親子留学で夢を叶えよう!大人にも子供にもたくさんのメリットがあります。
「一度は留学してみたかったけれど、子供もいるし無理だよね…」と決めつけているパパママ!諦めるのはまだ早いですよ。子供と一緒に留学できる「親子留学」で夢を叶えましょう。親子留学には、旅行感覚で学べる1週間や1ヶ月といった短期留学から、本格的な1年単位の長期留学まで、さまざまなプランが用意されています。
特別な知識がなくても大丈夫!親子留学をサポートしてくれるエージェントも多数あります。
今回は、親子留学のメリットや過ごし方、さらに、人気の留学先をご紹介します。子供にもプラスになる親子留学で、とびきりの思い出を作りましょう。
親子留学とは?
親子留学とは、子供と保護者が一緒に学べる留学プログラム。特別な知識や資格、巧みな語学力などは必要なく、誰でも気軽に参加することができます。
ホームステイやコンドミニアム、ホテルなど、期間や予算に合わせて滞在先を決定。親が語学学校に通う間、子供はプリスクールと呼ばれる英語環境の保育施設や現地の小学校などで学ぶのが一般的です。
国際化が進む近年では、保護者ではなく、子供の語学力向上に重点を置き、子供が学ぶ間、保護者は観光を楽しんだり、ヨガやダンスなどの趣味を学ぶスクールに通うというスタイルも増えています。
HISやJTBなどの旅行会社が主催する親子留学プランや、留学専門のエージェントを利用すれば、特別な知識がなくても気軽にチャレンジできますよ。
英語圏、アジア英語圏への留学が一般的
受け入れ先は、イギリスやオーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの英語圏が中心。費用面から、フィリピンやマレーシアなど、アジア英語圏への親子留学も人気が高まっています。
留学の機関は最短1週間~
期間は、仕事をしている保護者も参加しやすい1~2週間の短期留学から、本格的な1年単位の長期留学までさまざまですが、1週間のプチ留学で雰囲気を掴み、そこから長期留学に繋げるという流れが一般的です。
1年を通して留学は可能ですが、夏休みや年末年始などの長期休暇を活用して短期留学にチャレンジする家庭が多いです。旅行も兼ねて家族みんなで参加したり、教育のために子供とママだけで参加したりと、親子留学のスタイルはさまざま。留学の目的を明確にして、それぞれに合ったプランを選びましょう。
短期留学の過ごし方
1週間~3ヶ月ほどの短期留学は、その手軽さから親子留学の中でも一番人気です。コンドミニアムに滞在したり、ホームステイをしながら、子供は現地のプリスクールや語学学校に通います。保護者は別の語学学校で勉強するのが一般的ですが、観光に出かけたり、趣味のスクールに通えるプログラムもあります。
現地のスーパーで珍しい食材を探しながら自炊も楽しめるコンドミニアムも良いですが、せっかくなら、生きた英語を学べるホームステイを体験したいですね。語学資格を持つ教師宅にホームステイして英語を学ぶという方法もあります。
長期留学の過ごし方
6ヶ月~数年滞在する長期留学は、居住先や継続して通う学校を探す必要があります。長期滞在の場合は、ホームステイやホテルではなく、居住環境のしっかりした寮やアパートでの生活が基本になります。
現地に知り合いがいたり、長期の居住経験がある場合は別ですが、いざという時に頼れる相談先を確保するためにも、エージェントを頼ることをおすすめします。
後悔しない留学先を選ぶためにも、事前に短期留学での視察は不可欠です。また、保護者は、語学学校での勉強だけでなく、アルバイトをしてみるのもおすすめ。長期の海外生活にはお金も必要になりますし、語学力が大幅に上達するだけでなく、生活への不安も解消されます。
親子留学の子供へのメリット
親子留学による子供へのメリットは計り知れません。国際化が進む昨今「英語くらいはしっかり話せるようになってほしい」と願うパパママも多いですよね。親子留学で生きた英語に触れ、学校の勉強では得られない楽しさを学べば、その後の学習がスムーズに進みます。
また、異文化を知り、視野を広げ、将来の選択肢を増やすことができます。日本の外には広い世界が広がっている。そして一歩を踏み出せば、そこで生活していくこともできると体感するのです。
環境が変わったとしても、親が一緒にいるという安心感から、子供は多くを吸収することに集中することができます。
親子留学のママやパパへのメリット
一度は留学をしてみたかった。仕事で英語を使うから現地でスキルアップしたい。というパパママも多いのではないでしょうか?子供がいるからと諦めていた夢を叶えることができるのが親子留学です。さらに「子供のためにも」という思いは、一歩を踏み出す後押しにもなりますよね。
育休中のスキルアップにもおすすめですし、キャリアチェンジのきっかけにもなります。非日常で起こる新しい経験を親子で乗り越えることにより、親子の絆も深まります。
親子留学はいつから可能?
卒乳している0歳児を、託児所やベビーシッターに預けながら参加できるプログラムもありますが、その場合は親の語学留学がメインになります。親子共に留学のメリットを体感したいなら、子供の年齢が3歳~10歳の時期がおすすめです。
3歳になれば、ほとんどが現地の保育施設であるプリスクールに通うこともできますし、言葉がわからなくても、他人への関心やコミュニケーション能力が育っている年頃ですから、異国の友達と遊びながら、子供が得るメリットも大きくなります。
10歳以上になると、子供単身で留学、ホームステイするという選択肢も出てきますので、親子留学は子育て中の限られた時間にしか行えないものといえるでしょう。
注目されている未就学児の親子留学
親子留学は3~5歳の未就学児には、特におすすめです。その理由は、義務教育が始まる前でスケジュールが親に合わせやすいこと。現地のプリスクールの受け入れが幅広いこと。留学中の勉強の遅れを心配しなくて済むことなどが挙げられます。
また、英語を学校で習い始める前に異文化に触れることで、先入観なく、語学や周囲の環境になじむことができるのです。
夏休みに集中?小学生の親子留学
日本の小学校で、先生が教科書を使いながら行う授業を受けていた子供が、留学先で体験する授業はとても新鮮に感じるでしょう。生徒が主体となって行う授業に刺激を受け、帰国後も、熱心に授業に取り組むようになるかもしれません。
子供が小学校に入学してからは、親子のスケジュールを合わせるのが難しくなるため、留学の時期が限られてきます。人気は夏休み期間に集中し、夏季限定の留学プログラム「サマースクール」に参加することも多くなります。
未就学児の場合は周りに日本人がほとんどいないプリスクールで学ぶことができますが、人気が集中するサマースクールには日本人も多く、英語だけで過ごすというのは難しいのが現実のようです。
親子留学で人気の高い国
親子留学の訪問先として人気の高い国をご紹介します。
オーストラリア
陽気な国民性で治安もいいオーストラリアは、親子留学先として人気があります。さらに、オーストラリアは発達障害などの問題を抱える子供に対しての教育も進んでおり、総じて教育水準が高いのが特長です。自然豊かなので、パパママはマリンスポーツやヨガなどの趣味を学ぶスクールに通う方が多いようです。
オーストラリアは、3ヶ月未満の滞在であれば観光ビザで入国できます。滞在先はコンドミニアムや学校の寮、ホームステイが一般的。日本よりも物価が高いため、食事付きのホームステイを利用したり、自炊してみるのもおすすめです。
費費用目安(親子2人):1ヶ月40万~70万円
フィリピン
欧米に比べて費用が安く抑えられることから人気が高まっているフィリピンは、サポートもきめ細やかで、スクールバスが用意されていたり、マンツーマンの授業が多かったりと、親子共に安心して学ぶことができます。年間を通して暖かく、気候も穏やかなのでリゾート気分も味わえます。
15歳未満の子供が単独で入国することを禁止しているフィリピンは、親子留学のメリットを最大限に活かせる国です。リゾート地には、ホテルを改装した語学学校が多く、滞在先の寮がホテルのように綺麗なことも。物価が安いので、長期滞在にもおすすめです。
費用目安(親子2人):1ヶ月25万~40万円
イギリス
ロンドンやオックスフォード、ケンブリッジなど、人気の都市が集中するイギリスは、大人にも子供にも人気の留学先です。世界でもトップレベルの大学があり、教育水準が高い国でもあります。イギリスを舞台にした「ハリーポッター」や、イギリス生まれの「機関車トーマス」など、子供達にも馴染みのある国なので、さらに関心が高まりますよ。
イギリスで語学学校に通うには、学生ビザが必要になります。滞在はホームステイが多く、ホームステイ先に英語を教える資格を持つ先生がいたり、赤ちゃんを見てくれたりと、好みのホームステイ先を選ぶこともできます。
費用目安(親子2人):1ヶ月50万~140万円
ハワイ
旅行先としても人気の高いハワイは、親子留学にもおすすめです。治安が良く、日本語で対応してくれる場所が多いことが最大の魅力。子供には英語をしっかり学ばせたいけれど、パパママは英語が苦手…という家族に最適です。
ハワイは、3ヶ月以内の滞在であればビザ不要。滞在先はコンドミニアムが多いですが、ホームステイもおすすめです。ホームステイの場合は食事も含まれているので、物価の高いハワイでは費用面での負担も軽くなります。
費用目安(親子2人):1ヶ月50万~120万円
ニュージーランド
豊かな自然と過ごしやすい気候から、親子留学先として人気の高いニュージーランドは、教育水準が高いことでも有名。国の基準をクリアした小学校や語学学校だけが、留学生を受け入れているので、学びの場に最適です。
ニュージーランドは、3ヶ月以内の滞在であれば観光ビザで入国可能。滞在先はコンドミニアムやホームステイが多いですが、ニュージーランドならではの農場体験ができるファームステイも親子連れには人気です。
費用の目安:1ヶ月35万~70万円(親子2人)
親子留学の予約スケジュール。行くと決めたらいつから動き出せばいい?
親子留学に行く!と決めたらなるべく早く動き出すことをおすすめします。夏休みは特に集中する時期なので、短期の場合は出発の半年~3ヶ月前、遅くても2ヶ月~1ヶ月半前にはエージェントへの予約を済ませておきましょう。
長期の場合は、国内の学校との調整もありますので、1年~半年前には動き出し、スムーズに留学先へ向かえるようにしたいですね。
特別な知識は必要ないといっても、海外に行くのですから、必要最低限の語学は身につけておきましょう。特に「トイレに行きたい」「喉が渇いた」「お腹が空いた」「気分が悪い」など、必要最低限の言葉を子供に教えておく必要があります。日常でのやりとりの中で少しずつ教えながら、親と離れても不安のないようにしたいですね。