兄弟喧嘩は仲裁しない?適切な親の対応/ママのイライラ防止策
兄弟喧嘩は、2人以上の子供を産んだママの多くが頭を悩ませる最大の難題ですよね!どうにか減らしたいと思っていても、「おもちゃを取った」「テレビのチャンネルを変えた」など些細なことが原因となり、すぐにギャーギャーと激しい喧嘩が始まってしまう。「こんなに毎日兄弟喧嘩をしているのってうちだけ?」「私の育て方や対応が悪いのかな」と心配したり、目の前で騒がれてウンザリしてしまったり…。
でも、実は兄弟喧嘩って悪いことばかりではないのです!今回は、兄弟喧嘩がもたらす意外なメリット、喧嘩をしたときの適切な親の対処法、そしてママがイライラした時の心の保ち方について、発達心理の視点も交えながら一緒に考えてみましょう。
兄弟喧嘩6つのメリット
「兄弟喧嘩にメリットなんてあるの?信じられない…」と思うかもしれませんが、兄弟喧嘩は子供が社会性を身につけ、精神的に成長・自立するためにとっても大切な学習の場なのです!その必要性が分かれば、イライラしがちな兄弟喧嘩に対するママの許容量も少し増えるかもしれませんよ。
1コミュニケーションの基礎を早期に学べる
同じ親から生まれた兄弟であっても、それぞれ別の感情を持つ「他人」です。ですから、子供は兄弟喧嘩をすることによって、自分とは違う意見を持つ他人とのコミュニケーションの取り方を一番安全な家庭内で学びます。
一方、一人っ子の場合は、保育園や公園で友達ができて初めて本格的な喧嘩を経験するため、パパやママは子供同士のコミュニケーションができる状況を意識して増やす環境作りが必要になります。一人っ子はわがままに育ちやすいという偏見を持たれることがありますが、親や周囲の大人とシッカリと対等なコミュニケーションを取れていれば全く問題無いので安心してください。
つまり、兄弟がいる場合は親が特別に環境を準備しなくても、小さい時から喧嘩をする相手がすぐ側にいて、時には仲良く遊び、時には大喧嘩をして一足先に社会の荒波を生き抜くための他人とのコミュニケーションを学べるという恵まれた環境にあるのです。
2ルールを守る理性を学べる
ご家庭で「兄弟喧嘩のルール」を決めてありますか?頻繁にケンカをしている兄弟でも、家庭内に明確なルールがあれば「どんなに怒ってもルールは守るべきものだ」と理性をコントロールする力を学ぶことができます。ルールを破った時は、親が即座に止めに入りましょう。ここでは、喧嘩の原因についてどちらが良いか悪いかを裁くのではなく、「ルールを守らなかったこと」に対して毅然と注意しましょう。
兄弟喧嘩のルールは、「後ろから不意打ちで叩かない」「物を投げつけたり、硬い物で叩いたりしない」「顔は狙わない」など、子供達と話し合って決めると納得感が出ます。ルールがあれば、ママが心配する大きなトラブルを未然に回避することもできます。子供だけで決められない場合はママと一緒に決め、紙に書いてリビングに貼っておくのも視覚的にわかりやすくて有効です。
3力の加減を知ることができる
激しい兄弟喧嘩に、イライラしたりハラハラしたりしてしまうママも少なくありませんよね。特によく動く時期になると、手も足も出て、おもちゃが散乱したりお互いに大泣きしたりする場面に出会うことも…。でも、そんな激しいぶつかり合いの中でも、「これくらいの力で叩かれたらこんなに痛いんだ」「これ以上やると相手が本当に苦しむんだ」という他者の痛みを、身をもって自然に学んでいるのです。
そして、どんなに怒り狂っても「これ以上やってはいけない」というボーダーラインを肌感覚で身につけ、無意識のうちに手加減できる優しい心が徐々に育っているのです。
4他人が傷つく言葉の重みを学べる
兄弟喧嘩は、売り言葉に買い言葉でどんどん口調が荒くなったり、ひどい言葉遣いにエスカレートしたりすることもあります。「娘は毎日キツイ言葉を浴びせて弟を大泣きさせている」「お兄ちゃんも口喧嘩では妹にかなわず泣かされている」なんてことも日常茶飯事です。
今はわからなくても、兄弟が自分の発した言葉で傷つき、泣いたり怒ったりする姿を目の当たりにすることで、「言葉の持つ影響力」を深く学ぶことができます。「思わずカッとなって言ってしまった自分の言葉が、大好きな相手の心をえぐる刃物になる」という事実に、徐々に気づくようになります。
逆に、「こんなことを言われたら立ち直れないくらい悲しくなるんだな」と、言ってはいけない言葉を言われる側として痛感して学ぶこともできます。社会に出ると上司や同僚などとの複雑な言葉のコミュニケーション能力が求められますので、言葉の重みがわかる経験を積めることは、非常に大切なことなのです。
5思ったことを全力でぶつける相手がいる
相手の顔色をうかがわず、自分の思ったことをストレートにぶつけることができる「自己主張」は、生きていく上でとても大切な能力です。自分の嫌な気持ちを相手にハッキリ言えないと、「この子には何をしても怒らないからいいや」とクラスメートに勘違いさせてしまい、からかわれたりストレスのはけ口にされてしまったりする思わぬ原因にもなりかねません。
兄弟喧嘩を繰り返せば、最も安心できる家庭という場所で、自然に自己主張の猛練習をしていることになります。嫌なことを「イヤだ!やめて!」と堂々と言える能力を身に着けるには、親が理屈で教えるよりも、感情をむき出しにできる兄弟喧嘩がとても役立つのです!
6仲直りの仕方と喧嘩の「やめ時」が分かる
さっきまで大泣きして兄弟喧嘩をしていたのに、いつの間にかケロッと仲直りして笑い合っていることが多いですよね。仲直りの仕方はさまざまです。自分で「ちょっと言い過ぎたな」と思って一方的に「ごめん」と謝ることもあれば、言葉で謝るのが照れくさくて自分のおやつをそっと相手に差し出すという不器用な歩み寄りもあるでしょう。あるいは、自分たちなりにルールを決めて話し合って解決する高度な技を身につけることもあります。
兄弟喧嘩は、比較的後を引きずることは少なく、次の瞬間には一緒にテレビを見ていたりするものです。一つ屋根の下に暮らして、ずっと喧嘩の状態を続けるのは大人でも疲れるものですよね。どこかで妥協して「そろそろ仲直りしよう」「これくらいでやめておこう」と、感情を切り替える「喧嘩のやめ時」も学べるという素晴らしいメリットがあります。
兄弟喧嘩を止めるのは過干渉?
「兄弟喧嘩に親が口を出すのは過干渉だよ!」という意見もあります。確かに、兄弟喧嘩をしていて、止めに入る時に親が状況も見ずに「こら、お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい!」と、反射的に上の子を叱るのは良くありません。
子供達は喧嘩を通して人間関係を学んでいる最中なのに、頭ごなしに「喧嘩をやめなさい、仲良くして!」と上の子だけを責めると、上の子は理不尽に怒られたと感じて親への深い不信感や、下の子への強い恨みを募らせる恐れがあります。
また「喧嘩しても泣けばママにかばってもらえる」と下の子がいい気になり、年長者をバカにする生意気で王様・女王様気取りの子供に育ってしまう恐れもあります。これでは兄弟仲が悪化するばかりで逆効果です。
かといって、「硬い物で頭を叩いた」「喧嘩のルールを破っている」「相手は泣いて謝っているのに、一方的に責め続けている」などの危険な状況で、見て見ぬふりをするのは親の責任放棄になってしまいます。
過干渉にならない兄弟喧嘩STOPのタイミング
- 硬い物や重い物で攻撃する(絶対的な危険回避)
- 戦う気がない・すでに降参している相手を執拗に攻撃する
- 各家庭で決めた喧嘩のルールを破っている
- 兄弟二人(三人)で一人を集中的に攻撃している(いじめの構図)
A喧嘩ばっかりしてました
私には2つ下の弟がおり、小学生の間はしょっちゅう喧嘩をしていました。今思えば些細な理由です。おやつの最後をどっちが食べた、すれ違った時に体が当たったなど、言いがかりのようなことでもいちいち喧嘩をしていました。
そして、喧嘩をしてもいつも怒られるのは自分で、イライラしていました。たいていの喧嘩の原因は弟だと思っていたので、「どうして私だけが怒られるんだ、お姉ちゃんなんて損だ」とずっと思っていました。
今、自分にも子供が生まれ、兄弟喧嘩をするときは、上の子ばかりを叱らないように気を付けています。
大人になっても支え合える兄弟関係を築くために
些細なことが原因で起こる兄弟喧嘩ですが、大人になってから兄弟間の大きなトラブルに発展してしまう人達もいます。もちろん大人になってからの価値観の違いや環境の変化が原因のこともありますが、多くは子供時代の親の不適切な対応が悪影響を及ぼし、兄弟の間に見えないコンプレックスや憎しみが生まれ、それが蓄積して爆発してしまうのです。
兄弟への強い嫌悪感を抱いて大人になった人は…
「いつも出来のよい姉と比べられて卑屈になり、姉のことがどうしても好きになれなかった」
「親が弟ばかりを可愛がり、喧嘩をしても理由を聞かれず一方的に叱られていた」
「なにかにつけて親が兄弟間の差をつけたため、ずっと愛情に飢えていた」
と、嫌な顔で子供時代の思い出を語り、親の理不尽な対応への深い不信感をあらわにすることが非常に多いです。
親の不用意な接し方が原因で、子供達が大人になってもよい関係が築けず、将来的に疎遠になってしまっては親としても悲しいですよね。兄弟喧嘩への適切な親の対応を学び、親亡き後も相談し合える仲の良い兄弟になれるように、温かく見守ってあげましょう。
兄弟喧嘩への適切な親の対応
では、目の前で激しい兄弟喧嘩をしている時に、親としては具体的にどのように対応していくのがよいのでしょうか?親が間に入り和解させるべきなのでしょうか?親がどこまで関わるのが適切なのか、5つのステップをご紹介していきます。
1基本は口を出さずに見守る
兄弟喧嘩の基本は、やはり親が安易に仲裁に入らないことです!基本的には少し離れたところから見守る姿勢でいるようにしましょう。親がすぐに飛んでこないとわかれば、子供は子供なりに頭をフル回転させ、いつまでも嫌な空気を長引かせないように自分たちで仲直りの方法や、喧嘩を終わらせる着地点を探し始めます。ただし、前述した過干渉にならない兄弟喧嘩STOPのタイミングをしっかり心得て、危険が伴う場合は「ストップ!」とすぐにやめさせましょう!
2頭ごなしに叱らない・両方の言い分を聞く
喧嘩がヒートアップして止めに入った場合は、両方がいる場所で両方の話を公平に聞くようにしましょう。この場合、ママが上の子の話から先に聞くようにすると、下の子は「自分の言いたいことをどのように言葉にすればいいのか」を、上の子の説明を聞きながら頭の中で整理し、学習することができます。
さらに、上の子は自分を先に優先してもらったことでプライドが満たされ、怒りの気持ちを落ち着けやすくなります。そして下の子は自然に「まずは目上の人の話を静かに聞く」という社会秩序を学べます。親が「お兄ちゃんだから譲りなさい」と言葉で上下関係を強制すると、子供はひいきされたと感じて反発するため、このように順番という「行動」で自然に上下関係を学ばせるとよいでしょう。
また、下の子が泣き叫んでいる場合は、まずギュッと抱きしめて安心させ、泣き止んでからゆっくり話を聞くようにしましょう。
3兄弟喧嘩のジャッジ(裁判)はしない
「どっちが先に手を出したの!」「あなたが悪いでしょ!」と、親が裁判官のように兄弟喧嘩のジャッジをするのはやめましょう!子供達が本当に求めているのは、親の正しいジャッジや判決ではありません。親がすべきことは、子供達がうまく言葉に出来なかった悔しい思いを、代わりに言葉で表現する「通訳」のお手伝いをすることです。子供達が親に求めているのは、「自分の気持ちを分かってもらえた」という共感なのです!
親がいくつになっても白黒のジャッジを下し続けると、子供達は自ら「何が正しいのか」「どうすれば解決するのか」を考えるチャンスを奪われ、親の顔色をうかがうだけの人間になってしまったり、「ママはどうせ私の味方をしてくれない」という信頼感を失ってしまったりします。
母「どうしたの?」
兄「ケロ子がいきなりぶってきたんだよ!」
妹「お兄ちゃんが私のおもちゃとったから!」
母「お兄ちゃん、どうしてとったの?」
兄「だってケロ子、うまく組み立てられないでしょ!」
母「なるほど。ケロ子ちゃんができないから、手伝ってやってくれようとしたのね」
兄「うん…」
母「お兄ちゃん、ケロ子ちゃんを助けてくれようとしたんだって」
妹「でも、そんなこと言わなかったもん!」
母「そっか、ケロ子ちゃんは『やってあげる』って優しく言って欲しかったんだね」
妹「うん…」
3歳を過ぎれば、この親の「通訳」だけで、お互いのすれ違っていた気持ちがスッと腑に落ちて分かります。
あなたはこの会話の後に、
「お兄ちゃんは次からちゃんと『貸して』って言わないとだめよ!」
「ケロ子ちゃんは手を出したら絶対だめだよ!」
「ほら、二人ともごめんなさいは?」
なんて、無理やり謝罪を強要していませんか?
このような対応をすると、折角子供達が親の通訳を通して自分たちの考えを理解し合えたのに、その後自発的にどのように仲直りするかを邪魔してしまいます。「どうせ形だけ『ごめん』って謝ればママは許してくれるんでしょ」と安易に考えるようにもなってしまいます。
親としては「悪いことをしたらきちんと認め、謝ることを教えたい」と焦るでしょうが、心から「ごめんね」と謝れる子供に育てるためには、親の考える正しさを強要するのはタブーです!言葉で教え込むより、「今のどうすればよかったと思う?」と本人たちに考えさせたり、親自身が日常で素直に謝るお手本を見せたりする方が、ずっと心に響き効果的ですよ。
4二人一緒に褒める
兄弟は物理的にも心理的にも距離感が近く、気心が知れているからこそ遠慮なく兄弟喧嘩をします。気心の知れた相手がいることはとても良いことなのですが、一方で近すぎるがゆえに相手を軽く見てしまい、雑に扱ってしまう傾向もあります。専門の心理カウンセラーでも、家族間のカウンセリングは一番難しいと言われています。近すぎる関係は、感情のコントロールが最も難しくなる関係なのです。
ですから、できるだけ相手を「一人の人間」として敬う心を抱けるように、親が率先して子供達の良いところを褒めてみましょう!親を通して相手の素敵な一面を再評価できると、「この人がこんなに怒るには、何か理由があるのでは?」と、いきなり手を出して喧嘩に突入せず、一歩踏み留まりやすくなります。お互いに相手に対して「ずるい!」とやきもちを焼かないように、必ず二人セットで一緒に褒めるのがコツです。
また、ママが大げさに褒め過ぎると「適当におだててるだけかな?」と不信感を持たせることもあります。褒める時は、毎回その子の一番良いところを具体的に1つだけ褒めると、本人にも兄弟にもストレートに伝わりやすく、「お兄ちゃんは優しい人なんだ」と相手のポジティブなイメージが出来上がりやすいです。また、褒められた本人にも「自分は優しい人間なんだ」というセルフイメージが定着し、大きくなってからも無意識にそのイメージを守るような思いやりのある行動をすることが多くなります。
母「お兄ちゃんは本当に優しいね。ケロ子ちゃんを守って助けてくれるスーパーマンみたい!ケロ子ちゃんが赤ちゃんの時から、泣くとガラガラを振ってくれたり、ママを急いで呼んでくれたもんね」
妹「…」
母「ケロ子ちゃんはとっても明るくて元気だね。小さい頃からいきなりオムツかぶって踊ってたもんね。パパもママもお兄ちゃんも大笑いしたよ!この間はダンゴムシさんとミミズさんがお友達〜って、虫で遊んでたんだってね。お兄ちゃんがすごく楽しそうにママに教えてくれたよ」
兄「ほんとだよ!ケロ子、虫捕りしようぜ」
妹「うん!お兄ちゃん、さっきはごめんね」
兄「俺もごめんね」
5仲が良い時は見逃さずに褒める
喧嘩をしている時は必死に止めるのに、兄弟喧嘩をせず仲良く遊んでいる時は「静かで助かる」と放置していませんか?「2人で仲良くブロック作ってて、ママとっても嬉しいなぁ」とママの素直な気持ちを伝え、仲良くできているその瞬間をすかさず褒めてあげましょう。こうすると「兄弟で仲良くしていると、大好きなママがニコニコ喜んでくれるんだ」と、子供にママの愛情がダイレクトに伝わります。すると子供自身も「ママを喜ばせたいから、できることなら仲良く遊びたい」と無意識に努力してくれるようになります。
6お互いを絶対に悪く言わない
上の子を慰めるために「弟(妹)がワガママで困るよね~」、下の子に向かって「お兄ちゃん(お姉ちゃん)、いじわるで嫌だね」などと、親が一緒になってお互いの悪口を言うのは絶対にやめましょう。このように、その場しのぎでどちらかの味方をしたり、どちらかを悪く言ったりしてしまうと、兄弟間に決定的な不信感が生まれ、生涯の信頼関係を築けません。また、「ママもあいつが悪いって言ってたから、もっと攻撃してもいいんだ」「ママは、僕だけの味方だ」という歪んだ優越感を持ってしまうと、ますます喧嘩が過激化してしまいます。
<自分と兄弟、どちらの味方かと子供に迫られたら>
兄「ケロ子は、おもちゃを壊す悪いことばかっかりして最悪だ!ママもそう思うでしょ?」
母「ママは2人共だーい好き!でもお兄ちゃんはケロ子ちゃんに邪魔されて疲れちゃうよね。ケロ子ちゃんはまだ小さいから、お兄ちゃんと同じように上手に遊べない時もあるし…お兄ちゃん、いっぱいいっぱい我慢してくれてるよね。ママ、お兄ちゃんが優しく待っててくれてとっても助かってるよ。いつも本当にありがとう。」
などと、「ママは絶対にどちらの味方(えこひいき)もできないけれど、あなたの悔しい気持ちは誰よりもよくわかっているよ」と全力で共感を伝えましょう。子供は、ただ自分のイライラした気持ちを一番好きな人に理解し、受け止めて欲しいだけなのです。
兄弟喧嘩はもういや!ママのイライラ防止策
子供たちの金切声や激しい兄弟喧嘩が毎日続くと、ママの自律神経もすり減り、どうしてもイライラしてしまいますよね。そんな時は、思い切って「物理的に喧嘩の声が聞こえない場所へ避難する」のも立派な解決策の一つです。
前述のとおり、兄弟喧嘩では危険なこと以外では「見守る」のが一番の特効薬です。イライラが爆発しそうになったら、そっと耳栓をしてみたり、ノイズキャンセリングのイヤホンを付けて好きな音楽を聴きながら夕食の準備をしたりして、喧嘩の騒音をシャットアウトしてしまいましょう。「泣いても親が飛んできて仲裁してくれない」とわかると、子供たちは親の気を引くための無駄なアピールをやめ、自分たちでサクッと喧嘩を終わらせるようになります。そして、気が付いたら何事もなかったかのように一緒にゲラゲラ笑って遊んでいることも少なくありません。
危険な音がしていないか適度に様子がわかる程度にしておけば安全面も問題ありませんし、親が一歩ひいた安全地帯から冷静に観察することで、ママ自身のイライラが劇的に軽減します。また、「喧嘩も社会性を身につける大事な授業中なんだな、今成長してるんだな」と視点を変えるだけで、今までよりずっと気持ちが楽になるはずです。自分を責めず、ぜひ今日から一度試してみて下さいね。




