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里帰り出産の病院予約はいつまで?電話でOKか迷う人への5つのポイント

里帰り出産の病院予約はいつまで?電話でOKか迷う人への5つのポイント

成功の秘訣は綿密な準備にアリ!?病院予約などのありがちは不安を解消する、里帰り出産の進め方のポイントを要チェック!

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【里帰り出産の予約はいつから?】最適な時期・病院の選び方と準備のステップ

里帰り出産は、信頼できるご家族、特にご自身の母親のサポートを受けられるため、お産の不安が和らぎ、産後の母体の回復や育児への活力が得られやすいという大きなメリットがあります。

「でも、どうやって病院を予約すればいいのかしら…」と、里帰り出産が初めてのプレママは不安に思うことも多いでしょう。メリットいっぱいの里帰り出産を安心して迎えるために心得ておきたい、里帰り先の病院への予約の最適な時期や方法についてまとめました。万全の準備をしてお産に挑みましょう。

里帰り出産のスケジュールと大まかな流れ

里帰り出産を成功させるためには、妊娠初期から計画的に準備を進めることが重要です。まずは大まかな流れを把握しましょう。

一般的に、里帰り出産は以下のステップで進められます。

  • 妊娠初期(~12週頃):現在通院中の主治医に里帰りの意向を相談し、里帰り先の病院の情報を収集し、仮予約または問い合わせをします。
  • 妊娠中期(13週~20週頃):里帰り先の病院で正式な分娩予約を完了させます。病院によってはこの時期までに一度受診を求められることがあります。
  • 妊娠後期(32~34週頃):現在通院している病院から里帰り先の病院へ転院し、妊婦健診を引き継ぎます。紹介状を忘れずに持参します。

病院選びの重要性と情報収集

タブレットで病院を検索する女性

少子高齢化が進む日本では、お産を扱う病院の数が減っているのが現状です。里帰り出産を受け入れているかどうかは病院によって異なるため、すぐにでも病院探しを始めましょう。

病院によっては妊娠12週までに一度診察をしないと予約できないところもありますので、注意が必要です。

ホームページ・口コミを検索する

病院のホームページでは、施設の特色、出産方針(自然分娩、無痛分娩など)、入院中のサービス(個室の有無、母乳育児の推奨度)などの情報を集めることができます。

また、実際にその病院を利用した人の意見は貴重です。里帰り先にいる同級生やご家族に、評判の良い産院を教えてもらうと良いでしょう。ご実家のお母さんに、ご近所さんや親戚から病院情報を集めてもらうのも有効な方法です。里帰り出産が決まったら、実母に早めに電話で相談してみましょう。

目星がついたら電話で早めに確認する

里帰り出産先の病院選びで重要なのは、その病院が里帰り出産を受け入れてくれるかどうかです。産科医の不足などから、里帰り出産をお断りしている産院もありますので、ある程度の目星がついたら、まずは早めに電話で病院にコンタクトをとりましょう。

まだ予約とはいえない段階であっても、里帰り出産を受け入れてもらえるか、診断書や紹介状など予約に必要なものがあるのか、正式な予約にはどのような手続きをとればいいのか、などを尋ねておくとスムーズです。

里帰り先の病院を選ぶポイント

・里帰り出産を受け入れているか
・自分のバースプラン(希望するお産)と合っているか
・実家から病院までの距離と移動時間
・万が一の際の緊急体制(NICUなどの有無)が整っているか
・入院中の部屋(個室・相部屋)や母子同室の制度
・母乳育児を推奨しているか、産後のケア体制はどうか
・予約前に診察や予約金(前金)が必要か
・費用はどのくらい必要か、キャンセル料(返金規定)はかかるか

予約の最適な時期・方法・注意点

病院が決まったら、次は予約手続きです。里帰り出産で病院の予約をする時期は、早ければ早いほど安心です。

里帰り出産の予約をする時期と方法

多くの産院では、妊娠20週までにお産の入院予約をするのが一般的です。しかし、人気のある病院や分娩予約制限を設けている病院では、妊娠12週までの受付など、より早い時期の予約が必要であったり、分娩予約制限に達すると、受け付けてもらえなかったりする場合があります。

どの病院で出産をしたいか決まったら、まずは電話やインターネットで予約の申し込みをしてください。ただし、直接来院しないと受付しない病院もありますので、事前の確認が必要です。

予約に関する注意点と必要書類

パソコンの画面を見て驚く女性

一般的には、電話で予約の申し込みをし、その後一度診察を受けてから、その場でお産の入院予約をするという流れが多いようです。病院によっては予約の受付の前に、現在の病院からの紹介状を求める産院や、事前に予約金(前金)を求める病院もあるようですから注意しましょう。

予約の電話では、受け入れに必要な情報(妊娠週数、出産経験の有無、妊娠時の異常の有無など)を聞かれますので、あらかじめ整理しておき、丁寧な対応を心がけましょう。電話で予約したら、その先の詳しい手続きはその病院のやり方に従って進めていきます。

里帰り出産の予約の時に聞かれること

・氏名、生年月日、現住所、電話番号
・里帰り先の住所と連絡先電話番号
・妊娠週数と出産予定日
・妊娠時の異常の有無(既往歴を含む)
・出産経験の有無(経産婦・初産婦)など

主治医への相談と里帰り前の準備

現在通院中の主治医への相談は必須

里帰り出産の予約をしようと考えたときに忘れてはいけないのが、今現在通っている病院の主治医に早めに相談することです。なぜなら、あなたの妊娠状態によっては、里帰りができない可能性もあるからです。

里帰りできないケース(ドクターストップ)のリスク

切迫早産の兆候や、妊娠合併症(妊娠高血圧症候群など)により長時間の移動が母体に負担をかけると判断されれば、あなたが里帰りをしたくてもドクターストップがかかる可能性があります。

そういった里帰り出産のリスクに耐えられるかどうかを早めに見極めてもらうためにも、主治医への相談は、里帰り先の病院へ連絡する前を心がけてください。主治医の先生も里帰り先の病院への紹介状などを作成する準備が必要となりますので、早めの相談が大切です。

紹介状の役割と費用

医師と看護師が並んで立つ

里帰り先の病院の意向で、予約の段階で紹介状を求められるケースがあります。また、紹介状の作成に時間がかかる病院もありますので、里帰り出産する病院にいつまでに提出する必要があるのかを、早めに主治医に伝えましょう。

紹介状は、現在通っている病院でのあなたの妊娠経過や、特記事項などの重要な情報を、里帰り先の病院へ正確に引き継ぐための大切な書面です。里帰り出産は、両方の病院の連携があってこそ安全が確保されます。なお、紹介状の作成は医療行為外のため保険適用外となり、費用は病院ごとに異なりますので、事前に確認しておきましょう。

現在の病院での定期健診も忘れずに!

「どうせ里帰りで病院を変えるのだから…」と、今かかっている病院での定期検診をサボるのは危険です。主治医の先生も紹介状が作れませんし、あなたと赤ちゃんの命にも関わりますので、里帰りまでの間もきちんと定期健診を受けましょう。

里帰り出産の予約キャンセルについて

両手で頭を押さえて困った表情の女性

「家族の事情で里帰りを取りやめた」「体調の変化で長距離移動ができなくなった」など、当初の予定通りにいかないこともあります。里帰りをやめることになったのであれば、分娩予約をしていた病院へは、できるだけ早く電話でキャンセルを連絡しましょう。

キャンセル料と予約金(前金)の注意点

病院はホテルなどの施設とは異なり、基本的に分娩予約のキャンセル料という名目でお金をとることはあまりありません。

ただし、予約時に予約金(分娩予約前金)を支払っている場合は、その返金規定が病院によって異なります。全額返金されるケースや、病院側の規定に基づき一部返金されないケースもありますので、予約時に返金に関する規定をしっかりと確認しておくと安心です。

里帰り出産のキャンセルを決めたら、すぐに新しい産院を選んで予約するか、現在の病院にお産の予約をするなどの対応が必要です。お産を扱う施設は限られていますので、まずは自分が安全にお産できる場所を確保することを第一に考え、速やかに行動しましょう。

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