頭のいい子の育て方って、まず何からすればいいの?
人にはそれぞれ生まれもった能力というものもありますが、乳児期からの子育て次第で、思考力・記憶力・想像力など様々な能力を身につけて成長することができます。
6歳までに約90%が完成すると言われる脳の神経細胞(ニューロン)、早いうちから活性化させて頭のいい子に育てませんか?塾で早期英才教育をしなくても、自宅でお手軽にできる【頭のいい子の育て方】を5つをご紹介します。
1.絵本を沢山読み聞かせよう!
幼い頃は絵本などにたくさん触れる環境を作ってあげましょう。
本と毎日触れ合うことにより、読解力と想像力が養われます。また、様々な種類の本を読むことにより、豊富な知識も得られます。
同じ本を繰り返し読むことにより、語彙力が向上します。
3歳まではストーリーを理解するのは難しいので、色や名前などを指さしして一緒に見たり、教えたりするので充分です。仕掛け絵本などにも触れさせて、本の楽しさを教えてあげましょう。
3歳前後になると好奇心が旺盛になります。このタイミングでお話に触れると、読解力や知識がグングン向上します。図書館に通ったり、本屋さんに出向いて気になる本を買ってあげたりしてお話と接する機会を作りましょう。
頭のいい子の育て方【読み聞かせ編】
- 毎日、同じ本でも違う本でもいいので、読み聞かせましょう
- 3歳前の子や本に慣れない子にはムリにお話しを聞かせようとせず、紙芝居や仕掛け絵本などを使ったりアドリブを入れたりして、本の楽しさを体験させましょう
- 話の内容が楽しめる3歳以上の幼児には、内容を理解できる、年齢に合った絵本を読み聞かせましょう
- 文字や読むことに興味を示したら、少しずつ教えてあげましょう
2.会話に質問や問題を組み込もう!
子どもとの会話の仕方にも、頭のいい子を育てるコツが隠れています。なんてことのない毎日の会話の中に、親からの質問や疑問を与えてください。これにより、思考力や創造力が育まれ、子供に自ら考える力が身につきます。
本当に些細なことから始めてみましょう。年齢に合わせてレベルアップしていくといいですね。
頭のいい子の育て方【質問&疑問編】
- 「○○に行きたい!」と言われれば、「どうして?」といちいち聞いてみましょう
- 買ってきたバナナの本数はいくつか数えさせてみましょう
- 遊んでいるオモチャの色を聞いてみましょう
- 着替えの時、前後ろや裏表はどっちなのか問題を出してみましょう
3.運動させよう!
頭のいい子を育てるには、じっと机に向かわせるばかりではいけません。成長にあわせて、たくさん体を動かせる機会を作りましょう。
有酸素運動によるトレーニングで、記憶力を司る脳の海馬が大きくなったり、運動を継続することで脳の認知機能が強化されることが明らかになっています。つまり運動には脳が衰えていくスピードを遅くする効果もあるのです。
さらに体を動かすことで、考える力が増したりひらめき力が養われるのです。
頭のいい子の育て方【運動編】
- 子供が好きで、楽しめる運動をさせましょう
- 毎日続けることが大切なので、無理強いしないで楽しませましょう
- 勉強の前に運動させることが大切です
- 空手やヨガ、バレエなど、自分の動きを意識する運動はより好ましいです
4.手先、指先つかわせよう!
よく指先を動かすことがボケ防止につながると聞きませんか?小さい頃から指先を使う遊びに誘導してあげましょう。指先を繰り返し使うにはピアノやバイオリンなどの楽器に触れさせることが好ましいと言われますが、習い事だけでなく料理の手伝いや、遊びの中でも、充分行うことができます。
指先の運動は、脳の神経細胞を活性化させる行動の一つです。ですから子どもの脳が発達する時期に指先をたくさん使うと、脳細胞はより活性化されてニューロンが作られ、記憶力や集中力がめきめき育ちます。
頭のいい子の育て方【指先編】
- 乳児期にたまごぼうろを食べさせるときは、1粒づつ皿に入れて自分の指でつまんで食べさせるようにしましょう
- 玉ねぎの皮むきやトマトの水洗いなどから、ママと一緒に徐々に料理を手伝わせましょう
- 箸で大豆などの乾燥豆をつまんで、隣の皿に移動する遊びをさせましょう
- 折り紙
- 粘土
- お絵かき
- 貯金箱にお金を入れる遊び
- シール
- パズル など
5.身の回りのことやお手伝いをさせよう!
ご飯を食べる、着替えをする、歯を磨く…日常生活で親の手助けが必要なことはたくさんあります。これらをできるだけ自分の力でやり遂げられるように、多少時間はかかっても少し見守ってみましょう。それが考える力や想像力を養って、脳を活性化させシナプスの増殖を促します。
さらに洗濯物をたたむ、食器を並べるなどのお手伝いを本人がやりたがるタイミングで、ママと一緒に徐々にやらせてみましょう。「時間がかかるし、上手にはできないから…」とやらせないのではなく、知育の習い事に行かせたつもりで挑戦させましょう!
自分の身の回りのことが出来るようになったり、ママのお手伝いが出来るようになると「自分でもやれるんだ」という自信がつきます。すると今度はいかに上手に効率的にやるか工夫し出します。
頭のいい子の育て方【お手伝い編】
- 「自分でやる」を言うようになったらチャンス到来!外出するときなどは早めに準備を始め、時間がかかっても自分でやらせましょう
- 身の回りのことを自分でできたときやお手伝いをした後は、上手にできなくても口を挟まず「できた!」という気持ちを体験させましょう
- 慣れてきたら「どうだった?」と感想を聞き、行動を振り返らせましょう!初めは「できた」とか「うん」としか答えませんが、徐々に「次はこうしたい」などと工夫するアイディアを思いつくようになります