結婚してから知った夫婦の価値観の違い11&受け止め方
金銭感覚のずれや冠婚葬祭のやり方など、育ってきた環境などで違うそれぞれの認識や考え方。夫婦だって妻・夫と言う関係以前に、もとは育った環境も考え方も違うひとりの人間ですもの、夫婦間に価値観の違いのひとつやふたつあったって当然なのですが…
本来なら受け入れるべき考え方の違い、歩み寄るべき価値観の違いではありますが、一緒に暮らす相手ともなれば夫婦の価値観の違いはチョットした問題に発展することもあるのです。
しかし、夫婦の価値観の違いって何故か結婚後に気付くこと多いんですよね~。今回は結婚してから気付いた夫婦の価値観の違いと相手の価値観をどう受け止めたかみんなのエピソードをご紹介。妻や夫とのすれ違いを埋めるヒントが見つかるかも?
Q結婚してから知った夫婦の価値観の違いは?
みんなが結婚してから知った夫婦の価値観の違いにはどんなものがあるのでしょうか?価値観の違いからすれ違いを生まない歩み寄りのヒントも併せて教えてもらいました!
金銭感覚のずれ
A節約家の私と浪費家の夫が落ち着いた先とは
浪費家である夫と節約家である私は、お金の使い方という点において価値観が全く違います。30歳で結婚をしたものの夫は全く貯金がなかったのですが、結婚後もお金を貯めるという習慣がないせいか、食べたいものは食べ、欲しいものは買うという生活を続けていました。湯水のようにお金を使うその態度にストレスがたまり、お金のことで喧嘩の絶えない夫婦となりました。一時、離婚を視野に入れて考えるほどまでになったのですが、夫がリストラされ仕事を突然失ったことにより、夫の生活態度が一変したので持ちこたえられました。
私が独身時代に貯めていた貯金を使ってサポートするという方法もあったと思うのですが、それでは夫のためにはならないと思い、夫の次の仕事が見つかるまでひたすら節約生活に励んだところ、夫も危機管理というものを持つようになり、今では家計は私に任せ、お小遣い制で節度のあるお金の使い方をするようになりました。
Aケチな私VS金づかいが荒い夫の闘い!
私はすごく貧乏な幼少期を過ごして来て、自分でも自覚があるくらいのドケチです。逆に夫はお金持ちの家庭で生まれ育ったので金づかいが荒いのです。結婚するまではお互いにそういう所を見せていなくて、お互い全く気づきませんでした。結婚したら徐々にお金に対する価値観の違いに気づいたという感じです。
このせいで私たちは良くケンカしました。ボーナスが入るたびに必ず貯金しようとする私と家族のために何かしようとする夫でぶつかる…。ここでは本当に価値観の違いがありますぎてバトルになりました。一度はこのことで離婚を考えたこともあります。将来をあまりに楽観視している夫にイライラして別れることも考えました。
しかし考え方を変えて見たのです。私がお金をコツコツ貯めて将来に備える分、夫がお金を使って家族を楽しませると案外バランスが取れると考えるようにしました。この考え方をするようになって夫が惜しみなくお金を使うことが許せるようになりました。価値観の違いは考え方次第で乗り越えられる問題なんだなと思いました。
A育つ家庭の違いがあるから仕方ないのでしょうが
金銭的な価値観が主人とは全く違います。主人は趣味のスポーツ以外はおしゃれにも全く興味がないため、とにかく服を買い足すことに非常に抵抗を示します。一方、私の趣味はショッピングなので、服や雑貨や家具を買うのが大好き。いつも買いすぎと怒られます。また服もできるだけ安く済ませようとする彼(基本ユニクロ)に対し、私は長く使えるいいものを買いたい派なので、見栄っぱりとけなされます・・。私は主人をださいとけなしますが。
外見を着飾ることがそんなにいけないのかといつもケンカになります。自分の給料の範囲で変えるものであればなにを買っても見栄っぱりではないと思います。
ただ、娘が生まれたのでものに対する価値観をどうするべきかは迷います。正直、自分でも趣味がショッピングじゃなくて貯金とか料理だったらいいのにと思うので。
子供の教育方針の違い
A教育熱心すぎる夫
結婚して子供が生まれてから分かったのですが、夫は凄く教育にこだわりがある人ともでした。わたし自身は、子供が伸び伸び育ってくれれば良いなと思っていたのですが、夫は幼稚園からしっかり勉強させないとダメだと言います。ですが、地元には勉強に力を入れている幼稚園もないので、結局はわたしが子供に勉強を教えることに。休みの日に夫が勉強を見ると、「なんでこんな簡単なことを、ちゃんと教えてないの」とわたしを責めて来ます。子供も遊びたいのに、夫の前では怖がってしまって萎縮するようになってしまいました。
夫は、自分が良い教育を受けられなかったから子供には存分に勉強して欲しがっていて、わたしもそれは理解できます。ただ、子供が嫌がっているのに親が押し付けるのは間違っている、と夫にはっきりと言いました。1ヶ月ほど、子供を両親に預けて話し合い、子供にも選択する余地を与えてあげることで納得させました。
A愛情の概念について理解は大切な事だと思います。
性格の不一致や価値観の違いはお互いの幼児形成の時期や育った環境などが反映されるもので、むしろ夫婦の価値観の違いがあるのは一般的には普通だと思っております。人それぞれに考え方や価値観の違いがあり、どちらの意見も間違えでない事柄についてお互いに受け入れる事で、比較的問題なくお互いを理解をしていく事が出来ます。しかし、人を思いやる気持ちなどの精神的な面での愛情表現について性格的な違いで色々とお互いにすれ違い話し合いをした時期もありました。
私は主人に対して長い時間は掛かっても、息子達の為にも愛情についての概念を理解をしてもらいたいと思いました。そして主人は主人と子供の親子間の愛情の概念について理解をしてくれました。私は努力を続けて良かったと息子達が大きく育った姿を見て思います。それは息子達が愛情の概念を理解をしているからです。
テレビVS嫁
A価値観の違いを段々と近づけました
夫と付き合ってから結婚まで価値観の違いを感じたことはありませんでした。が、子供が生まれて段々と価値観の違いが出てきました。私はまずは子供第一、普段はあまりテレビをつけていません。しかし夫が休みの日は常にテレビがついていてイライラしてしまいます。夫がテレビを見ていると子供もテレビにくぎ付けになってしまい、私はその光景がたまらなく嫌です。子供をあやす時もテレビを見ながらあやしている姿を見たときにプチッと私の中で何かが切れました。「テレビを見ながらあやしてるから泣きやまないんだよ!ちゃんと向き合ってあげなきゃダメ!」と喧嘩になりかけましたが、それ以来夫は私の目を気にするようになり少しは気をつけているようです。
私は子供第一優先なのにどうしてだろう…。と思いましたが夫も子供をか可愛がっていないわけではないので難しいところです。
しかし、私の考えを夫に強要してばっかりというわけにもいかないので、徐々に私色に染めていこうと決めました。テレビをつけようとした時に何かをお願いしたり、リモコンを隠したりもしました(笑)。今では子供がいるときはテレビをつけっぱなしにすることもなくなりつつあります。
濃い味薄い味
A夫婦の価値観の違いについて
結婚して3年になりますが、夫婦の価値観の違いを感じることがあります。結婚前に付き合っていたので相手の子とはある程度わかっているつもりでも、いざ結婚して価値観の違いが鮮明になってきたら辛いこともありますね。食べ物でいうと夫は濃い味付けが好きです。私は関西方面出身なので薄い色でなおかつ薄味が好みなのです。食事を出した時にこれ味が薄すぎないといわれたことがあります。健康のためにいいからとか薄味にすぐなれるからとその時はいいましたが、結局夫に合わせて少し濃い目の味付けにしました。
金銭感覚も少しズレがありましたね。私は堅実に貯金するタイプですが、夫はあれば使っちゃうタイプです。将来のことを考えて貯金したいのですが、そうも行きません。夫婦といっても所詮は他人です。そういった考えを最初から持っていたほうが価値観の違いを感じた時に衝撃が少ないと思いますね。
冠婚葬祭等の認識の違い
A冠婚葬祭の包む額の価値観の違い
私が主人と今までで一番揉めた喧嘩は、冠婚葬祭の包む金額の食い違いです。 元々、お金の価値観は合っていて、私も主人も堅実なタイプなのでお金の揉め事は初めてでした。 昨年、主人の祖父が亡くなりまして、葬儀にいくら包んでいくか?という話になりました。私の方では孫は1万と孫一同として供花を出していたため、その事を主人に伝えました。すると、「ありえない!最低で3万、普通は5万は包まないといけないだろ?そんな金額なんか包んでいったら恥ずかしくて仕方ない」と全否定されました。何が普通で何が間違っているかは分かりませんが、家の経済状況も厳しいのに、喪主は主人の父親で、孫という立場で、恥ずかしいという主人の価値観が理解できませんでした。他人でもないのに。
私の方では、むしろ要らない勢いで言われる感じで、ただ拝みにきてくれるだけでありがたいと言われるため、あまりの違いに言葉を失いました。そして、悩んだ結果、間をとって3万包んでいきました。冠婚葬祭は特に家のやり方や考え方が違うので、価値観の違いが出やすいものだというかたちで理解したので、嫁に行った手前主人の価値観に合わせるようにはしています。
A結婚して名字が変わると親子ではなくなる!?
結婚当初、旦那が驚きの発言をしました。「結婚したからといっていきなりもう親子じゃないというのも変だから、たまには実家に帰ってあげな」と優しく言ってきたのです。驚愕した私は「結婚しても親子は親子。当たり前でしょ!」と言い、旦那は良い夫のつもりで言ったのになんで!?という感じで一気に険悪な雰囲気になりました。
突き詰めると旦那は、結婚して名字が変わった女性は夫側の戸籍に入ると親子関係も消えるという多大なる勘違いをしていたのです。私は結婚とは、お互いが親の戸籍から抜け新しい家族をつくること。名字は便宜上、どちらかに統一するだけのことを説明しました。しかし全く理解が得られません。結婚したときに念のため戸籍謄本をとったので、それを見せても『書類上はそうでも違う』とかわけのわからないことまで言い出します。
これが価値観の違いというものかと、今後訪れるであろう親の老後の問題に立ち向かっていけないのではないかと将来に不安を覚え結婚早々離婚を考えたほどでした。すぐに子どもが生まれ離婚は考えなくなりましたが、子どもが男の子なので、わざと「この子もいつか結婚して家を離れ新しい家庭を持つんだね」などとわざと言っています。
男女間に友情が成り立つかは永遠に答えの無い問題
A旦那さんとの価値観の違いについて。
旦那さんとは、付き合ってた当時から、性格の違いからよく揉めることもありました。どちらかというと、私が気にしやすい性格で、彼はあまり深くは考えない性格なので、物事を捉えるときにぶつかったりしていました。夫婦になってからも、度々そういうことに直面することもあります。例えば、義母さんが言ってたことを私が気にするあまり、彼はイライラすることもありました。そういう時は私が一歩譲り、我慢することもあります。
もう1つ、夫婦の価値観の違いを感じたのは、異性の友人関係です。私は嫉妬深く心配性なため、異性の友人関係は極力控えてほしいタイプです。彼は、異性の友人でも趣味や好きなものが合えば付き合っても構わないという考えでした。この違いについては、付き合ってる時からの喧嘩の原因でもありました。
ですが、夫婦になり子供も生まれると、付き合う人も最低限になったので、必然的に異性の友人関係で揉めることはなくなりました。私は価値観が違えど、状況が変わったりすれば乗り越えられると思います!
A異性の友人への対応の違い。
価値観の違いから夫婦仲が冷えきってしまいました。勿論元は他人同士なので夫婦といえど価値観の違いなんていくつもあります。中でも一番夫婦仲にヒビが入ったのは異性の友人に対する態度でした。夫はいくら仲が良い友達でも相手が異性なら二人で食事に出掛けるべきではないという考えでした。私は気にしないので彼が誰と食事に行こうと構わないし、私のことも構わないでほしいという違いです。お風呂掃除は夜やるか朝やるか、寝るときはエアコンを消すか消さないかなど小さい事で揉めるのは本当に沢山ありましたが、私は友人関係について口を出されたことが嫌になってしまって、日々無視をするようになってしまいました。
それから夫の態度も変わり、今はお互い渋々一緒に生活をしています。ですが、このような状況になってはじめて、おそらく友人関係の話の最中に物腰柔らかく話をしていたなら今とは違った未来があったのだろうとも考えています。罵り合うように喋っていては相手の意見なんて聞き入れないので歩み寄ることができません。私も穏やかにお話をして、夫にも優しくお話をしてもらえていたなら歩み寄って解決できた話だと思います。その事に気がつかなった事をとても悔いています。
夫婦間の価値観の違い、歩み寄ってみませんか?
価値観が同じというのは必ずしもメリットとならない反面、価値観が違っているからこそ、一緒に暮らしていて新しい発見があったりするものです。金銭感覚のズレや味付けの違い、男女間の友情の認識の違いを無事乗り越えたら、大抵のことは理解しあえる夫婦となれるのかもしれないですね。