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離婚理由ランキング!最新の裁判所や民間の協議離婚調査

離婚理由ランキング!最新の裁判所や民間の協議離婚調査

離婚理由ランキングを男女別に紹介!2019年時点で最新の国内及び渉外結婚の調停・裁判離婚の男女別の理由、民間調査による協議離婚理由で最も多いのは?夫と妻の間でも、国内か外国人の結婚かでも、離婚の理由って違うんです。

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【2019年版】離婚理由ランキング!最新の国内&外国人の離婚事情

恋愛結婚が当たり前となった現代の離婚理由ランキングと言えば、浮気などの異性関係や両親との同居トラブルを思い浮かべる人が多いでしょうが、ふたを開けると「言われてみれば確かにありそうだけど、そんなに多いの?」という意外な離婚理由も!

こちらでは国内カップル、夫婦のどちらか又は双方が外国人の渉外カップルが、日本の裁判所に調停や裁判の申し立てをした動機を、最新の裁判所調査を基に男女別にランキング形式で紹介

さらに夫婦の9割が裁判所に申し立てをしない協議離婚なので、民間の調査結果をもとにした協議離婚理由ランキングもあわせて紹介します。

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国内の離婚理由ランキング1位は男女ともに「性格が合わない」

背中合わせに不機嫌な男女

2019年7月時点で最新の平成29年司法統計年報「婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」では、現代人が離婚を決意する理由の1位が「性格が合わない」でした。

全国の裁判所に離婚の申し立てをした人に離婚の動機となった理由を3つ選んでもらった結果、回答した夫の61.6%(17,918件中 11,030件)、妻39.4%(47,807件中 18,846件)が性格の不一致を選んでいます。

2019年最新版!国内の調停・裁判離婚理由ランキング
順位 男性(夫)の離婚理由
1 性格が合わない(11,030)
2 精神的な虐待(3,626)
3 浮気(2,547)
4 家族親戚と折り合いが悪い(2,463)
5 性的不調和(2,316)
6 浪費癖(2,218)
7 実家との同居を嫌がる(1,569)
8 暴力を振るう(1,500)
9 家庭をかえりみない(1,011)
10 生活費を渡さない(718)
11 病気(705)
12 酒の飲み過ぎ(435)
順位 女性(妻)の離婚理由
1 性格が合わない(18,846)
2 生活費を渡さない(13,820)
3 精神的な虐待(12,093)
4 暴力を振るう(10,311)
5 浮気(7,987)
6 浪費癖(5,000)
7 家庭をかえりみない(3,946)
8 性的不調和(3,500)
9 家族親戚と折り合いが悪い(3,254)
10 酒の飲み過ぎ(2,964)
11 病気(890)
12 実家との同居を嫌がる(847)
平成29年司法統計年報「婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」より

恋人期間中はどんなにしっかり見ていたつもりでも、結婚してみて初めてわかる相手の一面に驚く経験、既婚者なら誰しもあることでしょう。

仕事においても景気や職位の変化、異動や転職などで状況が変われば家庭内にもその余波は襲ってきますし、子供を持つ夫婦の場合は妊娠・出産・育児などの経験を経てお互いに考え方や価値観が変化することで、態度が変わったり対立したりするのはよくあること。

特に子育てや自分の人生に関することは「妥協してはいけない!」と思いやすく、ある意味で夫婦ともに自分の気持ちを大切にして生きやすい時代になった証とも言えます。

離婚理由ランキングの2位以下は男女で順位が違う!

2位以下の離婚理由ランキングから、昔ながらに家では「飯・風呂・寝る」しか話さない、妻は家の中を守るべき、と家事と子育てを共働きする妻に丸投げするなど時代の変化についていけず古い価値観を妻に押し付ける男性は、現代社会の女性達には受け入れてもらえない傾向が強くなっていることが分かります。

一方で夫の役割への自覚が男性に希薄になったと感じる女性が多いのですが、実は男性が生活費を稼いで家族を養うという一昔前は当たり前のことを、現代社会で行い続けるのは困難になったという実情も。

終身雇用だった昔とは違いブラック企業などの出現もあり、相当なストレスに悩まされながら働くことで精神的に病んでしまい、それが妻や子供、家庭生活に悪影響を及ぼす男性も多く、景気の低迷や社会の変化による精神病のリスクの上昇も離婚理由に大きな影響を与えていると考えられます。それぞれの原因を具体的に見ていきましょう。

生活費を渡さない(男性10位・女性2位)

財布をひっくり返してみる男性

妻から見た離婚の理由としてランキング2位になっているのが、夫が生活費を渡さないという離婚原因です。家裁に離婚の申し立てをした女性のうち、およそ3人に1人に当たる28.9%の女性が離婚理由として生活費を渡さないことを挙げています。夫が生活費を渡さない理由としては浪費や浮気などがありますが、お金がなければ生活が維持できません。

民法730条では「血のつながりがある直系血族や同居する配偶者、結婚により家族となった3親等内の同居姻族は助け合わなければならない」と定めていますので、例えば妊娠出産及び病気で働けない妻など専業主婦に生活費を渡さないことは民法上許されていません

ところが現実的には生活費を渡さない夫(又は妻)が多く、そのようなケースでは弁護士を代理人として生活費の分担をすることができますが、その要求に夫(又は妻)が応じない場合は、離婚の原因となってしまうのです。

精神的な虐待・モラハラ(男性2位・女性3位)

自分が自信を持っていることや、正しいと思ってやっていることに対して、全否定され続けたら精神的にまいってしまうのも無理はありません。夫(又は妻)からの言葉の暴力やモラハラにより精神的にダメージを受け、離婚となるケースも増えています。

本人はモラハラをすることでストレス解消をしているのかもしれませんが、自分がしていることがモラハラであるという自覚を離婚に発展するまで持てない方も多いようです。

実家の家族や親族との折り合いが悪い(男性4位・女性9位)

結婚をすれば、相手の親や兄弟、親族と顔を合わせる機会が何かとあります。仲良くしようと努力しても、どうしても折り合いが悪いとなると「親族で集まるたびに気まずい空気になる」と不満に感じてしまい、帰宅してから夫婦で言い合いになり収拾がつかなくなるなんてケースもあります。

夫婦の問題というよりも、夫の親族や実家・地方の風習などが問題で離婚になるケースも少なくないのですが、女性側では8位の離婚理由であるのに対し、男性側では3位の離婚理由になっているという点も性別による価値観の大きな違いの表れでしょう。

浮気(男性3位・女性5位)

男に平手打ちする女性

「男は浮気をする生き物だ」と言う人もいますが、男性の14.2%、女性の16.7%が離婚理由として浮気を挙げています。
今は働く女性が増えているため夫の浮気に我慢することなくアッサリと離婚を選択し、自立する女性も多いようです。

また最近は夫だけでなく妻の浮気も増えていて、妻の浮気を許せないという夫は多く、たとえ一度の過ちでも即離婚を言い渡される場合もあります。

暴力をふるわれる(男性8位・女性4位)

女性に暴力を振るう男性

夫が妻に暴力をふるうケースが多いですが、今は反対に妻から夫へのDVも増え始めていて、8.4%の男性が離婚理由として挙げています。ちなみに女性は21.6%です。気弱な草食男子が多いのか、強い女性が増えたのか…これも時代の流れで変化してきていることなのかもしれません。

暴力をふるわれると「また殴られるんじゃないか」と怯えてしまい、相手に本音で話すことができなくなってしまいます。対等な関係を築いていけないというのはもちろん、命の危険に関わるということならば離婚は避けられません。

浪費癖がひどい(男性6位・女性6位)

夫婦ケンカの原因でも上位に挙がるお金の問題は、離婚の理由としても多い傾向にあります。趣味やギャンブル、飲酒、交際費などにお金を使いすぎる妻や夫の姿を見ていると、やはりストレスや将来への不安を感じるものではないでしょうか。

特に子供がいる場合は子供の将来に関わる教育費の問題もありますので、相手にいくら注意してもやめてくれないのであれば、別れを決意する方が自分達の未来のためと離婚を踏み切る人もいるのです。

家庭を顧みずに捨てている(男性9位・女性7位)

頭をおさえて不機嫌な男性

最近では子供への愛情を注げない親も増えていて、「自分たちの大切な子供なのにどうして愛せないのか?」と相手に幻滅し、子どもが心から安心して暮らせるようにと子供や自分の将来を想って離婚を決意する人も少なくありません。

夫が毎晩のように飲み歩き、休日は一人で外出してしまう、仕事ばかりで妻に家事や子供の面倒を押し付けてしまうというケースも、離婚の原因としては多く挙げられる傾向にあります。

あるいは専業主婦の健康な妻が家事をせず部屋が汚い、子どもにインスタント食品ばかり食べさせているなど、家庭での役割を放棄することで夫が我慢の限界に達して離婚を決意するというご家庭も実在します。

親との同居に応じてくれない(男性7位・女性12位)

義理の両親と話す妻

長男長女と結婚した場合は特に、いずれ相手の親と同居することもあり得ます。ところが相手は全くその気がないこともあり、親を放っておけないことで板挟みになることが理由で離婚に至るケースもあります。

また、「結婚当初は同居をする気があっても、相手の両親との折り合いが上手くいかなくてその気が失せてしまった」「結婚前に“同居する”と嘘をつかれて」なんてパターンも多く、いずれにしても同居問題はいつの時代も離婚のきっかけの原因としては少なくありません。

夫婦及び子供の病気(男性11位・女性11位)

離婚理由となる病気の中には発達障害などの子供の病気や産後うつ、男性のうつ病などの精神疾患も含まれていて、必ずしも身体的な病気とは限りません。

特に子供の発達障害は夫婦関係に亀裂を生じさせることもあり、母親あるいは父親が子供を守るために離婚を選択せざるをえないケースもあります。

お酒の飲み過ぎ(男性12位・女性10位)

夫(あるいは妻)のお酒の飲み過ぎは、男女ともに離婚ランキング上位となった精神的な虐待や暴力、生活費を渡さないといった金銭問題の原因となる問題ですので、離婚理由として挙がるのは当然でしょう。

アルコール中毒患者の妻(あるいは夫)の共依存(相手に必要とされることに飲み自分の価値を感じる心理)はDVなどの問題に発展することもあり非常に深刻ですので、配偶者への愛情があっても離婚を選択して距離を摂ることが自分や相手のためになるケースもあります。

渉外離婚理由の男女別ランキング!外国人が分かれる原因とは?

日本人同士よりも離婚成立が法律的に難しい、夫婦のどちらか又はどちらも外国人の家庭(渉外)の離婚理由ランキングを見てみましょう。

2019年最新版!渉外結婚の調停・裁判離婚理由ランキング
順位 男性(夫)の離婚理由
1 性格が合わない(386)
2 浮気(97)
3 精神的な虐待(96)
4 暴力を振るう(89)
5 浪費癖(73)
6 性的不調和(60)
7 実家との同居を嫌がる(59)
8 家庭をかえりみない(51)
9 家族親戚と折り合いが悪い(46)
10 お酒の飲み過ぎ(28)
11 生活費を渡さない(18)
12 病気(15)
順位 女性(妻)の離婚理由
1 性格が合わない(660)
2 暴力を振るう(448)
3 生活費を渡さない(421)
4 精神的な虐待(328)
5 浮気(261)
6 お酒の飲み過ぎ(133)
7 性的不調和(119)
8 家庭をかえりみない(117)
9 浪費癖(83)
10 家族親戚と折り合いが悪い(77)
11 実家との同居を嫌がる(48)
12 病気(16)
平成29年司法統計年報「婚姻関係事件数《渉外》 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」より

外国人家庭の離婚理由ランキングを見て特筆すべき点は、日本人同士の家庭の離婚理由ランキングで男性側が4位に挙げた「家族親戚と折り合いが悪い」が9位という点や、8位だった「暴力を振るう」が4位という点でしょう。

ちなみに女性の場合、日本人同士の離婚理由で10位に挙げられていた「お酒の飲み過ぎ」が渉外結婚では6位という点以外は、さほど離婚理由ランキングに差はありません。

昔と変わった離婚理由ランキング!明治から現代にかけての離婚感の変化

「内閣統計局・帝国統計年」によると今からおよそ140年前の明治16年、日本は離婚大国で離婚率は3.38%と現代のほぼ2倍でした。

明治中期までの女性や世間の離婚感

嫁入り婚が8割以上で、夫の親との同居は当然。当人同士の意識とは無関係に姑が嫁の欠点を理由として離婚を迫る「追い出し離婚」も多く、昔は「結婚は上手くいく方がまれだ」という意識があり、いつ離婚してもよかったのです。

ところが明治31年より施行された明治民法により、「貞女二夫に見えず(夫が亡くなった後も再婚しない)」という儒教的な考え方が女性に求められるようになります。また法律上は親や親戚が口を出せなくなり、さらに戸籍法で離婚の届け出が必要となったこともあり離婚数は激減。

その後も貧富の差が激しく、男女ともに離婚して一人で生きていくのが困難な時代でしたので結婚は生活手段の一つでしたし、民法上戦前の親権者は父親のみでしたので離婚すれば女性は子供を奪われ、そればかりか自分が食べていくことすらできない労働事情で離婚間が時代と共に変化しました。

しかし今では日本もグローバル化し、男女共同参画社会への取り組みや学校教育によって女性の人権や男女平等とう考え方が浸透する社会へと変化しました。

こうした社会の変化により、現在では半数以上の女性が「相手に満足できないときは離婚すればいい」「今までに離婚を考えたことがある」という考えを持っていることが、総理府やネットリサーチの調査などでも明らかになっています。

協議離婚の理由ランキング1位は「生活のすれ違い」と「金銭問題」

日本国内の離婚のおよそ9割を占めるのが、夫婦で話し合った後に離婚届を役所に提出する「協議離婚」です。協議離婚理由のランキングが家裁に申し立てをした調停離婚や判決離婚とは少し異なることが、インターネット調査で有名な「マクロミル」の調査結果を掲載した朝日新聞出版社「アエラ(2010年11月22日号)」から分かります。

男性側の離婚理由ランキング1位は「生活のすれ違い(31.1%)」、女性側の1位は「金銭問題(48.5%)」となっていて、第2位の理由は男女共に「愛情が冷めた」です。

また女性側の離婚理由ランキング第3位が「相手の親」であることも、軽視できない点でしょう。時代や認識が変わっても、結婚や離婚は夫婦だけの問題にとどまりません。

穏やかな結婚生活を送り続けるためには、もはや夫婦どちらか片方だけの努力ではなく、夫婦が互いに自立した大人として協力し合い、親という壁を越えて真の夫婦愛を築くことが求められているのです。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。