家計簿の項目設定のポイント!続けられる家計簿で家計管理しましょう!
主婦の大切な役割の一つに家計管理がありますが、どのように行っていますか?色々な方法がありますが、やはり一番は家計簿をつけて、収入と支出を知り、無駄を分析してお金の管理をするということが基本です。そして家計簿をつけ始めるときにまず決めなくてはいけないこと。それが内訳の項目です。
この家計簿の項目決めは、非常に重要であり、今後の家計簿を継続する時に大きく影響を及ぼすこともあります。特に家計簿初心者の場合は、支出を項目別に記録する時に、一体これはどの分類に入るのか、分け方に悩むことも少なくないのです。家計簿経験者も同じような理由で挫折をする人も少なくありません。
こうした日々の買い物の内訳を細かに記録していく負担が、家計簿をつけることが面倒くさく感じてしまう原因のひとつといえるのです。
家計簿の項目を決めるときのポイント3つ
家計簿は、つけること自体が大切なのではありません。その目的は家計全体のお金の流れを知ることです。数字ばかりで苦手という意識を持つ人もいますが、あくまでも項目は簡単にシンプル、そして自分が記録して振り返りや分析することができる方法でいいのです。
毎日の生活にかかるお金を記録する
毎日何かしら購入する食費や日用品。毎日出費があれば忘れないうちに記録をしておかなくてはあとで振り返るのが大変です。そのためにこれらは必須項目になります。必須項目に関しては、家計簿の書き方が紹介されている雑誌やサイトを見るといろんな家計簿の項目例を知ることが出来ます。
食費一つとっても、その内訳を主食、レトルト、おやつなど細かく分けている例もありますが、簡単に考えるならば食べるものに関してはすべて食費で統一して記録する方がおすすめです。
固定費を記録する
毎月かかる固定費には、住宅ローンや家賃、車のローンや車や医療の保険料などがあります。これらはあまり変更のない固定された費用なので、項目として記録するのは容易ですね。
流動的なものを記録する
毎月支払いが発生するけれど、費用は月によって大きく違うというものもあります。それは光熱費、通信費、ガソリン代、医療費、美容代などです。これらはまとめてみるとかなり大きな出費になることが予測できます。
しかしそれぞれ事細かく内訳を記録することは容易ではありません。これらの項目は細分化せずまとめて記録していきましょう。出費が大きくなった月には、その理由を簡単にメモしておくと振り返りも楽です。
失敗しない仕分け方法、ざっくり項目ときっちり項目
家計簿の項目の分け方には二つのパターンがあります。初心者向けのざっくり項目とやや高度なきっちり項目ですが、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
ざっくり項目
家計簿の初心者やこれまで挫折を繰り返した人におすすめのざっくり項目。食費と日用品という項目、そして固定費という項目、そして雑費もしくは必要経費という3つの項目だけです。この内訳ならば、項目の分け方に悩むことないですし、簡単なので続けることができますね。
デメリットとしては、大まかすぎて家計のどこに無駄があるか分析ができなくなるということが挙げられますが、家計簿をつけ、お金の流れを知るという目的は達成することが出来ます。
きっちり項目
きっちり項目は、家計簿の項目内訳を細かく記していくパターン。数字に強く細かな分析が好きな主婦向けです。食費、日用品、光熱費、通信費、交通費、レジャー費、医療費、教育費、交際費、住宅費、衣服費、保険、税金など細かく詳細を記録していくことで、今月は交際費が多かったとか光熱費にお金がかかっているのはどうしてかと考え、分析することが出来るのです。その結果次の月で調整を行い、節約を心がけることも可能です。
ざっくり項目で始めても経験を積んでくると、もう少し細かく分析出来たらいいなと思えば項目を増やしていくことも可能なのです。デメリットとしては、家計簿の項目の分け方が多いとそれだけ記帳が大変になるということです。
家計簿の項目は見直すことが出来る
家計簿のつけ方や項目例に正解はありません。家計簿をつける方法も自己流の手書きのノートを使用したり、PCを使用する、またスマホでアプリを使用する方法など様々ありますが、どれも調べてみるといろんな例が出ています。それぞれに特徴がありますし、例を見てみるとどれがいいのか迷ってしまうほどです。
細かな家計管理が苦手でも、まずは気楽な気持ちで簡単な項目設定から始めてみる。慣れてきたら、少し項目を増やしてみる。家計簿の項目は一度決めたら変えられないというものではありません。常に項目の見直しをしながら改善していくと自分のやりやすい家計簿に仕上がっていくハズ。
家計簿をつけることでお金の流れがわかると、節約もできるし貯金も出来るという大きなメリットがあります。それを大切な家族との時間に使ったりすることも出来るので、結局家計を見直すことは家族の幸せにつながります。そう考えることで継続するためのやる気もでてくるのではないでしょうか。