけする機会も増えます。まだまだマナーを理解できない年齢の子供ですから、お出かけの相棒として持ち運びやすい小さなお気に入りのおでかけ絵本があると、外出先や公共機関で助かることが度々あるかも知れません。

2歳頃の絵本の選び方

2歳ぐらいになると、絵本の物語の流れが少しずつ理解出来るようになります。お友達や大人との会話も成り立つようになりますから、ストーリーとそれに対する感情や疑問なども持って聞いてくるようになります。シンプルな「起承転結」なら理解しているはず。
絵本に慣れ親しんでいる子なら、繰り返し読んで欲しいと自分で絵本を持ってくる子も。と言っても、まだまだ難しいストーリーにはついて行けませんから、日常生活に即した分かりやすい、シンプルな絵本がおすすめです。

一方で、なかなか絵本に馴染めない子も出てきます。そんな子には、なるべく短い文章のシンプルな絵本を何度も読んだり絵本を使って楽しい時間を過ごしていくと、子供がどんなお話が好きなのかが見えてくるはずです。図書館や本屋さんに行って親子で話しながら好きな本を選ばせてあげたり、一緒に選んでみたり…。
子供にとって絵本が身近なものになってきて、子供自身が「自分で選びたい」と思えるようになったときには、自然と「好きな本を選んでおいで」と声をかけているかも知れませんね。

赤ちゃん絵本の読み方

字がまだ読めない赤ちゃんは、ママが絵本を読んでくれたとき全身の機能を使って肌で感じながら読み聞かせの時間を過ごしているのではないでしょうか?赤ちゃんにとって優しいママとパパの声がする時間は心地のよい時間。パパとママの暖かい声色、心のこもった声で愛情を感じながら楽しんだり安らいだり出来るのです。

まずは、赤ちゃんに優しく話しかけるように絵本を読んであげましょう。抱っこや添い寝をしながら、赤ちゃんのなるべくそばで寄り添いながら絵本を囲んでみてください。

0歳児への読み聞かせ方

絵本を見つめる赤ちゃん

まだ視力がはっきりしていない生後間もない赤ちゃんの場合、赤ちゃんからだいたい50センチほど離れた場所に絵本を持ってあげると赤ちゃんが絵本に気付きやすく、読んであげているうちに赤ちゃんが絵本を見つめ始めてくれます。心の栄養とともに脳にもとても良い刺激になることでしょう。

1歳児への読み聞かせ方

大人のジェスチャーを真似したり音で遊ぶようになる1歳頃は、お話しをしたり歌を歌ったりと楽しい絵本タイムを過ごすことをおすすめします。一緒に声を出して絵本を囲みながら歌うのも興味が拡がり、また楽しむことが出来ますね。

2歳児への読み聞かせ方

簡単なお話しの流れが理解出来るようになり、ストーリー中に疑問や感情が湧いて出てくるようになる頃、早い子なら「なんで?」も出てきてお話がなかなか進まない…ということも。しかし、たくさん話を聞いてあげながら子供の興味中心の絵本タイムを過ごすのも悪くありません。

絵本が、親子の対話材料となって、絵本と過ごす時間が多かった子供は人の話に耳を傾けるベースも作りやすいのです。なかなかお話が進まない…と思っているうちに、充実した絵本タイムを過ごすことが出来るようになっているかも?!

赤ちゃんの頃からの絵本読み聞かせの効果

両親が子供に絵本を読んであげる時間は、親子の大切な時間です。パパやママと一緒に暖かい時間を過ごすことで、子供は両親に愛されているという充実感や自己肯定感、満足感から安心を感じることが出来、それらが子供の心の成長の土台になるのです。

実際に、乳児健診時にスターターブックとして絵本を赤ちゃんに配付する自治体もあるほど、絵本の読み聞かせを大事な位置付けにされていますが、具体的に絵本の読み聞かせがもたらすメリットがどのようなところにあるのかを見ていきましょう。

豊かな心を育む 感情が豊かになる。

絵本を読む女の子

絵本タイムを過ごしているあいだ、子供の脳の中では感情と行動を決定する大脳辺縁系が活発に働いているようです。子供の脳と心のなかで喜怒哀楽の感情が色づいていくようなイメージでしょうか?
子供一人ひとりのペースと感情に合わせて親子で会話しながら進めていく絵本の読み聞かせが、絵本の世界を通して子供の知能や情緒面をじっくりと育むのに何役も買っていると言えます。

知能・読解力が向上する

乳幼児に絵本を読んであげることで、その後の知能発達や興味関心に大きな影響が出てくるようです。赤ちゃんの頃から絵本に慣れ親しんでいると、その後も読書への興味を持ちやすいばかりか集中力も育てるので小学校生活にも影響があるともされています。

親子の絆が深まる

絵本を囲み親子で一緒の時間を共有して行くなかで、お互いを思いやるコミュニケーションも生まれていきます。一緒の時間と同じ行動により親子間の愛情が伝わりやすくなり、子供の精神安定にも繋がります。これは、親子が後々まで良い関係になる傾向があるようです。

いまからでも遅くない!!たくさん絵本を読んであげよう

子育て中のパパ、ママはとても慌ただしい日々を過ごしているため、絵本を読んであげたくても落ち着いた時間を取れないこともありますよね。しかし、絵本の読み聞かせは、忙しい日々のなかでも大事にしていきたいもの。
なかなか落ち着いて絵本を読んであげられないパパママだけど、パパママの絵本を読んであげたい気持ちが豊かな心と子供の情緒を育むとも言えます。赤ちゃんの頃は絵本の読み聞かせをしてあげられなかったパパママも決して遅くはありません。今からでも、少しだけ時間を工面してみましょう。

この記事を書いたライター
鈴木凛子

鈴木凛子

40代、趣味は付箋集め、晩酌が欠かせないのんべえですw

この記事に関連した特集ページ