里帰りしない出産の準備に関する記事

里帰り出産しないのは無謀!?無理せず乗り切るための5つの準備

里帰り出産しないのは無謀!?無理せず乗り切るための5つの準備

誰と一緒に乗り越えるの!?パパとでしょ!!子育ての困難も楽しさも夫婦二人で満喫する秘訣は、里帰りしない出産の成功にあり!

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里帰りしないで出産するのは大変!?夫婦で乗り切る5つのコツ

「実家が遠い=里帰り出産」と思っている人も少なくないようですが、実家が離れていても里帰りせず、自宅で出産している人も多くいます。

ところが旦那さんは仕事で家を空けることが多いケースがほとんどですから、里帰りしないで出産を乗り越えることに、不安を抱いている妊婦さんも多いことでしょう。里帰り出産をしないで乗り越えるには、夫婦の協力が必要不可欠です。

里帰り出産のメリット・デメリット

「何とかなるだろう」と軽い気持ちで里帰りしないことを決めるのはお勧めできません。里帰りしないことにはメリットもありますが、デメリットや出産を乗り越えるコツなどを把握してから、出産する場所を検討することが望ましいでしょう。

里帰りのメリットは何と言っても「楽」だということ!

椅子に座ってくつろぐ妊婦

里帰り出産のメリットとは、なんといっても「ママになる女性にとって安心で、楽なこと」があげられるでしょう。
お腹が大きく重くなってくる妊娠後期の生活は、出産への不安も相まって大変なものですが、そんな時期に実家の両親が面倒な家事を肩代わりしてくれたり、不安なときに相談に乗ってくれたりするのは、とてもありがたいですよね。

また、旦那さんには仕事がありますから、「思うように手伝ってあげられない」と思っているケースも多いです。そのため、実家なら無事に出産できるだろう…と、実家で出産することで安心できるパパも多いです。

里帰りは産後クライシスを招きやすい!?深刻なデメリットも。

何事にも良い面と悪い面があるのは当然のことですが、里帰り出産には、無視できない大きなデメリットもあります。

「産後クライシス」とは、出産を契機として夫婦仲が悪化する現象のこと。出産による産後ブルーや育児ノイローゼなど、女性側のトラブルが産後クライシスを引き起こすケースも多いのですが、最近は男性側が出産による女性の変化についていけず、育児や家事への協力意欲を失ってしまうという問題がクローズアップされています。

なぜ、子供の誕生を待ち望んでいた男性の気持ちが変わってしまうのでしょうか。それは、男性が父性を芽生えさせることができないことが原因で引き起こされるケースが多いようです。

里帰り出産では男性が親として自覚できない!?
妻は帰省していると笑いながら話す男性

男性は胎内で子供を育てる女性と違って、親としての自覚を持ちにくいものです。出産直前・直後、ちょうど里帰り期間にあたる時期こそが、パパの自覚を持つための大事な時期なのですが、その期間に子供と一緒に過ごせないことが、父性が芽生えないことの原因になりやすいのです。

この時期に父性が芽生えないと、男性は家族へのかかわりに興味を失くし、女性側も赤ちゃんも切ない思いをすることに・・・。
大事なファーストステップでもありますから、失敗をしないように乗り越えたいところです。

里帰り出産の男性にとってのデメリットは・・・

・出産直前の妻から離れていることで、妊娠や出産に対する興味を失う
・生まれたばかりの赤ちゃんから離れていることで、子供に対する愛情を持てない
・育児に慣れず、妻や周りの家族からの疎外感を味わいやすい  など。

里帰りしない!夫婦で出産を乗り切る5つのポイント

やはり出産を一人で乗り切ることは大変です。「(里帰りしなかったから)えらい目にあった」というママもいるほどです。
そのため、旦那さんの協力が不可欠となります。里帰りのデメリットもありますが、強力が得られなければママに負担がかかりすぎてしまうため、出産前からのパパへの働きかけが必要になるでしょう。

成功の秘訣は、パパに対する早期教育にあり

夫婦一緒にパソコンを見ている

産後は体調が優れない時だって、常に赤ちゃんのお世話に追われます。そのため、里帰りしない出産の成功を左右するのは、パパ次第とも言えるでしょう。

しかし、ただでさえ親になる自覚を感じにくい男性のことですから、ママから早めにパパへの教育を始めることも必要です。

ここでいう教育とは、出産や育児全般の知識を与え、「協力するのが当たり前」という意識を教え込むこと。
さらには、自分だけでも家事や育児ができるだけのスキルを身に着けてもらうことをいいます。

女性が当たり前に行っていることでも、男性にとっては難しいこともあるかもしれません。あまり厳しくするとやる気をなくしてしまいますので、怒らず褒めて、家事や育児で協力してもらいましょう。
妊娠から出産までの期間はあっという間に過ぎてしまいますから、パパの意識を変えるのは早めに取り組むことが大切です。少しずつはじめて、順次ステップアップしていくことを目指しましょう。

早い時期にパパに覚えて欲しいことは・・・

・男性も出産や育児に協力するのが当然という意識
・妊娠経過やママの体の状況
・掃除や洗濯などの基本的な家事の仕方
・基本的な育児の技術    など

2買い物の負担はパパと一緒の買い出しで乗り超える 

買物袋に一杯に詰められた野菜

毎日の食材の買い出しに、かさばる日用品の購入。お腹が大きくなって負担に感じるのは、なんといってもお買い物かもしれません。
特に妊娠後期は、赤ちゃんの重みで腰痛がひどくなる時期でもありますから、買い物が負担になるママも多いです。
また、産後は赤ちゃんを一人で連れて買い物に出るのは困難ですから、パパの協力が必要になります。

そのため、買い出しの負担を軽くするために、毎日の買い出しを定期的なまとめ買いに変えることをお勧めします。
まとめ買いをする分、荷物がかさばるようになりますので、買い出しは必ずパパと一緒に出掛けるように習慣付けましょう。

パパに買い物に興味を持ってもらおう!

どんな品物が生活に必要なのか、どんな品物が自宅のどこに在庫として残っているのか、知らないパパも少なくありません。
買い出しを一緒にするようになると、パパ自身も家事に興味をもつようになりますし、何を買ってきたのかを知ることで、パパも家事がしやすくなります。

また、新生児は外出を極力控えたいですから、パパに買い物をお願いできるようにしておくと安心でしょう。

パパが仕事で忙しい場合は宅配サービスを活用しよう!

仕事の都合などで、パパが買い出しに付き合えない場合には、コープなどの宅配業者や、大手スーパーのネットスーパーを利用するのが便利です。
また、産後は赤ちゃんを連れての外出を控える必要がありますから、産後に活用するという方法もあります。

重い荷物を自分で運ぶ必要もありませんし、移動をしなくていいので楽なこと間違いなし!
ネットを見ながら自分で好きなものを選べるので、ママにもよい気分転換になります。

パパと買い物情報を共有するコツは・・・

  • 夫婦で買い物メモボードを共有しましょう。
  • 必要な物を掻き出して、冷蔵庫などの目につきやすい所に貼っておくと、パパでも買い出しがしやすくなります。    

3掃除や洗濯などの家事の負担はパパをおだてて乗り越える 

台所で洗い物をする男性

掃除や洗濯、食事の支度などは、生まれ育った家のクセやこだわりがあるものです。パパに掃除や洗濯をお願いする場合には、ママのこだわりを伝えておくことが大切です。
この時期にパパにしっかり伝授して、我が家のルールを作っておくとスムーズでしょう。

パパに上手に伝えることが大切

どんなに家事にこだわりがあったとしても、やってもらってから「こうじゃない」と否定するのは、パパのモチベーションを下げてしまいます。
事前に伝えておくと、そのようなことはありませんし、はじめのうちは一緒に行うのも良いでしょう。

完璧を目指さない

少々の汚れや散らかりは大目に見て、気にしないを心がけるようにしましょう。普段から家事を行っていない男性は、いきなり完璧にこなすことはできません。
気になるところは目をつぶって、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

便利な家電を活用するという方法も!

掃除や洗濯でいかに楽をするかは、家電製品にかかっています。自動で掃除機をかけてくれるお掃除ロボットに、乾燥機能までついている全自動洗濯機など、家事の負担を軽減している家電が多数登場しています。
これから子育てが始まり忙しくなりますから、これを機に買い替えを検討してみるのも良いでしょう。

パパに言ってはいけないのは・・・

一生懸命に家事を覚え、こなしているパパに文句を言ってはいけません!子供の教育と同じです。パパは褒めて、褒めちぎってモチベーションをアップさせて、家事や育児に協力をしてもらいましょう。

4初産の不安はパパとの綿密な計画で乗り越える  

夫婦そろってタブレットで調べる

初産の場合には、妊娠も出産も初めて尽くしです。ワクワクする反面、実は不安の方が多いことでしょう。
不安なことは我慢せずにパパに打ち明けることが大切です。不安を共有して、二人で初産を乗り越えましょう。ただ不安を共有するためでなく、不安を解消するために、出産を乗り切るための方法(計画)を二人で考えることが大切です。

何度か出産をしていると、なんとなく自分の妊娠・出産パターンがわかってくるものですが、初産の場合はそういったことがわかりません。
急に陣痛が始まったり、破水をしたりしても対応できるように、パパにも早いうちから出産時の対応を覚えてもらうことが必要になります。
産院や地域では「父親学級」が開催されているので、夫婦で参加するようにするのがベストでしょう。

出産について知ることで出産の大変さがわかる

妊娠・出産について知識のないパパも、妊娠・出産の経過に寄り添うことでママへの労りと思いやりを感じるようになるでしょう。そして、家族を守る大黒柱の自覚がパパの中に育っていきます。
パパにも無理のない範囲で、産院の検診にお付き合いしてもらうといいですね。

パパと一緒に整えたい出産に向けての準備は・・・

・哺乳などの基本的な育児用品やおむつ、衣類の購入
・ベビーベッドなどの部屋の環境を整える
・ママの入院バックの用意。
・出産予定日前後に休暇がとれるようにパパの仕事を調整する
・パパが不在の時に陣痛が始まった場合のタクシーを手配しておく
など

5上の子の面倒はパパにお任せで乗り越える 

子供を膝の上に置いて笑顔の夫

「経産婦なら出産に不安はない」ということはありません。出産は経験していても、上の子の心配も出て来ます。
上の子のメンタルの部分も気になりますが、上の子のお世話がある分、ママは体を休めることができません。

上の子の面倒を見ながらの妊娠・出産は、なんといっても慌ただしいです。できるだけ仕事の調整をつけて、ママに変わって上の子との触れ合いを持ってもらいましょう。

下の子が生まれると上の子は不安定になりやすい

上の子は、赤ちゃんが生まれたことで不安定になりがちです。特に年齢が低いほど、注意してみてあげる必要があります

ママが赤ちゃんのお世話にかかりきりになる分、パパの大きな愛で包んであげましょう。ママも、赤ちゃんの世話に没頭するのはNG!多少赤ちゃんが泣いているのは放っておいても、上の子を抱きしめてあげる位の気持ちで上の子の育児に向き合うようにしましょう。

育児のサポートを受けることも大切

パパの仕事が忙しい場合には、保育園などの公的な育児支援を受けることを考えてみるのも一つの方法です。
これは早めの準備が必要になる場合もあるので、事前に問い合わせておくと安心です。

上の子にとっても、安全な施設で同年代の友達とのびのび遊ぶことは、自宅でママや赤ちゃんと引きこもっているより良い影響を与えます。
施設の送り迎えも大事な親子のコミュニケーションの時間になりますので、パパに送り迎えをお願いすると、良い親子関係を築いていくことができるでしょう。

パパが忙しい時に頼りになるのは援施設は・・・

・保育園や幼稚園などの一時保育
・地域包括センターなどの一時保育
・ベビーシッターなどの民間企業    など

里帰り出産しないことが親不孝!?いろんな考え方があるのは事実

里帰り出産にはデメリットもありますが、里帰りしないことで抱え込みやすい、家族の問題もあります。
里帰りをしないことで、「親不孝だ!」というレッテルを貼られるのではないかと気にして、なかなか実家に自分の希望を言い出せないというママも多いようです。

確かに多くのママが里帰り出産を選ぶ日本では、里帰りしないことが「非常識」、可愛い孫の世話を祖父母にさせないとは何事だ!という考えの人も少なくありません。
しかし、家族の在り方は時代によって刻一刻と変化しています。出産や育児の主役はママとパパなのですから、自分たちにふさわしくない古い常識などは、どんどん変えていきましょう。

実家の両親に来てもらうというのも一つの方法

「上の子の幼稚園がある」「パパにそばにいて欲しい」といった理由で里帰りできない場合には、産後だけでも実家の両親に来てもらって、助けてもらうという方法もあるでしょう。

「産後だけ実母に来てもらった」というケースも多いですが、その場合には旦那さんとよく相談して決める必要があります。
自分の親が自宅に来ている間は、旦那さんはすごく気を使うでしょう。旦那さんは一緒に生活したことがないのです。

また、自分の親に来てもらってばかりで、夫の両親には来てもらわないということも、相手の両親の印象が良くありません。面倒なことにならないように、上手に頼ることが必要です。

里帰りしないで出産しても家族との関係は大切に

里帰りしない理由はさまざまです。「両親との折り合いが悪い」「実家に居場所がない」などの理由で、里帰り出産を選ばない人もいます。
しかし、里帰り出産をしないからといって、実家など家族の助力を全く受けてはいけないということにはなりません。

里帰りをするもしないも、出産や育児をすることで大事なのは、家族との良好な関係を作っておくことにあります。
頑張れるときは夫婦で頑張り、無理なことは家族の助力を受け入れて素直に感謝する。そんな良い家族関係は、人生できっとプラスに働くはずです。

パートナーとの絆、両親との絆、自分の子ども達との絆を大事にして、出産や育児をみんなで楽しんでくださいね。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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