ロゼットって何?今ママやプレママに人気のインスタ映え手作りアイテム
ロゼットの簡単な作り方を覚えると、ハーフバースデーや誕生日、マタニティフォトなど、様々なイベントでインスタ映えするアイテムを手作りできます。その可愛い形が子育て中のママさんやプレママさんにも広がり、ハーフバースデーやお誕生日の写真撮影、入園グッズの名札代わりなど、手作りする方が増加中です。
プレママ用のマタニティマークをロゼットにして、一味違ったマタニティライフを楽しむ写真も、今SNSで人気を集めています。
実は今回ご紹介する超簡単なロゼットの作り方なら、針も糸も型紙も使いません!ですから裁縫が苦手なママでも、とっても簡単に作れるんですよ。
そもそもロゼット(rosette)とは、リボンや布で作るバラの花のような形(=rosette)の飾りのことを指します。その歴史は古く、ヨーロッパでは敬意や勲功を示す勲章や記章として、祝い事などに使われる格式高いアイテムとして用いられてきました。
おめでたいグッズのため今では日本でもウエディングでゲストにプレゼントする他、ウェルカムボードや写真を華やかにしたり、マタニティマークやネームロゼットとして子育てに使ったりと、オシャレな女性達の間で人気のグッズとなっています。
ロゼットの超簡単な作り方!針・糸・型紙ナシの裏ワザは両面テープとグルーガンにあり
ロゼットの作り方といえば、専用の型紙や糸と針を使う方法が主流ですが、こちらでは誰でも簡単に作れる型紙・針・糸不要の裏ワザを紹介します。
実は裏ワザとして、プリーツを両面テープで固定し、装飾をグルーガンで接着します。型紙の代わりに大小の丸い物を2つ使って型をとるため、特別な道具は一切必要ありません。さっそく材料と作り方を見てみましょう。
超簡単リボンロゼット作りに使う材料!全て100均で揃います
超簡単なリボンロゼット作りに使う材料は、全て100円ショップ(100均)で揃えることが可能です。リボンの色や柄、くるみボタンの中央に貼るハギレを変えるだけで、オリジナルロゼットが簡単に作れます。
- リボン(幅2.5cm×50cm、幅1.5cm×50cmの2種類を使用しました。お好みの色や柄を選びましょう)
- 強力な両面テープ(プリーツの固定に使います)
- くるみボタンキット(ロゼットの中央のモチーフ用)
- ハギレ(くるみボタンの柄用。ネームロゼットを作る際は、刺繍しておくと可愛いです)
- 厚紙(ロゼットの台紙用。お菓子の空き箱などでもOK)
- フェルト(ロゼットの裏側用。ブローチピンなどを付けられます)
- 丸いフタなど(直径5cmと5.5cmの型代わりに使用)
- ハサミ
- ペンチ(くるみボタンの金具を外すのに使います)
- グルーガン(くるみボタンや裏側のフェルトの接着に使います)
- ボールペン
完成するロゼットは直径約6cmです。グルーガンは、手芸用の低音タイプであれば100均でも手に入り、熱を扱う作業が苦手な方やお子様と一緒に作る場合にも安心です。ただし、高温になる部分もありますので、やけどには十分ご注意ください。
超簡単なリボンロゼット作りの工程!製作時間わずか30分
家庭用ロゼットにわざわざ型紙を使って、きっちりプリーツを作る必要はありません。多少曲がったりずれてしまったりしますが、この方法ならとっても簡単に手作りらしい愛着の湧くロゼットが作れます。製作時間もわずか30分程度で完成しますよ。
1ペンチでくるみボタンの裏の金具を外す
くるみボタンはロゼットの中央に貼るモチーフなので、初めにくるみボタンの裏側の糸を通すための金具をペンチで外し、平らな状態にしておきます。怪我をしないように注意しましょう。
2ハギレを使ってくるみボタンを作る
くるみボタンキットとお好みのハギレを使って、くるみボタンを作成します。ハギレの生地はなるべく薄い物を使うと、キレイに仕上がります。
3厚紙を丸く切ってロゼットの台紙を作る
厚紙に直径5cm程の丸いフタを置き、その周りをボールペンでなぞります。ボールペンの円に沿ってハサミで厚紙を切り取ると、それがロゼットの台紙になります。
4フェルトを台紙よりひと回り大きい丸型に切り取る
3で使ったフタよりも少し大きい直径5.5cmぐらいの丸い物を使って、フェルトを丸型に切り取ります。これはロゼットの裏側の処理に使います。
5ロゼットの台紙の中央にくるみボタンの印を付ける
3で作成したロゼットの台紙の真ん中に2のくるみボタンを置き、周りをボールペンでなぞって印を付けます。この印は、リボンのプリーツを貼る際の目安になります。
6リボンの裏側に両面テープを貼る
幅2.5cmのリボンは50cm、幅1.5cmのリボンは30cmにカットし、それぞれの裏側に強力な両面テープを貼ります。両面テープは粘着力が強い物を選ぶと、プリーツが崩れづらくなります。
7ロゼットの台紙にじゃばらにリボンを貼る(外側プリーツ)
ロゼットの台紙の中央の丸い印に合わせて、上の写真のように幅2.5cmのリボンをじゃばら(アコーディオンのひだ)に折りながら貼っていきます。間隔をなるべく狭く均等に1周折っていくのが、キレイなプリーツを作る最大のコツです。プリーツが完成したら、次の写真のようになります。
8リボンで内側のプリーツを作る
幅1.5cmのリボンを外側のプリーツよりやや中央にずらして重ねて、同じ要領でじゃばらに折りながら貼っていきます。すでに出来ているプリーツの上に貼るので浮いてきますが、指でリボンを押さえながら素早く折るのがポイントです。
9グルーガンでくるみボタンを付ける
二層のリボンプリーツができたら、中央に2で作ったくるみボタンをグルーガンで貼り付けます。リボンのプリーツの端を押さえるように、グルーを少し多めに付けて接着します。
グルーガンの先端と溶けたグルーは高温になっていますので、リボンを抑える指をうっかり火傷しないように注意しましょう。
10ロゼット台紙の裏側にリボンとフェルトを貼る
くるみボタンがしっかりと接着したら裏返し、余った水玉のリボンを上の写真のように切って両面テープで貼ります。最後に4で丸く切り抜いたフェルトをグルーガンで貼り付ければ、ロゼットの裏側の処理が完了します。安全ピンやブローチピンを付ける場合は、このフェルトを貼る前に土台に取り付けておきましょう。
11超簡単なリボンロゼットの完成!
表側にひっくり返すと可愛いリボンロゼットの完成です!材料が揃っていれば30分程で出来るのでとっても簡単。リボンの色やくるみボタンに使うハギレを変えるとイメージが変わるので、様々なロゼットを試してみたいですね。
もっと簡単なロゼットの作り方!折り紙やマスキングテープを使おう
両面テープを使ったリボンロゼットの作り方はとっても簡単ですが、更に手軽にロゼットを作る方法があります。それは折り紙とマスキングテープを使った紙のロゼットの作り方です。
布製のリボンを使うより作りやすく、折り紙で作ったとはいえ、なかなか華やかで可愛いロゼットが出来上がるので、パーティーの壁アートに使うとまさしくインスタ映えします!写真を飾るスクラップブッキングやプレゼントのラッピングに使用するのもおすすめです。
紙のロゼット作りに使う材料
- 折り紙(外側・中央モチーフ用など数種類)
- 両面テープ(プリーツの固定、パーツの接着用)
- マスキングテープ(内側のプリーツ用など、柄違いがあると可愛いです)
- 厚紙(ロゼットの台紙用)
- フタなどの丸い形の物(大小2種類)
- マジック(モチーフへのメッセージ書き用)
- ハサミ
- カッター
- 定規
- カッターマット
折り紙とマスキングテープの簡単ロゼットにも、針と糸の代わりに両面テープを使用します。こちらも材料は全て100均で購入できます。折り紙やマスキングテープは、外側のプリーツ、内側のプリーツ、中央のモチーフ用に3種類あると立体感と華やかさが出ますのでおすすめです。
厚紙はリボンロゼットと同じようにフタなどの丸い物を使って丸く切り抜きますが、くるみボタンを使わないので中央に貼る用の少し小さめの丸い形の物も準備してください。中央にメッセージを書くためにマジックを使いました。
紙のロゼット作りの工程!プリーツ部分がとっても簡単
折り紙ロゼットの作り方のポイントは、なるべく細かいプリーツを作ることです。リボンと違って折り紙にしっかり折れ目が付くので、細かいプリーツが簡単に作れます。細かいプリーツの方が、出来た時にきれいな丸いロゼットになりますよ。
1折り紙を幅3cmに切る
1枚の折り紙をカッターと定規を使って幅3cmに切り分けます。カッターを使う際はケガに注意し、子供が間違って触らないように注意しましょう。
2切った折り紙の裏に両面テープを貼る
1でカットした折り紙の裏側に、上の写真のように両面テープを貼ります。今回は直径9cm程のロゼットを作るのに、カットした折り紙3本を使いました。
3丸い物を使って厚紙と折り紙を丸く切り取る
直径5cm程のフタを使って厚紙を丸く切り取ります。これがロゼットの台紙になります。さらに少し小さめの丸いもの(今回はマスキングテープの芯)で直径3cm程に厚紙と折り紙を切り取ります。
4直径3cmに切り取った厚紙と折り紙を貼り合わせる
3で切り取った直径3cmの厚紙の上に、同じ大きさに切った折り紙を両面テープで貼ります。これがロゼットの真ん中のモチーフになります。
5モチーフにメッセージを描く
ロゼットの真ん中に貼るモチーフには、マジックでメッセージを描きます。今回はお誕生日の飾りつけ用にHAPPY BIRTHDAYを記入しました。シールやスタンプなどを使っても可愛いですね!
6厚紙の中央に丸い印を書く
直径5cmに丸く切り取ったロゼットの台紙の中央に、モチーフと同じ大きさの円を書きます。この円に合わせてプリーツを作っていくので、なるべく中央に書くようにしましょう。
7折り紙をプリーツに折りながら貼っていく(外側プリーツ)
6で書いた円に合わせて上の写真のように折り紙をじゃばら(アコーディオン)に折りながら貼っていきます。1本貼り終わったらつなげて2本目も貼っていきます。今回はちょうど3本で一周しました。
8外側のプリーツが完成
1周すると写真のような外側のプリーツができました。折り紙は折り目がしっかり付くので、何回も折りなおすとプリーツがシワになります。できるだけ1回で折るようにしましょう。
9マスキングテープで内側のプリーツを作る
8で作成した折り紙のプリーツの上に、少し内側にずらしてマスキングテープでプリーツを作ります。マスキングテープはセロテープと違って貼ってもはがせるので、円が曲がっても手直しすることが出来ます。
10プリーツの中央にモチーフを貼る
折り紙とマスキングテープのプリーツができたら、中央にメッセージを書いた5のモチーフを両面テープで貼り付けます。ひまわりのようなまんまるロゼットが出来上がりました。
11折り紙とマスキングテープでリボンを作る
幅2~3cmに切った折り紙で、ロゼットの下につけるリボンを作ります。写真のようにマスキングテープも使ってちょっと豪華な感じにしてみました。
12リボンを貼ったら折り紙とマスキングテープのロゼット完成!
折り紙で作ったリボンをロゼット本体の裏に両面テープで貼れば、折り紙とマスキングテープのロゼットの出来上がりです!大きさを変えたり、中のモチーフを写真に変えたりしても可愛く、壁の飾り付けなどに大活躍します。
簡単手作りロゼットは育児に大活躍!イベント写真がインスタ映える
リボンのロゼットと折り紙のロゼットの作り方はいかがでしたか?型紙無しで簡単に作れる可愛いロゼットは、使い勝手も抜群です!
リボンのロゼットは裏に安全ピンを付けてブローチにする他、赤ちゃんのヘアゴムやヘアピンなどの手作りに使っても可愛いですし、通園・通学グッズにネームロゼットとして付けてもおしゃれな目印になります。
また、マタニティロゼットとして活用すれば、妊娠中の記念写真もより華やかになりますし、出産祝いとしてオリジナルロゼットを贈るのも喜ばれます。アイディアいっぱいのロゼット作り、是非挑戦してみてくださいね。
七五三や入園・入学などの記念写真にも、手作りのロゼットを添えるだけでインスタ映えする特別な一枚になりますよ!



