絵本好き!読み聞かせのコツに関する記事

絵本の読み聞かせのコツと効果:子供が集中する読み方、年齢別のおすすめ方法【大切さや上手い人の共通点も】

絵本の読み聞かせのコツと効果:子供が集中する読み方、年齢別のおすすめ方法【大切さや上手い人の共通点も】

「読み聞かせをしてもすぐ飽きてしまう」というお悩みに、絵本選びのコツから役になりきる工夫、アドリブの入れ方まで具体的に回答。0歳〜6歳の年齢別ポイントや読み聞かせに向く時間帯もまとめました。

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絵本の読み聞かせのコツと効果:子供が集中する読み方、年齢別のおすすめ方法

子供達に絵本を読んでいるお母さん

絵本の読み聞かせは、お子さまにとって楽しい時間であることが何よりも大切です。お子さまは、親御さんに読み聞かせてもらうことで、愛情を感じるとともに、言葉の獲得や新しい世界観を学ぶことができます。

しかし、「せっかく読み聞かせているのに、途中で集中力が切れて遊び始めてしまった」という経験はありませんか?お子さまが絵本に夢中になり、最後まで集中して聞いてくれるように、ここでは子供を魅了する読み聞かせのコツと、具体的な効果、そして年齢別のおすすめの読み方についてご紹介します。

大前提として、焦らず、無理せず、読み手であるパパやママが読み聞かせを心から楽しむことが、お子さまの集中力を引き出す一番の秘訣です。

絵本の読み聞かせが子供にもたらす効果

読み聞かせは単なる遊びではなく、お子さまの成長に多くの良い影響をもたらします。近年の研究では、読み聞かせの頻度が高い子どもほど、複数の発達領域で良好な結果が見られることも報告されています。

  • 言語能力・語彙力の向上:正しい日本語の響きや、様々な語彙を自然に吸収できます。
  • 想像力・世界観の拡大:絵本を通して、日常生活では出会えない物語や感情、景色を想像する力が養われます。
  • 親子のコミュニケーション:親子の触れ合いを通じて、安心感と自己肯定感が育まれます。
  • 集中力・聴く力の育成:楽しい経験を繰り返すことで、物語を最後まで聞こうとする集中力が育まれます。

東北大学大学院の研究グループが乳幼児期の大規模データを分析した調査でも、読み聞かせの頻度が高い家庭の子どもほど、コミュニケーションや粗大運動、微細運動、問題解決、個人-社会性という5つの発達領域すべてで良好な発達傾向が見られたと報告されています。日々のちょっとした積み重ねが、お子さまの成長を確かに後押ししてくれているのです。

年齢別に見る、絵本の選び方と読み聞かせのポイント

お子さまの月齢・年齢によって、理解できる言葉や集中できる時間、興味の対象は大きく変わります。ここでは、年齢別に絵本選びと読み聞かせのポイントをまとめました。

0〜1歳ごろ

言葉の意味はまだ十分に理解できませんが、色や音、リズムには敏感に反応する時期です。輪郭がはっきりした鮮やかな色使いで、擬音語やリズムの良い言葉が繰り返し出てくる絵本がおすすめです。ページ数が少なく、破れにくい厚紙(ボードブック)タイプを選ぶと、お子さまが自分でめくって遊んでも安心です。

1〜2歳ごろ

指さしや簡単な言葉が出始める時期です。「これなに?」と問いかけながら読める絵本や、めくると絵が変化するしかけ絵本が興味を引きます。自分でページをめくりたがることも増えるので、多少乱暴に扱っても壊れにくい丈夫な作りの絵本を選ぶとよいでしょう。

2〜3歳ごろ

語彙が一気に増え、日常生活の出来事や身近なテーマに興味を持つようになります。友だちや家族との関わり、キャラクターの表情や感情がわかりやすく描かれた絵本を好むようになる時期です。物語の起承転結を少しずつ楽しめるようにもなってきます。

4歳〜6歳ごろ

社会性が芽生え、絵本の内容を自分の経験と重ねて考えられるようになります。友だちとのけんかや我慢が必要な場面など、少し考えさせられるテーマの絵本もおすすめです。冒険やファンタジーの世界にも興味を持ち始め、ハラハラドキドキする物語を楽しめるようになるほか、言葉遊びにも興味を示すようになります。

絵本選びに迷ったときは、パパやママが子どもの頃に好きだった絵本や、図書館・書店でおすすめされている絵本を手にとってみるのも一つの方法です。

読み聞かせにおすすめの時間帯はいつ?

「読み聞かせは何時にするのが正解?」と迷う方も多いのではないでしょうか。実は、読み聞かせに向く時間帯にはそれぞれ異なるメリットがあります。

  • 朝:脳が活発に働きやすく、内容を理解しやすい時間帯です。1日の始まりを楽しい気持ちで迎えやすくなる効果も期待できます。
  • 夕食後:体を動かした後や食事の後のひと休みの時間に読み聞かせをすることで、心身をリフレッシュさせ、日中に感じた緊張やストレスを和らげる効果が期待できます。
  • 寝る前:リラックスできる穏やかな絵本を選べば、入眠をサポートする習慣として定着しやすくなります。

ただし、寝る前にワクワクするお話や展開の激しい絵本を読むと、お子さまが興奮してしまい、なかなか寝つけなくなることもあります。就寝前には、刺激の少ない穏やかな絵本を選ぶようにするとよいでしょう。何より大切なのは、無理に時間を決めすぎず、お子さまとパパ・ママが心地よいと感じるタイミングで続けることです。

絵本の読み聞かせが上手い人に共通する4つの心構え

「読み聞かせが上手」と言われる人には、実はテクニック以前に共通する心構えがあります。

  • 子どもの主体性を信じる:お子さまが絵本の世界をどう感じ、どう楽しむかを尊重し、大人の解釈を押し付けません。
  • 物語を尊重する:絵本そのものが持つ言葉やリズム、間(ま)を大切に読み進めます。
  • 完璧を求めない:読み間違えたり、途中でお子さまが飽きてしまったりしても、気にしすぎないおおらかさを持っています。
  • 読み手自身も楽しむ:パパやママ自身が物語を楽しむ姿勢が、お子さまにもそのまま伝わります。

特別な技術がなくても、この4つを意識するだけで、読み聞かせの時間がぐっと豊かなものになります。

読み聞かせがうまくいかない時に見直したい3つの習慣

「集中して聞いてくれない」ときは、絵本の内容そのものより、読み方の習慣を少し見直すことで改善することがあります。

  • 親のペースで進めていないか:時間がないからと急いで読んだり、お子さまが眠そうでも最後まで聞かせようとしたりせず、お子さまのペースを尊重しましょう。前のページに戻りたがったら戻る、気に入ったページを何度も読み返す、といった柔軟さも大切です。
  • “しつけ”のためだけに読んでいないか:しつけを意識した絵本ばかりを選び続けると、「絵本=お説教」というイメージがついてしまうことがあります。絵本本来の楽しさを味わえるよう、テーマに偏りが出ていないか時々見直してみましょう。
  • 寝る前に刺激の強い絵本を選んでいないか:ワクワクする冒険ものや展開の速い絵本は、寝る前だとお子さまが興奮してしまい、寝つきが悪くなることがあります。就寝前は穏やかで安心できる絵本を選ぶのがおすすめです。

こうした習慣を少し意識するだけで、お子さまが絵本によりリラックスして向き合えるようになることがあります。

子供が絵本に集中する読み聞かせの5つのコツ

読み聞かせに慣れていない初めのうちは、良い絵本を選んでも、お子さまがすぐにページをめくり始めたり、落ち着かなくなったりすることもあります。しかし、日を改めて読み聞かせを続けることで、徐々に落ち着いて聞ける時間が長くなります。

1絵本選びはお子さまと一緒に

本を子供に見せる両親

お子さまに読んであげる絵本を、どのように選んでいますか?まだ自己主張ができない小さなお子さまには、パパやママが読んであげたいと思う絵本を選んでも良いでしょう。

しかし、親が選んだ絵本はお子さま自身が興味を持てないことも多く、結果的にお子さまの集中力が切れてしまう原因になることがあります。そこで、絵本選びはできるだけお子さまと一緒に行うことがおすすめです。

子供を魅了するには!

お子さまが自分で選んだ絵本を読み聞かせることで、絵本の楽しさを教えてあげましょう。お子さまの興味を尊重することが、集中力を引き出す最初のステップです。

お子さまの好みを把握する

子供の描く絵を見る親

お子さまの集中力は、発達段階によって持続時間が異なります。「なかなかじっと聞いてくれない」と感じても、それはお子さまの発達の自然な過程です。そんな好奇心旺盛なお子さまの心を掴むには、好きなキャラクターや動物、乗り物など、我が子の興味のあるものを把握することが重要です。

物語を聞いて楽しめるようになるまでは、好きなものの絵をパパやママと一緒に眺めて楽しむことをメインにしましょう。絵本を読むこと自体を楽しい遊びだと思えるようになれば、そのうち自分から絵本を持ってきて「読んで」とおねだりしてくれるようになりますよ。

子供を魅了するには!

お子さまの好むテーマの絵本を入口にして、絵本に対するポジティブな感情を育てましょう。

紙芝居や仕掛け絵本も取り入れる

仕掛け絵本を見る子供

お子さまに読み聞かせられるものは、一般的な絵本だけではありません。たまには紙芝居や仕掛け絵本などを読み聞かせると、普段あまり絵本に興味を示さないお子さまも喜ぶことがあります。

紙芝居の中には、聞いているお子さまがお話に参加できるようなクイズ形式のものや、お子さまに語りかけるような内容のものなど、一緒に楽しみながら進められるものが数多くあります。また、飛び出す絵本や、絵本の中の扉を開ける仕掛け絵本なども、お子さまはおもちゃ感覚で興味を示します。

子供を魅了するには!

図書館から紙芝居や仕掛け絵本を借りてきて、お子さまが物語に参加している感覚や驚きを体験させてあげましょう。五感を刺激することで、絵本への興味が深まります。

役になりきって感情を表現する

絵本を読み聞かせる母親

絵本を読み聞かせる時には、思い切ってその本の登場人物の役になりきってみましょう。ママやパパが役者気分で役を演じて読み聞かせれば、お子さまはその迫力や表現力にたちまち魅了されます。

恥ずかしがり屋のママやパパは、ほんの少し声色を変えてみたり、セリフに感情を込めて読み聞かせてみましょう。それだけで、お子さまはその絵本の虜になります。お子さまは、読み手の喜怒哀楽の表現を見ることで、感情の理解を深め、自身の表現力や感受性を豊かに育んでいきます。

なお、専門家の間では「声色を変えて感情豊かに読む方法」だけでなく、「淡々と読むことでお子さま自身の想像力が育まれる」という考え方もあります。どちらが正解ということはなく、お子さまの反応を見ながら、親子で心地よいと感じるスタイルを見つけていくとよいでしょう。

子供を魅了するには!

役になりきり感情を表現することで、お子さまにリアルな臨場感を楽しみ、豊かな感受性を育ませてあげましょう。

読み聞かせにアドリブを加える

手作り人形を手にはめる母親

お子さまを絵本に魅了させるコツとして、読み手のアドリブも効果があります。何度も同じ本を読み聞かせると、お子さまには良いのですが、親は飽きてしまうことがあります。親がつまらないと感じた気持ちは、お子さまにもなんとなく伝わり、お子さまもなんだか楽しくなくなってしまいます。

そこでパパやママがちょっとしたアドリブを加えることで、親も楽しくなってきますし、お子さまも突然の展開にドキドキして興奮します。絵本の内容に沿って、登場人物の名前を呼んで話しかけたり、「この動物は何て鳴くのかな?」と鳴き声を真似してアドリブを入れたりするのも効果的です。

子供を魅了するには!

アドリブを加えて、より臨場感のある読み方をし、親子の会話を楽しみましょう。これが読み聞かせを続けるための秘訣でもあります。

小学校の読み聞かせボランティアや保育士も実践するコツ

集団に向けた読み聞かせを日常的に行っている保育士や、小学校の読み聞かせボランティアの間では、次のような実践的な工夫が知られています。

  • 絵本の「のど」(見開きの中央部分)を片手でしっかり持ち、ページがめくれてもお話が途切れないようにする。
  • 子どもたちから見やすい高さ・角度を意識し、集団の一番後ろの子どもにも絵がきちんと見えるようにする。
  • 読んでいる途中で説明や感想を挟みすぎず、お話の世界に集中できるよう、区切りの良いところまで中断しない。
  • 本番前に必ず下読みをして、ページのめくりどころや間の取り方を確認しておく。
  • 絵本は大きさや遠目から見たときのバランス、絵と文字量のバランスも考慮して選ぶ。

ご家庭での読み聞かせでも、これらのポイントを少し意識するだけで、お子さまがより絵本の世界に入り込みやすくなります。

子供だけじゃない!親が楽しむのが一番の読み聞かせのコツ

子供と楽しそうに絵本を読んでいるお父さん

絵本は聞き手であるお子さまだけが楽しむものではありません。読み手であるパパやママが楽しんでこそ、お子さまにもその楽しさが伝わるのです。親が楽しいと感じて行う読み聞かせは、お子さまにとって最高のコミュニケーションと学びの場になります。

「読み聞かせは何歳まで続ければいいの?」という疑問もよく聞かれますが、一般的には、お子さまが自分で本を読みたがるようになる中学生や高校生になるまで続けても良いとされています。お子さまが「読んでほしい」と求めてくるうちは、ぜひ続けてあげてください。読み聞かせは、お子さまの成長を見守る、貴重な親子の時間となるでしょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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