出産時のコンタクトはOK?近眼・乱視ママが選んだ出産方法とは
出産が近づくにつれて、妊婦さんが不安に感じることといえば、陣痛にいきみ逃がし、会陰切開など、出産に直接関係することですが、目の悪い妊婦さんが密かに抱えているのが「赤ちゃんの顔、ちゃんと見えるかな?」という不安です。
そう!これは、視力のいい人には理解できないことですが、ド近眼or乱視の場合、生まれてきた赤ちゃんの顔を見るためには、メガネかコンタクトが必要な反面、出産に集中するためにはどっちも邪魔なのです。
裸眼で出産すべきかどうか、お悩みの妊婦さんも多いのではないでしょうか?そこで、最近出産されたという、目の悪さには自信がある先輩ママ12人に、出産の際の目事情について聞きました。
中でも一番多かったのが、出産に集中するために裸眼を選んだというママ。そして、メガネと続きますが、メガネの場合は、分娩中は裸眼で出産直後にメガネをかけるパターンと、ずっとメガネをかけつづけるパターンの2つに分かれました。
そして、最後がコンタクト。分娩中はいきんで目をつぶることが多く、途中に仮眠をとることもあるので、産院によっては禁止している場合も多いことから、コンタクトを選んだママは少なかったようです。
分娩中のコンタクトやメガネの装着については、事前に産院に確認しておきましょう。
さらに、先輩ママ達には、次に出産するとしたら、裸眼・メガネ・コンタクトレンズのうちどれを選ぶか聞きました。それでは、コンタクト、メガネ、裸眼の3つのケースごとに、出産の体験談をみていきましょう。
コンタクトで出産しました
わが子と初めての写真を撮るために
私は小さい頃から近視で、メガネやコンタクトがないと生活ができません。普段はコンタクトで、寝る前のみメガネを使用しています。
出産のとき、汗と涙でコンタクトが外れてしまったらどうしよう…という不安はありました。
しかし、生まれてすぐのわが子と「初めてのツーショット写真を撮る」というバースプランがあったので、いつもの姿で写りたいという思いからコンタクトを選択しました。
初めての出産ということもあり、分娩を甘く見ていた私は、「もし途中でコンタクトが外れたら、陣痛と陣痛の間に入れ直せばいいや」と考えていました。
ワンデー使い捨てのコンタクトを使用しているので、分娩室に持って入る小さなバッグの中に予備を入れておきました。
しかし、今思えば、無謀な考えでした。
実際は、陣痛のあまりの痛さに、コンタクトのことなんて頭にありませんでした。途中で外れることはありませんでしたが、途中で入れなおす余裕なんて全くなかったと思います。
ですが、次に出産するとしても、やはりコンタクトを選択します。もちろんワンデーです。
分娩中は陣痛に耐え、わが子を産むことに必死で、他のことを考える余裕が全くないので、「なくなってもいい」というくらいの気持ちが必要だと思います。
それに私の場合、陣痛のあまりの痛さに叫んだり、発狂したりしてしまったので、メガネだったら壊れていたかもしれません。
赤ちゃんの顔がよく見えました
私は極度の近眼です。とても視力が悪いので、一旦コンタクトや眼鏡をはずしてしまうと、世界がぼんやりとしか見えなくなってしまいます。
あまりにも視力が悪いので長年コンタクトを愛用。朝起きた時と夜寝る前以外は、終日コンタクトで過ごしています。
そのため、眼鏡だとレンズを通して見える範囲しかはっきり見えないので、コンタクトに比べて視野が狭く返って疲れてしまいます。
普段からそんな感じでしたので、出産のときはコンタクトでした。眼鏡をかけて出産するなんて考えもしませんでした。
陣痛から出産、そして出産直後も、いつもと同じように周りがはっきりと見える状態でしたので、可愛い我が子の生まれてきた姿をはっきりとこの目に焼き付けることができました。
出産の際、コンタクトをしていたことで不便は感じませんでした。
ただ、敢えて言うなら、産後は深夜の授乳で睡眠が十分にとれないため、お昼間にウトウトすることが多く、その時にコンタクトだとあまり目に良くないと感じることはありました。
それでも、私はコンタクトをして日常を送るのが普通になっているので、次に出産する機会に恵まれた時も、たぶんコンタクトを選ぶと思います。
メガネをかけて出産しました
最初からメガネと決めていました
視力は乱視が少しある近眼で、メガネやコンタクトがないと生活出来ない位悪いです。そのため、メガネで出産をしました。
普段は1dayのコンタクトで、乾くと目薬を使っているため、出産は時間がかかるし、出産中にコンタクトに違和感が出たり、目薬をさす余裕がないと思ったのでメガネを選びました。
出産中は、メガネが何度もずれてきて、おばぁちゃんみたいに鼻にずり落ちたのを何度も直して面倒でしたが、コンタクトにして違和感や乾いてしまうよりはマシでした。
二人目もメガネで出産しましたが、ネジをしっかり調整してずり落ちてこないようにしたので、何度もメガネを直さずに済みました。
おかげで、可愛い産まれたての赤ちゃんをしっかり見ることが出来たので、もし、次に出産する時があれはメガネにします。
目が悪い人の帝王切開
普段から、眼鏡と相性が悪く、車を運転する時くらいにしかかけていませんが、出産が近づくにつれて更に視力が悪くなってしまいました。
眼科の先生からは、ホルモンバランスの影響で一時的に見えづらくなっていると言われ、お腹も大きくなり転倒など危ないので、出産時には眼鏡をかけました。
出産は帝王切開でしたが、麻酔が効いていて意識も朦朧とした中、かけ慣れない眼鏡で視界がチカチカしてしまい、気持ちが悪くなってしまいました。
しかし、産まれた後で赤ちゃんの顔をしっかり見ることができて良かったと思います。
次も、帝王切開なので、また赤ちゃんの顔をしっかり見るために、普段から眼鏡に慣れておこうと思っています。
眼鏡は顔の一部です♪
極度の近視で、少し乱視もあります。日常生活においてコンタクトは使用していません。入浴と睡眠時以外は、眼鏡が手放せず完全に顔の一部と化しています。
今までに二度出産しましたが、出産の際は特に眼鏡を外すよう促されることもなかったので、二度とも眼鏡はかけたままでした。
二人目は冬のお産だったのですが、汗ばむほど暖房が効きすぎていて眼鏡がずれるのは困りました(笑)
両手はレバーを握るのに精一杯で、眼鏡の位置を直す余裕などなかったように思います。
しかし、生まれて胸元に赤ちゃんを乗せて貰った時の様子は、はっきり目に焼き付いています。裸眼だとよく見えず後悔したかもしれません。
次に出産するとしても、眼鏡なしでの出産は考えられないです。
裸眼で出産しました
特に気になりませんでした
私は近視で、視力は0.1以下です。普段はコンタクトをしていて、たまに家でのみメガネをかけるくらいです。
視力がとても悪いので、コンタクトをしていないと周りがぼんやりとしていて、人の顔もはっきりと分からないほどですが、出産の時は裸眼でした。
その理由は、朝から陣痛が来たのでコンタクトはまだつけておらず、メガネでしばらく過ごしていたからです。
陣痛が強くなってきてからは、横向きに寝たりころころ体勢を変えたので、メガネが邪魔になり、メガネをはずしました。
結果、出産したときは裸眼でした。不便だったことは特にありません。逆に、周りが見えすぎないため、お産に集中できたと思います。
次の出産の際も、まだ余裕があるときはメガネで、陣痛が強くなってからは裸眼でいくと思います。
眼鏡すら煩わしくて
私は近視と乱視が酷く、普段はコンタクトをしていますし、家のなかでも寝るまで眼鏡が必須の生活です。
はじめての出産の時は、きっと陣痛やいきみでコンタクトではしんどいだろうと思っていたので、眼鏡でのぞむつもりでした。
実際1人目を出産した時には、陣痛が強くなってくると、目をつむってはいけないと分かっていても、思わず固くギュッと瞑ってしまうこともありました。
また、痛みで何度も嘔吐したりしてしまったので、眼鏡を取って裸眼で朦朧としながら産みました。
結局、痛みが強くなると視界が悪いよりも、眼鏡の煩わしさの方が勝ってしまったので、2人目の時は産まれた後にかける様に眼鏡を持参しておきました。
陣痛室でははじめから裸眼で過ごしていたので、ストレスが少なくてすみました。
眼鏡をかける余裕がなく全てがぼんやり
私の裸眼での視力は0.1以下。最近は、調べていないので分かりませんが、かなり悪いのは確かです。おまけに強い乱視も入ってます。
出産時は裸眼と眼鏡と両方でした。というのも、出産時はいきんだりするのでコンタクトは良くないと本で読んだからです。
実際、臨月に入った辺りは入院したり、家で寝てたりすることが多く、コンタクトはいつもはめてなかったので、何も考えずに眼鏡で病院に行った感じですが…。
出産の時は、特に先生からは何も言われなかったので、眼鏡をかけていましたが、汗で眼鏡がずれて焦点が合わないので、生まれる瞬間は外してもらっていました。
そのため、眼鏡をつけてもらうのが間に合わず、赤ちゃんの顔はボンヤリというか、「そこに何かいる…」みたいな感じしか分かりませんでした。
また、周りも全てぼやけて見えて何が何だかって感じもありました。
次に出産するとしたら、病院側から何も言われなければコンタクトにしたいですね。赤ちゃんが生まれて来るまでの時間を、全て見ておきたいかなという思いからです。
視界がぼやけて何がなんだか…
私は乱視の入った近視で、普段はコンタクトをつけて生活していましたが、妊娠してからはメガネで過ごしていました。
出産間近になって、赤ちゃんの顔が少しでも見えるように、普段通りメガネをかけて挑むことにしたのですが、あまりの陣痛の痛さに顔中が汗だらけでメガネがもうすべるすべる!
きちんとかけ直したくても痛みにうめいて、顔をしかめて上下にふったり左右にふったりしたため、眼鏡が本当に邪魔でした。
結局最後にはメガネを外して痛みに耐え、赤ちゃんが出てくる瞬間は看護婦さんが上に乗ってお腹を押しての出産だったので、視界もぼやけてせっかくの赤ちゃんは見えずじまい。
次に出産する時は最初から裸眼にします。あれだけ顔しかめて目をつむったら、コンタクトならずれて痛いし外れると思います。出産って本当に大変です。
気にしている余裕がなかった
右0.4 左0.2の乱視です。普段からメガネを愛用していましたが、臨月に入ってから鼻と咳の風邪をひいていて、まわりにうつしてはなるまいと毎日マスクをしていました。
出産当日の日も、ひどい鼻風邪だったので、マスクとメガネで向かいましたが、マスクをしていると息が上の方に抜けてメガネが曇るのです。
分娩台に上がるまでにメガネをしていましたが、いざいきむときには、マスクで苦しいし、メガネが曇るしで全く集中できず、助産師さんが途中で外してくれました。
おかげで我が子出産直後、顔がよく分かりませんでしたが、出産を終えた疲労もあったので、メガネがあってもよく覚えていなかったと思います。
ただ、次があるなら、メガネは本当に不便だし、なくすことのないようにコンタクトを用意して出産に挑みたいなと思います。
赤ちゃんの顔が全く見えなかった
私は右目、左目両方0.1以下の「超」が付くほど近視です。普段はコンタクトを着用していますが、出産を控えた時「コンタクトで大丈夫かなぁ」と思い、裸眼で挑みました。
メガネにしようか迷いましたが、出産の時は汗を沢山かくので、気持ち悪くなるし、普段どおりコンタクトを着けたままだと、力んだ時に目の中で割れそうに思い裸眼にしました。
しかし、裸眼にも不便な点がありました。
私の周りにいる看護婦さん達がボヤけて見え、産まれてきた赤ちゃんの顔も分かりませんでした。初めての出産で産まれてきた赤ちゃんの顔が見えず悲しかったです。
視力が良いのが1番良いですが、またいつか2人目を妊娠した時の出産の時には、メガネを選ぼうと思います。
時計がよく見えず…
乱視気味の私の出産は裸眼を選びましたが、病院に着いた時には3分間隔であとは分娩台に乗って、あとは産むだけの状態。
なので、時計が遠くて見えなかったくらいで、裸眼で何も問題はありませんでした。
ただしこれが、陣痛が何時間も続き、陣痛の間に資料を読んだりするとなると、別だったのかなと思います。次に出産するとしても、これくらいだったら多分裸眼を選びたい。
眼鏡だと曇ってしまいそうだし、コンタクトはぶつかったり何かあった時に危ないと思うので絶対しないと思います。
ただ、出産の時は、眼鏡だ裸眼だと考えている余裕なんてほぼありませんけど。
あと、産後はきちんと眼鏡なりする時はしておかないと、気付いたら寝ぼけてオムツを前後反対にはかせていることが結構あるので、みなさん気をつけてください。