授乳クッションの使い方/選び方/おすすめまとめ
必ずしも必要というわけではありませんが、あると便利な育児アイテムのひとつが授乳クッションです。さまざまなブランドから使いやすい商品が次々と販売されています。
今回は、授乳クッションのメリットや選び方のポイント、実際に使用しているママの口コミまで詳しくご紹介します。
せっかくママと赤ちゃんのために作られた便利グッズですので、有効に活用して負担を軽減し、授乳育児をより快適に楽しみましょう。おすすめのかわいい授乳クッションも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
授乳クッションのメリットは?

赤ちゃんが生まれてすぐに始まる頻回授乳。新生児期には、1日に10回以上授乳することも珍しくありません。
授乳中は赤ちゃんを抱えたまま前かがみの姿勢になりやすく、ママの肩や背中に大きな負担がかかります。無理な体勢を続けることで、腕や腰を痛める原因にもなります。
そんなとき、授乳クッションを使用すれば、赤ちゃんの体重をクッションが支えるため、ママの体への負担を軽減できます。さらに、赤ちゃんも楽な姿勢で母乳やミルクを飲むことができます。
授乳クッションの使い方

せっかく授乳クッションを使っていても、正しい使い方でなければ十分な効果を得られません。ママと赤ちゃんが快適に授乳時間を過ごせるよう、正しい方法で上手に活用しましょう。
授乳クッションの正しい使い方
- 授乳クッションをママの腰まわりに密着させ、赤ちゃんの体を支えられるよう土台を作ります。
- 胸を張って背筋を伸ばします。ソファがあれば浅く腰掛け、畳や布団の上であればあぐらをかく体勢が理想的です。
- 赤ちゃんの体重を授乳クッションに預けます。ママの背筋を伸ばした状態で赤ちゃんの口が胸元に来るよう、赤ちゃんを持ち上げるのではなく、クッションの高さを調整しましょう。
- 赤ちゃんの首を支えながら授乳します。
使用上の注意点
猫背のまま授乳を続けると、肩こりなどの不調だけでなく、母乳の出が悪くなる原因にもなります。また、乳首の位置が赤ちゃんの口と直角にならないため、赤ちゃんにとっても飲みにくくなります。背骨が曲がらないよう意識しましょう。
また、赤ちゃんと授乳クッションの位置が離れている場合は、赤ちゃんを動かすのではなく、授乳クッションの位置を調整してください。
授乳クッションの選び方のポイント
使いやすく、清潔で安全に使える授乳クッションを選ぶための4つのポイントをまとめました。購入前のチェックにご活用ください。
1使いやすいのは三日月型

授乳クッションにはさまざまな形がありますが、使いやすく、もっとも一般的なのが三日月型です。
両端にスナップボタンやマジックテープが付いていて、ママの腰に巻きつけられるタイプであれば、クッションを手で支える必要がなく、両手を自由に使えるためとても便利です。固定しないタイプであれば着脱が簡単で、ウエストサイズを問わず使えるのもおすすめポイントです。
長さのあるものは抱き枕としても使えますし、三日月型のままママの枕として使うこともできます。赤ちゃんがクッションの真ん中で安心して眠ってしまうこともあります。さらに、少し大きくなった赤ちゃんのお座りの補助にも使えるなど、汎用性が高いのも魅力です。
2替えのカバーがあると清潔を保てます
授乳クッション選びで大切なのが、替えカバーが付属している、または取り付け可能なタイプを選ぶことです。新生児期から毎日使用することも多いため、清潔さは非常に重要です。
赤ちゃんは汗をかきやすく、授乳中に汗をかいたりミルクを吐き戻したりすることもあるため、カバーの洗い替えがあるとさらに安心です。
洗い替え付き授乳クッション

ベルメゾン
価格:3,500円(税別)
中綿がしっかり詰まった授乳クッションです。シンプルで可愛らしいドット柄に加え、洗い替え用のパイル地カバーが付属しており、常に清潔に使えるのが嬉しいポイントです。ピンク・イエロー・サックスの3色展開です。
3汚れが目立たないデザインがおすすめ
授乳枕にはシンプルな無地のものからユニークな絵が描かれたものなど、色々なデザインのものがあります。
ママの好みで選ぶのももちろん良いのですが、母乳がこぼれたり、赤ちゃんがミルクを吐き戻したり、ゆるいうんちが漏れたりと、意外と授乳クッションは汚れてしまうもの。
一度染みになってしまうとなかなか落ちなくなるので、汚れが目立たないデザインのものがおすすめです。
Angeliebeオリジナルウォッシャブル多機能クッション

Angeliebe(エンジェリーベ)
価格:5,056 円 + 税
抱き枕としても使用できる大きめの授乳クッションです。へたりにくく、丸洗いできることが魅力です。ブルー・イエロー・ピンクの3色展開ですが、どの色も汚れが目立ちにくいデザインになっています。
4深く沈まないものを選びましょう
授乳クッションを選ぶ上で最も重要なポイントです。中綿がしっかりつまった、高さと厚みのあるものを選ぶようにしましょう。あんまり柔らかくふかふかなものだと、赤ちゃんがクッションに沈んで窒息する危険性もあるのでおすすめできません。
授乳クッションは、ママの胸と赤ちゃんの口の高さを合わせることを目的としているので、赤ちゃんを乗せても深く沈まないくらいしっかりしたものがベストです。
後から高さを自由に調整できるように、綿がついている授乳枕もあるようです。赤ちゃんの体重が増えてくると授乳クッションがへこんできてしまうこともあるため、後から綿が足せると便利ですね。
【ミキハウスファースト】中綿が継ぎ足せる授乳まくら

MIKI HOUSE(ミキハウス)
価格:7,500 円 + 税
赤ちゃんが沈み込まない固めのクッションになっています。使っているうちにへたってきたら、綿入れ口から付属の綿を継ぎ足すことができます。長く安定した使い心地を楽しむことができるクッションです。
授乳クッション、私はこんな使い方してます!
授乳時に使う以外にもこんな使い方が!?授乳クッションを活用しているママたちの使い方をリサーチしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
A妊娠中からヘビロテ!
先に出産した友人の勧めで、妊娠中からロング授乳クッション愛用していました。つわりがひどかった時期とか、妊娠後期のお腹が重くて仰向けで眠れなくなった時期は「これがないとダメ!」ってくらい毎日使っていました。
産後ももちろん大活躍でしたが、赤ちゃんがしょっちゅう吐き戻す子だったので、タオルを巻きつけながら使っていましたが、だんだん汚れが気になるようになり、買い替えました。
カバーが外せないものだったのが残念でした。赤ちゃんがこんなに汚すことを知っていれば、最初から丸洗いできるものか、カバーが取り外して洗えるものを選んだと思います。
A息子の指定席
授乳枕の真ん中に赤ちゃんを寝かせると赤ちゃんが落ち着くと姉から聞いて、3ヶ月の時、うちの息子にも試してみたらどんぴしゃでした。おしりがすぽんとはまっているのが落ち着くのか、授乳枕の真ん中に座らせてあげると泣くこともなく大人しくしてくれて、ちょっと家事をしたい時なんかに便利でした。
寝返りをするようになると、固定されていることが嫌なのかギャン泣きするようになり、この作戦は使えなくなってしまいましたが…。姉のところの2歳になる子供は、歯磨きをする時とか、少し動きを固定したい時に今でも使っているみたいです。うちもまだこれから使う時が来るかな?
A母乳が落ち着くまでの間クッションの中に座らせています
ウチの娘はげっぷをするのが下手でよく母乳を戻していたので、授乳後は落ち着くまで30分くらい抱っこが必須でした。
肩こりと腕の筋肉痛がひどくなり、何とかできないかと考え、授乳後に授乳クッションの中に座らせ背中をもたれさせるようにしてみました。
たまに口から母乳が垂れていることはあるけど、大きく吐き戻すこともないし、そのまま寝ちゃうこともあって、私もラクチンなので助かっています。授乳クッションの中にすっぽり納まっている子供の姿も可愛くてお気に入りです(*^^*)
授乳クッションを使って授乳タイムの負担を軽減!
1日に何度も無理な体勢で授乳をしていると、ママの体がすぐに悲鳴をあげてしまいます。ママと赤ちゃんの最大のコミュニケーションの時間であるはずの授乳タイムが、辛いものになってしまっては悲しいですよね。
授乳クッションはママの負担を減らし、授乳時間を快適にしてくれるグッズです。毎日授乳で肩や首が疲れるというママにこそおすすめです。
中には「授乳クッションは必要なかった」という方もいるようですので、必要性を感じてからの購入でも遅くはありません。おさがりや、ネットオークションで安価で買って様子を見てもよいでしょう。授乳タイムが辛くなる前に、授乳クッションの購入を検討してみてはいかがでしょうか。