お盆玉の5つのマナーと相場に関する記事

『お盆玉は夏の帰省の新常識!相場はお年玉級!?5つのマナー』

お盆玉マナーとは?話題のお盆玉、もともと一部の地域の風習だったものが全国的に広まりつつあります。よくわからないという方も多そうですが、地域や嫁ぎ先によっては既にお盆玉は常識の場合も。「非常識」と思われないために、帰省前に要チェックです!

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お盆玉は夏の帰省の恒例行事!?5つの新常識や相場をチェック

「お盆玉」という言葉、聞いたことはありますか?最近は、夏の帰省シーズンに近づくと、郵便局やスーパーでお盆玉袋が売られるようになりました。

お盆玉袋は親戚の子供に使うものですが、新婚で夫の実家に帰省する際にお盆玉のマナーを知らないと、慣れない土地で嫌な思いをすることもあるので帰省前に確認しておきましょう。

今回は、お盆玉とはどのようなものか、相場やマナーなどを詳しくご紹介します。事前に夫と話し合っておくことも大切です。

お盆玉とは?お盆の親戚同士の集まりで配り合う子供へのお小遣い

お盆玉とは、お盆休みに親戚同士が子供にあげるお小遣いのこと。お盆玉の発祥地域は山形県と言われていて、元々は雇い主が奉公人に下駄や衣類を渡していたことが始まりとされています。/p>

「私の実家では、毎年お盆に親戚からお小遣い貰ってよ」という人にとっては、今さら「お盆玉」と騒ぐのは不思議かもしれません。

お盆玉という言葉は、元々全国的には使用されていませんでした。ところが、メディアで取り上げられてから徐々に認知度が上がってきたのです。

お盆玉はいつから全国で始まったの?袋は2010年からだけど地域によっては昔から続いている

「お盆玉」とは、2010年に山形県の株式会社マルアイが作り商標登録した造語で、マルアイではお盆玉袋を販売し、それが全国的に広がるきっかけとなりました。/p>

2014年からは全国の郵便局でもお盆玉袋の販売が開始され、全国各地でお盆玉袋が買えるようになったため、お盆玉が一気に多くの方に認知されるようになったのです。

お盆玉はお年玉と違う!渡す相手は親戚の子供のみ

お年玉は親族以外の子供にも配ることがあります。例えば職場の部下の子供や友人の子供など。

ところが、お盆玉は帰省先の親戚の子供に渡したり、お盆に帰省した孫や親戚の子供に渡したりするのが一般的です。

お盆玉は親戚付き合いで渡すものなので、事前に金額のすり合わせをすることができ、渡す親としては助かります。

お盆玉袋ってどんなの?夏になると郵便局やスーパーのレジ付近にある!

最近は夏になると可愛いデザインのお盆玉袋が、郵便局やスーパーのレジ付近、コンビニ、loftやハンズなど色々なところで販売されます。

毎年お盆玉袋の売り上げは伸びているので、今後メーカーも力を入れて更に素敵なお盆玉袋が店頭に並ぶかもしれません。

100均ショップの可愛いポチ袋をお盆玉袋として利用したり、今流行りの水引を使ったオシャレなお祝儀袋をアレンジしたお盆玉袋を作ったりする人もいます

毎年デザインが変わる!郵便局のお盆玉袋

お盆玉袋は小さめサイズのポチ袋なので、幼児向けに500円硬貨などを入れるのにもピッタリのサイズ。
郵便局では毎年6月1日からお盆玉袋の発売が開始され、例年夏らしい可愛いポチ袋や子供に人気のキャラクターのポチ袋などが200~300円(税別)で取り揃えられています。

郵便局 お盆玉袋

お盆玉にもおすすめ!loftのポチ袋

loftには夏のお盆玉にピッタリのデザインや子供ウケのいいユーモアのあるのポチ袋が豊富。loftの公式HPでも可愛いデザインのポチ袋が購入できます。
価格も150~400円(税別)くらいで購入できるので、気の利いた印象に残るお盆玉袋を使いたい人におすすめです。

loft ポチ袋

お盆玉の相場は?お年玉とあまり変わらない

お盆玉の準備で一番頭を悩ませるのは金額ではないでしょうか?お盆玉の相場はお年玉とあまり変わりません

お盆玉の相場

  • 幼児…500円または1,000円
  • 小学生…1,000~3,000円
  • 中学生…3,000~5,000円
  • 高校生…5,000~10,000円

親族それぞれで特別なお盆玉ルールを決めている場合もあるので、話し合う配慮が必要です。遠方のためにあまり顔を合わせる機会がない親戚には、年齢に関わらず10,000円程度の高額のお盆玉の受け渡しをすることもあります。

米うまい
29歳

子供なのに…

うちの実家の親戚付き合いはお年玉が比較的少なく、お盆に会った時のお小遣いも小学生で500円などと少なかったのですが、結婚後旦那の実家の親戚付き合いが始まると、やたらお小遣いをくれる親戚でビックリしてしまいました。当然子供が生まれてからも、子供にも私にもお小遣いをくれます。

お盆玉も赤ちゃんの時から上の子にも下の子にも1万円が親戚間の平均。子供が3人いるご家庭には毎回3万円用意する必要があります。うちは子供が2人なのに…。でも、その分別の親戚が子供だけでなく私にまでお盆玉をくれます。ですから、出費もかなりですが収入もかなり…。「滅多に会えない親戚への愛情表現なんだな~」と思い、気持ちよく出せるようになりました。

お盆玉としてお金以外のものを渡してもOK?おもちゃや文具の家庭もある

子供へのお盆玉として、お金ではなくおもちゃや文房具などをプレゼントすることもあります。

小学校入学を迎えるお子さんには、ランドセルや学習机をお盆玉としてプレゼントするおじいちゃんやおばあちゃんもいます。お盆玉は親戚からの愛情を伝える手段ですので、お金にこだわる必要はありません。

ただし、親戚付き合いとしては相手の家庭とのバランスを配慮するのがマナー。相手の家庭に気を遣わせない心配りをしましょう。

エアー
25歳

ルールを言ってほしかったです

私は長男に嫁いだのですが義両親とはまだ同居していません。そのため子供が生まれて親戚にお披露目したのはお盆でした。親戚が多い家だったので、それぞれのお子さんの年齢をお姑さんに事前に確認して、喜んでもらえるおもちゃを用意してから帰省しました。

ところが、こちらが頂いたのはお盆玉一万円。親戚同士の暗黙のルールだったようで、どの親戚もそんな感じでした。あまりに釣り合わず一瞬張り詰めた空気を感じたため、慌ててお姑さんに封筒をもらい、後から子供のいる親戚に五千円渡しました。子供を喜ばせることだけでなく、家によっては親への配慮が必要なのだと学びました。でも、義母さんに言ってほしかったな。

お盆玉で親戚とのわだかまりを作らないための5つのマナー

お盆玉はまだ歴史が浅い習慣のため、マナーがわからない方も多いです。お盆玉の5つのマナーをご紹介します。

ポチ袋に入れて渡す

お盆玉は、お年玉と同じようにポチ袋に入れて渡します。袋に入れず、お金を裸で渡すのはNGなので気をつけてください。

お盆玉袋は夏休みが近づいてくると郵便局だけでなく百貨店・スーパー・ロフトなどにも置かれるようになります。お盆玉袋を準備できない場合には、普通のポチ袋や小さめの封筒に「お盆玉」と表書きをして渡してもOK。「おこづかい」や「ほんのきもち」と書かれたポチ袋を利用してもかわいいです。

もらったら必ず渡す

自分の子供がお盆玉をもらった場合には、お相手のお子さんにも必ずお盆玉を渡すようにしましょう。金額は年齢が近い場合、同額を渡すのがベスト。お互いの子供の年齢に差がある場合には、一般的なお盆玉の相場を参考に金額を決めてもよいでしょう。

お相手の子供の数が自分の子供の数より多い場合も、子供の数だけお盆玉を準備してあげましょう。

金額は親同士でルール化もOK

毎年お盆玉の金額で悩むのも大変。そのため、気の置けない親戚同士の場合には、あらかめ相談して金額を決めておくご家庭も多いです。特に夫の実家の親戚付き合いでは、既に暗黙のルールが決まっていることもあります。

初めて夫の実家のお盆に伺う時は、プレゼントとは別にお盆玉を用意してバッグに入れておき、周囲の様子を見てから渡してもOK。帰り際に子供に直接ではなく、夫から親に渡すとスマートです。

また、金額の調整ができない親戚とも、もらったお盆玉の金額を控えておくと、翌年から相手にあわせた金額設定ができます。お盆玉の金額に差があるとお互いに気まずい思いをすることが多いので、各家庭により差が出ないように事前に義母に相談するなどの工夫もしたいです。

親の前で渡す

「お盆玉を渡した」「渡してない」でトラブルになっては、折角のお盆玉の意味がなくなってしまいますので避けたいです。ところが、子供に渡すと置きっぱなしにしたり、誰からもらったか分からなくなったりすることがあります。お盆玉を親戚の子供に渡す場合には、できるだけその子の親がいる前で渡す配慮をしましょう。

また、当日何かの事情で兄弟の中で一人だけ来ることができない親戚の子供がいる場合には、親にその子供の分も渡してあげると喜ばれます。

地域柄に合せる

地域によってはお盆玉の風習がないところもあります。お盆に夫の実家に帰省した時などに、お盆玉の風習がないのにいきなりあなたがお盆玉を配り始めると、親戚の皆さんをビックリさせてしまうかも!?

あなたがきっかけで翌年から習慣になってしまうと、他の親戚に余計な負担をかけてしまい印象を悪くすることも…。お盆玉に関しては賛否両論ですので、事前に夫や義母に聞いておくなど、地域柄に合わせる配慮も親戚付き合いをしていく上では大切です。

お盆玉に賛成?反対?ママやパパの本音

お盆玉に対するママやパパの本音をご紹介します。賛成反対ともに様々な意見があります。まだお盆玉という言葉が出来て年数は浅いのですが、最近は新しいものがものすごいスピードで全国的に広がる傾向にあるので、数年先にはお盆玉がお年玉同様に全国で習慣化しているかも!?

お盆玉賛成派の本音

  • 「これまでもお盆の帰省でお小遣いは渡していたけどで、専用袋が楽に購入できるようになり書く手間が省けた」(40代主婦)
  • 「子供の頃にお盆玉をもらって嬉しかった思い出があるので、自分もあげる立場になったらお盆玉をあげようと思う」(20代女性)
  • 「普段お小遣いをあげていない家庭なら、お盆玉とお年玉の年2回お小遣いをあげるのは良いと思う」(30代女性)
  • 「お小遣いを通して普段合わない親戚に子供が好意を持ってくれるので、親戚付き合いのきっかけとしてはありがたい」(40代核家族主婦)

お盆玉反対派の本音

  • 「余計な習慣が増えて困る」(40代男性)
  • 「孫や親戚の子供が少ない人はいいけれど、多い人は出費が多くなり帰省をするのに二の足を踏んでしまうのではないか」(子持ち、主婦)
  • 「子供が小さいうちはいいけれど、大きくなると金額が多くなるので負担が大きい」(40代女性)
  • 「お金をもらうためにお盆に帰省する子供が増えるのは良くない」(50代男性)
この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。