空き箱で作る人気おもちゃに関する記事

『空き箱で人気おもちゃを作ろう~子供が喜ぶリサイクル工作』

いらなくなった空き箱を使って、子供のおもちゃが作れない?箱の形を活かして、子供が大好きなオリジナルのおもちゃを作ってみましょう。ゴミにする空き箱をリサイクルした、簡単・手作りおもちゃ3種の作り方をご紹介しています。

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空き箱で子供が喜ぶ人気おもちゃを作ろう~乳幼児が遊べる3種

子供は成長が早いのでせっかく買ったおもちゃもすぐに見向きもしなくなり、ガッカリしてしまうこともあるのですが、なんといっても空き箱を使ったおもちゃはタダ同然!いつも捨てているお菓子などの空き箱を再利用すれば、捨てるはずのゴミから子供が楽しく遊べる大人気のレジスターなどのおもちゃが作れるんです。

今回はパパやママも工作の楽しみを味わえる空き箱を使った人気のおもちゃ、赤ちゃんも喜ぶカラフルラトル道具箱にもなる人気の走る消防車、ごっこ遊びに大活躍のリアルなレジスターの計3種の作り方を、写真付きでご紹介していきます。

0~2歳向け カラフルラトルの作り方

赤ちゃんや小さな幼児がいる家庭で多く出てくるのがティッシュの空き箱。そこでティッシュの空き箱を使って、音や色に興味を持ちだした赤ちゃんや入園前の小さな幼児が楽しく遊べるカラフルラトルを作ってみましょう。

ティッシュの空き箱は開口部があるので工作するには使いにくく感じてしまいがちですが、開口部を大胆に切り取ってしまうと、トイレットペーパーの芯3本がピッタリと収まります。

カラフルラトルの材料

  • ティッシュの空き箱 1箱
  • トイレットペーパーの芯 4本
  • ペットボトルキャップ・コイン 各1
  • 竹ひご 1本
  • ビーズ 適量
  • 鈴・黒豆(ビーズやお米でも) 適量
  • 折り紙
  • ボンド
  • ガムテープ
  • ハサミ
  • ホッチキス
  • キリ

1. ティッシュの空き箱のビニールを取り除き、一旦箱の閉じ合わせた部分を切り開いて、開口部を活かしたコの字型に切りとります。

2. 切り落とした部分を利用して、写真のように開口部の蓋を作っておきます。ティッシュ箱の空いている部分を、この蓋を使って後でふさぎます。

3. トイレットペーパーの芯3本を使ってラトルを作りますが、ティッシュの空き箱から切り落とした部分を使ってトイレットペーパーの芯の太さに合わせた蓋を2本分作り、1本目には鈴を入れて蓋をガムテープで閉じます。

4. 2本目には黒豆を入れますが、蓋にペットボトルとコインをそれぞれボンドで張り付けてから蓋をして折り紙でとめると、音に変化がでて赤ちゃんや幼児の興味を引きます。残った3本目は蓋を作らず、筒のままにしておきます。

5. できたラトルは、それぞれ好みの折り紙をボンドで張り付けて、きれいに飾りましょう。

6. ラトルに竹ひごを通す穴を開けるために、余分なトイレットペーパーの芯を使って印付け用の型を作ります。トイレットペーパーの芯を半分に折ってハサミで2つに切り分け、片方をさらに半分に折り、真ん中に印をつけておきます。

7. ラトルに印付け用の型をかぶせて、穴を開ける印をつけておきます。

8. 印をつけた部分に、キリを使って竹ひごを通す穴を開けます。

9. 竹ひごにラトル3つと、スペースがあればビーズなどを通してから、ガムテープでティッシュの空き箱に貼り付け、上からホッチキスを止めて竹ひごをしっかり固定します。

10. ティッシュの箱やコの字の開口部を完全に閉じてガムテープで止め、周りに折り紙を貼り付けたら、カラフルラトルの出来上がりです。

市販のラトルは丈夫なぶん重みがあり、赤ちゃんや小さな幼児に持たせるのは不安だと感じるママも多いのですが、空き箱を使ったラトルなら軽いので、安心して与えることができます

ただし赤ちゃんはなんでも舐めてしまうので、ラトルで遊ばせるときは赤ちゃんが誤って折り紙などを噛んで飲み込まないよう、ママが近くで見守ってあげましょう。

道具箱にもなる!走る消防車の作り方

男の子のおもちゃといったらミニカーなどの乗り物系。四角い空き箱はちょうど車にピッタリの形です。単純に車の形をしているおもちゃに惹かれるのではなく、タイヤが回って動くことを見るのが大好きな男の子も多いので、本格的に動かして遊べ、かつ空き箱特性を生かして道具箱にもなるおもちゃを作ってみましょう。

消防車の材料

  • 空き箱 蓋と底のセット1組
  • ペットボトルキャップ 4つ
  • ストロー 1本
  • 竹ひご 2本
  • 段ボール 1つ
  • 牛乳パック 1つ
  • トイレットペーパーの芯 1本
  • 色画用紙
  • 両面テープ
  • ビニールテープ
  • ボンド
  • ガムテープ
  • ハサミ
  • キリ

1. 両面テープを使い、空き箱に赤色の色画用紙を丁寧に貼り付けます。

2. 牛乳パックを空き箱の大きさにあわせて切り、仕切りを作ります。

3. できた仕切りは、両面テープを使って空き箱内に固定します。

4. 空き箱の裏のタイヤを止める位置に、ストローをガムテープで貼り付けます。

5. ペットボトルキャップは中央にキリで竹ひごが通る大きさの穴を開け、段ボールはキャップの幅にあわせて1.5cm幅のリボン状に切っておきます。

6. ペットボトルキャップに段ボールのリボンを巻き付け、空き箱のサイズに応じた大きさのタイヤを作ります。できたタイヤは黒いビニールテープで巻いておくと、本物のタイヤっぽくなります。

7. タイヤに竹ひごを通し、ストローに差し込んでタイヤを空き箱に固定します。

8. トイレットペーパーの芯を少し潰して回転灯を作り、水色の画用紙で窓やホース、ハシゴなどの飾りをつけると、消防車の出来上がりです。

できた消防車は動くおもちゃとしても遊べますが、お絵かき用具やおもちゃなども入れることができますので、子供も喜んで自分の道具や小物の片付けができるようになります。消防車だけでなく、救急車やパトカー、バスなども飾り付け次第で作れますので、箱の形や子供の興味にあわせて工夫をしてみてください。

ごっこ遊びに大活躍!レジスターの作り方

幼児はごっこ遊びにハマる時期がありますが、特に女の子はママや周囲の大人の真似をして遊ぶごっこ遊びが大好き。かごや袋を手にしてお買い物ごっこをする子も多いので、空き箱を使ってレジスターを作ってみましょう。

ペットボトルのキャップやスポンジなどの身近なものを使っただけなのに、ボタンを押して楽しめるギミックたっぷりなおもちゃが出来あがります。

レジスターの材料

  • 空き箱 2個
  • 牛乳パック 2つ
  • 段ボール 1つ
  • トイレットペーパーの芯 1本
  • ペットボトルキャップ 9つ
  • スポンジ 1つ
  • 黒豆 適量
  • 包装紙
  • 色画用紙・折り紙
  • ビニールテープ
  • ガムテープ
  • 両面テープ
  • ボンド
  • ハサミ
  • キリ

1. レジスターのお金を入れる引き出しを作るために、空き箱を組み合わせましょう。レジスター本体となる箱に開口部を作り、牛乳パックなどを使ってスペースを埋めます。引き出しになる箱にはキリで穴を開け、ビニールテープで持ち手を作っておきます。

2. レジスター本体正面のボタンなどがつく部分は後で空き箱の蓋を折り曲げてつけるため、まずは側面や背面のあいた部分となる段ボールを切り出す。

3. 2の段ボールなどを使って写真のようにレジスターの側面と背面を作って補強したら、レジスターの側面にキリで穴を開けてバーコードリーダーを取り付ける紐を通しておきます。

4. レジスター本体の正面に形成した空き箱を被せて、ガムテープで閉じます。

5. 不要な包装紙を両面テープで貼り付けて、レジスター全体を覆います。

6. スポンジを数字ボタンの数にあわせて切ります。

7. スポンジにボンドをつけて、ペットボトルキャップに貼り付けます。キャップにはあらかじめ色画用紙を丸く切って貼り、数字を書いておきます。

8. 牛乳パックとトイレットペーパーの芯を組み合わせて、バーコードリーダーを作ります。

9. トイレットペーパーの芯の直径にあわせて牛乳パックの底の中央を丸く切り抜いたら、同じ高さに切った牛乳パックを重ねて補強します。中に黒豆をいれてから四辺を折りたたみ、ガムテープで止めます。

10. 持ち手となるトイレットペーパーの芯は牛乳パックの余分な部分と折り紙を使って蓋を作り、キリで穴を開けてレジスター本体に繋がる紐をつけておきます。

11. バーコードリーダーと持ち手をガムテープで固定し、折り紙や画用紙などで覆います。

12. 牛乳パックの残りを使ってバーコードリーダーを取り付けるフックを作り、本体に両面テープで貼りつけます。

13. 数字のボタンなどのパーツを取り付ければ、レジスターの完成です。

画用紙などを使ってコインや紙幣などの小物を作ると、よりごっこ遊びが楽しめます。バーコードリーダーは振るとシャカシャカと音がするので、子供を飽きさせません。

アイデア次第で空き箱おもちゃは楽しめる!

残念ながら空き箱で作ったおもちゃには市販されているプラスティック製のおもちゃのような強度はありません。繰り返し遊べば壊れてしまうものですが、壊れやすいものだからこそ子供に物を大切にする心という大切なことを教える良い機会にもなります。

空き箱を使っておもちゃを作るコツは、「この形は、何に似ているかな?」とか、「どう変えることができるかな?」と観察眼を鋭くすることにあります。アイデアや工夫次第で、身近な空き箱から楽器などいろいろなおもちゃが作れますので、試行錯誤してオリジナルのおもちゃを作ってみてください。

この記事を書いたライター

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!