旦那や父親にタバコをやめさせる方法~心に響く先輩ママの禁煙術
子供を妊娠するとそれまで気にならなかった女性でもタバコの煙がとても気になるようになりますね。父親や義父だけでなく愛する旦那のタバコの煙だって、お腹の中に芽生えた小さな命を守る本能のためか有毒ガスに見えてくるのが妊婦の心情。
そこで今回は、旦那さんや父親のタバコをやめさせるために知っておくべき基本的なタバコに関する情報と、旦那さんや父親の心に響く言葉、先輩ママがタバコをやめさせることに成功した方法の体験談をご紹介します。
旦那にタバコをやめさせる前に知るべき情報
自分のお腹に赤ちゃんがいる妊婦さんでさえタバコをやめるには苦労しているのに、胎児の存在を実感できない旦那さんや父親のタバコを妊婦さんがやめさせるのは至難の業。お願いしてもダメだとつい喧嘩になることもありますが、タバコだけでなく喧嘩やストレスも胎児や赤ちゃんに悪影響があります。
禁煙に関する基本的な情報を知ることで、旦那さんや父親のタバコを賢くやめさせましょう。
1胎児や赤ちゃんへのタバコの害
旦那さんや父親にタバコをやめさせたいのであれば、なぜあなたがタバコをやめて欲しいのかを具体的に伝えることが大切。「タバコはお腹の赤ちゃんによくないから」と伝えるだけでは旦那さんには理解しにくくイメージできないため心に響かないのです。
旦那さんや父親などの周囲の人が喫煙したことによって出る煙を吸ってしまうことを受動喫煙と言いますが、受動喫煙は本人の意思とは無関係にニコチンやタールなど発がん性のある多数の有害物質を体内に取り込んでしまい、胎児や乳児に悪影響が及びます。両親が喫煙者の乳児の毛髪や尿を検査したところ、家での喫煙を避けているにもかかわらずニコチンやNNKなどの発がん性物質が検出されました。(注1)
平成28年の国立がん研究センターの発表では、国内で年間15,000人が受動喫煙によって命を落としていると発表しています(注2)。「何となくよくない」のではなく明らかに命を危険にさらす害がありますので、胎児が受動喫煙によって受ける害について明確に理解して伝えるようにしましょう。
受動喫煙が胎児や乳児に及ぼす健康被害
- 低体重出生時出産のリスクが高まる
- 乳幼児突然死症候群になる恐れがある
- 中耳炎など耳疾患が起こる恐れがある
- 喘息など呼吸器疾患になる恐れ上がる
2タバコをやめられない理由
タバコを吸わない妊婦さんから見ると、夫や父親がタバコをやめられないのは「赤ちゃんへの愛情不足」「意思が弱い」などと見えるでしょう。けれど、実際は夫や父親の赤ちゃんへの愛情の有無が理由なのではなく、タバコに含まれるニコチンによる依存症によってタバコをやめられなくなっているのです。
タバコを吸う人が「おいしい」と感じるのは、タバコを吸って約5~10分後におとずれるニコチン血中濃度ピークのとき。そして、ニコチン血中濃度が低くなってくると今度はイライラや不安などの不快な感覚を感じるようになります。こうして次第にタバコを吸う回数が増え、「タバコのおいしさ=ニコチン」を求め、禁断症状を回避することでタバコに依存するようになってしまうのです。(注3)
ですから、夫や父親にとって禁煙することは非常に辛いこと。家族は夫や父親の状態をきちんと理解し、ニコチン依存症から脱しやすくなるサポートをすることがタバコをやめさせる近道となる方法なのです。
3禁煙外来
禁煙外来とはニコチンパッチなどの禁煙補助薬を使用したり生活指導やカウンセリングを行ったりして、たばこをやめたい人の禁煙治療を行う病院の専門外来です。
費用は患者のニコチン依存度により異なり、依存度が基準を満たす人は保険対象となります。夫や父親が保険の対象者であるかどうかは病院で行われるスクリーニングテストや一日の喫煙本数、喫煙期間などによってきまりますが、医療機関によっては保険診療を行えない病院もあるため、事前に問い合わせておくとよいでしょう。
また、大きな総合病院では禁煙外来が設けられていることが多いのですが、最寄りの内科や呼吸器科で禁煙治療を行っていることもあります。夫や父親が遠方への通院や待ち時間を嫌がる場合は、最寄りの医療機関を利用してタバコをやめさせるというのも一つの方法です。(注4)
4自力でタバコをやめさせる方法
禁煙外来などの医療機関で禁煙治療を受けるのではなく自力でタバコをやめる人も多いのですが、いずれにせよ禁煙には本人の意思が必要不可欠ですので、旦那さんや父親のタバコをやめさせるには家族が敵ではなく味方になって協力することが重要です。「タバコをやめないなら離婚するから」などと脅しても、隠れて吸うだけで本当の禁煙にならないことが多いです。焦らずに応援していきましょう。
また、タバコをやめさせる方法を知りたい妻の多くは旦那さんに禁煙する意思がないことを嘆いたり失望したりしますが、依存するほど好きなものを他人に取り上げられそうになったら拒絶反応を起こしてしまっても仕方がありません。
タバコをやめられない人はニコチン依存症になっているので、「あなたの体が心配だから」「タバコと私のどっちが大事なの?」といった言葉が心に響いてたばこをやめるという情緒的な言葉の効果を期待するのは難しいでしょう。
男性がタバコをやめるタイミングの多くは病気の恐怖を感じた時や結婚出産によって家族構成が変わる時。何かしらの大きなきっかけがあることでやめやすくなりますので、「タバコをやめた方が得だ!」と感じられるきっかけとなる情報や環境を与える方がタバコをやめさせるには効果的です。
旦那や父親にタバコをやめさせる方法
- ガムや電子タバコなど代わりの物を渡す
- スポーツクラブに入会させる
- お小遣いアップなどご褒美をあげる
- 喫煙の害が書かれた本を見せる
- 禁煙外来のパンフレットを見せる
- 本数を徐々に減らしてもらう
- タバコ害の実話や肺の写真で伝える
- タバコ代を計算して伝える
- 友達や家族などに協力を頼む
- 禁煙アプリを教えてあげる など
旦那の心に響いたタバコをやめさせる言葉
これまで禁煙した経験がある人の中には、家族の言葉がきっかけでタバコをやめた人もいます。
自分の実体験を話しました
旦那はもともとタバコを吸っていましたがやめてもらいました。受動喫煙も心配でしたが、私自身が赤ちゃんの頃に父の吸っていたタバコを誤って食べてしまったことがあるのです。この話を主人にすると、すんなりと辞めてくれました。
もともと気分転換程度に吸っていただけなのでよかったのかもしれません。この話をして1週間後には禁煙に成功していました。当分はガムをかんだり口を寂しくないようにしていました。頑張って禁煙をしてくれていたので感謝の気持ちは毎日伝えていました。
受動喫煙は低体重の子供が生まれるリスクも高く、また生まれてからも私のように誤ってタバコを口にしてしまう子供もいます。それらのリスクを減らしたいからタバコをやめてほしいと、真剣に伝えることが大切だと思います。
おなかの赤ちゃんのためと言ったらすぐにやめてくれました
一人目を妊娠したときに旦那はタバコを吸っていたので「お腹の赤ちゃんのためにも家でタバコを吸うのはやめてほしい」と伝えました。すると素直にタバコをやめてくれました。そのかわりに夕食のおかずを一品増やしました。家でタバコを吸うのを辞めてくれたのは嬉しかったのですが、おかずを増やした分体重は増えてしまいました。
私の父親も旦那の父親もヘビースモーカー。実家のリビングの壁はヤニで茶色くなっていて見た目が悪く、家は賃貸なのでそうなると嫌だと思っていることも言ったら納得してくれました。家で吸わなくなった分、はじめは会社でタバコを吸う本数が増えたようです。
でも、周りがタバコを吸うのをやめ始めていたので旦那もタバコの本数が減り、今ではタバコを完全に止めることができたようです。なかなかやめてくれない場合は、タバコを買っていたお金をお小遣いとしてプラスするのも効果的だったので試してみてくださいね。
大きなきっかけと決意できる瞬間を待つ
私は妊娠をしたのをきっかけに夫に煙草をやめてもらおうと試行錯誤しました。最初は受動喫煙の胎児への影響の話をしたり、話し合いで説得しようと試みました。けれどやめるには至らず、私の前では吸わないで換気扇の下とかベランダで吸うということになりました。
妊娠中は私もそれで承諾しましたが、やっぱり赤ちゃんが産まれてからは絶対に辞めて欲しいと思いました。出産してすぐ、ほぼ出産直後夫に「煙草臭い手とか洋服では赤ちゃんを抱っこしてほしくないし、近くにも寄ってほしくない」ときつく言いました。ちょっと厳しいかなとも思いましたが、私の言葉と実際に赤ちゃんの顔を見たらかなり効いたみたいです。
結局辞めてほしいと思ってから8ヶ月位経ちましたがちゃんと辞めてくれました。妊娠しただけではまだ夫にはあまり実感がわかなかったのかもしれませんが、夫が考えを変えてくれるのはいつかなと考えたらやっぱり産まれた瞬間だなと思いました。煙草をやめさせるには大きなきっかけと本人の固い決意が伴わないと難しいのかなと私は思いました。
情緒的な言葉による禁煙への影響力はタバコへの依存度や性格、相手との関係などによって違いますので、基本的には言葉だけでタバコをやめさせるのは困難です。万が一言葉によってタバコを一瞬でもやめさせることができたら、禁煙を継続できるように優しくサポートしましょう。
Q 旦那や父親にタバコをやめさせた方法を教えて?
旦那さんや父親などにタバコをやめさせることに成功した人が、現在タバコをやめさせようとしている妊婦さんや子育て中のママに成功した方法やかかった期間の体験談と共にアドバイスしてくれましたのでぜひ参考にして下さいね。
発泡酒からビールにランクアップして解決
妊娠をきっかけに旦那のタバコをやめさせました。やっぱり妊娠中のタバコは赤ちゃんへの影響が気になったし、生まれてからもそれは続くし、誤飲などの危険も今後続くかなと思ったのがきっかけです。
その思いをやんわり伝えたものの旦那には伝わらず「ほかの場所で吸えばいいんじゃない」という答えで解決できませんでした。そこから私も考えてお願い作戦をしたり「子供はパパ大好きなのにタバコはなぁ…」と言い続けたり、最終的には結婚後に渋々発泡酒にしてしまったビールをビールに戻して気分を良くさせ辞めさせることに成功しました。
なんだかんだで2か月くらいかかりました。タバコをやめることでストレスが溜まるだろうからほかの部分ではなるべくおおらかに接するように心がけました。すべてダメと言われると辛いので飴と鞭の使い分けをすると良いですよ。
恐るべし孫パワー!
妊娠をきっかけに旦那の父親、つまり私の義理の父親にタバコを辞めてもらいました。それまでも私が普段からタバコを吸わないので煙が嫌だったのですが「やめて下さい」とは言えず、でもお腹の赤ちゃんに何かあったら後悔すると思い、旦那の家族を巻き込んで私の前でタバコを吸わないようにしてもらいました。
まずは義母を味方につけて私の前でタバコを吸おうとしたら「妊婦の前で吸うな」と叱ってもらい、それでも駄目なら「タバコやめないと孫を抱かせて貰えないよ」と脅してもらいました。
また、出産近くなっても中々意識が無いのか私の前で吸うので、義両親に会いに行くのをやめました。結局残念なことに出産するまでタバコは止められなかった義父ですが、孫が産まれた途端にパタリと私たちの前では吸わなくなりました。恐るべし孫パワー。父の日に水蒸気のタバコをプレゼントし、孫との時間に口寂しくなっても大丈夫なようにしました。
義父のタバコで悩んでる人は、孫さえ産んじゃえば大丈夫です。妊娠中にあんなに言っても聞かなかった義父でさえイチコロです。妊娠中に中々やめてもらえなかったら、義父に会うのをやめましょう。産まれれば可愛い孫のためにやめますよ。
タバコ代はお小遣いにプラスしてあげました
私がタバコを止めさせたのは夫です。止めさせようと思ったきっかけは私が妊娠したからです。タバコのは胎児にすごく悪影響で奇形児が生まれることもあることを話して約3ヶ月後にタバコを止めてもらいました。
私は実際に産婦人科に夫も連れて行き、医師からタバコの影響がどれくらいあるのか詳しく話をしてもらいました。医師の話を聞かせたおかげで夫もタバコについて真剣に考えてくれるようになりました。
夫にタバコを止めさせるにあたり、今までは夫のお小遣いから買ってもらっていたタバコ代を夫のお小遣いにプラスしてあげるようにしました。なかなかタバコを止めてくれない人には私のように第三者の話を聞かせるか、止めたらお小遣いアップ等の作戦を立ててみることも良いかもしれないです。
夫の友達に協力してもらいました。
夫と子供を作ろうという話になった時に、夫にタバコを辞めるように言いました。受動喫煙は妊婦だけでなく胎児にも悪影響があるということを知っていたためです。夫へ辞めるように言ってから半月ほどかかりました。
受動喫煙の悪影響に関するネットの情報を見せて説得しましたがすぐには辞めなかったので、奥さんが妊娠中で禁煙しているという夫の友達がいたので、その友達からタバコを辞めるように説得してもらいました。禁煙を頑張る夫を急かすように言うことは逆にストレスを与えてしまいますし、夫婦仲も悪化してしまいますので、言い方に気を付けました。
妻から辞めるように言うだけでは効き目がない場合は、夫が信頼している友達や家族に頼んで説得してもらうと効果が期待できると思います。
好物のお菓子を買ったり、好きな料理を作ってあげたり
私がやっとの思いでタバコをやめさせた相手は、主人です。もちろん独身時代や結婚した当初は、たばこを吸っている主人が当たり前だったし気になりませんでした。しかし、子供が欲しいと思ってからタバコをやめさせたいと思い始め、妊娠したことがきっかけでやめてもらおうと思いました。
長年吸っていたタバコをもちろんすぐにやめられる訳もなく、まずは吸う本数を減らすことから始めました。1ヶ月、2ヶ月と地道に2本、3本と減らしていき、タバコをやめるまで半年以上かかりました。
タバコを吸いたくてイライラしていた日もありました。そんな日は主人の好きなお菓子を買ってきて食べて気を紛らわしていました。主人をなるべくイライラさせないよう好きな料理を作ったりしていました。タバコはやめさせたくても、すぐにやめれるものではありません。長い目で見て下さい。そうすればいつか必ず禁煙に成功します。
タバコが赤ちゃんに悪いという本を見せました
私がタバコをやめさせた相手は主人です。妊婦、赤ちゃんへの副流煙のことをテレビで見て危険だと思い、主人に話しました。それにこれからどんどん子どもにもお金がかかることを伝えました。
タバコ代が1ヶ月に2万円近くかかっていました。体に悪くお金もかかるのになぜ吸うのか私には理解できませんでした。それでタバコが赤ちゃんに悪影響を与えると書いてある本を図書館で借りて来て読んでもらいました。
それまで計算したことがありませんでしたが、タバコ代を計算して数字で示したことで、タバコをスパッと辞めることができました。タバコをやめてお酒の量が少し増えましたが、それは大目に見ています。男性は話を聞いてもピンとこないと思うので本を見せたり数字で教えるのが効果的だと思います。
毎日産まれてくるわが子を想像してもらう。
結婚して1年目で赤ちゃんを授かることが出来ました。しかし、主人は一日たばこを2箱位は吸っていました。私もつわりと重なりあのたばこのにおいがとても鼻につくようになり、余計につわりが収まらない状態でした。
普通、半年くらいでつわりが落ち着くのですが、結局は産まれるその日までつわりが続きました。なので、その当時はたばこをやめてもらうように仕事から帰ってくるなり毎日たばこを吸って20年の人の肺をインターネットで見せていました。
日に日に主人にも心の変化がみられるようになりました。産まれてくる子供のことなどを想像させるように私なりに言っていました。「たばこを吸っている家庭の赤ちゃんは低体重で生まれてくる確率が高い」「アトピー性皮膚炎やアレルギー体質や心臓にも異常がある」とか。
その成果がでて禁煙生活から1か月を経つころには、本人も今まで何度も禁煙に失敗していたので自信がついてきて今では18年間やめています。主人にも周りの人たちにも幸せな時間が持てたことで、今となっては嬉しくもあり「やれば出来る」という自信につながり良かったです。
長女が夫のタバコを誤飲した
私が夫にタバコをやめさせたきっかけは長女がタバコを誤飲してしまったからです。それまでは子供が生まれてから何度タバコをやめるように夫に言っても聞いてもらえませんでしたが、少しは家族のことを考えてくれる面もあり家ではベランダに出てタバコを吸っている状態でした。
長女が1歳の頃、ある日私が台所で用をしていた時にリビングの方で娘が何かにむせて咳込んでいました。食べ物などは置いていなかったので気になり娘の様子を見に行くと、何かを噛んでいるように口を動かしています。
不思議に思い娘の口を開けさせてみると、バラバラになったタバコの葉が数枚口の中に入っていました。慌てて娘の口に中に手を入れて口の中に見えていたタバコの葉を取り除き、周りを見ると部屋の隅に夫がいつも使っていたウェストポーチが置いてあり、チャックが開いていてその中に入っていたタバコの箱を娘が取り出したようでした。
口の中に見えていたタバコの葉を取り除いたものの身体への影響がないのか心配になり、急いで病院に連れて行って処置をして頂きましたが、胃の中入っている物を全部吐かせるため胃の洗浄をされている娘の泣き叫ぶ声を病院の廊下で聞きながら、私自身も涙が出ました。
夫に全ての事情を説明し「命の危険もあった」と言ったところ、さすがに夫もタバコをやめました。子供の手の届く場所にタバコを置くことは本当に危険なので、もっと早くタバコをやめてもらうべきだったと思いました。
あまり厳しくせずに。
妊娠がわかってから主人のタバコが気になり始め、赤ちゃんへの影響など話し合いやめてほしい旨を主人に話しました。元々やめたいと考えていたようですんなり受け入れてくれました。それ以降家では全く吸わなくなりました。
ただ、会社や飲みの席などでは吸いたくなるだろうと思い、家以外の場所で吸うことに関しては何も聞かず主人の自由にしていました。最初はたまには外では吸っていたようですが、段々吸うと具合が悪くなるようになってきたようで、数ヶ月で完全に吸わなくなったようです。
なかなかヘビースモーカーの人にとっては急に止めることは難しいと思うので、結婚をきっかけに将来的なことを考え徐々にやめてもらうように促すのがいいのではないかと思います。
病院からもらった資料を見せていたら、やめてくれました
夫は結婚前からタバコを吸っていました。付き合っている間も何度か自主的に禁煙挑戦していましたが、失敗を繰り返していました。夫には職場のストレスがあったので私もあまり禁煙を強くは言えませんでした。
しかし、結婚して赤ちゃんを授かりタバコの受動喫煙がとても気になるようになりました。喫煙が夫のストレス解消になっていることも知っているので受動喫煙のことを遠回しに伝えましたが、私の前ではタバコを吸わないものの禁煙まではいきませんでした。結局、禁煙するまでに半年ほどかかりました。
私がタバコをやめさせるのにとった方法は積極的に定期健診に夫を連れて行くことや、病院から配布される資料を読んでもらうように促すことです。資料にはタバコについての項目もあるので夫の目に入るようにしていました。夫を追い詰めないように私からは禁煙についてあまり言わないように配慮しました。
一般的に男性には女性に言われるよりも病院などの資料やデータを見せて理論的に納得してもらう方が良いかなと思います。
結婚の条件
当時付き合っていた現在の旦那からプロポーズされた時、再婚だったので先に結婚出産を経験している妹に相談したところ「タバコをやめてくれないなら再婚しても上手くいかないんじゃない?」と言われ、禁煙が結婚の条件と伝えたところすぐに禁煙してくれました。
結婚してからかれこれ13年になりますが今でも旦那の禁煙は続いています。以前私自身もタバコを吸っていたのですが、妊娠してから子供への悪影響が心配で入った店がタバコ臭いとすぐに出てしまうようになりました。
旦那の禁煙に対して私は何の協力もしませんでしたが、心の中で結婚式までにタバコを吸ったことが分かったら結婚はしないと固く誓っていましたので、その決意が旦那に伝わったのだと思います。
今妊娠中や赤ちゃんを子育て中の方は、旦那のタバコを許すことは夫婦の問題だけではなく子供に影響することを親としてしっかりと自覚して、毅然とした態度で旦那の喫煙を許さないことが大切だと思います。それと同時に、旦那に失いたくない大切だと思ってもらえるように努力することもタバコをやめさせるには大切ですよ。
子供だましのような約束から禁煙外来へ
たばこをやめさせた相手は幼少のころからぜんそく持ちだった友人です。ぜんそく持ちなのに喫煙しているのは本人の意思ですが、少なからず苦しんでいるように見受けられたのでたばこをやめるよう提案しましたが、彼はたばこをやめようとはしませんでした。
しかし、ある日の定期健診で医師に禁煙外来を勧められました。ところがすぐには受診せずに薬局にある禁煙器具(ニコチンパッチ、ガム)を用いて禁煙に取り組みました。しかしときどき1本だけと言って喫煙していました。その時は止めても無駄です。
そこで彼にたばこをやめさせる方法として子供だましのようですが、私も大好きなお菓子などを控えるのでたばこを辞めるように提案しました。その結果、彼なりに本気になったのか禁煙外来の受診を決意し、通院から1年ほどでたばこへの興味はほぼなくなりました。その後3年半たばこは1本も吸わなくなり、新たな趣味を見つけ清く生活を送っています。
「禁煙したら縮んだ寿命を取り返せる」と言われているので、禁煙できなくて困っている方は減煙などで中途半端に止めるのではなく、思い切って禁煙外来を受診することをお勧めします。
参考文献