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『叱らない子育ての方法&結果!失敗の元と叱り過ぎの悪影響』

叱らない子育てができたら親子で楽そうですが、それで子供がきちんと躾けられるのでしょうか?

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叱らない子育ての方法&結果!失敗の原因と叱りすぎの悪影響

近年は「叱らない子育て」が新しい育児方法として浸透しつつあります。雷親父が恐れられていたのも、今は昔。子供のペースに振り回される育児にイライラはつきものですが、叱らずに子育てができたら子供にとってもママにとっても負担が少なくて済みそうですね。

ただし、親が「叱らない子育て」を誤って理解したためにしつけを怠ってしまうと、自分が周りから冷たい目で見られるだけでなく、我が子を我慢できない大人に育ててしまう原因にもなります。

今回は正しい「叱らない子育て」の方法と共に、叱らない子育ての結果の体験談、失敗の原因、叱り過ぎの悪影響などについてもご紹介していきます。

しつけとは、親が怒ったり怒鳴ったりする姿を見せることではない!

子供が悪いことをした時、親が怒ることで善悪の判断が身につくと考えている大人は少なくありません。学校、スポーツ界、塾、お稽古などでも教育熱心な教育者ほど怒鳴る傾向があり、子供達の自主性を尊重する指導者が「変わり物」というレッテルを貼られてしまう業界も今なお実在します。

けれど子供は親に怒られることで、陰で隠れて行うようになったり、怒られる理由が納得できずに親の感情的な態度に傷ついたりして、最終的に何が悪かったのか理解できないまま成長してしまうこともあります。

本来親が怒る目的は「何が悪いかを子供に理解してもらうため」ですよね。

叱らない子育てのポイント

子供に「聞く耳」を持たせ、感情に流されず冷静に考えられる心を育ててあげるのが、叱らない子育ての大切なポイントなのです!

そのように子供を導いてあげるためにはママやパパが感情をコントロールし、冷静でいることが必要不可欠!叱らない子育ての方法とは、怒鳴ったり怒ったりせず冷静に考えを伝え、子供にきちんと考えてもらうことなのです。

叱らない子育てを成功させる9つの方法

それではさっそく、叱らない子育てを成功させる9つの方法を見ていきましょう。「感情的にならず冷静に伝えるのが一番難しい」と思うパパやママもいるでしょう。

こちらでは感情の鎮め方もご紹介していますので、子供が出来るようになるのが早いか、それとも自分かと、子育て中だからこそ楽しめる競争をしてみるのもおすすめです。

イライラしたら数を数える

イライラした気持ちをそのまま言葉にしたり態度に表したりすると、どんどん怒りがエスカレートして気持ちを抑えることが難しくなるそうです。イライラしたら反射的に怒るのを押さえるために、まず心の中で「1、2、3」と数字をカウントして心を落ち着けましょう。気持ちを立て直すことができます。

他にも、100までを超スピードで数える簡単な計算をするなどの方法も効果があります。これは、前頭葉という脳の感情をコントロールする部分の働きを活性化させる方法なのです。

怒りそうになったら部屋を離れる

カッとなって子供に怒りそうになった時は、子供が安全であることを確認した上で、一度トイレに行くなど部屋を離れましょう。子供と距離をとることで冷静な状態に戻ることができます。

また、そんな時のためにリラックス効果の高いフレーバーティーなどを常備しておくのもよいでしょう。イライラを抑えて気分をリラックスさせるにはアールグレイやミントの香り、優しい気持ちになりたいときはローズやバニラ、落ち込む人にはフルーツの香りが効果的ですよ♪

子供なりに何か理由があるのかもと考えてみる

乳幼児とはいえ、意思のある人間です。大人の目線では「どうしてそんなこと」と思うようなことでも、子供なりに何か理由があるのかもしれません。「どうしたの?」「何か理由があるの?」と聞いてあげましょう

まだうまく話せなくても、「何か理由があるのかな」と考えてみることで、お子さんの気持ちが分かるかもしれません。そうして理由を聞いたり考えたりしている間に冷静になることができます。

子供のいいところに目を向ける

いたずらや失敗が続くと、イライラして子供がかわいく思えなくなってしまうママもいるでしょう。子育て中のママは、そんな経験を1度や2度はするものです。そんな時は、子供のいいところに目を向ける時間を設けましょう。

イライラしている最中だと、なかなか思いつかないかもしれませんが、落ち着いている時にいい所を書き出しておくのもよいでしょう。子供が生まれた時や小さい頃の写真を目につくところに飾っておくと、「こんなに小さかったんだな」と優しい気持ちを取り戻せるかもしれませんね。

毎日イライラしてしまう人は、立ち会い出産や乳児期のビデオを見ると気持ちが落ち着きます!また、子供の留守中に育児書を読むのも効果バツグンです!先輩ママの中には、毎晩寝る前に育児書を読んでいる人もいるそうですよ。

子供の立場になって考えてみる

感情にまかせて怒りそうになったら、とりあえずしつけは一時中断!「大人の私ですら感情のコントロールが難しいのだから、子供はもっと難しいはず…」と、自分が子供の立場だったらどんな気持ちになるか、自分が子供だった時はどうだったか考えてみましょう。

一呼吸おいて気持ちが落ち着いたら、自分がされて嫌な言動を子供にしないように注意しながら、子供を諭しましょう

子供はこうある「べき」と決め付けない

親になると、「子供にはこうなってほしい」「こうあるべき」という理想を押し付けてしまいがちです。すると、こうあるべきという形に収まっていないというだけで不満を持ち、イライラしてしまいます。

例えば、「子供は外で元気に遊ぶべき」と思っているママの場合、子供が遊びに行きたがらないと「子供なのになんで家でばかり遊ぼうとするの!」と思ったり、「子供は親の言うことを聞くべき」と思っているママの場合は、子供が反抗すると「なんでこんなに生意気なの!」とイライラしたりしてしまいます。

肩の力を抜き、子供はこうあるべきだという決め付けをやめてみましょう。子供は思い通りにならないのが普通なのですよ。

注意することに優先順位をつける

乳幼児にいたずらや失敗はつきものですよね。けれど、事前に防ぐことができたり、月齢が低く仕方のないことであったりと、厳しく注意するほどではないことが大半です。本当に注意する必要があることは、命に関わることをした場合です。その他の事でも厳しく叱っていると、子供は何が本当に大切なことなのか分からなくなってしまい、ただ傷つくだけで、大切なメッセージが伝わりにくくなってしまいます。

注意することに優先順位をつけましょう。重大なことでなければ厳しく注意するのではなく、正しいやり方を繰り返して教えてあげましょう。

たまには子供に譲ってあげる

いつも最終的には大人が思うとおりに子供を動かしていませんか。「言うことを聞かないから怒る」を繰り返していると、子供の言い分はいつも無視されてしまいます。重大なことでなければ、たまには子供に譲ってあげる時があってもよいでしょう。

叱らない日をつくる

「この1時間だけは叱らない」「この日はなるべく笑顔でいよう」と決めて、その期間はカッとすることがあってもグッとこらえてみましょう。こうして目標が達成できれば、あなたの自信にも繋がりますね。最初は短い時間で始めて、無理のない範囲で徐々に叱らない期間を延ばしていけるとよいでしょう。

10失敗は叱らずリカバリーの方法を教える

子供が小さいうちは、失敗すると親が後始末をするため、イライラしてつい大きな声で叱ってしまうママやパパが多いですね。けれど、それでは子供はただ「ぼく(わたし)は、だめな子なんだ」と傷つくだけですので、次第に元気がなくなり、前向きに物事をとらえられなくなってしまいます。

けれど、例えば牛乳をこぼした時、「こぼしたらこれで拭いてね」と掃除の仕方を教え、しっかりリカバリーできたら褒めてあげることを繰り返すと、子供の自己肯定感がアップし、次第にミスをしても自分で挽回できる子に育ちますよ。

叱らない子育ての結果は?先輩ママの体験談

実際に叱らない子育てをした先輩ママに、叱らない子育ての結果を教えてもらいました。結果はどうだったのでしょう?

えりりん
47歳

平井信義先生の「叱らない子育て」を0歳から実践

現在大学2年(20歳)男子ですが、叱らない子育ては大成功だったと思います。一人っ子ですが、わがままでもありませんし、人に迷惑をかけることはなく、人のためにいろいろと優しい行動が自然に出来る子です。叱らない子育ては、ポイントを押さえれば大成功すると思いますが、ただ単に叱らないというのはいけません。

私は、平井信義先生の「5歳までのゆっくり子育て」という本に出産後すぐ出会い、「これだ!」と思い、平井先生の本を次々に読み、実践しました。平井先生の本は、ビルギャルママが子育ての更生に使った本でもあります。1歳までは、叱ることももちろんなく、「ダメ」「いけません」など否定用語も一切使いませんでした。1歳以降は、叱るというより、都度注意することはありました。平井理論を実践すると、自己主張がしっかり出来る子どもになりますので、3歳くらいまでは、おもちゃが貸せなかったり、自分に正直な行動が、しつけ主義のお母さんに誤解されることもあり大変でしたが、充分なスキンシップにより思いやりも早くから育ち、幼稚園に入るころには思いやりから我慢も出来る子どもになりました。

主人も叱りませんでした。叱るどころか、一度も「勉強しろ」とも言いませんでしたが、純粋な好奇心と意欲から自発的に勉強し、地元のトップ校に入り、運動部でも活躍し、現役で難関国立に合格しました。平井信義先生の本を読めば、すべてわかります。

みゆ
37歳

一人でいる状況にも強い子に育った

子供は現在中学三年生の男の子です。小さな頃から自分に自信が持てないようだったので、叱らないように育てました。特に失敗したなと感じたことはなく、色々なことに自信を持って取り組んでいるようなので、成功だったと思っています。特に何か物事を始める際、仲間を作らなくても一人で行動できるようになりました。叱らないと自分勝手で我儘な子が育つという印象を持たれがちですが、悪いことは悪いと優しく教えることで、子供にはきちんと伝わりました。結果、人に迷惑をかけるような目立った経験はありませんでした。だから、叱らない子育てに弊害はないと思っています。

書籍などは参考にせず、自分の考えのみで行いました。私は幼少の頃に数回怒ったきり、一度も怒りませんでしたが、旦那はたまに怒っていました。旦那も叱らない子育てには賛同してくれましたが、子供の身が危ないときには感情的になってしまったようです。今後叱らない子育てをしてみようかと考えているお母さんも、つい感情的になってしまうことはあると思います。しかしそこでぐっと堪えてあげることが出来れば、あとは上手くいくと思います。大事なことは、叱らずに放っておくのではなく、温かい目で常に見守り教えてあげる姿勢を保つことです。また、もし子供の友達が嫌いなお母さんがいましたら、ちょっと時間をおいて見て下さい。お母さんと合わなければ、きっと子供とも合わないのでそのうち縁が切れていきますよ。

ミッチー
40代後半

「上手だね〜」と褒めておおらかに育った息子

うちの子供達は2人とも男の子ですが、小さいころからちょっとしたことでも「上手だね〜」と褒めて育てました。例えば、ご飯を食べた後、ごちそうさまをして茶碗やお皿を台所まで運んだら「上手だね〜、ありがとう」と褒めていました。言葉の意味は2歳半を超えないと分からないようですので、「上手だね〜」と褒めても小さい頃はポカンと不思議そうな顔をするだけでした。ところが2歳半を過ぎてからは、褒めてほめてあげると恥ずかしいような嬉しいような照れくさそうな顔をするようになり、トイレトレーニングの際は、トイレでおしっこするたびに「上手だね〜、おりこうさんだね〜」と褒めて、さっさと卒業してくれました。

その後も、ことあるごとに褒めるきっかけを見つけるようにして育てたからか、息子達はおおらかで、人に優しく、怒ったりキレたりということがありません。高校生になった今でも二人ともおだやかで、優しい性格に育ちました。

がんちゃん
40代

叱らない子育てで失敗…

私は昔から心理学に興味があり、結婚前から平井信義さんや河合隼雄さんの本を読んでいましたので、子育て中は頭ごなしに叱るのではなく、子供を諭すように育てていました。ですので、悪いことをしたときは理由を聞いて、相手はどう思うかを考えさせ、どうすればいいかを本人が考えらえるように話しをして育てましたが、次第に子供が悪いことをすることが増えてきたのです。例えば、主人を叩いたり、公共の場で走り回ったり…。2~3歳なら仕方がないのですが、小学生になってもです。

次第に私が諭すのも聞きたがらなくなり、主人の所に逃げていくようになりました。「どうして?」と聞くと、「長いからイヤ」と言われてしまいました。そして、しばらく主人に任せて見守るようにしていると、主人は全く注意しないことが判明!公共の場で息子が走り回って人にぶつかっても、色々触っても、立ち入り禁止の場所に入っても、主人を叩いても…全く注意せずニコニコしているだけなのです。中2になった今でも、主人は家族で決めたルールを破り、息子もルールを破るのが当たり前で、おねだりや我が儘を主人に言います。根は優しい子に育ちましたが、社会性があまり育っていないことを危惧しています。叱らない子育てには、夫婦で協力することが大切だと痛感しています。

叱らない子育てが失敗する原因

叱らない育児で重要なことがあります。それは、「叱らない=何をしても許す、しつけをしない、ではない!」ということです。叱らない育児だからと叱らなければいけない場面でも注意ないと、子供は「やってはいけないこと」「しなければならないこと」を学ぶことなく成長してしまいます。

叱らない育児は叱る場面が減るので、周りからみると甘やかされて放置されているようにみえるかもしれません。また、感情的になる気持ちを抑えて、何度も何度も繰り返し子供に合わせて説明しなければならないため、根気と気力が必要です。叱らない育児であっても、しつけが必要な場面では毅然と「それはやってはいけないよ」と繰り返し諭すことで、子供はやってはいけないことの判断がつくようになりますよ。

また、子育ては家族で協力することが大切です!どんなに母親が叱らずに育てても、父親が厳しすぎれば子供は委縮してしまいますし、逆に母親が悪いことを教えても、父親がその横でやっていれば、教育の意味がなくなります。子供は楽な方に流されがちですので、夫婦で足並みをそろえることも大切です。

叱り過ぎの子育てが及ぼす悪影響

親から叱られると、子供は「恐いから」「叱られたくないから」と、一時言うことを聞きます。しかし、それは本当に叱られた内容を理解し、自らを律して行動している姿ではありません。むしろ、叱ることで心から反省する機会を奪い、また同じことを繰り返すことに繋がります。

さらに、叱り過ぎでいつも叱られている子供は大人の顔色をうかがい、「大人に怒られないように」行動するようになってしまいます。そのため、自分で考えて行動する力が育たなくなってしまう危険性があるのです。また、叱られたくないので子供が嘘をつきやすくなります。

親自身も叱り過ぎることでそれがパターン化し、たいしたことがなくても叱る習慣が身に着いてしまい、怒りがエスカレートしやすくなります。家庭の中はイライラに満ち、夫婦喧嘩も増えるなど、親子共に悪影響を被りやすくなります。

大きな声で怒鳴らず穏やかに諭そう

叱らない子育てが浸透してきたとはいえ、やはり「毎日怒ってばかり」という人が多いのではないでしょうか。必死に子供と向き合っているからこそ、イライラもしてしまうものです。

ただし、怒鳴ることと諭すことは違います。感情的に怒鳴るだけでは、子供にとって悪影響になります。叱らない育児は根気が必要ですから、すぐに変わることは難しいかもしれませんが、まずは怒鳴るのではなく冷静に諭すことを意識してみましょう

叱らない子育てにおすすめの本

叱らない子育てを成功に導くためにおすすめの本を2冊ご紹介します。「読んでよかった!」「イライラが楽になった!」というお母さん達が続出のベストセラー本です。

「心の基地」はおかあさん

著者:平井信義 イラスト:いわさきちひろ/こうのみほこ

新世紀社

1,200円 + 税

「親に厳しく育てられた」というママや「本気で叱らないと子供に伝わらない」と思って怒鳴っている人に読んでほしい一冊です。子供を何でも言うことを聞く依存型の人間ではなく、一人の自立した人格者に育て上げるために大切な、親の考え方や対応の仕方が分かりますよ。

http://w3.shinkigensha.co.jp/books/4-7753-0225-6.html

子どもが変わる 怒らない子育て

著者:嶋津良智

フォレスト出版

900円 + 税

「怒らない技術」シリーズの著者である嶋津良智氏は、この本の中で怒らない42の方法を紹介しています。子育て中カッとしてしまうことが多いママにおススメの一冊ですので、興味のある方は是非一度読んでみてはいかがでしょうか?子育てがグンと楽しくなりますよ。

http://www.forestpub.co.jp/smp/books-detail.cfm?ItemCode=S-0089

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪