キッチンを場所別収納アイディアでおしゃれな快適空間にしよう!
キッチンは家の中で一番収納アイディアが光る場所。食材、調理用具、洗剤など、置いておきたい物が多いわりに収納スペースは限られているため、収納しきれずについ床に置いたり、いつのまにか増えてしまった調理器具を棚に押し込んだりと、ちょっと気を抜くとすぐに散らかってしまいます。
そこで今回は、吊戸棚や調理台下、食器棚やレンジフードなどの場所別収納アイディアや便利グッズを、イラスト付きで分かりやすく解説します。
収納上手は料理上手!物が多い場所こそ綺麗に整理整頓すれば、家事にかかる時間をぐっと減らすことができますので、子育て4コマ漫画でモチベーションをアップしつつ、さっそくキッチンを快適空間にしちゃいましょう。
子育て4コマ漫画:キッチン収納アイディアの巻
調理器具の収納!レンジフードを利用
おたまやフライパン返し、どこに収納していますか?
シンク下のスペースや調理スペースに置いているならちょっと待った!
使っていないレンジフードの下のスペースを利用して収納してみましょう。見た目もおしゃれですし、今まで収納していた場所を他の用途に使うことができるため一石二鳥。
1突っ張り棒+S字フックにかける
換気扇用レンジフードに突っ張り棒をしっかりと固定し、S字フックをかければ簡単に収納スペースを増やすことができます。
油の飛び跳ねが気になるかもしれませんが、使用頻度の高いおたまやフライパン返しであれば、頻繁に洗うものなのでそれほど気になりません。
よりたくさん収納したい場合はワイヤーネットを下げれば、さらに吊り下げるスペースを増やすことができます。
2レンジフードフックで吊り下げ式収納
100均にも売っているレンジフードフックを使えば、簡単に吊り下げ式収納ができるんです。こちらは突っ張り棒+S字フックよりもスッキリとした見た目になります。
レンジフードフック プレートWH(レンジフードフック プレートWH)
ニトリ
1,658円+税
レンジフードに吊り下げて使う収納用品です。スチール製でしっかりしており、お手入れも簡単。ネジでしっかりと固定するタイプですので、フライパンなどの重い物をかけても安心です。おたまなどをかけておけば、他の調理器具とごちゃごちゃして取り出しづらいこともないので、使いたいときにストレスなく手に取ることができます。
他にも、タオルをかけられる専用のレンジフードフック、調味料をのせるスパイスラックのレンジフック、鍋フタフォルダーなどのアイディアグッズがあります。
吊り戸棚の収納!スペースを生かして
吊り戸棚は高くて手が届きにくく、踏み台がないと中に何が入っているか十分に確認できない場所ですが、中はとっても広く、キッチンの大事なひとつの収納スペースです。
収納アイディアを利用して、奥のスペースまで上手に利用しましょう。
1ポイントは収納する物の選別
吊り戸棚に使用頻度の高いものを収納することは避けましょう。手が届きにくい場所は、出し入れすること自体が面倒になるものです。
収納する物を選ぶ際には、ピクニック用品やパーティー用紙皿、年に数回しか使わないような季節用品や調理器具など、普段あまり使わないようなものを選ぶようにしましょう。
2取り出しやすさを重視
基本的に踏み台を使わずに取り出せるような収納の仕方を心掛けましょう。踏み台を出すのは忙しい毎日の中では避けたいひと手間です。
おすすめは100均やニトリなどにあるカゴや吊戸棚ストッカー。吊戸棚ストッカーを使って収納すれば、ちょっと手を伸ばすだけで簡単に取り出すことができるようになります。奥に詰め込んでいたものがドサドサっと落ちてきてしまう、なんていう心配ももう不要。
何を収納したかラベルを貼っておくと、更にスムーズに取り出すことができます。
吊り戸棚ストッカー(スリム)
ニトリ
476円+税
透明のポリプロピレン製で、中身が確認しやすいつくりになっています。また、持ち手がしっかりしているため、重い物を入れても安心して取り出すことができます。
高さ、奥行きともに十分な幅があり、戸棚のスペースを十分に利用して収納することができるのが魅力。同じ商品でワイドサイズもありますので、組み合わせて使うこともできます。
吊戸棚下に取り付けることで収納力をさらにアップできる、吊戸棚ラックもおすすめです。
フック付き吊り戸棚バスケット(ツリトダナ)
ニトリ
761円+税
吊り戸棚に差し込んで使うタイプ。吊り戸棚の下のスペースを、お手軽に収納スペースとして使うことができるようになります。ラップやクッキングシートなどを置いておくのに重宝します。
また、幅広フックが2本ついていますので、まな板を置いたりフキンやキッチンペーパーを吊り下げたりしておくこともできます。
調理台下の収納!キチンと仕切って
調理台下の収納スペースはだだっ広く、上手く収納しないとデッドスペースができやすい場所。欲しいものがさっと取り出せないと、料理にも時間がかかるためイライラの原因にも。
収納のコツはズバリ!キチンと仕切ることです。
調理器具や調味料などは種類が多く、細かい物がたくさんあります。これらは仕切って収納しておくことで、驚くほど取り出しやすく片づけ易くなるんです。色々な収納グッズを利用して、スムーズに料理ができるような快適空間を作りましょう。
1浅い引き出しには仕切りを活用
引き出しに収納する物を決めたら、サイズに合った仕切りを用意しましょう。
100均にも色々なサイズの物が売っているので、リーズナブルに揃えることも可能。収納したい物に合わせて仕切りを動かせるタイプもありますのでより使いやすいものを選んだり、ジャムの空きビンなどを利用して、お弁当用ピックや輪ゴムを入れておいたりしても良いでしょう。
家族の誰が見てもわかりやすいように、収納しておくことがポイントです。
2調味料の引き出しにはラベルを利用
調味料ボトルなどは、高さのある引き出しに収納するため上の部分しか見えなくなるため、何が入っているかが一目でわかるように、ラベルを貼っておきましょう。調味料のボトルを収納する場合は、キャップにラベルを貼り、新しいボトルにしたらキャップだけ前のものを使うようにすると、新たにラベリングする手間が省けます。
また調味料ボトル1本分幅の長方形ボックスに収納しておくと、取り出し、片づけがしやすくなりますし、うっかりこぼしてしまった時もお手入れが簡単です。
小麦粉、パン粉、だしの素などよく使う食材を収納する場合は、同じ形の保存容器に移し替えておくのがおすすめ。袋と違ってデッドスペースが生まれにくく、密閉もできて安心ですし、おしゃれに収納できます。
3鍋類は立てて収納
鍋類は重さがあるので、重ねて収納すると見た目は綺麗ですが取り出すのが大変になります。出来るだけ取り出しやすいように収納しておきましょう。
浅めの鍋やフライパンはブックスタンドを利用して立てて収納しておくと、縦のスペースを上手く利用することができます。深い鍋は、四角いゴミ箱に立てて収納しましょう。
このように全ての鍋やフライパンの収納スペースを確保しておくことで使いやすく、片づける場所に迷わずスッと収納することができるため家事の効率もUP!
食器棚の収納!家族の使いやすさを考えて
食器棚は家族みんなが使うため、できるだけ使いやすく収納しておきたいところ。
しかし、スペースに余裕を持たせすぎるとお皿を収納しきれませんし、かといってお皿を積みすぎると取り出す時に誤って割ってしまう恐れがあります。
収納アイディアを利用して、誰でも使いやすく、清潔さを保って収納できる食器棚にしましょう。
1普段使いのお皿はスペースを持たせる
ご飯茶碗やお椀などのよく使う食器は一番手の取りやすい位置に、スペースに余裕をもたせて収納しましょう。
カレー皿や大皿などは、違う種類の物を重ねて収納すると取り出しにくくなるため、コの字ラックやプレートスタンドなどを活用して収納しましょう。
プレートスタンド 大皿用
ニトリ
555円+税
大皿は平置きで収納するとスペースをとってしまいます。また、種類の違う大皿を重ねておくと、下の大皿が取り出しにくくなってしまいます。こちらのプレートスタンドを利用すると、立てて収納することができるためスペースを無駄なく利用することができます。
また仕切りがついているので、種類の違う大皿を併せて収納しておくこともできるんです。
2小皿はカゴにざっくり収納
たくさんある醤油皿などの小皿は、無理に積み重ねずに通気性のよいカゴやザルにまとめて裏返して収納しましょう。
ひとつひとつの小皿は小さくて場所を取りませんが、和食用や洋食用などをあわせると種類が多く、案外収納スペースをとるもの。形も四角いものや丸いものなど様々で、重ねると不安定になりがちです。
カゴやザルに入れておけば重ねる必要もなくなるため、お皿が割れる心配も少なくなりますし、お片づけも簡単です。カゴごと出し入れできるので、お皿を取り出すのも楽チンですよ。
3コップは種類別にカゴへ収納
コップやソーサーは、そのまま食器棚へ収納すると奥の物を取り出すのが大変!種類ごとに分けて浅いカゴにタオルを敷いて伏せておけば、スッキリ収納することができますし、取り出す時も一気に取り出すことができるためとても便利です。
また、タオルを敷いておくことで、食器が滑らず安全に取り出せるようになります。
4食器棚の下段には100均カゴを利用
しゃがんでも奥まで見えづらい食器棚の下段は、食器ではなく使用頻度の低いストック用の食品やケーキ型、ミキサーなどをついつい詰め込みがち。けれど食器棚の下段は100均のカゴを利用して引き出せるようにしておくと、使いやすさがかなりUPし、調理時間を短縮できます。
下段上部のデッドスペース対策には、100均スノコを使ったキッチンラックをDIYして使うのもおすすめです。
また、ケーキ型などはそのまま入れておくのではなく、ケーキ用ミニカップや飾りつけ用小物などの関連グッズを一緒にカゴに入れて収納しておくと、使う時に探す手間が省けます。
乾燥わかめ、大袋の花かつお、マカロニなどの乾物を収納する場合、袋から出して同じ大きさの密封保存容器にそれぞれ移し替えて収納すれば、形が揃っている分収納しやすくなります。扉を開けた時もすっきりオシャレ♪
対面式キッチンのプチ収納アイディア
対面式キッチンの場合、リーズナブルに収納を増やしたければ、カウンターの一部分を利用して吊り下げ式収納スペースを作るのがおすすめ。
材料は100均に売っている突っ張り棒2本、ワイヤーネット、お好みの数のS字フック、結束バンドだけ。結束バンドで突っ張り棒にワイヤーネットを固定して、S字フックをひっかけるだけですので誰でも簡単に作れます。
イラストのように設置すれば、ピーラーや計量カップ、計量スプーンなど、意外と収納しづらい小物の調理器具を見せながら収納することが出来ちゃうんです。料理中の汚れた手でも、さっと取りやすくてとっても便利。もちろんリビング側からも物を吊りさげることができますので、カギやティッシュボックスをかけておいても良いでしょう。
リビング側から目隠しをしたい場合は?
リビング側にコルクボードを取りつけるだけで、メモや写真を飾れるちょっとしたスペースにもなります!
対面式キッチンの場合、カウンターに置く収納ボックスを購入してもよいのですが、数千円~数万円するため結構費用がかかります。
こちらの商品はリーズナブルなのに収納力があるため、特に狭い対面式キッチンにおすすめ。キッチン以外の空間にも有効活用できる商品です。
【SUSシリーズ】伸縮シンク上ラック
ニトリ
1,896円+税
シンク上の空間を利用できる水切りカゴです。スペースをとってしまう水切りカゴもこれならその心配なし!水受けはカビが生えやすく掃除も面倒ですが、こちらの商品は水受けがなく、水はそのままシンクに滴る仕組みになっています。
コップかけなどのオプションパーツは別売りですので、自分の好きなようにカスタマイズしましょう!
散らからない収納でおしゃれキッチンに!
動線を考えて使いやすく片づけやすい、散らからない収納にすることで、おしゃれなキッチンを維持できます。物の数を見直し、使う場所のすぐ側に出し入れしやすい収納を作れば、家事の効率だってグッとUPします。
家事をする時間がないワーキングマザーは特に、毎日の家事負担を減らすためにも一度キッチン収納を見直してみましょう。
また、家族の取り出しやすさや片づけやすさに直結する収納を見直せば、キッチンだけでなく家庭内の様々な場所が散らかりにくくなるため、家事効率を上げることができますし、子供のしつけにも◎。ぜひリビングや子供部屋のおもちゃ収納、玄関収納なども、散らからない収納にチェンジしましょう。