出産祝いに絵本を贈るときはセットがいい?親子で喜ぶおすすめの選び方
出産祝いに絵本を贈る人は多く、相手の好みに関係なく喜ばれるプレゼントとして昔から人気がありますが、最近低迷している出版業界で絵本だけは売り上げを伸ばし、大人向け絵本に注目が集まっています。
出産祝いに絵本を選ぶ人の中には赤ちゃんをメインに考えセットを検討する人もいますが、無事出産したママへの労をねぎらうお祝いであることを意識し、セットで送るなら大人向け絵本をプラスするのがおすすめ。
絵本セットにこだわらずママ向けに人気ブランドのマザーズバッグなどを用意するなら赤ちゃんには絵本、赤ちゃんに人気ブランドのベビー服を用意するならママには育児中の支えになるような絵本を1冊贈るというように、組み合わせるとより喜んでもらえます。
出産祝いにもらうと嬉しい絵本16選!ママ達が喜んだ赤ちゃんのお気に入りとは?
出産祝いに絵本を贈る人は多く、贈る相手の好みに関係なく喜ばれるプレゼントとして昔から人気があります。
赤ちゃんのお気に入りの絵本があれば家で遊ぶとき以外にも、お出かけや寝かしつけなどに使えるだけでなく、内容によっては小学校に上がるまで大切に読んでもらえます。
今出産祝いに悩んでいるなら、先輩ママたちが教えてくれる赤ちゃんのお気に入りの絵本を贈ってみませんか?
赤ちゃん大喜びの出産祝いにオススメの絵本
自分では選ばない絵本もいいものですね!
職場の同僚から出産祝いのリクエストを聞かれたので、息子が絵本をとても大好きだったことから絵本をリクエストしました。プレゼントしてくれた本は、五味太郎さんの「たべたのだあれ」という本。食べ物を食べた動物の目などの体の一部がその食べ物に変わっていて、その食べた動物を探しながら話を進めることのできる絵本です。
イラストが自分の好みではないこと、また古くから読まれている本のため本屋さんでもあまり目立たない絵本なので、自分では買うことのない絵本だったと思います。しかしながら、子供はこの絵本がとても大好きになり、夜寝る前やお昼寝のとき、短い文章なので自分で読んだりしています。素早く食べ物を食べた動物を探し当てたり、私に問題を出したりと、絵本を読みながら親子で遊べる絵本でした。
「たべたのだあれ」
五味太郎 作
文化出版局
お兄ちゃんになる息子にもプレゼント
娘を出産した際に、たかてらかよさんの「ぼくはひなのおにいちゃん」という絵本をプレゼントされました。赤ちゃんにという意味もありますが、赤ちゃんができてお兄ちゃんになる息子へという意味も込めての、甘えん坊の息子の事をよく知る高校の同級生からのプレゼントでした。赤ちゃんができて戸惑わないようにという、息子への気遣いを嬉しく感じました。
絵本の内容は、お兄ちゃんになっていろいろ頑張る男の子の話なのですが、この絵本を読むと、息子も『僕もお兄ちゃんだよね』と嬉しそうにしていたことをよく覚えています。寝る前にも読んでいましたし、赤ちゃんを見ながら昼間読んであげていました。娘が絵本に興味を持つようになってからは、娘も「これが私」という感じで絵本の赤ちゃんを指さし、嬉しそうにしていました。兄妹二人で楽しめるこの絵本、本当に素敵な絵本だと思います。
「ぼくはひなのおにいちゃん」
たかてらかよ 文/さこももみ 絵
文化出版局
音楽も楽しめるかわいい本
たまひよの「ピアノえほん」は、ピアノの鍵盤と楽譜と音楽が流れるボタンがついた絵本を友人からもらいました。かわいいイラストがいっぱい書かれているのですが、ねんねの頃は鍵盤を触れるわけもなく、絵本でというより音楽を鳴らして歌ってあげるとすごくニコニコしてくれました。
5ヶ月頃から鍵盤にも興味を持ち始めて、触ると音が鳴ることを認識したからか、自分で鳴らしてパチパチと手を叩く場面もありました。楽譜の部分は楽譜と曲のイラストが描かれているので、歌いながら指さして遊んであげるとすごく楽しそうにしてくれます。1歳になる最近では、自分で歌ってるようにしゃべることがあって、たくさん歌ってあげたのがよかったのかな?と思い始めてます。
「0~5才 すてきなピアノえほん」
Benesse(ベネッセ)
コミュニケーションを取りやすい絵本
出産祝いにいただいた本で子どもに好評だった絵本は、友人からもらった三浦太郎さんの「くっついた」です。この本は、赤ちゃんにも分かりやすい繰り返しの絵本で、いろんな動物たちが手をつないだり鼻をくっつけたりして、ピタッとくっつきます。単純ながら次が気になるところや、絵が可愛らしいところがよい理由です。
本の最後には、「おかあさんと わたしが くっついた」というページがあり、特にこの場面が子どもには好評です。読みながら子どもとほっぺたをくっつけると、子どもは「キャー」と笑って喜びます。育児に疲れた時や1日の終わりなどに読むと、心が癒されて疲れが吹っ飛びます。この本は私たち親子にとって、良いコミュニケーションの機会となっています。
「くっついた」
三浦太郎 作
こぐま社
4歳になった今でも夢中
私がもらって良かったと感じたのが、「ふわふわくまちゃん」というパペット仕掛けの絵本です。高校からの友人が出産祝いにプレゼントしてくれたのですが、美大出身なだけあってステキなチョイスだと思っています。絵本の真ん中に穴が開いていて、そこからくまちゃんが飛び出すようになっています。
親が本の裏側から手を入れてくまちゃんを動かすのですが、くまちゃんの顔がかわいいのと触り心地がいいので子供が大好きです。機嫌の悪い時に読むと大喜びで寄ってきます。くまちゃんの言うことを聞き、片付けとかしてくれました。もらった子供は4歳になりましたが、今でも大好きです。今は下の子に読んでいますが、私がくまちゃんを動かすと2人でくまちゃんを奪い合っています。
「ふわふわくまちゃん」
エマ・ゴールドホーク 文/ジョナサン・ランバート 絵/ははやかわゆか 訳
大日本絵画
子供がとても気に入りました
まついのりこさんの「じゃあじゃあびりびり」という絵本を友人から出産祝いにもらいました。とてもカラフルで「ふみきり かんかんかん」「かみ びりびり」など赤ちゃんが音と目で楽しめる絵本なのでとても気に入っています。簡単にすぐに読める絵本なので読むのに時間もかからないですし、とても分かりやすいです。また、ポケットサイズで赤ちゃんが持ちやすい所も気に入っています。
うちの子供は、絵本を持って舐めたりかじったりして、おもちゃとして遊んでいる時も楽しそうです。絵本は一緒に遊んでいる時に読んであげています。何度も繰り返し読むことで、子供はご機嫌ですごく楽しそうにしていました。軽快なリズムと絵本の楽しさに赤ちゃんも夢中になれる絵本です。
「じゃあじゃあびりびり」
まついのりこ 作/絵
偕成社
ページをめくるたび目をキョロキョロさせています
出産祝いに学生時代の友人から、まつおかたつひでさんの「ぴょーん」という絵本をもらいました。出産するまで絵本コーナーに行ったことがなかったので、この本を知りませんでしたがとても売れているということを聞きました。中を開いてみると、動物や虫などが1ページに大きく出ていて、次のページでは題名通りに「ぴょーん」と飛び上がる絵が描いています。長い物語ではなく単純に2ページずつ進んでいくので、テンポよく読める点がよかったです。
子供が3か月くらいになった時から読んでいましたが、天井を見て機嫌がよさそうな時に視界にこの絵本を持っていくと目がキラッと輝くのが分かりました。何度も読んでいるうちに子供も展開が覚えたのか、「かえるがー」と言ってページをめくると、まるで「ぴょーん」と飛ぶのが分かっているかのように、目をキョロキョロさせて「きゃっきゃ」と笑います。単純な絵本なので子供にもわかりやすく、また次のページへの期待感に目を輝かせているのが分かる本でした。
「ぴょーん」
まつおかたつひで 作/絵
ポプラ社
7歳になった今でも大活躍!
上の子の誕生祝いに夫婦共通の友人から、せなけいこさんの「おばけのてんぷら」を贈られました。贈ってくれた友人が大きくなっても好きだった絵本ということで選んでくれたそうですが、いろいろなお祝いが短い期間で使えなくなったり、使わなくなってしまうのに対して、小学校に入った今でもお気に入りで読んでいます。
今では自分でも読めるようになってきたので、自分で弟に読み聞かせをすることもあり、絵本と共に育っているという実感があります。絵本の内容は赤ちゃんのものではないので、贈られてすぐはあまり出番がありませんでしたが、ある程度ストーリーが楽しめるようになった2歳前くらいからは大好きで、よく読んで欲しいとせがまれました。せなけいこさんの絵本はストーリーも絵柄も長く愛されているものなので、遊びに来た子供の友人にも人気です。
「おばけのてんぷら」
せなけいこ 作/絵
ポプラ社
親子で遊べて、読み聞かせの時間が楽しくなりました
「ぴよちゃん いっしょにあそぼ」という絵本の3冊セットを友人から貰いました。赤ちゃんが喜ぶ仕掛け絵本で、親が読みながら引っ張ってあげるとアヒルの手が動くしかけがあったり、実際に子供が触れて感触を楽しめる仕掛けもたくさんで、とても楽しい絵本です。
持ち運びに便利なサイズ(大人の手のひらより少し大きいくらい)で、ページもしっかりとした厚紙で出来ているので、本当にしょっちゅう読んでいました。外出時に持って行き、子供に持たせて遊ばせておくという使い方もでき、とても重宝しました。生後3ヶ月頃から読んでいますが、最初は不思議そうに見ているだけだったのが、半年を過ぎる頃には、仕掛けを動かしてやると嬉しそうに笑って喜ぶようになりました。3歳になる頃までお気に入りの絵本でした。
「ぴよちゃんとあそぼ!3さつギフトセット②」
いりやまさとし 作/絵
学研出版
定期購読をはじめるほどの絵本好きに!
「いないいないばあ」「コロちゃんはどこ?」を、実母からもらいました。「いないいないばあ」は読み聞かせデビュー大定番の本ですが、4か月頃から少しずつ反応?を見せるようになり、1歳頃は「いないいないばあ」というフレーズが初めて言葉としてでてきたほどでした。「コロちゃんはどこ?」は仕掛け絵本になっていて、めくりながら読み進むのですが、月齢が上がるにつれ自分でめくるように。成長が手に取るようにわかる一冊です。
読み聞かせは、寝かしつけ前が定番となっており、私自身にとっても落ち着ける大切な時間となっています。1歳半近くになった今では20冊以上の本を毎日のように引っ張り出し、好きなものを選んでくるようになり、絵本の定期購読もはじめるほど本が好きになりました!
「いないいないばあ」
松谷みよ子 文/瀬川 康男 絵
童心社
「コロちゃんはどこ?」
エリック・ヒル 作/まつかわまゆみ 訳
評論社
もらってうれしい絵本
「アンパンマンとおむすびまん」の絵本を友達からもらいました。現在、1歳9ヶ月の息子はアンパンマンが大好きですが、この本をもらったときは、まだ生後二ヶ月だったこともあり、まだ早すぎて全く読んでいませんでした。しばらくの間もらったことすら忘れていましたが、日中遊んでいる時や夜寝る前に、読んでと言って自分から持ってきます。
アンパンマンはどの子が誰もが一度は通る道だそうで、うちの息子も絵本を読んであげると「アンパンマン、アンパンマン」とうれしそうに指をさします。他の本には特に興味もなさそうなのに、アンパンマンの本だけは唯一集中して聞いてくれ、こちらがびっくりしています。絵本は自分で買うにはなかなか高いので、私も出産祝いには本をプレゼンすることにしています。
「アンパンマンとおむすびまん」
やなせたかし 作/トムス・エンタテインメント 絵
フレーベル館
マネをする仕草がかわいい本!
主人の同僚から、かがくいひろしさんの書いた『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』の3冊を出産祝いにもらいました。シンプルでわかりやすく、字が大きくて読みやすく、絵も可愛くてとても気に入りました。
寝かしつけの前に毎晩読んでいますが、それ以外の時間でもよく子どもが「読んで」と持ってきたので、読んであげていました。子どもは現在4歳になりますが、生後半年くらいから、絵本を見せると笑顔でそれを見るようになりました。1歳半くらいからは、絵本の動きをまねするようになり、2歳過ぎで自分で読むようになりました。そして3歳になる前には、絵本に使われているひらがな(『て』『は』など)を日常の場面でも見つけるようになり、この絵本のおかげで3歳過ぎにはひらがなの読みを習得してしまいました。
「だるまさんが」
かがくいひろし 作
ブロンズ新社
私の癒しにもなった絵本です
ジェズ・オールバラの「ぎゅっ」という絵本を出産祝いに親友からもらいました。色々な動物がぎゅっとハグをしている絵本なのですが、0歳の時から読みはじめ1歳になる前には「ぎゅっ」の言葉に合わせてハグをしてくれるようになり、その仕草にとても癒されました。色々と上手くいかないことがあっても、「ぎゅっ」を読んで子供とハグすると怒っていた気持ちがどこかへ飛んで行ってしまうので、私にとって魔法のような絵本でした。
0歳児の頃は、授乳の後の時間やご機嫌の良い時間に読んで聞かせていましたが、1歳頃になって子供が読みたい時に本棚から引っ張り出してきた時や、私の心がトゲトゲした時に読んでいました。子供はこの本を読んで「ぎゅっ」のリアクションだけでなく、動物の名前も覚えることができました。もちろんハグをしているときは最高の笑顔をくれます。
「ぎゅっ」
ジェズ・オールバラ 作/絵
徳間書店
子どもが挨拶できるようになりました
絵本は色々な方から何冊か頂いたのですが、その中でも林明子さんの「おつきさま こんばんは」がよかったです。初産で子どもと何を話したらいいのか分からず、静まり返っているか子どもが泣き叫ぶ声が響くだけの家の中。そんな母子の時間を過ごしていた時に、とりあえず生後2ヶ月くらいから絵本を読み聞かせて間を保っていたような気がします。
子どもが「ママ」とか単語を発するようになってまもなく、空に月が見えるようになると「こんばんは」と指をさして挨拶するようになって、自分も周りの大人も和みました。また、周囲の人へも「こんにちは」とか「どうもー」などの挨拶を、自然にできるようになっていったきっかけになった本だったと思います。幼稚園に通っている子に読み聞かせてもじっくり聞いてくれますし、いい本です。
「おつきさま こんばんは」
林明子 作
福音館書店
3ヶ月くらいから興味を持つようになりました
「ぷれいぶっく」という絵本を先輩ママでもある友人から出産祝いにもらいました。触ってザラザラしていたり、フワフワ、つるつるなど様々な感触が味わえる絵本で、生後3ヶ月くらいから手が多少動かせるようになるとすぐに楽しめました。感触と色の刺激もあって夢中になって本を見て、よく手を動かしていました。
お昼寝の前と夜寝る前に読むと、ご機嫌になりすぐに寝てくれることが多く助かりました。1歳くらいで歩けるようになると、歩いてこの本を自分で持ってきて、ひとり遊びもできるようになりました。結局2歳くらいまでずっとお気に入りでした。とても良かったので、その後に出産した友人に贈ったところ、やはりとても赤ちゃんが喜んでくれたようでした。
「ぷれいぶっく」
フィオナ・ランド 絵/レディバード社 編
主婦の友社
子育て4コマ漫画:出産祝いでもらった絵本は思い出の一冊になる!
出産祝いの絵本はセットで赤ちゃんには少し難しい物を送る人もいて、我が家でも日本の偉人伝や世界の童話などの赤ちゃん向けとは言えない絵本をプレゼントされました。
当時は「赤ちゃんに何を期待しているの?」と思いましたが、子供が年長さんになる頃には読み聞かせにもすっかり慣れて、永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画のように飾ってあった出産祝いの絵本を「読んで!」と要求するように。
ただしそれまでの数年間は興味を示さずホコリやダニなどにも気を遣いましたので、出産祝いに絵本をプレゼントする場合は、赤ちゃんから読み聞かせられる絵本がいいでしょう。
また、永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画が掲載されているマーミ―の絵本の定期購読の記事なら、年齢に合う絵本の定期購読サービスがわかります。
出産祝いとして絵本の定期購読をプレゼントするおじいちゃんおばあちゃんも増えているので、高額でも年齢に合う旬で粋なプレゼントをしたい場合は、セットだけでなく定期購読も検討してみましょう。