イライラしない子育てしよう!ストレスを軽減する魔法の育児術
子育て中のママは大変!睡眠不足、子供の世話、家事やお仕事…ママになる前より仕事量が大幅にアップしているので、体も脳も悲鳴を上げやすい環境にあります。
パパも親になる前はお仕事だけを頑張ればよかったのに、親になると仕事を頑張りフラフラになって帰ってきても、リフレッシュする時間も持てず、家事や子育てに追われてストレスは募るばかり。
そんな風に頑張るママ・パパを、子供たちは自己主張を振りかざしジリジリと追い詰めてきます!
ママ「幼稚園バスの時間だよ!」
子供「あっ」
ママ「どうしたの?あーららら」
子供「だって、牛乳飲みたかったんだもん」
なんて出発直前のちょっと目を離したスキに、冷蔵庫から牛乳を取り出して盛大にこぼしてしまう…という子育て中誰もが経験するこんな失敗。時間に追われていなければ笑ってスルーできても、忙しいママにはそんな余裕はありませんよね。
心に余裕がある時には「貴重な子育ての時間を大切にしたい」と思うのですが、その余裕を作るのがけっこう難しい…というのが親が直面している現実ですよね。
そこでパパ・ママがイライラしない子育てが出来るように、ストレスを魔法のように軽減させる5つの秘策をご紹介します!子供って誰よりも親をしっかり見ています。親の様子が変わると、癇癪持ちの子供の癇癪が減ったり、甘えん坊の子がしっかりしてきたりしますよ!
1相談相手をつくる
パートナーや実母、兄弟姉妹、ママ友、職場の先輩など、普段から子育てについて何でも相談できる相手がいると、ストレスは軽減されます。人に話すことで、自分の中の気持ちの整理ができるのです。
子育てに関するストレスは、気づかないうちに溜まっているもの。普段許している子どもの行動でも、心の状態次第でイライラしてしまいますので、まだ相談相手がいないパパ・ママは、ぜひ作ってみてください。
人付き合いが苦手な方は、引き続き「マーミー」ご覧ください。皆さんのストレスが少しでも軽減され、子育てを楽しめるように情報をお伝えしていきます。
また相談相手にも相談しづらい深刻な悩みがある場合などは、市町村の保健所を利用してみましょう。子育ては1人で抱え込まないことがとても大切です!
2数を数える
「イライラしそうだな」と感じたら「数を数える」ことをおススメします。何も考えず猛スピードで数えてみましょう。数を数えるのに飽きたら、九九を猛スピードで唱えましょう。
この方法はゆっくりだとあまり効果がありません!そこで怒りのパワーをスピードに乗せて、ダーっと一気に数えてみましょう。
そんなパパ・ママの姿を見た子供は「なにしてるの?」と聞いてくるでしょう。そこで「今とってもイライラしてるの。だからイライラをやっつけてるんだよ」と言い、気持ちが落ち着くまで「123456…」と猛スピードで数えましょう。子供もそんな親の背を見て、いつの間にか数字や九九、感情のコントロール方法を覚えて成長していきますので、一石二鳥ですよ!
3子どもの立場になって考えてみる
子どもを怒る理由って同じ場合が多いですよね。何度も何度も同じ過ちを繰り返すからイライラしてしまうわけで。
このようなときは、子どもの立場になって考えてみましょう。「なぜ何度言ってもわかってくれないの」と思うからイラつくのです。
こどもの頃に失敗を沢山経験し、その度に親に「頑張ったね。次はどうしたら上手くいくかなぁ?」と勇気づけてもらえる子供は、次からも勇気をもって自分の行動を選び、挑戦できる子に育ちます。そして経験と共に次第に失敗を減らし、しっかりと自立できる大人に成長してゆくのです。
逆に失敗を責められて育った子供は、自己肯定感が低くなります。すると「どうせ自分は何をやっても上手くいかないんだ」と思うようになり、失敗しないように自分で考えることを止め、親のいいなりの生き方をするようになったり、自棄(ヤケ)を起こして投げやりな生き方をするようになります。
子どもは大人のように理解し、記憶することはできないのです。失敗を克服するのに何年もかかります。それでも子供が笑顔を見せてくれるということは、自立への挑戦を続けてくれているということなのです。このことを認識していれば、大らかな気持ちで子どもと向き合えようになりますよ。
4逃げるが勝ち
「この状況ヤバい!キレてしまう」と思ったら、子供の安全を確認し、別の部屋に避難しましょう。「臭いものには蓋をする」じゃないですが、ときには現実から目を背けても良いのではないでしょうか。
多少部屋が散らかっていても、笑って生きていくことはできます。出発ギリギリの時間にトラブルを起こして幼稚園を1日休んでも、子供にとってはいい経験です。保育園に遅刻しても、先生方はパパ・ママの苦労をよく理解してくれています。
別の部屋に移ってコーヒー1杯でも飲んで気持ち落ちを着かせることの方が、子供にもパパ・ママにもずっと大切なことですよ。
※ ただし、子どもから離れるときは安全を確保してからにしましょう。ベビーラックに安全ベルトを付けて乗せたり、ベビーベッドの柵などの中に入れておいたりすると多少目を離しても安全です。
5ときにはとことん怒る
怒ることを我慢ばかりしていると、ストレスが膨大になりかねません。たまにはとことん怒っても良いのです。
イライラの原因は子供へのしつけではなく、子供が自分の思い通りにならないことですよね。1人の人間として、1人の人間に腹を立てているんですよね。でも思い通りにしたいと思う心の底には、子供に幸せになって欲しいという親の願いが込められています。
だからたまにはそんな親の本心をぶつけてもいいのです。そうすることで、子供は空気を読めるようになっていきます。何をされても怒らなければ、「何をしてもいいんだ」と子供に勘違いさせてしまいかねません。
ただし子供の教育的には、「怒りを相手にぶつけることで、相手の考え方を改めさせ、問題を解決させようとする」というのは、多少問題があります。
効果的に子供を教育するためには、冷静に会話で伝えた方が子供の自尊感情を傷つけず、子供自身も主体的に考えるようになるので、お互い楽でスムーズに問題が解決するのです。
そこで怒りが噴出しそうになったときは、「ママ(パパ)は、こんなに怒っているんだ」と強く示すことを目的にし、話し合いはお互いの気持ちが落ち着いてからにしましょう。