お菓子収納術:100均活用でおしゃれに!見せる・隠す・手作りDIYアイデア
子どものいるご家庭では、いつの間にかお菓子が溜まり、収納スペースからあふれてしまうことはありませんか。買ったお菓子、もらったお菓子、開封済みの残りのお菓子など、かさばるお菓子をどう収納すれば、可愛くスッキリと片付けられるのかは大きな悩みです。
こちらでは、簡単・手軽・便利・可愛い・スッキリを意識した、使いやすいお菓子収納のコツを、100均グッズの活用法や手作りDIYアイデアと共にご紹介します。
お菓子の収納を始める前に
お菓子のパッケージはデザインやサイズが多種多様なため、そのまま収納すると家の雰囲気と合わせるのが難しくなります。
お洒落にスッキリ収納するためには、まず開封したお菓子の外袋(大袋)を思いきって廃棄してしまいましょう。大袋から出して小袋だけを収納グッズに移し替えるだけで、グンと収納しやすくなるだけでなく、早く消費したいお菓子が手に取りやすくなります。
きれいに収納しておけば、おやつタイムにカゴごと出すだけでOKです。必然的にここから消費が多くなるため、開封済みのお菓子を早めに食べきることができます。
このカゴの中身が減ったら、そこに補充するというルールにすることで、無駄なお菓子買いを防ぐことにも繋がります。
食品の期限表示に注意!
食品には「消費期限(安全に食べられる期限)」と「賞味期限(おいしく食べられる期限)」があります。多くのお菓子に記載されているのは「賞味期限」です。
大袋を廃棄し小袋のみを保管する場合、小袋に賞味期限の記載があるかを確認してください。大袋のみに記載されている場合は、念のため小袋に書き写すことをおすすめします。ただし、期限表示が分からなくなると食品の安全管理に影響しますので、移し替えは自己責任で行ってください。
安くて手軽!100均カゴやボックスの選び方
お洒落で可愛いお菓子の収納グッズは雑貨屋などにもありますが、子育て中はできるだけ費用をかけず、スッキリ便利に収納したいご家庭も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが100均のカゴや収納ボックスです。選び方には次のような点に注意が必要です。
- そのカゴはどこに置きますか?(例:棚の中、カウンターの上)
- カゴの中にはどのくらいのお菓子を入れますか?(量と頻度)
- 高さ×奥行×幅は収納場所に合いますか?(サイズ確認)
特に、複数のカゴやボックスを購入する場合は、同じ色、同じ種類を選ぶとスッキリとおしゃれな統一感のある収納が実現できます。
オリジナルのお菓子缶を作ろう!手作りDIYアイデア
100均グッズも便利ですが、せっかく子どもがいるなら、あまりお金をかけずに可愛くオリジナリティのある収納を作りたいという方もいるでしょう。
そんな時は、焼き海苔やお菓子など蓋つきの空き缶を使用して、お菓子缶を自分好みに手作りするのがおすすめです。飴・ラムネ・ガム・個別包装のグミなど、少量のお菓子を収納するのに便利です。背の高い缶ならポッキーやプリッツなど、細長く折れやすいお菓子の収納にも使えます。
手軽にできるので、子どもと一緒に作れば工作として楽しめ、よい思い出にもなるでしょう。
可愛くて簡単な手作りお菓子缶の材料
- 焼きのりなどの蓋つき空き缶 1つ
- 布またはフェルト(ハギレなど)
- はさみ
- ボンドまたは両面テープ
布やフェルト、ハギレは100均にも多種あります。フェルトの場合、最初から接着シールが付いているものもありますので、その場合はボンドも不要でさらに簡単に作れます。今回は100均で購入したフェルト布を使い、子どもと一緒に作りました。
布を使うとたくさんの柄や色、素材から選べますので、お家の雰囲気に合わせてセレクトしてもいいですし、子どもが好きなキャラクターの布を選んでみるのも楽しいでしょう。
また、子どもの古着を使えば思い出たっぷりのリメイク缶になります。飴ならキャンディー柄、グミならフルーツ柄など、中身に合わせて使い分けるのもおすすめです。
お菓子缶の作り方(円柱形缶の場合)
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蓋の形に合わせて布を切ります。円柱形の缶の場合、蓋の形に合わせて布に線を引いてから、蓋の深さ分だけ円を大きくした形で切りましょう。
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缶の本体に合わせて布を切ります。円柱の場合、缶の高さだけ測って切ります。長さは円周より少し長めに切っておくと、後で調整しやすいです。
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手順1で切った蓋用の布の外周から、蓋の大きさの円に向けて細かく切り込みを入れます。こうすることで、布を蓋の側面に沿ってきれいに貼り付けやすくなります。
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蓋にボンドを塗り、手順3の布を貼り付けます。切り込み部分を少しずつ重ね合わせるようにして、蓋の側面を包み込むように貼ると円錐形がきれいに仕上がります。
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蓋に布を貼り終えたら、ボンドが乾くまでは輪ゴムなどでしばらく固定します。
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本体にもボンドを塗り、手順2で切った布を貼ります。長さをざっくり切った場合は、余った部分を後で切り落とします。
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蓋を閉めたときに本体の外側に蓋がくる場合は、蓋がスムーズに閉まるように本体上部の布を貼る位置に注意します(後で切り落とすことも可能です)。これで可愛いオリジナルのお菓子缶の完成です。
飴、ガム、グミなどの小さなお菓子は、幼いお子様が食べると喉に詰まらせる危険があります。お子様が食べられるものとそうでないものを分けて、安全に配慮した場所に収納することが大切です。
ダンボール箱を使った収納アイディア
個包装でも大きめのお菓子やストック品が多い場合、缶やカゴではなくダンボール箱を使って収納したほうが効率的なこともあります。ちょうど良いサイズのスポーツドリンク粉末の箱を活用し、チョコレートをメインに甘いお菓子を入れるといった方法もおすすめです。
ダンボール箱は箱のまま出すことはせず、さらに大きな引き出し状のカゴなどに入れて隠す収納に活用できます。
もしベストサイズな箱が手に入ったら、お菓子缶と同様に子どもと一緒に布やシートを貼ってリメイクするのも楽しいでしょう。子どもはお菓子が大好きなので、リメイクも一緒にすれば工作も大好きになり喜んでくれます。
「収納したい場所に合わせた空箱を選んだのに、中に入れるお菓子が多すぎて収納できない!」という場合は、お菓子の量を減らすことも検討しましょう。お菓子にも賞味期限がありますし、せんべいなどは湿気てしまうので、適切な量をストックすることが大切です。
お菓子収納の基本ルールとスッキリ収納のコツ
お菓子の包装はデザインがバラバラなため、そのまま並べてもおしゃれにはなりません。パッケージがおしゃれで統一感のあるものだけを選んで買うことも難しいでしょう。それならば、いっそ容器に移し替えて隠して収納してしまいましょう。
- 見せる収納と隠す収納の場所を明確に分ける
- お菓子の種類や用途に合わせて容器をセレクトする
お菓子の種類別に次のような容器に入れて収納するだけで、かなりスッキリしますし、管理も簡単です。
- 飴類などの小さなものは手作りのお菓子缶に入れる
- 背が高くて折れやすい菓子は、ペットボトルをカットして切り口をフェルトでカバーした容器を手作りして入れる
- 大袋で開いているものやストック品は、100均のカゴやボックスを使って隠す収納にする など
子育て中は、兄弟姉妹の食べられるお菓子と食べられないお菓子、好みのお菓子と苦手なお菓子など、様々な事情が発生します。しかし、お菓子の種類や用途別に入れ物を用意して分類すれば、入れ物の種類も分類もそれほど複雑になりません。
この分類収納は、ママの「おやつをテーブルに出して~」の一言だけで、子どもが自分で決まったお菓子箱を選んでテーブルに出すことができるようになり、ママのちょっとしたひと手間を省くことができます。子どもや家族が分かりやすく使いやすい収納を心掛けることで、自然に家の中がスッキリし、子どもの自立にも役立ちます。