こどもがニュース好きになる9つの親の対応!おすすめメディア
学習指導要領が変わり、現在小学校で新聞を読む力を育てる環境作りや授業が行われています。「こどもに新聞やニュースへの興味を持って欲しい」と願うママやパパも多いですよね。ところが、「どうやったらこどもがニュースに関心を示すようになるのかわからない」という声もチラホラ…。
そこで今回は、こどもがニュース好きになるためにすべき親の対応と、おススメのニュースメディアについてご紹介します。こどもがニュース好きになることは、学校の授業だけでなく将来社会に出てからも強みとなりますので、まずは親が一緒にニュースに親しむきっかけを作ってあげましょうね。
こどもがニュース好きになる9つの親の対応
こどもが勝手にニュースに興味を持つようになってくれると親も助かりますが、なかなかそのようなこどもは少ないのが実情ですよね。そのため、ニュースを身近なものに感じられるように親が導いてあげる必要があります。
最近忙しくてニュースを見る時間や新聞を読む時間がないというママやパパも、これを機にニュースに触れる時間を作ってみてはいかがですか?
1食卓の話題にする
家族で食事をする時に、話題にニュースを取り入れてみましょう。まずは、こどもの興味がある分野のニュースについて話してみてはいかがですか?サッカー好きのこどもなら、サッカーの勝敗やワールドカップの情報。動物好きのこどもなら、水族館や動物園の赤ちゃんが産まれたというニュースなどが喜びますよ。
また、時事ネタや政治・経済のニュースについてパパとママが話すと、興味を持って質問してくるケースもありますよ。
2低学年には写真で興味を育てる
低学年のこどもには、まず写真を見せて興味を持たせることから始めてみると良いですね。最近は、一般の新聞でもカラー写真が沢山掲載されています。こどもが写真に興味を持ったようなら、写真について説明をしてあげましょう。ママやパパが新聞を広げていると、面白そうな写真を見つけてこどもから「これ何?」と質問をしてくることもありますよ。
最近は新聞を購読していないご家庭が多くなっていますが、親が新聞を読む姿はこどもの心に「新聞ってそんなに面白いのかなぁ」「新聞を読むとパパみたいなれるかなぁ」など、何かしらを残してくれますよ。
3好きな写真のスクラップファイルを作らせる
大きな新聞から写真を切り取る作業は、小さなこどもにとって意外と面白いものです。こどもが興味のある写真を見つけたら、「切り取ってみる?」と声をかけてあげましょう。好きな写真のスクラップファイルを作ることにより、何度も見返すことができます。
スクラップファイルを作る時には、写真はこどもの好きなように選ばせてあげてくださいね。親が必要以上に口出しするとこどもがやる気をなくしてしまうことがあります。
4こども用の新聞やニュースで親しませる
「大人用の新聞は字が小さくて多いから、読む気がしない」というこどもも多いです。そのようなお子さんには、新聞社が発行している「こども新聞」などを購読してあげても良いでしょう。新聞販売店に問い合わせると、お試しで一定期間無料購読させてもらえることもありますよ。ニュースが少しわかり始めると、グングン興味を増していきますよ。
また、テレビのこども向けニュース番組も分かり易く説明しているのでおススメです。時間が合わないお子さんには、録画してあげると良いでしょう。
5分からない言葉はニュース動画でチェック
ニュースや新聞ではTPPなどわからない言葉が沢山出てきますね。最近は新しい言葉が次々に登場するのでパパやママでも上手く説明できないこと…。そんな時は分からない言葉についてニュース動画を見せて教えてあげるのがおすすめ。高学年になったら、わからない言葉をネットで検索して調べるように勧めてみるのも良いですね。
6ニュースを解説する番組を家族で見る
ニュースを解説する番組を家族で見るのも良いですね。「池上彰のわかりやすいニュース」は、難しいニュースも分かり易く解説してくれるので、こどもにも理解しやすいですよ。また、一緒に見るとわからない点があった時にすぐに教えてあげられますね。
週末の朝には一週間のニュースやスポーツを纏めて放送するニュース番組もありますね。平日は時間がないというこどもでも、週末の朝ならゆっくりとニュースを見ることができるのはないでしょうか?
7家族新聞を作ってみる
新聞は読むだけでなく自分で作ることで、より興味が広がります。家族に関するニュースを親子で新聞にしてみてはいかがですか?時間がある夏休みの自由研究として作ってみるのもおすすめ。新聞記者になりきって、楽しくニュースの収集に取り組んでくれる子が多いですよ。
また、こどもの誕生日やお正月など記念日や季節の行事に合わせて、思い出になるように新聞を作るのもおススメです。学校でも数人の班で新聞を作る授業が行われていますので、学校の授業で家庭での新聞作りの成果を見せることができるかも!?
8ネットニュースで面白いものを見せる
ニュースは真面目なものばかりでなく、おもしろい物やかわいい物も沢山ありますよね。LINEニュースやヤフーニュースなどをママがチェックし、面白い動画やビックリする記事を発見したら、いち早く教えてあげるとニュースに興味をもちやすくなりますよ。
インターネットは子どもへの弊害もありますが、上手に付き合うことでこどもがニュースや情報を有効に入手することができます。上手に活用しましょう。
9記者体験に参加させてあげる
長期の休みなどに新聞社や自治体などで行われる子どもの新聞記者体験の募集。実際に本物の記者のように取材を行い、記事にして多くの人に読んでもらうという経験ができる企画ですが、こどもを参加させればニュースや新聞をより身近に感じることが出来るでしょう。キッザニアのアクティビティにも新聞記者はありますよ。
記者体験をすることにより、「将来は新聞記者になりたい!」という夢を持つかもしれませんよ。
こどもが分かり易いニュース!おススメのメディア
子どもがニュースを見たり、新聞やニュース雑誌を読んだりすることを継続するためには、やはり分かり易いことが大切!そこで、子どもでも理解しやすいニュースをご紹介します。
多くのご家庭で親しまれるNHKニュースも、朝夕7時からの放送は副音声を選択することで、英語で聞くことも出来ます。次期学習指導要領案では小学5年生からの英語教科化が組み込まれていますが、英会話を勉強したい小中学生へのリスニング強化対策として活用するのもおすすめですよ。
1手話ニュース845
NHK Eテレでは、「手話ニュース」「週刊手話ニュース」「手話ニュース845」「こども手話ウイークリー」といった4種類の手話ニュースを放送しています。
番組制作側の目標が「日本一わかりやすいニュース番組」ということで「手話ニュース845」は、今日一日のニュースを15分で分かり易くまとめています。毎日の習慣として、子どもと一緒に見るのにちょうど良い長さですね。
2月間Newsがわかる
毎日新聞を読む時間はないこどもにお勧めなのが、月間のニュース学習誌。毎日新聞が出版する「月間Newsがわかる」は、毎月380円と購読しやすい価格となっていて、年間購読を申し込むと割引もあります。おじいちゃんやおばあちゃんからお孫さんへのプレゼントとしてもピッタリです。
月間Newsがわかる
毎日新聞
社会・文化・科学など様々な分野のニュースをオールカラーの文字・写真・図で解説されている月間のニュース学習誌で、対象年齢は10歳~となっています。最近は、入学試験に新聞記事や時事ネタに関する問題が出ることも多いので、中学や高校受験の時事ネタ対策としてもおススメです。
3NHK NEWS WEB EASY
NHKが運営する小学生や外国人向けに優しい、日本語で説明されているニュースWEBサイトです。大きな文字で書かれ、漢字には全てフリガナがふられているので、小学校低学年の子どもでも自分で読むことが出来ます。
今日のニュースだけでなく、1ヶ月前のニュースにまでさかのぼって検索することもでき、文字で読むだけでなく、音声で聞くこともできますので、ニュース番組の替わりとして活用するのもおすすめです。
4池上彰のニュースそうだったのか!!
テレビ朝日の番組で、過去の放送分が書籍として発売されているほどのクオリティの高い番組です。こどもだけでなくママにも分かり易いので、見ているうちにパパより詳しくなっちゃいますよ。今、ニュースで話題になっている政治やTPP、紛争、移民問題、宗教など奥深く難解なテーマを、ジャーナリスト池上彰さんがとても分かり易く解説してくれます。
池上彰さんは、様々な大学や大学院の特任教授や客員教授などを兼任し、日本ニュース時事能力検定協会の理事も務める方ですが、NHKで記者やニュースキャスターを務めたことがある方ですので、解説は小学生でも飽きさせない分かり易さが魅力ですよ。