狭い部屋を広く魅せる収納に関する記事

『狭い部屋の収納や配置アイデア17!広く見せるテクニック』

狭い部屋で、おまけに収納スペースも狭くて部屋が物で溢れちゃう!と頭を抱えている方必見です。収納の仕方や家具の選び方、配置の仕方で狭い部屋を広く見せることができるんです。様々な収納アイデアやコツをご紹介します。

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狭い部屋を広く見せる収納アイデア!視覚効果を利用した家具の選び方と配置術

日本の住居では、一部屋の広さが限られていることが多くあります。収納スペースも限られているため、ベッドや家具を置くと、床のほとんどが埋まってしまいがちです。

「狭い部屋を広くスッキリ見せるのは無理だ」と諦めていませんか?しかし、家具の選び方や配置、収納方法を少し工夫するだけで、狭い部屋でも広く開放的に見せることができます。

この記事では、部屋を広く見せるための様々なアイデアやコツを、「収納の最適化」と「視覚効果の活用」の二つの側面からご紹介します。


4コマ漫画:狭い部屋の収納の巻


【ステップ1】まずは収納をチェック!ムダをなくして物を減らす

部屋を広く見せるための第一歩は、物を減らし、収納効率を上げることです。収納スペースが限られている狭い部屋では、収納すべき物、収納すべき場所の見極めが非常に重要になります。

まずは収納家具一つからで構いませんので、今の部屋の収納状況を把握し、整理整頓を始めてみましょう。

 

まずは収納家具1つをチェック!

 
     
  • 何がどこに収納されているか把握できていますか?
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  • 処分すべき不用品が入っていませんか?
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  • その収納場所は、その物の用途に対して適切ですか?
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  • 取り出しやすく、片づけやすい収納方法になっていますか?
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  • 収納家具の中にデッドスペースができていませんか?
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物は「使う場所」に収納するのが基本です。使う物と収納場所が一致していると、出し入れが簡単になり、出しっぱなしを防いで部屋が散らかりにくくなります。

例えば、文房具や救急箱は家族みんながよく使うため、リビングなど手の届きやすい場所にまとめておくなど、適切な場所への収納を心がけてください。ストック品も同様に、トイレットペーパーはトイレに、シャンプーの詰め替えは脱衣所に収納するなど、使用場所の近くに置くことで、買い過ぎ防止にも繋がります。


【ステップ2】押入れやクローゼットの収納力をアップするコツ

押入れやクローゼットの収納力を上げられれば、部屋に置く収納家具を減らすことができ、より広いスペースを確保できます。

布団は「立てる収納」や圧縮でスペースを区切る

季節外れの布団や来客用の布団は、収納スペースの多くを占めてしまいがちです。また、毎日使う布団も平積みすると上の空間がデッドスペースになり、下の布団が取り出しにくくなる問題があります。

収納を効率化するために、ご家庭に合った布団の収納方法を取り入れてみましょう。

 
     
  • テーブル型の収納アイテムを利用し、布団の上に新たな空間を作る
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  • 衣装ケースや仕切りでストッパーを作り、布団を立て掛けて収納する
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  • 布団圧縮袋を使用し、圧縮した上で立て掛けて収納する
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  • 掛け布団を丸めて紐でしばり、立てて収納する
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洋服は立てる収納も取り入れる

Tシャツなどの衣類は、畳んで立てて収納するのがおすすめです。掛ける収納は便利ですが、足元にデッドスペースが生まれやすくなります。畳み方を工夫すれば衣装ケースに立てて収納できるため、服の全体量が把握しやすくなり、同じような服を買ってしまう無駄も防げます。

立てる収納と掛ける収納をミックスし、クローゼットの収納力を最大限にアップさせましょう。

安易に衣装ケースを買い足さない

洋服が増えたからといって、すぐに衣装ケースを買い足すのはおすすめしません。

収納できる場所が増えると、実際には処分しても良い洋服まで溜め込んでしまいがちになります。また、衣装ケースは場所をとる上に、処分する際に粗大ごみ扱いになることもあり、手間がかかります。

新しい収納家具を買う前に、前のシーズンに着用しなかった服は思い切ってフリマアプリなどで処分するなど、本当に必要な物の量に見合っているかを再度確認しましょう。


【ステップ3】視覚効果で狭い部屋を広く見せる方法

クローゼット収納を最適化し荷物が減ったら、次は狭い部屋を広く見せるための視覚効果を意識することが大切です。

次の3つの視覚効果を意識して、より広く開放的な部屋にチェンジしましょう。

後退色や膨張色(白や淡い色)を選ぶ

色には「後退色」と「進出色(膨張色)」があります。

青や青緑、紫などの寒色系の色は、物を遠くに見せる「後退色」と呼ばれ、奥行きを感じさせます。一方、赤やオレンジ、黄色などの暖色系の色は、物を近く・大きく見せる「進出色(膨張色)」です。

家具の色としては、進出色でありながら圧迫感のない白や薄いベージュがおすすめです。壁や天井、窓の光と統一感が生まれて開放感が感じられ、部屋が広く見えます。カーテンは、白を選ぶよりも後退色を用いた方が、より圧迫感がなく広く感じられます。

視界をできるだけ広げる

扉を開けた瞬間に背の高い家具で視界を遮られると、部屋は狭く見えます。背の高い家具は、部屋の中央付近や、扉を開けてすぐ見える位置以外に配置しましょう。

また、床面積が広く見えると部屋も広く見えますので、家具選びの際はできるだけ床が見える足つきのものを選びましょう。床に直接物を置かないことも重要です。

フォーカルポイントを作る

フォーカルポイントとは、扉を開けた瞬間に視線が集中する場所のことです。このフォーカルポイントを、あえて扉から一番遠い場所に作ることで、視覚効果により部屋に奥行きが生まれ、広く感じられます。

この際、フォーカルポイントに寒色系の色や遠くに見える装飾(例:風景の絵画など)を取り入れると、より遠近感が強調されます。

ただし狭い部屋の場合、収納棚や飾り棚を置いて床面積を狭くするより、お気に入りの絵を壁に飾る、簡単なインテリア雑貨を壁に飾るなど、床面積を確保できる方法がおすすめです。


【ステップ4】狭い部屋の家具を選ぶ時のポイント

家具の値段、品質、デザインはもちろん大切ですが、狭い部屋を広く見せるためのポイントも意識して家具を選ぶことが重要です。

物を整理し、本当に必要な物の量に見合った収納家具を慎重に選ぶようにしましょう。色使いやデザインに少し気をつけるだけで、お部屋の印象を大きく変えることができます。

収納機能付き家具でスペースを有効活用!

部屋の中で最も大きなスペースを占めるのがベッドです。狭い部屋の場合は、下に収納機能があるベッドを選ぶと、大きな収納スペースを確保でき、その分別の収納家具を置かずに済みます。

収納機能がないベッドでも、ベッド下の空間にキャスター付きの収納ボックスを置くことで、収納スペースを増やしつつ、掃除も簡単に済ませることができます。

背の低い家具で視界をスッキリさせる

背の低い家具は、入室時に視界に入りづらく、部屋を広く見せてくれる効果があります。また、他の家具と高さを揃えると、さらにスッキリとした印象になります。

背の高い家具は圧迫感があるため、どうしても置きたい場合は、奥行きが浅く、床面積が広く見える足つきの収納家具を選ぶようにしましょう。

色を統一して落ち着いた雰囲気に

家具やインテリアの色が多すぎると、視線が散漫になり、ごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。収納家具の色はできるだけ統一するか、同系色でまとめると、落ち着いた雰囲気を作ることができます。

特に、壁の色と同じ白や薄いベージュのような薄明るい色を選ぶと、お部屋をより広く開放的に見せることができます。

収納棚は扉付きで目隠しする

小物類を収納する棚を選ぶ際は、扉付きのものがおすすめです。細々としてごちゃごちゃ見えがちな小物類を扉で目隠しすることで、見た目をスッキリと整えられます。

扉がついていない棚を使う場合は、突っ張り棒と布などで簡易的なカーテンを取り付け、目隠しするのも良い方法です。

派手な色や柄ものは避ける

カーテンやラグを選ぶ際にも、圧迫感を与えない工夫が必要です。柄は大きいものより小さいものや無地のものを選びましょう。

カーテンはインパクトのある濃い色を避け、壁の色に馴染む白や淡いベージュの膨張色、または青などの後退色を選ぶことで、お部屋を広く見せる効果が期待できます。


【ステップ5】重要!広く見せる家具の配置方法

収納力をアップさせ、広く見せる家具を選んだら、次は家具の配置です。どのようなお部屋の形状でも取り入れられる、部屋を広く見せるための配置のコツをご紹介します。

部屋の中央はスペースを空ける

お部屋の中央スペースを空けるように家具を配置すると、開放感が出て広く見えます。できるだけ床面積を広く見せることが重要ですので、バッグや洋服などを床に直置きしないよう注意しましょう。

センターテーブルを置きたい場合は、存在感のあるものは避け、淡い色、必要な時だけ大きくできる伸縮式のもの、床面積が広く見える足つきのものなどを選ぶと良いでしょう。

窓をふさがない

狭い部屋では置き場所に困り、つい窓をふさいでしまいがちですが、窓をふさぐと部屋が暗くなり、圧迫感が出て余計に狭く見えてしまいます。

窓際には家具を置かず、自然光を取り入れて部屋を明るくし、開放感のある空間を保ちましょう。

ラグは敷かない方が広く見える場合がある

床スペースを広く見せることを優先する場合、おしゃれなラグを敷くのは我慢してみましょう。

ラグ部分とフローリング部分で部屋が仕切られると、せっかく広く空けたスペースも狭く分断されて見えてしまいます。そのため、狭い部屋の場合は敢えてラグを敷かない方が開放感が出ることがあります。

どうしても敷きたい場合は、柄のないクリーム色などの明るい色や、四角より丸い形のラグを選び、圧迫感を与えないようにしましょう。


狭い部屋に戻さない!スッキリを保つための2つの習慣

せっかく広く見えるように整理整頓や模様替えをしても、部屋が散らかると、あっという間に元の狭い部屋に逆戻りしてしまいます。

今日から始められる2つのルールを習慣にして、スッキリ広々としたお部屋を保ちましょう。

その日のうちに片づける

狭い部屋は、少し物を広げただけでも一気に散らかった印象になります。出したものは用が済んだらすぐに元の場所に戻すことが基本です。ご家族がいらっしゃる場合は、全員で習慣化しましょう。

特に小さなお子様がいるご家庭では、毎日就寝前に10分程度で良いので部屋を片付ける時間を作ると良いでしょう。翌朝起きた時に部屋が綺麗だと、朝日が差し込み、より開放的に感じられるため、気持ちよく一日をスタートさせることができます。

買った分だけ古いものを処分する

部屋が散らかる原因には、物を出しっぱなしにしてしまうことの他に、収納スペースが足りないことが挙げられます。

そのため、「Tシャツを1枚買ったら古いものを1枚処分する」「ペンを1本買ったら古いものを1本処分する」など、何かを買ったら何かを捨てることを常に心がけてみましょう。

この習慣を続けることで、無駄な買い物が減り節約できるだけでなく、片付けの時間も節約できるため、スッキリ広々とした空間を長く保つことができます。

この記事を書いたライター

永岡さくら

わんぱくな1男の母、専業主婦です♪ママさんに役立つ情報を漫画やイラストとともにお届けします!