寝かしつけ絵本のおすすめ10選&部屋の電気/いつから等やり方
親子のスキンシップとして、また寝る前の入眠儀式として、絵本を読んで寝かしつけをしてみようかな、と思っているママやパパは多いと思います。でも、いざ絵本で寝かしつけを始めようと思っても、どんな絵本が良いのか、どのようにして読み聞かせるのが効果的なのか、悩んでしまいますよね。
ここちらでは、寝かしつけにおすすめの絵本10冊と、「いつから始めたらいい?」「部屋の電気はどうするの?」「寝かしつける時の読み聞かせのコツは?」など、絵本で寝かしつけるときの疑問にお答えします。
寝かしつけにおすすめの絵本10選
0歳~3歳の子供におすすめの寝かしつけの絵本を、合わせて10冊ご紹介します。眠たくなる本、本好きになる本、「寝たくない」と駄々をこねる子が自主的に寝ようと思う本などです。
0歳児の寝かしつけにおすすめの絵本3選
0歳児は、とにかく絵本を読みきかせることを入眠儀式にしたい時期。寝ることに関係する絵本というよりは、絵本に興味を持たせ、親子のスキンシップや絵本タイムを楽しむところから始めることが大切です!まずは、 0歳の子供が興味を持ちやすいような絵本を選びましょう。また、毎日違う本を読む必要はありません!赤ちゃんが興味を持っているようであれば、毎日同じ本でOKです。
1じゃあじゃあびりびり
音から物を学べる1冊
作 まついのりこ
出版社:偕成社
価格:600円 + 税
じどうしゃは「ぶーぶーぶーぶー」、みずは「じゃあじゃあじゃあ」など日常生活でよく目にするものをインパクトのある絵とリズミカルな音で表現。特に赤ちゃんは「ぶー」や「じゃあ」などの擬音が好きなので、興味を惹くこと間違いなし!
2もこもこもこ
不思議でおかしな世界を体験できる絵本
作 谷川俊太郎 絵 元永定正
出版社:文研出版
価格:1300円 + 税
「もこもこ」「にょきにょき」など子供の気を惹く不思議な言葉とともに、不思議なものが出来上がる、独特の世界観の絵本に、子供も釘づけになります。最後の「ぱく、もぐもぐ」の結末が楽しみで、何度も繰り返して読みたがる絵本だと思います。
3どんどこももんちゃん
リズミカルな音に爆笑して絵本好きになれる本
作/絵 とよた かずひこ
出版社:童心社
価格:800円 + 税
この絵本は2歳からお薦めの絵本とされていますが、実際には「どんどこどんどこどんどこどんどこ ドン」という、繰り返しの音とかわいい絵が赤ちゃんの興味をひき、0歳代の赤ちゃんに好まれています。
絵本に興味がなかったのに、この絵本がきっかけで絵本好きになった赤ちゃんもいますので、ぜひ一度読んであげて下さいね。
1歳児、2歳児の寝かしつけにおすすめの絵本4冊
1歳を過ぎると、絵本の内容もわかってきて、脳もグングン発達しています。睡眠は脳の発達や健康に影響を及ぼすため、遅くまで寝たがらない子供には、早く寝ることをしつけたいですよね。また、興奮し過ぎて寝付きが悪くなったり、夜泣きをしてしまったりするのは避けたいですね。安心感があり、早く寝ようという気持ちにさせる本、思わずあくびが出て眠りたくなるような絵本をご紹介します。
1ねないこだれだ
子供が自主的に早寝をしたくなる絵本
作 せなけいこ
出版社:福音館書店
価格:600円 + 税
独特の貼り絵と簡潔で伝わりやすい内容のせなけいこさんの絵本。他にも「いやだいやだ」や「にんじん」など子供のしつけに役立ちそうな作品がありますが、
この「ねないこだれだ」は、寝かしつけ絵本の代表作とも言える作品!
「寝たくない」といつも駄々をこねる子に読んであげると、「寝ない子はおばけの国に連れて行かれる」というストーリーが不気味で、自主的に早く寝ようと思ってくれます。この本は、昼間読んであげるとよいでしょう。
2ねてるこだあれ
寝かしつけのシンプルな仕掛け絵本
作 まつお りかこ
出版社:永岡書店
価格:880円 + 税
小さな幼児が大好きな動物が寝ている仕掛けつきの寝かしつけ絵本です。お布団に隠れた動物の頭が出てきて、布団をめくると何の動物かが分かる仕掛けになっていますので、寝る前の知育効果もあり。
3あくび
引き込まれるのにあくびが出る絵本
作 中川ひろたか 絵 飯野和好
出版社:文渓堂
価格:1500円 + 税
インパクトのある絵が目を惹く絵本です。まず、かばがあくびをして、そのあくびがきりんにうつって…最後には子供やママにもあくびがうつるかもしれない、寝かしつけに役立つ絵本です。
4おやすみ、はたらくくるまたち
大好きな車といっしょに眠る絵本
作 シェリー・ダスキー・リンカー 絵 トム・リヒテンヘルド 訳 福本友美子
出版社:ひさかたチャイルド
価格:1300円 + 税
乗り物大好きな男の子がハマる!作者のシェリーさんの子供も、「車」ときくと興奮して眠れなくなるくらいの車好きだったそうです。そんな大好きな車たちが一日の仕事を終えた後、エンジンを止めて眠り始める…それにつられて子供も眠り始める…はず!?
3歳児の寝かしつけにおすすめの絵本3冊
3歳になると、いろいろなものに興味を持って吸収する時期だからこそ、読んでもらいたい絵本が色々と増えてきます。イヤイヤ期で寝ない子に効果てきめんの絵本や、好奇心を満たしてくれる絵本、など紹介します。
1おやすみロジャー魔法のぐっすり絵本
世界中の子供達が眠くなった寝かしつけの絵本
作 カール=ヨハン・エリーン
出版社:飛鳥新社
価格:1296円 + 税
欧米諸国で大人気の、読むだけで子供がぐっすり眠ってしまう寝かしつけの絵本です。心理的効果も実証済み!それまで寝かしつけに苦労していた子が「読むと○分でぐっすり」という声が続出なのです。
どんな魔法の本なのか、一度は試してみたいですね。
2パンダ銭湯
パンダのひみつに子供の好奇心が刺激される絵本
作 tupera tupera
出版社:絵本館
価格:1300円 + 税
数々の絵本大賞を独占した、大人にも子供にも大人気の絵本。一度読んでパンダの秘密を知ってしまっていても、話を繰り返すことを喜び、最後のシーンを楽しみに待つこと間違いなし。
子供ウケしそうなポップでかわいい絵も人気の理由の一つなのでしょうね。
3しゅくだい
子供が言えない子供の気持ちを代弁する一冊
作/絵 いもとようこ 原案 宗正美子
出版社:岩崎書店
価格:1300円 + 税
先生から出た宿題は「抱っこしてもらうこと」。赤ちゃんのお世話に追われているお母さんにはなかなか言い出せない主人公。けれど本当は抱っこしてもらいたくて…。弟や妹が生まれたばかりの子供の気持ちを代弁してくれる絵本。読み終わった後は、子供を抱っこしてあげましょう。
寝かしつけ絵本はいつから?やり方は?Q&A
こちらでは、寝かしつけで絵本を読む効果、部屋の電気を点けるか消すかなどのやり方、いつからするべきか時期などのママの疑問にお答えします。
Q1いつから寝かしつけで絵本を読むと良い?
A
「寝かしつけで絵本をいつから読むべきか」というのは、特に決まりがあるわけではありません。寝かしつけで絵本を読むことには、睡眠中に記憶を定着させる効果がありますが、それ以外も「絵本を読んだら寝る」という、入眠儀式としての効果も期待できます。
そのため、赤ちゃんが言葉を理解できるかどうかに関わらず、早い時期に始めることをおすすめします。入眠儀式として習慣づけるには、生活リズムが安定する1歳代には遅くても始めたいですね。
ただし、2歳児、3歳児になったからといって遅すぎるということはありませんし、0歳児だからといって早すぎることもありません。寝かしつけで絵本を読むことは、入眠儀式効果だけでなく、ママと子供のスキンシップになり、子供の情緒も安定しやすくなります。子供が嫌がらない限りは、寝かしつけに絵本を読んであげ続けたいですね。
Q2寝かしつけで絵本を読む時、部屋の電気は消すべき?
A
暗い中で絵本を読むと視力も悪くなるので、基本的には絵本を読み終わってから電気を消す方が良いでしょう。入眠儀式というと、「読んでいる間に寝るのでは?」と思うママもいるでしょうが、実は「これから寝ますよ」と体や脳に教え、眠るための準備をさせる儀式なのです。
明るい電気の元で絵本を読み、読み終わったら「じゃあ、ねんねしようね」と一言合図して、電気を消し、部屋を暗くしてあげるようにしましょう。
ただし、便利だと思って部屋の電気を消し、スマホのライトを電灯代わりにして絵本を読むのはNG!スマホのブルーライトには脳を刺激する作用があるため、子供を寝かしつけるどころか、脳を興奮状態にしてしまいます。たとえ目が疲れて眠ってしまっても、眠りの質は悪く脳が休まりませんので気をつけましょうね。
スマホやタブレットで絵本を無料で読めるアプリやサイトがありますけど、寝る前の読み聞かせじゃなく、昼間や出先など場所と時間を選んで便利に利用しましょう。
Q3寝かしつけで絵本を読むと頭が良くなるって本当?
A
寝かしつけで絵本を読むことには、3つのメリットがあると考えられています。受験生は「寝る前の1時間で国語の勉強、寝起きの1時間で数学の勉強をするとよい」などと、よく聞きますよね。これは、寝る前の1時間で勉強した内容が寝ている間に脳に定着しやすく、寝起きはひらめきがあるためです。
安眠効果
寝る前に絵本を読むと、睡眠の質が向上し寝起きもよくなると言われています!寝たくない子も素直に布団に入ってくれますよ
記憶力がアップ
脳は寝る前の情報を、寝ている間に記憶しやすいため、寝る前に絵本を読むと記憶力がアップします
精神的な安定
ママやパパが側で絵本を読み聞かせてくれる寝かしつけの絵本にはストレス解消効果があり、子供が精神的に安定して眠りにつきやすくなります
Q4寝かしつけで絵本を読むコツって何?
A
電車や車の中で眠くなったり、難しい本を読んでいて眠くなったりすることってありますよね。このように眠くなるのは、車体の振動や変化のない景色に身体が慣れてしまうこと、つまり、同じ刺激を受け続けるとその刺激に慣れてしまい、刺激として感じなくなってしまうことが原因なのです。
寝かしつけで絵本を読むときも、この「馴化」と呼ばれる作用を応用して、眠りを誘えたら良いと思いませんか?そのためには、絵本を読むときは、同じような声の調子で抑揚をつけずに淡々と読む方が効果的なのです。子供を喜ばせようと張り切って、刺激してしまうような読みきかせ方は昼間限定にしましょうね。
Q5寝かしつけ絵本選びのコツを教えて!
A
寝ようとしているときに絵本を読み聞かせると、声が気になって逆になかなか眠れなくなってしまうのでは…と思うところですが、実は、一定のリズムで繰り返される単調な音は、睡眠を手助けしてくれるのです。この「繰り返しのリズムが眠気を誘う」ということを意識して、同じ言葉を何度も繰り返すような絵本を選びましょう。
それとは逆に、子供の興奮や恐怖心を煽るような絵本は、スムーズな眠りを妨げるためおすすめできません。乳幼児期は大人が読むと「繰り返しばかりで退屈だな」というくらいの絵本が、寝かしつけ絵本には最適といえるでしょう。