赤ちゃんの海デビューもこれで安心◎10の注意点と必需品
「今年の夏は、赤ちゃんと海水浴に行きたい!」という方も沢山いるのではないでしょうか。ところが、いざ計画を立てようと思うと、「赤ちゃんってお肌がデリケートだけど、海風や海水、紫外線は大丈夫?」と心配になるママも少なくありません。実際、ママが気をつけないと日焼けや肌荒れ、ヤケド、熱中症、風邪など、海は危険もいっぱいです。
そこでこちらでは、赤ちゃんの海デビューの時期と、海水浴の注意点、忘れちゃいけない持ち物をご紹介します。赤ちゃんとの海水浴は、荷物も多いし大変だなぁと思うママも多いと思いますが、海は公園やプールではできない体験をさせてあげられる、素晴らしい場所です。ポイントをしっかり押さえて、トラブルのない楽しい海水浴にしましょうね。
海はいつから?おすわりできたらOK
赤ちゃんの海デビューは生後6~9か月のおすわりができるようにかってから良いでしょう。また、基本的には赤ちゃんの様子を見て、無理をしないことが大切です。
多くのご家庭では、「うちの裏が海なの!」なんてことは少なく、海までのアクセスに時間がることが多いでしょう。電車や飛行機で行く旅行先での海デビューや、車での長時間移動は、赤ちゃんにかなり負担がかかってしまいます。
そのため、低月齢の赤ちゃんは、海に到着した時にはグッタリ…なんてことも珍しくありません。旅先で赤ちゃんが体調を崩すトラブルを回避するためには、生後6~9か月頃までは近場で遊ばせるのがよいでしょう。
赤ちゃんの海での遊び方
赤ちゃんは体が小さいため、ビックリするほど体が早く冷えてしまいます。そのため、海デビューさせても、長く海水に浸からせるのは控えた方がよいでしょう。
けれど、海デビューとは海に浸かるだけではありません。生後6~9ケ月のお座りができる時期になると、海に浸からずおすわりし、砂浜でお砂遊びするだけでも赤ちゃんはかなり楽しめます。
大人にとってはなんてことない、海風や磯の香り、砂の感触、貝殻…どれも赤ちゃんにとっては、五感を刺激する魅力的なものです。
海に連れて行く前には水慣らしを!
赤ちゃんをいきなり海水浴に連れて行くと、初めてだらけで赤ちゃんも疲れやすくなってしまいます。まずは、自宅で赤ちゃんに水慣れさせてあげましょう。水温はぬるま湯程度にしましょうね。
水慣らしの方法
- お風呂でベビーフロート(赤ちゃん用浮き輪)に乗せてみる
- アームリング(腕に装着する浮き輪)を赤ちゃんにつけて、お風呂で浮かせる
- 家庭用のビニールプールで水遊びさせる
- お風呂をビニールプール替わりにして水遊びさせる
ただし、生後6~9か月の赤ちゃんは長い時間水に浸かるのはNG。
赤ちゃんの水慣らしの方法
「5分浸かったら水から上げて、タオルで包んで温め、体が暖かくなっていたらまた水に入れる」というサイクルを繰り返し、トータルで20分以上水遊びをさせないようにしましょう
赤ちゃんの海水浴!10の注意点
「注意点がいっぱい…」と思いうかもしれませんが、このポイントさえ押さえれば、逆に安心してガンガン海にでかけられます。安全な旅のお守りとして、しっかりチェックしましょうね。
1出発前の体温や傷口の有無チェック
赤ちゃんも海水浴を連れて行く日は、朝、赤ちゃんの様子にいつもと変わったところがないかチェックしてあげてください。体温を測定し、平熱かどうか確認すると安心です。
熱はもちろんですが、かき傷などがあると、海に入ることで感染症を起こすことがあります。
2紫外線が強い時間は避ける
赤ちゃんとの海水浴は、紫外線が強い10時~3時は避けましょう。また朝・晩の気温や水温が低い時間帯もおススメでききません。
赤ちゃんの皮膚は大人の半分の厚さ!そのため、大変デリケートで肌荒れしやすく、大人のように強い日焼け止めも使えないため、日焼けが痛くてぐずったり、夜眠れなくなったりすることがあります。さらに、真夏の紫外線が強い時間帯は、砂が熱くてヤケドをしてしまう恐れもあります。
赤ちゃんが風邪をひきにくい水温
赤ちゃんを安心して海に入れられるのは、気温と水温を合わせて50℃以上あり、水温だけでも24℃以上あるときです!暖かい時間帯に海に入れてあげましょう
3日焼け対策
赤ちゃん用の日焼け止めを塗る他、衣類やテントなどで、紫外線対策をしっかり行いましょう。また、また、日焼け止めは2時間に1度は塗りなおしましょう。
海に入る時間以外は、赤ちゃんができるだけ日陰にいられるような環境を準備しておきましょう。ビーチパラソルやテント、海の家などいつでも日陰で休めるように準備しておきましょう。
4熱中症対策
海風や海水は赤ちゃんのデリケートな肌への刺激が強く、赤ちゃん自身も海という初めての刺激に興奮し、いつの間にか体力を奪われてしまいがちです。そのため、さっきまで元気だった赤ちゃんが、突然脱水症状になりグッタリしてしまうということもあります。炎天下に長時間いさせず、できるだけ日陰で過ごさせましょう。
また、白湯やベビー麦茶、ベビースポーツ飲料などを持参し、まめに飲ませてあげましょう。授乳中の赤ちゃんもいつものように授乳させる以外に、上記の水分補給もさせるようにしましょう。
5食後に海にいれない
赤ちゃんの胃は未発達なため、簡単に吐き戻してしまいます。海は公共の場所ですし、吐くことで赤ちゃんの体力も奪われてしまいますので、食後は30分程度海にいれないようにしましょうね。
6砂や海藻を食べないように見守る
1歳前後の赤ちゃんは、手に触れる物は何でも口に入れてしまいます。砂や海藻などを食べないように十分注意してあげましょう。
7海から上がったらお昼寝をさせる
海での遊びは思った以上に赤ちゃんの体力を消耗させますので、遊んだ後はゆっくり休息やお昼寝をさせてあげましょう。
また、遊んでいる間、そして海からあがった後などこまめに水分補給を十分にしてあげると、熱中症予防と共に疲れにくくなります。
8歩ける赤ちゃんにはサンダルを
砂浜は砂の熱さや漂流物・貝殻など、赤ちゃんが裸足で歩くと足の裏をケガしてしまう原因が転がっています。生後10か月頃から、徐々に歩ける赤ちゃんが増え始めますが、砂浜を歩かせる時はビーチサンダルやアクアシューズを履かせてあげるようにしましょう。
9海水を目や口、傷口などに入れない
海水に塩分が含まれているため、目に入ると痛いのはもちろんですが、海水には塩分以外のバクテリアも多く含まれています。そのため、鼻や口から体内に入ると、お腹を壊してしまいますし、かき傷などの傷口や耳・目などから入ると、感染症になることがあります。
10水に浸かるのは1回5分
赤ちゃんの体はとても冷えやすいです。風邪を引かせないためにも、水に浸かるのは1回5分とし、トータルで10~20分程度で切り上げましょう。
赤ちゃんの海デビューの持ち物
赤ちゃんは旅行など自宅から離れた所へ出掛けると体調を崩しやすいので、母子手帳と健康保険証は必ず携帯しましょう。
水遊び用オムツは、紙タイプ以外に水遊び用オムツパンツというのもあります。洗って何度でも使えますし、可愛い柄物なら水着として1枚で着ることもできるのでお勧めです。
ラッシュガードは、前開きタイプの方が脱ぎ着が楽です。帽子は、首もガードできるフラップ付きのタイプがあるとよいですね。
ベビーマグや哺乳瓶は、汚れた時に備えて多めに持っていくとよいでしょう。飲食料は、クーラーバックに入れて持って行くと炎天下でも安心です。往復の渋滞なども考慮して、飲み物やおかしは多めに持っていきましょう。
- 水着、水遊びオムツ、ラッシュガード、帽子
- ビーチサンダルまたはアクアシューズ
- ビーチパラゾルまたはテント・レジャーシート
- ベビーフロート(赤ちゃん用浮き輪)、またはアームヘルパー(腕に装着する浮き輪)
- お砂遊び道具
- タオル(バスタオルやハンドタオルなど色々なサイズを多めに)
- 日焼け止め
- ミルク用品
- お湯(ミルク用)
- ベビー用のお茶、ベビー用スポーツ飲料
- お弁当やバナナなどの捕食
- ベビー用おやつ
- 母子手帳・健康保険証
- 着替え(多めに)
- オムツ・おしりふき・ビニール(多めに)
- 救急セット(消毒液や絆創膏など)
- おもちゃ