車の絵本のおすすめ15選と選び方
子供にとって身近で、けれどとびきりカッコいい存在の車。自動車・救急車・消防車・パトカー・ショベルカーなど、身のまわりにはいろいろな車があふれています。車の絵本も種類が豊富で、車好きの子にどれを選べば喜ぶのか、書店で迷ってしまうパパやママ、祖父母の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、車好きの子供に読んでもらいたい絵本を15冊厳選しました。読み聞かせにぴったりの定番から、自分で読める物語、音や光の出るしかけ絵本まで、幅広い年齢に合う一冊をそろえています。まずは選び方のコツから見ていきましょう。
車の絵本の選び方
たくさんある車の絵本の中から子供が夢中になる一冊を選ぶには、次の3つの視点で考えると失敗しにくくなります。
- 年齢で選ぶ:2〜3歳ははっきりした色と短い文の絵本、5歳以降は少し長い物語や図鑑タイプも楽しめます。
- タイプで選ぶ:じっくり読む「ストーリー絵本」、触って遊ぶ「しかけ絵本」、仕組みを知る「図鑑タイプ」で楽しみ方が変わります。
- 興味で選ぶ:はたらくくるま派か、バス・電車も好きな乗り物派かなど、その子の「今いちばん好きな車」に寄せると反応が違います。
読み聞かせが中心の時期は、寝る前の習慣にしやすい静かなお話を、自分で遊べる時期には、めくったり音を鳴らしたりできる本を選ぶのもおすすめです。以下、年齢とタイプ別に15冊を紹介します。
2歳~3歳におすすめ!車の読み聞かせ絵本5選
車に夢中になり始めた2〜3歳から、「車のことなら任せて!」という幼稚園児への読み聞かせにおすすめの5冊です。天気が悪くて外へ車を見に行けない日でも、絵本があればお部屋で車の世界を楽しめます。寝る前の読み聞かせにちょうどよい静かなお話もあるので、おやすみ前の習慣にしてみてはいかがでしょうか。
バートンののりものえほん とらっく
作:バイロン・バートン/訳:こじままもる 金の星社 760円+税
はっきりした色づかいで、小さな子供にも絵が見やすい一冊です。わかりやすい絵に短い文章がついているだけなので、2〜3歳でも繰り返し読むうちに文章を覚えてしまう子も。初めての一冊にちょうどよいボリュームです。
「バートンののりものえほん」シリーズは全4巻。値段も手ごろで、プレゼントや出産祝いのセットとしてもおすすめです。
おやすみ はたらくくるまたち
文:シェリー・ダスキー・リンカー/絵:トム・リヒテンヘルド/訳:福本友美子 ひさかたチャイルド 1,300円+税
昼間、工事現場で一生懸命はたらいたくるまたちが、夜の訪れとともに一台ずつ眠りについていくお話です。やさしいリズムの文章と穏やかな絵で、読んでいるうちに子供もうとうと。寝かしつけの読み聞かせにぴったりです。
ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリスト第1位に輝いた作品で、車好きの子はもちろん、おやすみ前の一冊を探している家庭にもおすすめです。
ピン・ポン・バス
作:竹下文子/絵:鈴木まもる 偕成社 1,000円+税
数々の児童書を手がける竹下文子&鈴木まもるご夫妻の一冊。田舎町の駅を出発した黄色いバスが、ピンポンと鳴るたびに停留所に止まりながら、のんびり進んでいくお話です。
大きな事件は起きませんが、そのぶん景色や人の乗り降りをじっくり味わえる、ほんわかした読み心地。バスやお出かけが好きな子にぴったりです。続編「うみへいく ピン・ポン・バス」もあわせてどうぞ。
とどくかな
作:三浦太郎 偕成社 800円+税
小さな子供向けの「はたらくくるま」絵本を多く手がける三浦太郎さんの作品。かわいらしい絵と、小さな子にも伝わるシンプルな言葉が魅力です。
「とどくかな」では、高いところへ荷物を運び上げるはたらくくるまたちが、「とどくかな?」と一生懸命に体を伸ばします。ページをめくるたびのわくわく感が楽しく、シリーズ「よいしょ」「まかせとけ」もおすすめです。
赤いじどうしゃ よんまるさん
作:堀川真 福音館書店 900円+税
実在する車がモデルの「よんまるさん」。畑の隅に置きっぱなしにされたよんまるさんは、ネズミと仲良くなりますが、やがて解体されることになり……。
途中はどきどきする展開ですが、読み終わるとあたたかい気持ちに包まれます。物にも愛着や物語があることを感じられる、作者の車愛が伝わる一冊です。
5歳以上向け!車のおすすめ絵本5選
5歳ごろになると文字を読める子も増え、短い本なら自分で読み始めることもあります。読み聞かせでも、少し長めのお話をじっくり聞けるようになる時期です。ここでは5歳〜小学校低学年の車好きの子に読ませてあげたい、車が主人公の絵本を紹介します。一人で遊べるシールブックもあります。
パトカーのパトロくん
作:山末やすえ/絵:藤本四郎 教育画劇 1,200円+税
初めてのパトロールに向かうパトロくんが、双子のおまわりさんと一緒に出発するお話です。わくわくどきどきの展開と、場面ごとに変わるパトロくんの表情など、子供が喜ぶ要素がたっぷり。
読み聞かせのときは、声色や間を工夫して表現ゆたかに読むと、子供の反応がぐっと良くなりますよ。パトカー好きの子に特におすすめです。
ぼくはうんてんし
作:くさのたき/絵:間瀬なおかた 金の星社 1,200円+税
車好きの子の憧れ、バスの運転士さん。本当に運転士さんになったたくみ君は、いったい誰を乗せてあげるのでしょう。絵本ならではの不思議で夢のあるストーリーが広がります。
「大きくなったら運転士さんになりたい」という子の想像力を、やさしくふくらませてくれる一冊です。
しょうぼうじどうしゃ じぷた
作:渡辺茂男/絵:山本忠敬 福音館書店 900円+税
消防署の仲間から「ちびっこ」とからかわれていた小さな消防車じぷたが、大活躍する心温まる物語です。小さくても自分だけの役割がある、という前向きなメッセージが胸に残ります。
1966年の初版以来、長く読み継がれてきた名作。何度も繰り返し読んであげたい、世代を超えて愛される一冊です。
のろまなローラー
作:小出正吾/絵:山本忠敬 福音館書店 900円+税
いつもみんなに追い越されてばかりの「のろまなローラー」。でもローラーには、みんなが安全に走れるよう道路を平らにするという、大切な役目があります。
「みんな違って、みんなに役割がある」ことを自然に学べる絵本。文字が少ないので、字を覚えたばかりの子が一人で読む練習にもぴったりです。
かっこいい!はたらくじどうしゃシールブック
作:小賀野実 ポプラ社 476円+税
身近な車からはたらく車まで、人気の車がシールになったシールブックです。実際の写真をシールにしているので、本物志向の子にも喜ばれます。貼ってはがせるタイプなら、繰り返し遊べます。
帰省や旅行など、長時間の電車・車移動のおともにおすすめ。手ごろな価格で子供が飽きずに遊んでくれるのも、うれしいポイントです。
幼児向け!車のしかけ絵本5選
すてきなお話の絵本もいいですが、車をよりリアルに感じられるしかけ絵本も子供は大好きです。クラクションや消防車のサイレンが鳴ると、車好きの子は大興奮。ここでは大人も驚くしかけ絵本や、音・光の出る遊び絵本を紹介します。時計の練習に役立つ時計つき絵本もピックアップしました。
にぎやかじどうしゃ
作:リトル・タイガー・プレス 大日本絵画 1,800円+税
消防車のサイレンやトラックのクラクションなど、車を触るといろいろな音が出る絵本です。しかけ絵本は別に音ボタンがついているものが多いですが、こちらは車そのものを触ると音が鳴るので、より直感的に楽しめます。
登場する車は全部で5種類。押す場所によって変わる音を、あれこれ試して楽しみましょう。
とびだすひろがる のりものえほん
作・構成:古川正和/絵:本信公久 偕成社 1,100円+税
のりものの絵がとてもかわいらしいしかけ絵本です。動物たちがはたらく車でお仕事をしているという設定もほほえましく、ページを開くと絵が飛び出したり広がったりします。
子供が自分でしかけをめくって遊べるので、繰り返し楽しめます。第2弾も発売されています。
音と光のでる絵本 じどうしゃ
編:アクシア 成美堂出版 2,200円+税
カギを差してエンジンをかけ、いざ出発進行!運転手になった気分を味わえる絵本です。エンジン音やサイレン、マイクなど、たくさんのしかけが子供の「運転したい」気持ちを満たしてくれます。
運転体験ができる一冊があると、子供が一人でも夢中で遊んでくれるので、家事の合間などにも助かります。
めくって発見!えほん のりもの
永岡書店 1,400円+税
しかけをめくると車の仕組みがわかる絵本です。車の解説も充実しているので、図鑑として長く活用できます。車を「見る」だけでなく、「どう動くのか」に興味を持ち始めた子にぴったりです。
パパやママも知らないような仕組みが解説されていることも。読み終わるころには、ちょっとした車博士になっているかもしれません。
とけいえほん トミカといっしょに とけいのみかたをおぼえよう!
永岡書店 1,400円+税
小学校入学前にマスターしておきたい時計の読み方を、大好きなトミカと一緒に楽しく学べる絵本です。好きな車が登場すると、子供のやる気もぐんとアップします。
付属の時計は、長針が12を指すたびにライトが点滅してクラクション音が鳴るしかけつき。遊びながら時計に親しめます。「あいうえお」バージョンもあります。
車の絵本についてよくある質問
車の絵本は何歳から楽しめますか?
はっきりした色と短い文章の絵本なら、2〜3歳ごろから十分に楽しめます。この時期は繰り返し読むうちに文章を覚える子も多いので、短くてリズムのよい本から始めるのがおすすめです。5歳以降は少し長い物語や図鑑タイプにも興味が広がります。
しかけ絵本と普通の絵本、どちらを選べばいい?
じっくりお話を味わってほしいなら物語絵本、体を使って遊ばせたいなら音や光の出るしかけ絵本が向いています。寝る前は静かな物語、日中や移動中はしかけ絵本、と場面で使い分けるのもおすすめです。両方をそろえておくと飽きにくくなります。
プレゼントや出産祝いに向く車の絵本は?
シリーズものや、色づかいがはっきりした定番絵本は、贈り物として喜ばれやすいです。相手の子の年齢がわからないときは、長く読める名作や、価格が手ごろなセットを選ぶと失敗しにくいでしょう。すでに持っている可能性も考え、シリーズの別巻を選ぶのも一つの方法です。
まとめ
車の絵本は、はっきりした色の読み聞かせ絵本から、じっくり味わう物語、音や光で遊べるしかけ絵本まで、年齢や興味に合わせて選べる作品がそろっています。今回紹介した15冊は、どれも車好きの子が夢中になれるものばかりです。
「年齢」「タイプ」「その子の好きな車」の3つを手がかりに選べば、ぴったりの一冊がきっと見つかります。寝る前の読み聞かせや、お出かけのおともに、お気に入りの車の絵本を役立ててくださいね。





