6歳におすすめの面白い絵本!子供が本好きになる厳選13冊
6歳になり小学校への入学が近づいてくると、ひらがなやカタカナを習い、少しずつ自分で文字が読めるようになってきますよね。その反面、「ウチの子はもうすぐ小学生なのに、自分から進んで本を読まない」と心配になるママも多いのではないでしょうか。
しかし、発達心理の観点から見ると、自分で文字を「読む」作業は子どもにとってまだまだ大きなエネルギーを使います。文字を追うことに必死になり、物語の世界を楽しむ余裕が持てないことも多いのです。だからこそ、親が声に出して読んであげる「絵本の読み聞かせ」を通して、耳からお話の世界に没入し、親子のスキンシップを図る時間は、6歳の子どもにとっても非常に大切なのです。
こちらでは、小学校入学を心待ちにしている年長児や、毎日大きなランドセルを背負って通学している小学一年生に向けて、入学がテーマの本、感性を育む名作、好奇心を刺激する知識絵本や伝記、夢中になれる迷路・探し絵本など、幅広いジャンルから厳選した13冊をご紹介します。本好きな子はもちろん、本が苦手な子もきっと夢中になる一冊が見つかりますよ。
入学が待ち遠しい!年長児向け絵本
もうすぐ憧れの小学1年生。小学校に入学する日を楽しみにしている年長さんにピッタリの本をご紹介します。6歳のお誕生日プレゼントとしてもオススメです。小学校ってどんなところだろう?という漠然とした不安を、ワクワクする期待感に変えてあげましょう。
1ランドセルがやってきた
大人気「中川ひろたか」作!新1年生に贈りたい一冊
文 中川ひろたか 絵 村上康成
出版社:徳間書店
価格:1,300円 + 税
うみひこくんのところに、おじいちゃんから青いランドセルが届きました!嬉しくてたまらず、早速新品のランドセルを背負って外に出てみることに…。
主人公のワクワク感が文章や絵から真っ直ぐに伝わってきて、これからランドセルを買ってもらうお子さんも自然と感情移入できる内容になっています。大人気の中川ひろたか×村上康成コンビが描く、入学祝いにピッタリの1冊です。
2一年生になるんだもん
入学までの準備の様子が楽しく描かれた絵本
文 角野栄子 絵 大島妙子
出版社:文化出版局
価格:1,300円 + 税
「入学するのは楽しみだけど、小学校ってどんな所?一人でいけるかな…」そんな少しの不安は、どのお子さんも密かに持っているものです。入学までの日々を楽しく描いている本作を読むと、「不安なのは自分だけじゃないんだ」と心強い気持ちになるでしょう。
この本があれば心の入学準備は完璧!? お子さんと一緒に「小学校に行ったら何して遊ぼうか?」と会話を広げてみましょう。
【年長さんへの声かけのコツ】
・リアルな会話例:
ママ「うみひこくんのランドセル、かっこいいね!〇〇ちゃんは何色のランドセルにするか、もう決めた?」
子ども「うーん、水色がいいな!」
ママ「水色すてきだね!小学校に行ったら、水色のランドセルにどんな教科書を入れるのかな。楽しみだね」
このように、絵本の内容を現実の自分と結びつける声かけをすることで、小学校への具体的なイメージと期待感が膨らみます。
本好きの6歳におすすめの少し長めの傑作
6歳になると集中力がつき、少し長めの絵本もじっくりと聞き入れることができるようになってきます。他者の痛みに共感したり、愛情を感じ取ったりする感受性が豊かに育つ時期だからこそ、おすすめしたい不朽の名作をご紹介します。
3手ぶくろを買いに
母の愛情の深さが詰まった1冊
作 新美南吉 絵 黒井健
出版社:偕成社
価格:1,400円 + 税
寒い雪の日。寒さで手が冷たいと言う子ぎつねのために、毛糸の手袋を買ってあげようとする母ぎつね。しかし過去の経験から人間に強い不信感を抱く母ぎつねは、子ぎつねの片手を「人間の手」に変え、お金を持たせて一人で町へ買いに行かせます。果たして子ぎつねは無事にお買い物ができるのでしょうか。
人を信じる清らかな心の子ぎつねと、子を深く愛し案じる母ぎつね。何度読んでも親子の絆に胸が熱くなる、心温まる名作です。
4わすれられないおくりもの
永遠の別れと友情の素晴らしさを伝える傑作
作 スーザン・バーレイ 訳 小川仁央
出版社:評論社
価格:1,200円 + 税
野原のみんなに慕われ、頼りにされていたおじいさんアナグマが亡くなりました。残された動物たちは深い悲しみに暮れますが、やがてアナグマに教えてもらった知恵や思い出(おくりもの)を大切に語り合うようになり、悲しみを乗り越えていきます。
小学校の国語や道徳の教科書にも採用される素晴らしいお話です。「死」という永遠の別れを子どもに伝えるのは難しいテーマですが、この絵本は優しく温かいタッチで、命の繋がりを心に刻んでくれます。大人が読んでも涙がこぼれる一冊です。
5ぞうのババール
半世紀以上も読み継がれてきたぞうのババールの愛溢れるストーリー
作 ジャン・ド・ブリュノフ 訳 やがわすみこ
出版社:評論社
価格:1,400円 + 税
シリーズ化され、世界中で愛されているフランスのベストセラー絵本です。1作目の本作は、ぞうのババールがお母さんを亡くして一人で町へ逃げ出し、優しいおばあさんに出会って成長し、やがてぞうの国の王様になるまでを描いています。波乱万丈の冒険絵本としても、深い愛に溢れた絵本としても楽しめる秀作です。
【長いお話を読むときのつまずきと対処法】
・つまずき:お話が長すぎて、途中で子どもがモゾモゾと飽きてしまう。
・対処法:一度に全部を読み切ろうとする必要はありません。「今日はここまでね。明日は子ぎつねが無事に手袋を買えるか、続きを読もうね」と、あえて途中で本を閉じる「しおり作戦」がおすすめです。翌日への期待感が高まり、「早く続きを読んで!」と本への興味がぐんと増します。
面白くて役に立つ!民話や伝記
民話・昔話・伝記には、生きていく上で重要な教訓や知恵が沢山詰まっています。小さい頃に読み聞かせで知っている昔話でも、6歳になって善悪の判断がつくようになってから改めて触れると、また違った深い感じ方をするようになります。
小学校の図書室でも民話や伝記コーナーは1年生に大人気。伝記を選ぶ時は、「〇〇を発明した人」など、子どもの身近なものと直結する偉人からスタートすると興味を持ちやすいですよ。
6十二支のはじまり
干支を分かりやすく、楽しく教えてくれる一冊
作 やまちかずひろ 絵 荒井良二
出版社:小学館
価格:1,000円 + 税
「干支って何?」「どうしてネズミが一番なの?猫はどうしていないの?」といった子どもの素朴な疑問に、神様と動物たちの競争という形でユーモアたっぷりに答えてくれます。
表紙のイラストを見ただけで十二支の順番が一目でわかるのもうれしいポイント。お正月や年末年始に親戚が集まる時期に読めば、「おじいちゃんは何年?」と会話も弾む、お年玉代わりのプレゼントとしてもおすすめです。
7いっすんぼうし
美しい絵が魅力!繰り返し読みたい昔話
文 石井桃子 絵 秋野不矩
出版社:福音館書店
価格:1,100円 + 税
最近では昔話の絵もアニメ調の可愛らしいものが増えていますが、本作は日本画の美しい柔らかなタッチで描かれており、いかにも「昔話」という風格があります。
6歳になり「日本古来の本格的な昔話を味わわせたい」と考えている時に最適な一冊。体が小さくても知恵と勇気で鬼に立ち向かう一寸法師の姿は、これから大きな社会(小学校)へ飛び出す子どもの心にも強く響くはずです。
8ライト兄弟
空を飛ぶことにすべてをかけた兄弟の物語
作 鶴見正夫 絵 徳田秀雄
出版社:ひさかたチャイルド
価格:1,400円 + 税
初めて伝記に触れるお子さんにピッタリの一冊。ライト兄弟の子供時代に空飛ぶおもちゃで遊んだエピソードから描かれているため、自分と同じ「子ども」からのスタートとして非常に親しみやすくなっています。何度失敗してもくじけず、工夫を重ねて空を飛ぶ夢を叶える姿から、「諦めない心」をストレートに学ぶことができます。
1人でも読める好奇心を刺激する絵本
子どもは、自分の好奇心にピタッとはまる本を見つけると、取り憑かれたように何度も繰り返し読みます。
「なぜ?どうして?」が爆発する6歳児の知的好奇心を満たす科学絵本や、ゲラゲラ笑えるユーモア絵本は、「自分で文字を読んでみたい!」という意欲を引き出す最高のスパイスになります。
9バナナのはなし
これを読めば、あなたも「バナナ博士」!?
作 伊沢尚子 絵 及川賢治
出版社:福音館書店
価格:900円 + 税
子どもに身近な果物「バナナ」の、意外と知らない秘密がぎっしり詰まった知識絵本。「皮が黒くなるのはなぜ?」「タネはどこにあるの?」など、分かりやすい解説でバナナに詳しくなれます。読んだ翌朝の朝食にバナナを出せば、「バナナ博士」として得意げに豆知識を披露してくれますよ。
10おしりをしりたい
子供が大好きな「おしり」の秘密を解明します!
作/絵 鈴木のりたけ
出版社:小学館
価格:1,300円 + 税
ウンチやおしりという言葉だけでゲラゲラ笑う6歳児の心を鷲掴みにする一冊。子どもに大人気の「おしり」について、動物のおしりの違いなどを真面目に、かつユーモアたっぷりに掘り下げて描かれています。インパクト抜群の表紙を見た瞬間から、自分から手を伸ばして読みたくなる魔法のような本です。
11よかったね ネッドくん
ネッドくんの旅は波乱万丈!無事到着するのでしょうか?
作 レミー・チャーリップ 訳 やぎたよしこ
出版社:偕成社
価格:1,400円 + 税
ニューヨークからフロリダのパーティー会場へ向かうネッドくん。「よかった!」と思った直後に「でも、たいへん!」と大ピンチが訪れ、ハラハラとホッとする展開が交互にテンポよく繰り返されます。
「次はどうなるの!?」とスピード感あふれる展開に釘付けになること間違いなし。1969年の発売から長く愛されている、色褪せないスリル満点の絵本です。
本が好きになる!夢中になれる迷路や探し絵本
迷路や探し絵本(ウォーリーを探せ等)は、ただ読むだけでなく「ゲーム感覚」で遊べるため、文字を読むのがまだ苦手なお子さんや、じっと座ってお話を聞くのが苦手な活発なお子さんを「本好き」に変える最強のアイテムです。絵の隅々にまで隠された小ネタを探すなど、読むたびに新しい発見があります。
12時の迷路
迷路とかくし絵が一緒になった大人気シリーズの1冊目
作/絵 香川元太郎
出版社:PHP研究所
価格:1,300円 + 税
歴史検証イラストレーターでもある作者が描く、圧倒的に緻密なイラストに大人も息を呑みます。恐竜時代から江戸時代、未来へと時空を旅しながら、迷路・かくし絵・クイズが一度に楽しめる超贅沢な内容。
「ここに行き止まりがあった!」「忍者みーっけ!」と、パパやきょうだいと一緒に頭を突き合わせて競い合いながら楽しむのに最適です。
13スペシャルなチャレンジ ミッケ!お~いシーモア!
大人気の「ミッケ」が更に面白くなって登場
作 ウォルターウィック 訳 糸井重里
出版社:小学館
価格:1,800円 + 税
保育園や小学校の図書室で常に貸し出し中になるほど大人気のさがし絵本「ミッケ!」シリーズ。美しい写真の中に精巧に隠されたおもちゃや小物を、お題に沿って探していきます。
「なかなか見つからない!」と悔しがりながらも、見つけた時の「あったー!」という達成感が脳に快感を与え、「もっと他のページもやりたい!」と集中力と観察力をグングン育ててくれます。
【探し絵本で本好きに導くポイント】
大人が先に見つけてしまっても、すぐに指をさしてはいけません。「うーん、赤い車の近くにあるような気がするなあ…」とヒントだけを出し、子ども自身の手で見つけさせて「よく見つけたね!」と大いに褒めてあげてください。「本を開くと楽しいことがある」という成功体験が、本好きへの一番の近道です。






