セーター洗濯の失敗防ぐコツに関する記事

『セーターを自分で洗濯・伸び縮み型崩れを防ぐ3ステップ』

冬はセーターも自分で洗濯!自宅でオシャレ着を洗濯する時の失敗を防ぐチェックポイントや上手に洗うための手順をまとめました。

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自宅でセーターの洗濯をする時の手順

寒くなってくるとセーターなどニット素材の洋服が大活躍します。クリーニングに出すと確実キレイに仕上がるのですが、いちいち出すのも面倒だしお金もかかるのが悩みどころですよね。

ポイントさえ押さえれば、ニット製品を自分で上手に洗濯することができます。ここではセーターを自宅で洗濯するときのプロセスと注意点をまとめました。

【ステップ1】セーターの素材と洗濯表示をチェックしよう

まずセーターについているタグをチェックして組成表示と洗濯表示を確認しましょう。組成表示とは素材や使っている割合を表しています。洗濯表示とは洗う時の注意点を絵記号や文字で分かりやすく説明した部分です。これらを確認することでどんな洗い方をしたら良いか分かります。

セーターでよく使われる素材の特徴を知る

ホームクリーニングをする前にそれぞれの繊維の特徴を知ることが大事です。どんな素材でできているか組成表示をチェックしてみましょう。セーターによく使われる「ウール」「カシミヤ」「アクリル」の特徴についてまとめました。

    • ウール

羊の毛。湿度を適度に吸収・放出し、弾力・伸縮性に富む。水に弱く縮むことがある。

    • カシミヤ

カシミヤヤギの毛。ウールと比べ保温性や肌触りに優れている。デリケートな素材なので洗い方によっては風合いを損ねることも。

    • アクリル

科学的に作られた繊維。ウールに似た性質を持つ。ハンガーなどにつるして干すと重みで伸びることがある。

繊維の特徴を見ると、ウールやカシミヤなどの動物の毛は水に弱いことが分かります。特に長時間水につけておくと縮みや風合いが変化する原因となることも。科学繊維のアクリルは伸びないように干さなければなりません

セーターの洗濯表示を確認する

自分で水洗いできるかどうかは洗濯表示を見ればすぐに分かります。

    • 水洗い可

洗濯機で普通に洗っても大丈夫。温度や「ネット使用」「手洗い」の表記がある場合は指示に従って洗うこと。

    • 水洗い不可

絵記号で水洗いに×がついている場合は家庭で洗えない。水洗いに適さない繊維の他、ボタンや装飾アクセサリーが変色するという理由から洗えない場合もある。

    • ドライマーク

クリーニング店にお任せするのが無難。物によってはおしゃれ着用洗剤を使ってホームクリーニングできる場合もある。

【ステップ2】洗濯に使う洗剤や道具の用意をしよう

自分で洗えると分かった場合はホームクリーニングにチャレンジしてみましょう。縮みや型崩れを防ぐためには洗剤選びや干すときのグッズ選びも重要ですよ。用意する洗剤や道具をまとめました。

おしゃれ着用洗剤

普通の洗剤は弱アルカリ性が多いです。汚れはよく落ちるのですがデリケートな素材でできたセーターに使うと縮みや色落ちの原因となることも。お気に入りの衣服には中性のおしゃれ着用洗剤を使うのがベターです。

エマール リフレッシュグリーンの香り

花王

価格:オープン価格

色あせや毛羽立ちを防いで汚れやニオイもしっかり洗います。セーターなどのニット素材や型崩れを防ぎたい洋服におすすめです。

平ら干し用の物干しネット

セーターを干す専用のハンガーを用意しましょう。普通のハンガーに干しては重みで伸びてしまう場合も。横に寝かせて干せば伸びや型崩れを防いで洗う前と同じ形を保つことができますよ。

折りたたみできる平干しネット

ベルメゾン

価格:1,600円+ 税

セーターなど大切な衣類を平干しすることができる洗濯ネットです。一段でも二段でも使うことができ、使わないときは小さくたたんでコンパクトに収納できます。

【ステップ3】実際に洗濯してみよう

表示を確認して道具の準備ができたらセーターの洗濯にチャレンジ!ここでは失敗の少ない手洗いの手順をご紹介します。

色落ちしないか確認する

色柄物のセーターを洗う時は色落ちのチェックをします。洗剤を薄めた液を付けた白いタオルでセーターを軽く叩いてみましょう。色がつかなければ洗濯できますが色落ちした場合は自分で洗うと失敗するかも。クリーニングに出した方が無難です。

洗濯液を作る

おしゃれ着用洗剤を水に溶かして洗濯液を作ります。セーターは40度以上のお湯で洗うと縮む可能性があるので水で洗うか30度ぐらいのぬるま湯を用意しましょう。

裏返して畳んで手洗いする

セーターを裏返しに畳んで洗剤を溶かした水につけます。表にしたまま洗うと毛羽立ちや毛玉ができやすいので裏返すのが上手に洗うコツです。こすったりもんだりせずに優しく押し洗いしましょう。

軽く絞ってすすぎをする

セーターを軽く絞ってきれいな水ですすぎます。絞る時やすすぐとき力を入れすぎないように気を付けて。水をかえて2回すすぐと洗剤も落ちます。

脱水して干す

最後に脱水して平らに干します。洗濯機を利用する場合は手洗いコースを利用し、洗濯機を使わない場合はバスタオルに包んで水気を吸い取ります。脱水が終わったら平干し用のネットに畳んでのせて乾かしましょう。

自分で判断できない時はクリーニング店へ

セーターを自分で洗濯するとクリーニング代の節約にもなりいつでもキレイな洋服を着ることができます。「洗えるかどうかよく分からない」「装飾品がついていて変色が心配」など自分で判断できない場合はクリーニング店にお任せしましょう。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。