キッチンのタイルが見違える掃除術~タイルが生まれ変わります
だんだん冷えてくるこの時期が来ると、気になる「大掃除」。毎年「コツコツやっておけば、楽なのに」とは分かっていてもなかなか、できないですよね。しかし、キッチンなどの油汚れは、寒くなればなるほど、取れにくくなってしまうのです。早めに取りかかるのが、大掃除を楽にするポイントです。
その中でも、意外と強敵キッチンのタイルのお掃除。油汚れに、水垢、様々な汚れが混在し、家の中でも特に掃除の必要な場所です。日々水拭きなどの掃除はしていても、目地まで毎日掃除するのは、専業主婦でも大変です。そんなキッチンのタイルのお掃除術をタイルとタイルの間の目地に分けてご紹介♪タイルを真っ白目地もキレイによみがえらせる「ちょっとしたコツ」を掴んで楽~♪な掃除術をマスターして下さい。
キッチンのタイル表面のお掃除
準備する物
<ゴム手袋・台所用強力洗剤スプレータイプ・キッチンペーパーorティッシュ・布巾>
軽い汚れの場合
- 全面にスプレーし、しばらく汚れとなじませるため、約15分放置します。下に、洗剤液が垂れてくるので、布巾やキッチンペーパーなどを敷いておきます。
- なじんで浮いてきた汚れをお湯で数回水拭きします。
ひどい汚れ・こびりつき汚れの場合
- キッチンペーパー又はティッシュを全面に張り付けます。油汚れがついているので、何もしなくてもくっつきます。
- 張り付けたキッチンペーパーの上からスプレー洗剤を吹きかけ、約10分、放置します。
- 張り付けたキッチンペーパーをはずし、お湯で数回水拭きします。
※注意!①で使用したペーパーで拭いてしまうと、せっかく浮き上がった汚れが目地へ入り込んでしまうことがあります。必ずきれいな布巾で水拭きしましょう。
エコな掃除を心掛けている方、強力洗剤を使いたくない方は重曹水スプレーをお勧めします。
★重曹水スプレーの作り方…重曹5cc(小さじ1杯):水100mlの割合で溶かす。(重曹は水に溶けにくいので、40℃くらいのお湯で溶かすと楽です)。
タイル表面の汚れの洗剤とポイント!
●「台所用強力洗剤」とは、よくホームセンターやドラッグストアで見かける「油汚れ用」「換気扇・コンロ周り」等と書かれているものです。最近はオレンジオイル成分が入った洗剤がにおい残りもなく人気なようです。
●タイル表面は、耐水性があり傷もつきにくいので、掃除しやすい素材です。こまめに水拭きしているだけでもきれいを持続できます。
キッチンのタイルの目地のお掃除
タイルの場所により、コンロ側だと油汚れ、シンク側だと水垢やカビ。といったように場所により汚れが異なりますので、その汚れに合わせて掃除していきましょう。目地についた油汚れもキッチンのタイル表面の掃除に使った重曹と同じアルカリ性の洗剤がおすすめです。
油汚れの落とし方
準備する物
<ゴム手袋・クリームクレンザー・台所用強力洗剤・歯ブラシ・キッチンペーパー・布巾・スポンジ・ラップ>
軽い汚れの場合
- スポンジに台所用強力洗剤を付け、目地に塗り、約5分放置します。又、直接スプレーする場合は、目地にまで洗剤が届くように、多めにスプレーします。
- 水で湿らせた歯ブラシで目地の汚れをこすり洗いします。
- お湯で数回水拭きします。
ひどい汚れ・こびりつき汚れの場合
- クリームクレンザーを目地に塗り込んで約10分放置します。
- 水で湿らせた歯ブラシ、又は「歯ブラシにガーゼを巻き付けたもの」で目地の汚れをこすります。
- お湯で数回水拭きします。最後は、固く絞って目地に沿って拭きます。
もっと頑固でしみついた汚れの場合(部分的な対処)
- 台所用強力洗剤を含ませたキッチンペーパーを張り付け、上からラップで蓋をし、約15分放置します。
- ラップをはがし、水で湿らせた歯ブラシでこすり洗いします。
- お湯で数回水拭きします。最後は、固く絞りしっかり洗剤をふき取ります。
台所用強力洗剤、クレンザーを使いたくない方は、重曹で作るペースト・スプレーをお勧めします。使い方は、一緒です。
★ペースト洗剤の作り方…重曹3:水1の割合でペースト状になるまで混ぜます。
油汚れを落とす時の洗剤とポイント!
●「クリームクレンザー」とは、細かい研磨剤が入った液体タイプの洗剤です。キッチンのお掃除にはおなじみの洗剤ですよね。ちなみに、キッチン用とバス用に分かれているものもありますが、使い分けの必要はありません。「弱アルカリ性」で手荒れの方にも優しい洗剤です。
●仕上げの水拭きや拭き取りの際は、必ずお湯を使います。せっかく浮き上がった汚れも冷たい水で拭き取る際に、固まってしまうなんてことを避けるためにもお湯を使いましょう。
水垢・カビの落とし方
準備する物
<ゴム手袋・台所用中性洗剤・酸素系漂白剤・キッチンペーパー・布巾・ラップ・スポンジ>
軽い汚れの場合
- 水を含ませたスポンジに台所用中性洗剤を付け、目地に沿ってこすり洗いします。
- 固く絞った布巾で数回水拭きし、最後はしっかり乾燥させます。
ピンクカビの汚れ
- 40~50℃くらいのお湯に酸素系漂白剤をとかし、漂白剤溶液をつくります。(洗剤の表記にしたがって分量を確認してください。)
- 漂白剤溶液を含ませたスポンジ又は布巾で目地に塗り、約10~15分放置します。
- 固く絞った布巾で数回水拭きし、最後はしっかり乾燥させます。
黒カビ・しつこい汚れ
- 漂白剤溶液をしっかり含ませたキッチンペーパーを汚れに直接貼り付け、上からラップで蓋をし、約15分放置します。
- 固く絞った布巾などで汚れと漂白剤をふき取ります。「割りばしの先にキッチンペーパーなどを巻きつけたもの」などを使うと、ふき取りやすいです。
- よく乾燥させます。
水垢・カビ汚れを落とす時の洗剤とポイント!
●台所用中性洗剤とは、普段の食器洗いに使われている、キッチン洗剤の一番ポピュラーな洗剤です。
●酸素系漂白剤とは別名「過炭酸ナトリウム」と呼ばれるもので、水に溶けると活性酸素が発生し、その酸化力で汚れを分解します。よくキッチン洗剤として売られている塩素系漂白剤より漂白力が穏やかで漂白剤独特なキツイにおいもありません。環境に優しいエコな洗剤です。
●漂白剤溶液の作り方…(目安)酸素系漂白剤8g:40℃くらいのお湯2Lで洗剤の表記にしたがって薄めてください。
●洗剤残りや乾燥不足は、新しいカビの発生元になります。しっかりと水拭き・乾燥をしてください。
●軽い汚れの対処から順に、試していってください。
大掃除いらずのすっきりキッチン
キッチンは、日々汚れていきます。言い換えれば、それだけお料理して頑張っている証!主婦にとってキッチンに立っている時間は、結構長いですよね。そんな長時間作業するスペースも清潔で明るい方が、おいしいお料理が作れそうな気持になりませんか?
キッチンのタイル掃除は表面や目地にあった掃除方法をマスターし、いつもいるキッチンを見違える空間にしてみましょう!