子供が靴を揃えたくなる収納アイディア!広々と使いやすい玄関に
小さくて可愛らしい子供靴は、サイズアウトとともに買い足していくうちに、気が付けば大量になりがちです。兄弟がいる場合は尚更数が多くなるため、玄関という限られたスペースに上手に収納するのは至難の技で、ついつい子供靴が散乱してしまいがちです。
こちらでは、子供靴の収納がうまくいかない原因や、収納前の子供靴の仕分けの方法、そして子供が靴を揃えたくなるようなスッキリ広々とした玄関になる子供の靴収納アイディア7選を、子育て4コマ漫画と一緒にご紹介しています。
様々な収納アイディアを利用して、広くて使いやすく、「靴を揃える習慣」が身につく素敵な玄関に変身させましょう!
子育て4コマ漫画:子供靴収納の巻
なぜ散らかる!?子供靴収納の落とし穴と解決策
そもそも子供靴が散らかってしまう原因は何なのでしょうか?
ここでは主な原因を3つ取り上げてみました。収納が上手くいかずに悩んでいる方は、次の3つのうち当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
1靴箱のデッドスペースと子供の動線
子供靴はサイズが小さいため、高さ・奥行きともに靴箱とサイズが合わず、デッドスペースができやすくなります。
空きスペースに無造作に靴を重ねて収納すると、収納したこと自体忘れてしまうだけでなく、子供が靴を探して引っ張り出そうとした際に、一発でぐちゃぐちゃになってしまう原因にもなります。
そうなると子供は元の状態に戻すことができず、結局出しっぱなしになり、親が片づけることになってしまいます。
2増え続ける「履かない靴」の放置
子供靴はすぐにサイズアウトしたり汚れたりするため、大人の靴より購入頻度が高く購入数も多いです。そのため油断していると、あっという間に靴箱の中や玄関が子供靴だらけになってしまいます。
「洗って下の子にお下がりしよう!」「片づけよう」などと思っても、ママは育児と家事で日々手一杯です。量が増えれば増える程まとまった作業時間も必要になるため、ついつい仕分け作業が後回しになりがちなのです。
3玄関収納スペースの物理的な不足
集合住宅の場合は玄関の収納スペースが狭いことが多いのですが、実は一軒家でも玄関の収納スペースの重要性を知らずに狭く設計してしまったため、子供靴の収納スペースが不足することがあります。
特に実家がアパートやマンションだった方は要注意です。
一軒家を購入する場合は、「家族全員が靴をスムーズに出し入れできること」を想定し、靴箱や玄関の収納スペースを広く設計することをおすすめします。
ちょっと待って!収納前に靴の仕分けを徹底しましょう
子供靴はデザインが可愛いものや想い出のあるものが多く、なかなか処分できずにひとまず靴箱に収納してしまいがちです。
けれどもこまめに仕分けをしないと、すぐに玄関が靴で溢れかえってしまうので、仕分けのポイントを押さえてそれぞれ収納すべき場所に収納していきましょう!
サイズアウトした靴やあまり履かない靴、オフシーズンの靴、特別な日(冠婚葬祭など)にしか履かない靴は、玄関ではなく別の場所に収納するか、処分することをおすすめします。
1処分する靴と残す靴に分ける
サイズアウトした子供靴や履きつぶしたものは思い切って処分しましょう。まだ綺麗なものは下の子用にとっておいたり、知り合いに譲ったりすると喜ばれます。
ファーストシューズなど記念に取っておきたい子供靴は、「思い出の品」として数が多くなりすぎないように厳選しましょう。
2使用頻度の低い靴の収納を見直す
記念にとっておきたい子供靴や特別な日(冠婚葬祭など)にしか履かない子供靴は、半日くらい天日干ししてから箱に収納して押し入れへ。
オフシーズンの子供靴も、スペースを見ながら押し入れか靴箱へ収納しましょう。
3使用頻度の高い靴の収納を見直す
普段履いている子供靴は、子供が自分で出し入れしやすいように玄関のたたき(床面)に並べておきます。一方で長靴など天候によってたまに履く靴は、靴箱へ収納しましょう。
ここではあえて収納アイディアを利用せず、「子供が自分で出し入れしやすい高さと場所」に平置きで収納しておくのが、子供が靴を揃える習慣を身につけるためのポイントです。
子供が靴を揃えたくなる収納アイディア7選
子供が小さく素直なしつけの適齢期に靴を揃える習慣を身につけておかないと、大きくなってからは習慣化しにくいものです。しかし、日頃から散らかっている玄関では、幼児にしつけるのは困難です。
ですから「子供が出し入れしやすく、スッキリ片づけやすい収納を準備すること」は、しつけにもとても大切なのです。
これからご紹介する子供靴の収納アイディアを利用すれば、スペースを有効活用し、安くお手軽に子供専用の収納スペースを作ることが出来ちゃいます!
砂や泥で汚れがちな子供靴を靴箱に収納するのはちょっと抵抗がある、という方も必見のアイディアです。
1100均すのこで通気性抜群の子供用靴棚をDIY
100均のすのこを5枚用意して、子供用の靴棚をDIYしてみましょう。イラストのように組み合わせると、簡単な3段の棚が出来上がります。
すのこですので通気性は抜群で、お財布にも優しいのが魅力です。すのこをペイントすれば、オリジナリティが出て子供も喜ぶこと間違いありません。
2100均のスパイスラックで靴箱のデッドスペースを有効活用
100均で購入できるスパイスラックを靴箱の扉の内側に取りつけて、収納できるスペースを増やしましょう。
作り方は簡単です。靴箱の扉の内側にスパイスラックを取りつけ、子供靴をつま先から差し込んで収納するだけです。
ただし、この方法を試す前に、靴箱の内側に取りつけられるスペースがあるか、幅は充分か、子供の靴を差し込める高さがあるか、など収納場所のサイズを十分確認してから試しましょう。
3100均の木箱にキャスターをつけてDIY
靴箱の下は暗くて狭く手が届きにくい場所になりがちです。また、直接靴を置いてしまうと掃除の面でも大変ですので、靴箱の下にスペースがある場合は、靴を直置きするよりもキャスター付きの箱などに入れて収納するのがおすすめです。
100均の木箱に、取っ手とキャスターをつければ簡単にDIYできます。
これなら子供も手が届くため片づけやすくなりますし、お掃除も簡単にできるので一石二鳥です。「自分で動かせる」ことは、子供の主体性を育むうえでも重要なポイントです。
4汚れたらすぐ捨てられる!牛乳パックでDIY
DIYの必需品、牛乳パックは、汚れたらぱっと捨てられる、0円でできるところが魅力です。
その1の収納は、上にも重ねられるのが便利です。
牛乳パックで子供靴収納をDIY!その1(積み重ね型)
- 牛乳パックの注ぎ口部分を斜めにカットします。
- 切り口をビニールテープでカバーします。
- 同じものを2つ作り、テープで接着すれば出来上がりです。
その2の収納は、つまさきをつっこむ形で靴2足分収納できます。
牛乳パックで子供靴収納をDIY!その2(仕切り型)
- 牛乳パックの側面のうち一面をカットします。
- 注ぎ口部分を折りたたみ、長方形の箱型にしてテープでとめます。
- 真ん中に間仕切りを作ります。
5突っ張り棒を利用した空間活用収納
突っ張り棒を利用すると、靴箱の空いたスペースに簡単に棚を増やし、収納スペースを増やすことができます。
突っ張り棒だけで棚を増やした場合、下に収納している靴に砂や泥が落ちてしまうのが気になる方は、突っ張り棒の上に薄い板をのせましょう。子供が出し入れしても板が落ちないように、突っ張り棒に板を固定してから使用してください。
6シューズホルダーの利用は「たまに履く靴」に限定
シューズホルダーを利用すれば、片足分のスペースだけで1足収納できて便利です。
ただし、子供が頻繁に使う靴に使用すると、出し入れが手間になり、結果的に出しっぱなしの原因になることがあります。
そのため、シューズホルダーを利用する場合は、大人の靴か子供の使用頻度の低い靴だけにしましょう。使用頻度の低い靴を奥に収納し、普段使う靴のスペースを確保するために役立ちます。
7玄関の壁に「見せる収納」としてディスプレイ
玄関の壁に小さな棚を取りつければ、お気に入りの子供靴を飾って収納することができます。
小さな棚をランダムに取り付けて、子供靴だけではなくインテリアグッズも合わせて飾ると、おしゃれな雰囲気になります。
子供靴を収納しなくなった後も、棚にフックをつけて家の鍵置き場にしたり、ちょっとした小物置き場にしたりと、色々な使い方ができますので、長く活用できるアイディアです。
押し入れへの収納方法:長期間保存のポイント
子供靴を押し入れに収納する際は、どのケースにどんな靴が入っているか一目でわかるように工夫をしておきましょう。押し入れに収納する靴は100均で売られているような半透明のケースに入れておけば、綺麗に積み重ねて収納することができます。
靴を買った時の箱など、不透明の箱を利用する場合は、靴のサイズやメーカー名が一目でわかるようにテープを貼っておくと便利です。兄弟がいるようであればテープの色を人ごとに変えておくと更にわかりやすくなります。
外側に靴の写真を貼るのもおすすめ。いちいち開けて確認する必要がなくなります。チェキなどの簡単にプリントアウトできるカメラは、こういう時にとっても便利です。
子供靴収納の見直しは「整理整頓のしつけ」に直結します
履かない子供靴を片づけ、玄関をスッキリとさせることは、家族が気持ちよく過ごすための第一歩です。整理整頓された玄関は、片付けの習慣をお子様に身につけさせるための最適な環境でもあります。
お片づけは幼児期に身につけさせたい大切なしつけの一つですので、靴箱だけでなくリビングや子供部屋のおもちゃ収納なども見直して、子供が自主的に片づけやすくなる環境を作ってあげましょう。




