水通しはいつまでにすべき?新品のベビー用品はどこまで洗濯が必要か徹底解説
水通しはいつまでに済ませるべきか、新品のベビー用品はどこまで洗濯が必要か、プレママやプレパパにとって悩ましい準備の一つです。新生児の肌着やベビー用品とはいえ早すぎるのもどうかと思いますし、かといってのんびりしていて予想外に早く陣痛がきたり、水通しの量や重さで体に負担がかかったりするのも心配です。
また、肌着の水通しは必要な気がしますが、ベビードレスやベビー布団など肌着以外はどこまで水通しが必要なのでしょうか。水通しをいつまで続ける必要があるかなど、水通しに関する疑問と適切な時期について詳しく見ていきましょう。
ベビー用品の水通しはいつまでに済ませるべき?妊娠32週~35週が目安
新生児のベビー服の水通しをいつまでにするかに関して明確なルールはありませんが、妊娠32週(妊娠9ヶ月の始め)から35週(臨月前)を目途に済ませておくことをおすすめします。
出産予定日間際まで大丈夫だと考え、水通しを後回しにするママもいますが、お腹が大きくなってからでは家事負担が大きく、体調を崩す原因にもなりかねません。また、初産は予定日より早くお産が進む可能性も否定できませんので、早めの準備が安心に繋がります。
かといってあまり早い時期では、保管中にシワや虫食いになったり、家具などからホルムアルデヒドが移ってしまったりする恐れがあるためせっかくの水通しが台無しに。ベビー服の水通しは妊娠後期に入ってから体調のいい日を見計らい、無理なく計画的に進めましょう。
水通し後のベビー用品はビニール袋に入れて!
ホルムアルデヒドは新しい家具にも吸着しています。水洗い後のベビー用品を新しいタンスや棚で保管する際は、ビニール袋や密閉できるケースに入れてからしまいましょう。これにより、家具からの有害物質の吸着を防ぐことができます。
水通しが必要な科学的理由:ホルムアルデヒドとアゾ染料の除去
ベビー服の水通しが必要な理由は、主に衣類に含まれる有害物質の除去と、生地の肌触りを良くするためです。特に新生児のデリケートな肌を守るためには、以下の有害物質に注意が必要です。
ホルムアルデヒドの除去
ベビー用品にかかわらず市場に流通している衣類のほとんどには、生地の縮みやシワを防止したり、形態安定加工を施したりするためにホルムアルデヒドが使われていることがあります。またホルムアルデヒドは家具や住宅用建材にも使われていて、衣類に吸着しやすい性質があります。
高濃度で付着した衣類に新生児が触れると、肌トラブルやアレルギーなどに繋がる可能性があるため、法律で規制されています。
「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(家庭用品規制法)」によると、生後24ヶ月以内の乳幼児が使用する特定の繊維製品については、ホルムアルデヒドの使用が規制されています。
ホルムアルデヒドの規制があるベビー用品(家庭用品規制法による)
- おしめ、おしめカバー
- よだれ掛け、下着(肌着、ロンパースなど)
- 靴下、手袋、帽子
- 中衣、外衣(ベビー服全般)
- パジャマ、寝具(布団カバー、シーツなど)
幸いホルムアルデヒドは水に溶けやすい性質のため、水通しをすれば生地から大部分を除去できます。新品のベビー用品は必ず最初に水洗いをしてから使いましょう。
アゾ染料などその他の化学物質の除去
衣類によっては、製造過程で使用されるアゾ染料やその他の化学物質の残留も懸念されます。これらもデリケートな赤ちゃんの肌には刺激になる可能性があるため、水通しをすることで残留物質を洗い流すことができます。
水通しはどこまで必要?肌に触れる繊維製品は全て洗濯
水通しをどこまでする必要があるのかは悩ましいところでしょうが、家庭用品規制法で規制されている品目以外も含めて、赤ちゃんが直接肌に触れる可能性のある繊維製品にはすべて水通しをしたほうが無難です。
よだれ掛けや靴下、おくるみ、ガーゼなども含め、肌着やベビー服だけでなく、肌に触れるものは徹底しましょう。
ベビードレスやベビー布団などの大きな物も水通しが必要
ベビードレスやベビー布団、シーツなどの大きな繊維製品も基本的に水通しが必要です。特にベビー布団やシーツなどの寝具は、寝ている時間の長い新生児期に一番身近にある繊維製品です。
ベビードレスやおくるみがシルク製など、水通しができないベビー用品もあるため、購入時にお店やメーカーに水通しの必要性や洗濯表示を確認するといいでしょう。また、ベビー布団は丸洗いしやすい商品を選んでおけば、水通しだけでなく日々の衛生管理も楽になります。
水通しが不要な主なベビー用品
- 紙おむつやウェットティッシュなどの衛生用品
- プラスチック製や木製のおもちゃ
- ベビーカーやチャイルドシートなど大物の布地(取り外して洗えない場合)
これらの多くは固く絞った布で拭き取るなど、表示に従ったお手入れをしましょう。
水通しはいつまでするの?法律の規制期間と個別の判断
水通しをいつまでするかの明確な基準はありませんが、前述の通り「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」の規制対象である生後24ヶ月(2歳)以内は、新品の衣類や肌着については水通しを継続することを推奨します。
生後2年を過ぎても赤ちゃんの肌が弱いと感じる場合や、アレルギーがある場合は、親御さんの判断で水通しを継続しても構いません。水通しについての考え方は家庭によってさまざまで、新生児期だけでやめてしまうママもいれば、小学生以降も続けているママもいます。
水通しをやめるタイミングは、新しい服を一度着せてみて肌にトラブルがないか確認するなど、お子さんの肌の状態を見ながら、少しずつ減らしていくのがおすすめです。
水通しの正しいやり方:洗剤の選び方と乾燥方法
水通しはただ水に浸せばいいというわけではありません。正しい手順で行うことで、ホルムアルデヒドなどの有害物質を効率よく除去し、生地を気持ちよく使うことができます。
洗剤の選び方
基本的に水通しは「水のみ」で行うのが原則です。ホルムアルデヒドは水溶性なので、水洗いだけで除去可能です。ただし、赤ちゃんの肌着用としてベビー用洗剤や石鹸を使用しても構いません。この際、大人用の柔軟剤は刺激が強い可能性があるため、使用は控えましょう。
洗濯機の使い方と乾燥方法
- 大人用の衣類とは分けて洗う: ホルムアルデヒドは新しい大人用の衣類からも移染する可能性があるため、必ずベビー用品のみで洗いましょう。
- 優しく洗う(手洗いまたは弱水流): デリケートな生地が多いため、洗濯機の手洗いコースや弱水流コースを選びましょう。ベビードレスなど型崩れが心配なものは手洗いが安全です。
- 天日干しを推奨: 水通し後は天気の良い日に天日干しをしましょう。日光には殺菌効果もあります。ただし、花粉やPM2.5が気になる時期は室内干しや乾燥機の使用も検討してください。
水通しは何週までに終えた?いつまで続けた?ママ達の体験談
水通しを何週までに終えたか体験談を見ると、妊娠34週までの出産前の余裕のある時期にという意見が多いです。
なかには、「水通しをしてベビー服の確認ができたので、不足に気が付いて早めに買い足しができた」というアドバイスも寄せられています。
水通しをしたママ達からは、「肌トラブルが起きなかったので、面倒だけどやってよかった」とか、「肌触りが良くて、赤ちゃんもご機嫌だった」など、前向きな意見が寄せられています。
3歳になった現在も肌着と服は水通ししています
肌着、服、おくるみ、寝具のカバー類、肌に触れるほとんどの物を水通ししました。赤ちゃんの準備をし始めたのが30週の8ヶ月頃、そして同時に水通しも少しずつ進めていきました。
臨月に入る36週までには終わらせておくという気持ちでいたので、気持ちにゆとりを持って出来たと思います。出産にまつわることは何事もそうですが、臨月に入る前に終らせておくのがやはりおすすめです。
そして3歳になった現在も、肌着と服は基本水通しをしています。特別肌が弱いわけでもなくトラブルはないのですが、習慣になっているといった感じです。
いつまで水通しをするかは悩むところですが、肌の強い弱いなどの個人差、親の手間など人それぞれなのかなぁと思います。少しでも不安だなぁという気持ちがある内は水通しを続けた方が安心かなと個人的には思っています。
1歳過ぎるまでは、肌着や衣類は全て水通し
新生児の頃は、赤ちゃんが肌に触れるもの全て水通ししていました。水通しは、妊娠30週になるまでに済ませておくのをオススメします。
私は出産のギリギリに水通ししてしまったため、とっても焦りました。冬場の出産だったので、洗濯してもなかなか乾かなかったですし。
お肌のことを考えて、赤ちゃんが1歳を過ぎるまでは水通しをしていました。やめる時は少し勇気が必要でしたが、やめたからといって肌トラブルは起こりませんでした。
赤ちゃんのお肌の状態にもよりますが、特別な肌トラブルがないのなら、1歳頃までで大丈夫だと思います。
洗えるものは基本的に、現在でも水通しをします
誰のものということに限らず、今でも洗えるものは基本的に水通しをして使うようにしています。洗えるものの範囲ですが、まずは下着やタオル、シーツなど直接肌に触れ、しかも洗うことができるものということになります。
もちろん下着以外の洋服でも、家庭で洗えるものは洗うというのが現在でも基本です。逆に言うとクリーニング代金などを考えて、基本的には家庭で洗えるものを購入するようにしています。
ベビー用品を揃えた時も同じです。布団は安全なものを選び、カバーのみしか洗うことはしませんでしたが、それ以外のすべてのものは洗いました。それは安全の面からでもあり、それだけではなく吸湿性の面からでもです。
代謝の活発な赤ちゃんは多くの水分を体から出していますので、それを気持ちよく吸ってくれるためには、一度水洗いすることが必要です。洗わずにタオル類を使った経験があったらわかるはずです。吸湿性が全く乏しいことが。
水洗いはいつまでというのは、私の場合今でもですから、できるだけそうしたほうがいいとは思いますが、時間的余裕がないという人もいるでしょう。その場合、体ができてくる時期、すなわち思春期を終えるくらいまでと思います。
3歳まで念のため衣類は水通し
初めての子供だったので水通しは肌着や服、ガーゼなど布団以外は全てしました。妊娠中は何が起きるか分からないので、妊娠34週までには水通ししておいた方が良いと思います。その方が後でバタバタする心配もないと思います。
私は子供が3歳になるまで水通しをしていました。やめてから肌トラブルはなかったです。赤ちゃんによっては肌が弱い子もいると思うので、水通しをする期間はその時の状況に応じて対応すれば良いと思います。
ちなみにうちの子は、3歳を過ぎたら比較的に肌トラブルが起きなくなったため、様子を見て水通しをやめました。
2歳の今でも肌着は水通し
赤ちゃんが生まれる前の臨月に入ったときに、それまで準備していたベビー服やタオル、ガーゼや布団カバー、おくるみを水通ししました。水だけで洗えばよいと聞いていましたが、私は赤ちゃん用の洗濯石鹸を使い、1月だったので花粉の心配はあまりしなかったので、天気の良い日に外で干しました。
臨月に入ったら、いつ生まれるかわからないので、それまでに水通しをしたほうがよいかと思います。ベビー服はつなぎの服を着ているときはいちおう全て水通ししていましたが、つかまり立ちをはじめた8ヶ月頃にセパレートの服になってからは、買ったまま着せるようになりました。
特に肌トラブルはありません。肌着、布団カバー、タオルなどは直に肌に当たるので、いちおう2歳の今でも水通ししています。
赤ちゃんの肌の状態を見ながら、心配なら最初はズボンだけそのまま着せてみるとか、少しずつ水通しをやめていけばいいのではないでしょうか。
1歳くらいまでは全て水通し、今では直接肌に触れるものだけ
私の娘が新生児の時は肌着から靴下まで全て水通しをしていました。新生児の肌着は紐を結んで着るものが多いため、洗濯物を干す時には一つ一つ洗濯バサミで止めないといけなかったのが大変だったのを覚えています。臨月に入る前までには子供の水通しをやっておけば良かったと思います。
1歳くらいになるとなんとなく子供の肌が強いのかなあという印象があったので、水通しが面倒に感じてそのまま買って着せてしまうこともしばしばありましたが、特に肌トラブルにはなりませんでした。
ベビー用品専門店だとトラブルがないような加工をしてくれているところもあります。私の娘は4歳で肌が強いので今では水通ししていませんが、新生児は全て水通しして、1歳を超えたくらいから様子を見て水通しを減らしていくのがおすすめです。
1歳まで新しい服は水通し
肌着と洋服は水通ししていました。布団カバーなどはしていなかったです。プレママは妊娠8~9ヶ月くらいまでに水通しするのが良いかと思います。
赤ちゃん用品には必ず水通しをしていたので、肌トラブルはなかったです。1歳までは水通しをし、やめてからもトラブルはありませんでした。
「皮膚が極端に弱くなければ、水通しは1歳くらいまでで良いのでは?」と個人的に思います。心配だったらしばらくは肌に触れる肌着だけ水通しすれば良いと思います。
5歳の今となっては大人と一緒
夏に産まれたので、新生児期はずっとおむつの上に薄手のロンパース一枚でした。直接肌に触れるロンパースやガーゼ、シーツ等はもちろん赤ちゃん用の洗剤で、他の大人の洗濯物などとは分けて水通しをしていました。
生後半年後くらいまではこんな感じで、買ったものを分けて洗ってから使っていました。この時期までにあった肌トラブルは乳児湿疹くらいで、特別に肌が弱い子ではないのかなと思ったので、生後半年後くらいからは大人のものと一緒に普通の洗剤で洗うようになり、水透しも肌着のみになりました。
このように洗濯方法を変えましたが、肌トラブルは特にありませんでした。我が家ではこんな感じでしたが、一般論としてどうすべきかというと、正直「お子さんの肌によって」「お母さんの気が済むように」だと思います。
特に第一子の新生児期は少し気を付け過ぎかなと思うくらいでもいいと思いますが、肌が弱い子かどうかだんだんわかってくると思うので、大丈夫そうならあまり神経質にならなくていいと思います。
子供を日々しっかり観察してもし、何かあってもその変化にすぐ気付いて対処してあげることが大事だと思います。
直接肌に着く下着類は3歳の今でも水通ししています
第1子と言うこともあり、新生児時期は全ての物を水通ししていました。その後、保育園に入園した後も2歳前半頃までは、水通しして着せていました。
少しずつ段々と色々な免疫がついてきて、肌も丈夫になってきたように感じてきたので、それからは肌着類のみ水通しするようになりました。
しかし3歳半の現在も直接肌に触れるものは、水通しすることが多いです。水通しをすることで、着心地も少し柔らかくなる気がするので、子どもにとっても快適なのではないかと感じています。
肌着のみ1歳まで水通し
新生児のころは肌着からロンパース、沐浴布まですべて水通ししていました。しかし4月生まれで冬服になるころには洗濯物が乾かなくなり面倒になってしまったため、生後8ヶ月くらいの時からは肌着しかやっていません。
結局肌着も1歳になった時点で水通しはやめました。やめてみても何も肌荒れなどは起きなかったです。しかし新生児のころは刺激が強いのでやっておくべきだと思います。
私は早産の危険があったので33週にはすべて終わらせていました。何があるかわからないので早め早めの準備が肝心です。水通しをやる、やらないでトラブルが起きるのは個人差が大きいと思います。
水通しをいつまで続けるかも何歳とは一概に言えないことなので、一度新しい服を着せてみるのが一番です。それを見て止めるかどうか判断しましょう。
子育て4コマ漫画:水通しはいつまで?出産は予想を裏切る!?
水通しをいつまでに終えるかは人それぞれですが、平山あおいさんの4コマ漫画にも描かれているとおり出産はパパやママの予想通りとはいかず、いつ生まれてくるかは赤ちゃんの気持ち次第。
こまごまとした赤ちゃん用品の水通しをするのは面倒ではありますが、ベビー服の水通しのやり方はそれほど難しくありません。親になる自覚を高めて赤ちゃんへの愛情を高める効果もありますので、前向きに水通しに取り組んでみてください。
また水通しは洗濯物の表示を見て行う必要がありますので、2016年12月からせ変わった洗濯物の表示マークが分からない場合は水通しの機会にタグの読み方を確認しておきましょう。