電車や汽車好きな子に人気のおすすめ絵本15選!年齢別の選び方
小さい頃に電車や汽車に夢中になる子供はけっこう多くて、最近では子供の影響でママまで電車好きになることもあり、「ママ鉄」なんて言葉も誕生していますよね。そのため、子供が喜ぶ電車や汽車の絵本の種類も多く、どれを選べば喜ぶのかチョイスするのも大変!
そこで今回は、年齢別の電車や汽車が大好きな子供に喜ばれる絵本と、喜ぶ絵本の選び方をご紹介します。おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さんへのプレゼントとしてもおススメの作品ばかりですよ。
1歳~2歳向けの電車や汽車絵本5選
1歳を過ぎると、おもちゃや遊びの好みが子供により色々と異なってきて、1~2歳から電車や汽車に夢中になる子供も沢山います。お盆や正月など初めての新幹線で大興奮する姿は、周囲の人の顔が思わずほころぶほどの可愛さがありますよね。
1~2歳の幼児に絵本の読み聞かせをしてあげるならば、短めの絵本や音が出る絵本がおススメですよ。子供を絵本好きにするためにも、まずは子供の好きな分野の絵本を選んであげましょう。1~2歳の子供におススメの電車や汽車の絵本を5冊選びました。
がたん ごとん がたん ごとん
作:安西水丸
福音館書店
空っぽの汽車に食べ物や動物が「のせてくださーい」どんどん乗っていく、1~2歳児にも分かり易いおはなしの絵本です。繰り返しが多く、リズムよく読み聞かせしやすい絵本。夢中になり何度も読んでとせがむ子供が多いですよ。
初版発売日は1987年6月30日。若いママ・パパなら子供の頃に読んだという方もいるかもしれませんね。
せんろはつづく
文:竹下文子 絵:鈴木まもる
金の星社
子供達が線路をどんどんつなげて進んでいく様子を、テンポの良い文で表現している、子供の好奇心をくすぐる楽しい絵本です。一人で読めるようになっても楽しめる、長く読める絵本ですよ。
人気のある絵本でシリーズ化もされていますので、シリーズ本をセットでプレゼントするのもよいですね。
うんてんしよう!JRしこく なんぷう アンパンマンれっしゃ
交通新聞社
「音の出る写真絵本うんてんしよう!」シリーズの中でも人気が高い、JR四国で走るアンパンマン列車の運転士気分が味わえる1冊です。アンパンマンのテーマソングのチャイムボタンもあるので、アンパンマン好きの子なら喜ぶこと間違いなし!
アンパンマン列車リニューアル後の2010年2月に新装版が発売されています。
とびだす!うごく! れっしゃ
絵:わらべきみか
小学館
絵本を開くと電車が飛び出したり動いたりする仕掛けがある、遊び心満載の絵本です。見せるだけで喜んでくれますよ♪わらべきみかさんの絵は、1~2歳の子供にも分かり易すく可愛らしいですね。
ママバッグに入るミニサイズなので、お子さんとの外出に持っていくのにもピッタリです。
バートンののりものえほん でんしゃ
作:バイロン・バートン 訳:こじままもる
金の星社
明るい色合いでシンプルなバートンの絵本は、1~2歳の子供が見るのにピッタリ。電車に乗って自分も旅をする気分が味わえるでしょう。
最低限の表現しか書かれていないので、ママやパパがお子さんの喜ぶようにお話をつくってあげるのも良いですね。慣れてくると子供が自分で「ガタンゴトン」と言い出すかもしれませんよ。
3歳~4歳向けの電車や汽車絵本5選
3歳~4歳頃になると、色々な電車や汽車の名前を覚え始める子供もいます。実際に電車を見に行ったり電車に乗せてあげたりすると子供も大喜び!
ですが、毎日そんなことはできませんよね。ですから、お家にいる時は電車や汽車の絵本を読んで、電車に乗っている気分を味わってもらいましょう。3~4歳になると少し長いお話の絵本も聞けるようになりますよ。おススメの電車・汽車の絵本を5冊ご紹介します。
ぼくしんかんせんにのったんだ
作:わたなべしげお 絵:おおともやすお
あかね書房
子供達が考えそうな気持ちや行いそうな行動を主人公のくまたくんがしてくれるので、子供の共感しやすいくまたくんシリーズの絵本。今回はくまたくんが初めてしんかんせんに乗って、おじいちゃん家に遊びに行きます。途中で色々な電車とすれ違うのもお楽しみ♪日本図書館協議会選定図書でもありますよ。
しんかんくん でんしゃのたび
作:のぶみ
あかね書房
可愛いしんかんせんが電車好きっ子に人気の「しんかんくんシリーズ」。本作では、しんかんくんが大好きなかんたろうと一緒に電車の度に出かけるお話です。しんかんくん以外にも電車が出てくるので、電車好きの子供には嬉しい絵本ですね。現実ではありえないような設定にお子さんもワクワクするでしょう。
きかんしゃトーマス トーマスのはじめて物語
作:ウィルバート・オードリー
ポプラ社
世界中の子供達に愛されるきかんしゃトーマス。トーマス以外にも個性的な仲間が登場するきかんしゃトーマスの絵本は、汽車好きの子供を楽しませてくれますよ。この「トーマスはじめて物語」は、トーマスがソドー島に来た頃のエピソードなので、トーマス好き子供も初めて聞くお話で喜びますよ。
きかんしゃやえもん
文:阿川弘之 絵:岡部冬彦
岩波書店
1959年に発売されたロングセラーの汽車の絵本。祖父母世代が子供の頃に読んでいた絵本ですが、現代でもまだ人気があるんです。鉄くずにされることになったおじいさん機関車「やえもん」の運命はいかに?
乗り物好きの子供だけでなく、全ての子供から大人に読んでもらいたい心が温まるおはなしです。
やこうれっしゃ
作:西村繁男
福音館書店
夜行列車に人が乗り込み終点に到着するまでの様子を、絵のみで描いています。夜行列車がどんどん廃止されていく現代。夜行列車に乗ったことがある子供は殆どいませんね。絵本を読んで夜行列車に乗った気分を味わいましょう。
1983年に発売された絵本なので、パパやママが懐かしく感じるアイテムも沢山登場しますよ♪
5歳以上向けの電車や汽車絵本5選
5歳頃になると、ただ電車を見たり乗ったりするだけでなく、電車や汽車のことを色々と知りたいと思うようになりますね。電車博士になれるような電車の説明がある絵本なども楽しめるようになりますよ。また、小さい頃ママやパパが読んでいた本を、子供が自分で読むように勧めてあげるのも良いですね。自分で読むとまた違った感じ方をするはずですよ。5歳以上の子供におススメの電車・汽車の絵本を5冊厳選しました。
しあわせのドクターイエロー
絵:溝口イタル
交通新聞社
電車大好きっ子なら一度は見てみたい憧れの黄色い新幹線「ドクターイエロー」。この絵本を読むとドクターイエローのお仕事や黄色の秘密がわかります。ママやパパにも初めて知る内容が多いのでは?
シリーズ化しているのでお子さんが他にも気になるひみつがあれば是非一緒にどうぞ!
あいうえお でんしゃじてん
作:視覚デザイン研究所 絵:くにすえたくし、はるくゆう
文:さかいそういちろう
視覚デザイン研究所
「あ」から「ん」まで色々な電車や電車にまつわる言葉が登場するので、電車好きの子供なら何度も繰り返して読みたくなる絵本。ひらがなを覚えると同時に、線路の書き順を指でなぞることで書き順まで覚えることができます。電車の説明も書かれているので、図鑑としても活用できますよ。
DX版 新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~
作:コマヤスカン
講談社
2011年に発売されて以来、電車好きの子供だけでなく大人にも人気が高い「新幹線のたび」が、新幹線開業50周年を記念して2014年9月に特大日本地図付きのDX版で発売されました。とても細かく描かれたパノラマの絵は「素晴らしい!」の一言です。何度も繰り返し読んでも新しい発見がある一冊ですよ。
http://bookclub.kodansha.co.jp
乗り物の迷路
作/絵:香川元太郎 監修:小賀野実
PHP研究所
迷路を進みながら冒険をしていく「香川元太郎の迷路絵本」の10作目に、電車大好きっ子待望の乗り物シリーズが登場しました。新幹線の駅や鉄道基地などの迷路を、隠し絵探しをしながら進んでいきましょう。描写が細かいので、子供だけでなくパパ・ママも一緒に楽しむことができますよ。
ふたごのでんしゃ
作:渡辺茂男 絵:堀内誠一
あかね書房
いつも元気な双子の電車「べんけい」と「うしわか」。そんな2人の電車が廃止されるとのこと…2人の運命は!?
沢山の子供達に愛され続けている絵本です。少し長いお話なのでゆっくりとお話が聞ける5歳頃から。小学生になると1人で読むこともできますね。
幼児向け電車や汽車絵本の選び方
幼児向けの絵本を選ぶ時のポイントを年齢別にご説明します。お孫さんへのプレゼントの場合には、本屋の店員さんに相談してみるのも良いですよ。図書館で子供が気に入った本を購入してあげるのも喜びます。また、買った時は興味を示さなくても、ある時急に読み始めることもあるので、あまりガッカリしないでくださいね。
1歳~2歳向け絵本の選び方のポイント
- 絵が大きいもの
- 音(発車ベルなど)がなるもの
- 繰り返しでテンポが良いもの
- すぐに読めるもの
3歳~4歳向けの絵本の選び方のポイント
- 分かり易いお話のもの
- 面白い表現やフレーズが出て来るもの
- 字が読めなくても一人で絵を見て楽しめるもの
5歳以上向けの絵本の選び方のポイント
- 1人で読むものは短めに
- 読み聞かせには少し長めのものを
- 電車の知識が増えるようなもの
- たまには知育要素のあるものも