折り紙の桜の作り方や飾り方に関する記事

折り紙の桜インテリアは映える!春の花の簡単な折り方3選

折り紙の桜インテリアは映える!春の花の簡単な折り方3選

折り紙の桜の花の子供と作って飾り、春の知育とインテリアの2つを楽しみましょう!桜の花をたくさん作って飾れば、部屋が一気に春色に。平面と立体の3種類の桜の花や葉の折り方、アレンジしてインテリアやおもてなしを楽しむアイデアも解説します。

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折り紙の平面の桜の作り方!一番簡単な「切り絵風」モチーフをキレイに切る方法

折り紙で作った桜の切り絵モチーフ

折り紙で平面の桜を作る方法の中で、一番簡単なのが、ハサミで形を切り出すだけの切り絵風モチーフです。しかし、桜の花びらは全部で5枚であるのに対し、折り紙を普通に折ると4枚や6枚など偶数になってしまうため、五角形を作るためのちょっとしたコツが必要です。

5枚花びらの桜をきれいに作るための、五角形の折り方をマスターしましょう。この折り方は、星型や他の5枚花を作る際にも応用できる基本の技法です。

折り紙で作る桜の切り絵モチーフの材料

材料は好きな色の折り紙1枚と桜を切り抜くハサミ、モチーフの下線を描く鉛筆かペンのみです。特別な道具を用意しなくても、ご自宅にある物だけで桜の折り紙は作れます。

桜のモチーフを作るこの五角形の折り方は、いろいろな切り絵や飾りを作る時に応用できますので、ここでしっかりと覚えておくと便利です。

折り紙を五角形に折るための「印」をつける

折り紙の桜の花びらの作り方の工程1

最初に折り紙を対角線で三角形に谷折り(手前に折る)します。今回は色がわかりやすいように色を表に出して折っていますが、実際に作る時は後で書く下線が隠れるよう、色面を内側にして折りたたんでください。

三角形にしたら、5枚に折りたたむための目印をつけます。まずは三角形の底辺を半分に軽く折って、①の部分に目印をつけます。次に斜辺を半分に折りたたんで②を、頂点から②までを折りたたんで③の目印をつけておきましょう。目印は爪で軽く筋をつける程度で構いません。

失敗しないためのコツとして、折り目をつける際は、ズレが生じないように丁寧に作業しましょう。この目印が桜の五角形の要となります。

折り紙の点と線をあわせて折る(五角形の準備1)

折り紙の桜の花びらの作り方の工程2-1

次に、折り紙を桜の花の5枚の花びらになるよう折りたたんでいきます。赤線で示した目印の①と③を結ぶ線と、右側の底辺を重ねて谷折りをしましょう。この折り方をすることで、五角形の基本形へ近づきます。

折り紙の桜の花びらの作り方の工程2-2

きれいに折るためには、目印①と目印③の正確さが非常に重要です。折り紙が厚い場合は、折り目を指でしっかりと押さえてクセをつけてください。

折り紙の線と線をあわせて折る(五角形の準備2)

折り紙の桜の花びらの作り方の工程3-1

次に写真の赤線で示した左側の底辺と、右側の斜辺を重ねて折ります。左右の辺の角と線がぴったりと合うように、細かく調整しながら折り進めましょう。

折り紙の桜の花びらの作り方の工程3-2

折り紙の厚さは商品によってさまざまですが、厚手の折り紙は繰り返し重ねて折るとずれやすいです。きれいな桜の花を作るためにも、折り紙は一回折るたびにしっかり折り目をつけましょう。この丁寧な作業が仕上がりを大きく左右します。

折り紙を桜の5枚の花びらになる「基本形」に折る

折り紙の桜の花びらの作り方の工程4

最後に①と②を結ぶ線を中心に、折り紙を1つに重ねて折り合わせます。これで5枚の花びらを切り出すための五角形の基本形が完成しました。折り紙の厚みできれいに重ならない場合は、最初に②の目印に向けて折り折った角を少しずらして調整すると、きれいに重ねることができます。

この状態で、紙が5層になっていることを確認しましょう。もし層の数が合わない場合は、手順1から3の目印の付け方や折り方を見直してください。

折り紙に桜の下線を描いてハサミで切れば完成!

折り紙の桜の花びらの作り方の工程5

これで折り紙が桜の5枚の花びらの形に重なりました。折り紙の輪になった部分を中心にして、花びらの半分の形で下線をかきましょう。写真左側はプレーンな桜の花を、右側は中心が透けたスケルトンの桜の花のモチーフになります。

下線に沿ってハサミで折り紙を切り、破らないように丁寧に広げれば、桜のモチーフのできあがりです。特に中心が繋がっている部分は、力を入れすぎずにゆっくりと開くのが成功の秘訣です。ハサミを使う際は、幼児の場合は保護者の方が安全に配慮して見守ってください。

平面の桜モチーフが立体に見える!折り紙の花びらをふっくらさせる「応用」の折り方

立体感がつく折り方をした折り紙の桜のモチーフ

次は先程作った平面の桜モチーフにもう一工夫し、立体感のある桜の花にする折り方です。材料は切り絵風モチーフと同じく折り紙とハサミ、鉛筆のみで、簡単なひと手間で華やかさが増します。

平面のモチーフは折り紙の折り方さえ知っていれば幼児でもできますが、桜の花びらに立体感が出る折り方をプラスすることで、同じようで同じではない雰囲気に「ママってスゴイ!」と家族に驚いてもらえるはずです。壁面飾りやリースに使うと、影ができてより華やかに見えます。

折り紙の桜の切り絵風モチーフを「じゃばら」にたたむ

折り紙の桜の花びらの作り方の工程1

最初に切り絵風桜モチーフの作り方を参考にして、プレーンな桜モチーフを1枚作り、切り抜いたモチーフを一度開きます。5枚の花びらをすべて広げた状態にしてください。

今度は1枚の花びらの形になるようにモチーフをじゃばらにたたみ直していきます。このとき色面は、内側に入れてください。中心から外側に向かって、山折りと谷折りを交互に繰り返すことで、細いじゃばらを作りましょう。

折り紙の桜モチーフに折り線をつけて開けば完成!

折り紙の桜の花びらの作り方の工程2

桜の花びらは全部で5枚ですから、折ったモチーフも片側が2枚、反対側が3枚重なります。赤い線で示した花びらの左右の横辺を、2mmぐらいの幅で互い違いに細く折りましょう。これが立体感を出す重要な工程です。

右側の辺を山折りして後ろに倒し、左側の辺はすでに折ってある花びらの付け根ごとねじって谷折りにして、前のほうに折ります。爪を使ってしっかり折り目をつけたら、折った部分を花びら1枚ずつに分け、花びらの付け根のねじれをとらないようにそっと開いてみてください。開いた内側からもう一度折り目をつけて完全に開かせれば、折り紙の桜のできあがりです。ふっくらと丸みを帯びた立体的な桜が完成します。

【上級】立体的な桜の作り方!折り紙1枚で花2個が作れる量産向きの折り方

立体的な折り紙の桜の花と葉の完成品

次は折り紙で立体的な桜の花と葉の折り方です。立体的な花は人気がある反面少し難しそうですが、ペーパーフラワーの技法を応用するため、意外と簡単に作れるのが特徴です。この折り方は、ホッチキスとのりで固定するため、初心者でも形が崩れにくいです。

今回紹介する折り方で桜を作ると、折り紙1枚から2個の桜の花が作れるため、量産したい人やたくさんの飾りを作りたい人におすすめです。学校や幼稚園の飾り付けにも向いています。

立体的な折り紙の桜の材料

折り紙で立体的な桜を作る際に使う材料は、折り紙の他にハサミと鉛筆、ホッチキスとのりが必要です。作業を始める前に、手元に全て揃えてから始めましょう。

半分に切った桜の花用の折り紙をジャバラにたたみホチキスで止める

立体的な折り紙の桜の作り方の工程1

桜の花用の折り紙1枚を半分にカットして2枚の折り紙を作ります。色面が内側になるように半分の長さに折り、さらに半分もう一度半分と丁寧にじゃばら折りをします。一度開いてから縦半分に折って折り目をつけます。

写真のように中央を下から半分より0.5cm手前まで切り、右に向かって折れ線2つ分切り、さらに上に真っすぐ切って2分割します。写真の左側の折り紙を再びじゃばらにたたみ、中央をホッチキスで止めてください。ホッチキスはじゃばら中央ではなく白地の輪が重なるほうに寄せて止めると、あとでのりをつけやすくなります。

折り紙に桜の花の下線を描いて切る

立体的な折り紙の桜の作り方の工程2

中心で折り畳んだ輪の反対側に写真のように桜の花びらとめしべを表す半円を描きます。下線が描けたらホッチキスで止めた部分を中心に半分にたたみ、下線に沿ってハサミで余分な部分をカットします。このカットで花びらのギザギザと、花の中心が同時に表現できます。

花びらをカットする際は、ホッチキスの芯が刃に当たらないように注意しながら、丁寧に切り抜きましょう。

折り紙を開いて桜の花びらをのりで接着する

立体的な折り紙の桜の作り方の工程3

じゃばらに折った折り紙を、ゆっくり丁寧に広げましょう。桜の花びらの先端を外側に向けて折りたたむようにすると、ふっくらと花びらが開き、立体感が増します。花びらの形を整える際は、指の腹を使って優しく調整してください。

ある程度形が整ったら、じゃばらの端にのりをつけて接着し、丸く整えれば、立体的な桜の花の完成です。ボンドを使うと、より強力に接着できます。

緑色の折り紙を使って桜の葉を作る

立体的な折り紙の桜の葉の作り方の工程1-1

折り紙で桜の花を立体的に作れたら、次は葉を立体的に折ってみましょう。バランス的には葉は桜の花の半分以下のサイズがベストです。小さいサイズの折り紙を使うか、大きな折り紙しかない場合は4等分して使ってください。

最初に色面を内側にして三角形に折り折ったら、頂点の部分を0.5cm程度それぞれ外側に折り曲げておきます。あとはランダムでかまわないので、0.2mm程度の細い幅にじゃばら折りをして、しっかり折り目をつけておきましょう。

立体的な折り紙の桜の葉の作り方の工程1-2

じゃばらを軽く開いて、三角形の頂点の左右をさらに外側に折り曲げ、葉の丸みを作ります。最後に三角形の底辺を赤線のように斜めに細く折って開けば、桜の葉の完成です。この立体的な葉を添えることで、桜の飾りに深みが生まれます。

折り紙の桜で部屋を飾ろう!春色インテリアへの3つのアレンジ

折り紙で桜の花を作ったらメッセージカードやプレゼントに貼り付けて活用してもいいのですが、せっかくなら室内へのアレンジを楽しみませんか?桜のような季節の花飾りは短期間しか使わないので、厚紙や折り紙で手作りするのが一番手軽で経済的です。

日本では昔から折り紙や千代紙で作った平面の桜を障子の穴隠しに張り、家の中で春の花が楽しまれてきました。折り紙でつくった桜も壁面飾りやリースなどのアレンジに活用し、部屋の中に春を呼び込みましょう。

折り紙の桜を使った障子の穴隠し!花を使えば補修がスピーディー

完成した桜の切り絵風モチーフを使った障子の穴隠し

昔からある、折り紙の桜のオーソドックスな活用法です。お子様が障子紙を少しだけ破ってしまったとき、1枚分だけ張り替えるという選択肢もありますが、折り紙で桜の花のモチーフを作って穴の上からペタリとのりで張り付ければ、簡単に補修ができます。

しかも破れが隠せるだけでなく部屋の中が華やかな印象に変わります。部屋の雰囲気にもよりますが、白い障子紙を使っている場合は薄いピンクや、パステル調の色のほうが邪魔になりません。

折り紙の桜を障子に貼りつけると、厚みが出るので日の入り方で影ができるのも素敵です。真っ白な折り紙の桜を貼ると、スタイリッシュな雰囲気になります。

折り紙の花で気軽に模様替え!折り紙桜の壁面飾り

ふっくら可愛い折り紙の桜モチーフの壁面飾り

ふっくら可愛い立体的な工夫を施した折り紙の桜を使った壁面飾りもおすすめです。小学校や幼稚園などでお馴染みですが、いつも通りのありきたりなインテリアを気軽に変えることができて便利です。

特に折り紙の桜なので、人や風の出入りによってひらひらと揺れ、より桜らしい春の花の雰囲気を演出できます。桜の枝は折り紙で作ってもいいのですが、ニトリや100均ショップなどで販売しているツリー型のウォールステッカーを使うと簡単です。

緑の葉の入った木目調のものを使えばナチュラルな印象に、モノトーンのシルエットステッカーを使うとスタイリッシュな雰囲気に模様替えができます。

立体的な折り紙の桜を使えばリースも簡単!部屋のワンポイントにおすすめ

立体的な折り紙の桜で作ったリース

立体的な桜を使って折り紙の桜リースを作るのも素敵です。底が平らなのでボンドなどを使えば平面曲面を問わずに取り付けられます。100均ショップなどで売っているリースベースを使ってもOKです。

今回は折り紙で作ったリースをベースに使っていますが、桜の花のピンクは茶色とも相性が良いので、段ボールをドーナツ状に切抜いたものに直接フラット桜をのり付けしてもいいでしょう。

リースはクリスマス飾りの定番といったイメージがありますが、丸い形から「永遠」や「魔除け」などの意味があり、欧米では玄関にリースを飾って家族が外出先から無事に帰ってこられるようにと願いを込める家庭が多いです。お祝いや感謝の気持ちを込めたギフトにもぴったりです。

折り紙で作った桜を飾って穏やかな空間で家族の気持ちをリラックスさせる

折り紙で桜の花を折りたくなる春先は、人事異動や進級進学でパパも子供も新しい環境への適応にストレスを感じがちです。新しい環境に慣れずに不安を抱え続けないように、家の中を折り紙の桜で明るくリラックスできる空間にしましょう。

優しいピンク色は緊張を和らげ、心を穏やかにする心理的な作用があることが知られています。インテリアに取り入れれば、家族が円満に落ち着き、気持ちが前向きになることで仕事や勉強などがスムーズに進みやすくなることが期待できます。

また桜の葉を折り紙で作って一緒に飾れば、緑色の持つ癒しや集中力を高めるとされる心理効果も同時に得られますので、桜は花だけでなく葉も作るのがおすすめです。自然の色彩をインテリアに取り入れて、心地よい空間を作りましょう。

季節の飾りには折り紙が大活躍!桜でリビングや寝室を飾ろう

折り紙で作った桜をインテリアに使う場合、おすすめなのは家族が集まるリビングやリラックスしてゆっくり過ごしたい寝室です。特にリビングは華やかになるためお客さんのおもてなしにももってこいです。

平面の桜モチーフを折り紙ではなく厚紙で作ってふっくらさせれば、春らしい素敵な桜の箸置きになり、春先のおもてなしにピッタリです。気持ちを穏やかにして学習能力を高めるという意味では、子供部屋に折り紙の桜のインテリアを取り入れるのも良いでしょう。

手作りした折り紙の花飾りは芸術性を磨くと共に、季節を自然な形で学べる知育にも一役買ってくれます。犬や猫などを折り紙で作り、裏にシールを貼って子供に飾らせれば、プチ箱庭のように楽しむこともできます。

とはいえ子供部屋に折り紙の桜を飾る場合、薄いピンクではなくカラフルな強い色を使ったほうが可愛いのですが、色が多すぎるとゴチャゴチャして集中できなくなるので、色調を全体的にそろえて、統一感を出すことをおすすめします。落ち着いた空間で集中力を高めましょう。

この記事を書いたライター
羽根田るみこ

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!