【男の子の育て方】初めてのママにおすすめの育児本6選!性差を理解して心が楽になる方法
男の子の育児に関する本を読む前のママは、我が子であっても異性の男の子を「理解できない不思議な存在」と感じる人が多いのではないでしょうか。
特に初めて男の子を育てるママの場合、行動の激しさや関心の対象が、子育てのイメージや女の子の育児の経験と大きく異なり、戸惑ってしまうことはよくあります。これは、男の子と女の子には脳の構造や発達のスピードに性差があるためです。
ぜひ男の子の育児に関する本を読んで、男の子の特性を理解し、心の負担を軽減しましょう。適切な知識を得ることで、男の子の育児をより楽しめるようになります。これから息子の誕生を待ち望むプレママや、女の子ママにもおすすめです。
男の子の育児に戸惑う理由:性差と行動原理の理解
男の子を育児中のママやパパは、男の子と女の子の違いを日常的に感じることが多いです。生まれる前から、胎児の時点でも、男の子と女の子では活動量などに違いがあるとする研究もあります。
一般的に、未就学の幼児の行動について調べてみると、男の子には次のような特徴があることがわかっています。
男の子の行動の主な特徴(一般傾向)
- 活発な動き:常に動き回り、探索行動や挑戦的な行動を好む傾向があります。
- 動的な集団遊び:ボール遊びや追いかけっこ、戦いごっこなどの、身体を使った遊びを好みます。
- 空間認知への関心:車やブロック、機械など、物体の構造や空間を把握する遊びに集中力を発揮する傾向があります。
- 聴覚よりも視覚優位:「静かにしなさい」といった言葉での指示が伝わりにくく、行動で示す方が理解しやすい場合があります。
これらの行動特性は、脳の働きや性ホルモンの影響が関係していると考えられています。男の子のママは、一般的な男の子のイメージとのギャップや、自分の常識では理解できない行動に戸惑うことが多いのです。まずは「そういうものだ」と理解することが、心の負担を減らす第一歩となります。
子育て4コマ漫画:男の子の育児の本
1.男の子の「特性」と「行動」の理解を深めるおすすめ本2選
男の子のママは、親として息子を理解できないジレンマを感じてしまいがちです。そこでおすすめしたいのが、男の子の行動原理や脳の仕組みから解説している、共感性の高い本です。
これらの本を読むことで、小さな枠にはめずに生まれ持った本来の大きさで育ててあげるヒントや、しっかりと身に着けてあげたい家庭教育のポイントが分かります。
カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方
著者:久保田 カヨ子 解説:久保田 競
出版社:ダイヤモンド社
価格:1,200円 + 税
「脳科学おばあちゃん」として知られる著者が、自身の経験と脳科学的な視点から書いた、男の子の子育てのマニュアル本です。男の子への50の具体的なしつけについて書かれており、その説得力に定評があります。初めての男の子の子育てで不安を持つママの不安を払拭できる、おすすめのロングセラー本です。
日本一わかりやすい 男の子の育て方の本
著者:原坂 一郎
出版社:PHP研究所
価格:1,100円 + 税
子育てアドバイザーであり、男性保育士の目線を持つ著者が、ママが理解できない男の子の言動を詳しく解説しています。男の子特有の言葉がけの方法や具体的な対処法についてもわかりやすく説明している一冊です。ママが感じがちな男の子の「困った事例」も満載なので、共感しながらスムーズに読めます。
2.男の子育児の「あるある」を楽しく笑い飛ばすおすすめ本2選
自分自身に男兄弟がいないママの場合、男の子の行動を理解できないことが多いですが、慣れてくると、意外と男の子の育児には笑いや喜びがあふれているものです。
男の子育児の大変な時期を明るく笑い飛ばせる本は、ママの心を楽にしてくれます。あるある満載で、読んで楽しくなるような男の子の育児の本をご紹介していきましょう。
息子育てが楽しくなる!男の子あるある
監修:篠原 菊紀 編集委員:男の子あるある委員会
出版社:小学館
価格:900円 + 税
男の子を実際に育てるママ達が、その謎の生態を紹介する育児本です。漫画のようにライトな感覚で読めるので、ママの心が楽になります。
ママのお悩み別に分類しながら事例を紹介し、それぞれに脳科学者による説得力のある解説つきです。男の子にあったしつけ法や叱り方、ほめ方も解説していますので、実践的な知識も得られます。
男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方
著者:竹内エリカ
出版社:KADOKAWA/中経出版
価格:1,200円 + 税
日本キッズコーチング協会理事長を務める著者が、男の子の気持ちや行動が理解できずに「ダメ!」ばかりを言いすぎてしまう読者に向けて、0歳から6歳までを年齢別に分類してそれぞれの特徴と親の対処法をご紹介しています。
男性目線でも読みやすいので、育児を始めたばかりのパパママにおすすめです。漫画版も出版されているため、本嫌いの人でも楽しく読めます。
3.しつけと対応法に悩む時におすすめの本2選
自分と違うからこそ悩んでしまう男の子の育児。しつけに行き詰ったときは、男の子の特徴をわかりやすく解説し、具体的な対応法を示した本を参考にしてみましょう。
育児で大事なのはその子の個性を尊重してあげることです。「男の子だから」と決めつけるのではなく、その子の特性を理解することで、個性を伸ばす子育てを心掛けましょう。
男の子の育児や子育てでは、年齢によって接し方やしつけのやり方を何度か見直すことが大切です。そのためにも知識は不可欠となります。
男の子の育て方
著者:諸富 祥彦
出版社:WAVE出版
価格:1,300円 + 税
TV出演することも多い心理学者の諸富祥彦さんの本です。この本では0~6歳、7~12歳、13歳以上と3段階に分けて、「結婚力」「学力」「仕事力」を男の子に身に着けるための母親の接し方を紹介しています。具体的な会話例で解説しているので、育児に悩む男の子のママでも即戦力が養えます。
男の子の本当に響く叱り方ほめ方
著者:小崎 恭弘
出版社:すばる舎
価格:1,300円 + 税
男の子を持つママの多くが抱えている「なぜ言うことを聞いてくれないの?」という悩みに答える育児の本です。実際に男の子3人を育てる元保育士のパパ著者が、男の子の行動原理から具体的な対処法までわかりやすく解説しています。効果的な叱り方と子どもを伸ばす褒め方もご紹介していますので、悩めるママにおすすめです。
ママのリアルな声:男の子の育児「あるある」
男の子の理解不能な行動は、ママにとって大きなストレスとなることもあります。ここでは、男の子ママたちが体験した「ギャップ」と「あるある」をご紹介します。
親は子供の気持ちや人格に目が行って目くじらを立てがちですが、男の子の理解不能な行動は、脳の働きやホルモンバランス、そして単なる好奇心や挑戦心が要因になっていることもあります。
男の子の行動の特徴
- 戸外遊びが多い
- 活発に動き回る
- よく食べる
- ボール遊びや追いかけっこなどの、動的な集団遊びを好む
一方で、ダイナミックだとイメージしていたのに、女の子のようにおとなしい男の子もいます。そのため、一般的な男の子のイメージとのギャップに戸惑うことも多いのです。
大いなるチャレンジャー
息子はとっても冒険家です。二段ベッドの上からうちわをはためかせて飛び降りて、鼻血を出す。除雪車が作った高さ2mの雪山に登って、顔からスライディング。凍った公園の噴水の水面に乗って、真冬に噴水の中に落ちるなど、武勇伝は数え切れません。
しかもその理由が「やってみたかったから」。私はいつもハラハラドキドキしっぱなしですよ。
男の子なのに意外とメソメソ
うちの息子は長男のせいか、私やお祖母ちゃんに対しては態度が偉そうです。ところが5歳下の妹に「バカ!」といわれると、途端にメソメソします。しかも妹に言い返すこともできずに、押し入れの中やこたつの中に入って引きこもります。
お祖母ちゃんは「男の子って、優しいのよ」といいますが、私に怒られるとガブッと噛みついてくるほど乱暴です。この相手によってのギャップの激しさには驚きです。
そんな遊び方、理解できません!
私には8歳の男の子と10歳の女の子がいます。最初に生まれた娘がおっとり系だったせいか、息子の乱暴さや大雑把さにビックリです。入学前の幼児の時の育児もかなり大変でしたが、大きくなった今は別の意味で大変です。
お風呂から上がれば裸のまま走り回るので家の中が水浸しです。隣の家の犬の耳は無理やり引っ張る。おもちゃの車を与えれば、2台をぶつけて「ドッカーン!ギャハハ!」と激しく遊び、とてもじゃないけどついていけません。
怪しいコレクター
男の子って結構オタクというか、コレクターというか、不思議なものを集めて困っています。最初は小石だったのですが、最近はどんどん大きくなって子供部屋を占領しています。しかも道端に落ちていた何かの部品なども、大事にコレクションしています。
しかもこの間、息子が大事にしている箱をこっそりのぞいたら、セミの抜け殻がびっしり詰まっていたんです!あの時の恐怖は、忘れられません。
男の子と言ってもやはりそれぞれに個性があり、年齢による違いも大きいです。ママが大好きでべったりだった優しい男の子が、成長と共に反抗的な態度をとる大変な時期を迎えることもあります。
男の子の育児の本を読むことで知識を増やし、男の子の脳や行動の特性を理解しましょう。それにより、理解不能な行動に自信を持って対応してあげることができ、ママも男の子も心が楽になる育児を心掛けることができるでしょう。





