新生児はお出かけNG!?母子を守るための5つの理由とは
生まれてからおよそ一ヶ月間は、赤ちゃんとママは極力家にいるように産婦人科のお医者さんなどに言われます。
かわいい赤ちゃんと早くお出かけしたいママはガックリですよね。
けれど外出NGには、母子を守るためのいろいろな理由があるのです。
1.新生児は体温調節ができない
新生児は体が未熟なので体温調節ができません。そのため外気温に対応できず、お出かけは体への負担が大きくなってしまいます。
お出かけ中は外と室内との移動で、気温の変化が何度もあります。そのため新生児の未熟な体はその都度刺激を受けます。
例えば、鼻粘膜は気温変化の刺激を受けると鼻水が出たり、鼻づまりになりやすく、そこから中耳炎や副鼻腔炎になる恐れもあります。
2.新生児にウイルス感染の危険がある
新生児は免疫力や抵抗力が少なく、生後1か月までは予防接種も受けられません。ところが外にはウイルス、雑菌などが浮遊し、いつウイルス感染している人と接触するかわかりません。お出かけを控えるのには、感染症予防の意味があるのです。
ママからの免疫が備わっているといっても、風邪をひく可能性は十分あります。また、インフルエンザなど重症化してしまう感染症にかかるかもしれないのです。
3.新生児の体に負担が大きい
新生児の赤ちゃんにとってはホコリや騒音、風や直射日光ですら刺激になるため、なるべく清潔で静かな室内で過ごすのが良しとされています。
また首も腰も座っていないうちの長時間の抱っこ、ベビーカー、車での長時間ドライブは、新生児の体には負担が大きく、揺さぶられっこ症候群などのリスクも高くなります。
また、新生児の体の機能はまだまだ未熟ですし、泣き声も小さめです。そのため外出中に「寝ていると思っていたら、ぐったりしていた…」なんて危険もあるのです。
4.ママの体調が回復していない
産後6~8週間は産褥期(さんじょくき)と呼ばれ、ママの体が元に戻るのに必要な期間とされています。この期間のママは免疫力が下がり感染症にかかりやすく、赤ちゃんのお世話で寝不足のため自律神経が乱れたり、出産で骨盤がズレてと腰痛になりやすかったり、女性ホルモンのバランスも崩れ精神的にも不安定になりやすいです。
こんな状態で新生児の赤ちゃん連れでのお出かけは、ママの体に大変な負担がかかってしまい、体力回復にかえって時間がかかってしまいます。
出産という大仕事を終えたばかりのママの体は、本人は気付かなくてもダメージが大きく出産前とは違うものです。
産後1ヶ月間は赤ちゃんと一緒に自宅でなるべく体を休めましょう。
5.新生児のお世話に慣れていない
ママが新生児の赤ちゃんのお世話に慣れていない時期に、授乳やおむつ替えを外で行うのは、意外と体力的な負担が大きいものです。
生まれてから1ヶ月間くらいでは、まだまだ授乳間隔がバラバラですし、外出先でいつおっぱいを欲しがるか見当もつきません。そのためお出かけ中に授乳室を探し回って大変な思いをすることも…。
また新生児はウンチやおしっこの回数が非常に多いので、荷物も、おむつ替えの頻度も思ったより多く、慣れないうちはバタバタしてしまうため、ママも赤ちゃんも予想以上に体力を使って疲れてしまいます。
赤ちゃんの体調が悪いときは?
外出を控えるとは言っても、赤ちゃんの体調が不安で病院を受診したり、相談に行きたいときは話が別です! パパに車を出してもらったり、タクシーを呼ぶなどして病院に行きましょう。