親子で交換日記を始めよう~心と心が通じ合う交換ノート
子供は自我が芽生え成長するにつれ、自分の気持ちを素直に表せなくなることがあります。「どうして何も言ってくれないの…」と悩んでしまいますね。そんな時は、文章を書く練習がてら、親子で交換日記をつけてみてはいかがでしょうか。
口に出しにくい事でもノートに向かうと素直に話してくれるかも知れません。ママだって、「なんであんなことを言ってしまったんだろう…」と後悔することがありますよね。気持ちをノートに書くことで胸がスッキリします。親子の交換日記は、親子喧嘩の仲直りにも一役買ってくれそうです。
親子で交換日記 ママの体験談
本音が書いてある
子供の年齢は9歳で、小学4年生です。日記を始めるようになったきっかけは、子供が自分で書いている日記に、私がひと言コメントを書く事から始まりました。私から伝えたい事が増え、ひと言コメントから文章になり、そこに質問も書くようになりました。そこから、それに対しての答えや子供からの質問もくるようになり、交換日記をするようになりました。
日記を交換するタイミングは、子供は習い事や宿題が少ないので、余裕のある時に好きに書くようにしてあり、子供から受け取ったら、私はなるべく翌日子供が学校から帰るまでに机に用意しておいて、帰宅したらすぐにチェック出来るようにしています。
交換日記には、学校であった事や習い事での進級の事などといった報告事項もありますし、ペットとの触れ合いで感じた事等が多いですが、「書く事が思いつかないよ!」と書いている日もあります。きちんと書かなくても大丈夫と言うスタンスでやっています。
普段、子供との会話やスキンシップも意識してとっていますが、それとはまた少し違って、ポロっと子供の何気ない本音が書いてある事があります。それを知れて、それに対してサラッと自然にアドバイスを書いたり出来るのがとても良いです。子供も面と向かって言いにくい事は書いてくれたりして、交換日記を始める前より、一人で悩みを抱えないようになりました。
交換日記だと素直に話せる
小学3年生の娘と交換日記を始めたのは、小学校に入学した時でした。ひらがなの練習、作文の練習もかねていました。最初の頃は、毎日、学校での話、友達との話をこちらが質問して、子供が答えるような内容でした。だんだんと、子供が飽きてきて、途切れ途切れになってきましたが、週に一回は続けるようにしています。
交換日記も、続けるうちに子供の方から質問が来たり、食べたいメニューが書いていたり、パパには内緒の話が書いていたり。娘は、交換日記でママと二人の内緒の話をすることが嬉しいようです。
交換日記が1番役に立つのが、喧嘩をした時です。私も娘も負けず嫌いで、喧嘩をすると仲直りが難しい。そんな時、そっと娘の机に、「怒りすぎてごめんなさい。でも、○○してほしかったのよ」と書いた交換日記を置いておくと、「ごめんなさい、でも私も○○だった」というような日記が帰ってきます。
謝りあうのももちろん大事ですが、その時の気持ちを交換日記だと素直に話せる、聞ける気がします。そして、面と向かっては恥ずかしい、「○○ちゃん大好き」という言葉でも交換日記ならいっぱい書けます。
これから思春期にむかって、むずかしくなるであろう娘と、交換日記だけは、続けていきたい。そして、娘ちゃんが大好きと伝えていきたいと思います。
交換日記で文章力UP
私の子供は現在1年生です。交換日記を始めたのは、夏休み前でした。クラスのお友達から手紙を貰うようになったのですが、返事に何を書いていいのか分からなかったんです。私は毎回返事のネタを提供するはめに…。よし!ママとお手紙交換して練習しようか!ということになりました。面倒だと続かないので、週末のやり取りに決めました。
まずは私から、週末までに楽しかったこと、先生に怒られたこと、来週何の行事があるか、何をして遊んだか、勉強で何を頑張ったかなどを質問します。すると、土日のうちに返事を書いてくれます。しばらくして慣れてくると、同じような質問が逆に返ってくるようにもなりました。
子供の日常は聞いても余り話してくれなかったのですが、手紙となると真剣に考えて書いてくれるので、様子がよく分かり始めて良かったなと思います。そして、手紙の返事も「この日記に書いてあることを書くといいんだ」と気づいたようで、困らなくなったようです。こっそり覗いてみると、日記の丸写しでしたが。
将来見返した時の思い出にもなる
小学一年生の息子と交換日記を始めたきっかけは、文章を書く練習になる事と、共働きでなかなかコミュニケーションがとれないからでした。強制して嫌になるといけないので、週に2〜3日、子供が書きたい事がある日にお願いしています。
日記には、学校で遊んだお友達の話や先生に褒められた事、注意された事が主に書かれていますが、隣の席の女の子の事を好きになったという恋バナまでちらほらしています。口頭では話しにくい事でも文章では話せるみたいで、子供の意外な一面を見る事ができるし、親でも気づかない考え方をしている時もあり、心も成長しているんだなと驚かされています。
文章で間違っている所は簡単に添削してあげているので、「っ」や「ゃ」などの小さい文字の使い方も身についてきました。将来見返した時に、良い思い出になる事も良い点だと思います。
子供との関係が良くなりました
小学4年生の子供がいます。子供と交換日記を始めた理由は、子供がプチ反抗期に突入して、あまり私と会話をしたがらなくなったことです。子供と交換日記をするのは週に1回で、朝にもらうようにしています。
日記には1週間で学校で起きた出来事や、部活で頑張ったことなどが書かれていることが多いですが、たまに食事のメニューのリクエスト等もあります。交換日記を始めてから、子供が私に対して言いにくいことを日記に書いてくれたり、以前より正直に自分の気持ちを私に伝えてくれるようになりました。
交換日記を始めてから文章を書くことが好きになったようで、友達と手紙のやり取り等もしているようです。交換日記のお陰で以前より子供との関係が良くなったので、始めて良かったと思います。
歴女の娘とのクイズが楽しみ
小学校四年生になる娘と交換日記を始めたのは、娘が二年生のときでした。歳の離れた弟が生まれてから、親の言うことを聞かなくなったのです。赤ちゃんに手を取られてあまり構ってやれなかったので、寂しかったのでしょう。少しでも娘の寂しさを埋めるために、週に2、3回、交換日記を始めました。
娘は学校から帰ってきて日記を書いたら、私の仕事用のデスクに置きます。私は返事を書いたら娘の机に置く、とゆるい感じでやり取りしています。日記には、たいていは学校でした遊びや嫌だったことが書かれています。
しかし、最近は歴史に興味が出てきたようで、歴史に関するクイズも作ってくれます。私はお返事に、歴史関連の簡単なクロスワードを作ったりして楽しんでいます。交換日記を始めてから、娘との距離が縮まったように思います。
ワガママを言うことも減り、弟の世話もしてくれるようになりました。また、歴史にもさらに興味が湧いたようで、とても勉強になっています。
時にはおねだりも
小学4年生の娘と交換日記を始めたのは、娘が小学1年生になりいろいろな漢字を覚え始めた頃になります。初めは、「習った漢字を使って文を作ってお手紙書いてね」から始まり、次第に日記帳を作って娘との交換日記が始まりました。
日記を交換するのは、お互いに口では言いづらいことや、嬉しいこと困ったこと、時にはおねだり系もあったりします。毎日、など頻度は決めずに何となくで続けています。
学校での友達との関わりなど、心配なことも日記を通して伝えてくれることに一番安心します。また逆に、様子がいつもと違うのに日記で伝えてきてくれないときは心配になり、こちらから上手く聞き出すようにしています。
交換日記を始めて、親子のコミュニケーションが日記を通して取れるということが、娘にとっても明るく悩まない子に育っていってくれていると思うので良かったと思います。何より、娘が交換日記をずっと続けていこうね!と意欲的なことに喜びを感じる毎日です。
文章を書く練習になる
子どもは小学校1年生の女の子です。交換日記を始めたきっかけは、子どもに文章を書く練習をさせるためです。ひらがなを覚えるのが遅く、人に物事を伝えるのが苦手だったので、私に一日あったことで伝えたいことを書くようにしました。
日記は、子どもが書きたいときに書きます。書いたら渡してくれます。もちろん字が間違えているので直しつつ、いろんなことを返事に書きます。
日記には、普段の生活での私への感謝が多いです。ご飯がおいしかったとか、どこかへ連れて行ってくれたのが嬉しかったとか、子どもの気持ちがよく書いてあります。日々忙しくてなかなかゆっくり話すことができないので、おたがいに交換日記を始めてよかったです。子どもは楽しんでいます。
自分の気持ちを再確認できる
子供の年齢は8歳、小学校2年生の女の子です。私たちが交換日記を始めたきっかけは、子供が精神的に少し不安定な時期があったからです。口で聞いても何も話してくれず、だんまりを決めていたので、文字だったら話しやすいのかな、と交換日記をしてみようと思いました。
日記を交換するタイミングは夜寝る前です。寝室に向かう前に毎日交換して、その日の感じた気持ちを確認できるようにしています。
日記には、学校でのことが主に書かれています。文字だと口で話すよりやりやすいのか、その日嫌だったこと、お友達に言われて少し気にしていること、勉強でうまくいってない部分など、親には見えない部分を知ることができています。
その気持ちや状況にあわせて自然にアドバイスができるし、励ましたり労ったり応援したりできます。交換日記を始めて娘はとても嬉しそうにしているし、毎日あちらも、私の返事や反応を見るのが楽しみで仕方ないようです。
書くことによって自分で自分の気持ちを再確認することもでき、本当に始めて良かったと実感しています。大きくなるまで続けていきたいです。
親子の距離が近くなった
私の娘は小学5年生です。娘との交換日記が始まって、約半年が経過しようとしています。交換日記を始めたきっかけは、娘が毎月購入している漫画雑誌の付録に、薄い交換日記がついてきたことでした。
冗談半分で「お母さんとやってみる?」と提案すると、面白半分で娘もOKしたのがきっかけです。その日から、ほとんど毎日日記を交換するようになった私たち親子。娘も私も夜寝る前に書くことが多ので、朝にキッチンのテーブルに書いた日記を置いておくのが定番。
日記の内容は、ほとんどがその日あったことの中で、印象に残っていることを中心に展開していますが、娘の日記にはよく好きな男の子の話や、女の子同士の人間関係のことなども書いてあります。
交換日記を始めてから、親子の精神的な距離が近くになったように感じます。私自身も娘のことをより深く自然に理解できるようになってきましたし、娘も私を母親+αの気持ちに思ってくれているように感じるこの頃です。
子供のイライラが落ち着いてきた
子どもの年齢は小学一年生です。子どもと交換日記を始めたきっかけは、幼稚園の時のママ友のすすめです。そのママ友は、子どもが幼稚園に通っていて途中で働き始めました。預かり保育になって、夏休みなども幼稚園に毎日登園です。
ストレスから子どもがお友達と喧嘩したり、心が不安定になりました。それで絵の交換日記を始めたそうです。まだ字はあまり書かないので絵だったけれど、休みの日にお母さんとしたい事など描いて、コミュニケーションを取りやすくなったみたいです。それを聞いて私も始めました。
学校に行き始めて大きく生活が変わった息子は、いつもイライラするようになりました。それで、好きなことや遊びたい事などを毎日ノートに書いてもらい、週末に交換します。そしてそれをゆっくり読んで、子供がしたいこと、書いてあることを実践します。
例えば、週末にクッキー作りをしたり、どんぐり拾いに行ったり、家族の時間を大切にできるようになりました。そのせいか、子どももだいぶ落ち着いてきました。
パパママ娘3人で交換!
娘が5歳になる前に、パパの仕事の都合で転勤となり、私の地元から離れることになりました。いつも私の実家に入り浸り状態だったので、急におじいちゃんとおばあちゃんや、お友達に会えなくなることで、精神的にも不安定になるのではないかと心配になり、家族の密度を高めようと思い、私とパパ、娘の3人で交換ノートを始めました。毎日順番に回すようにしています。
それから2年、今は小学校1年生になりましたが、いまだ続けてくれています。というのもうちは共働きなので、子どもたちと過ごす時間が少なく…。パパも帰りが遅く、子どもたちと顔を合わせる時間がさらに少ないので、交換ノートによってコミュニケーションを取ることができるので、子どもも嬉しそうに読んでいます。
小学校での出来事や、パパママへのお願いなど、なんでもいいので書いてね、とお願いしています。が、実際日記には、「パパ大好き」「ママ愛してる」ということが毎回書かれています。
後は、「○○してくれてありがとう」など、感謝の気持ちを伝えてくれるのですが、「私は○○がしたい」という欲求をあまり書いてくれないので、そこがちょっと心配です。思春期が来れば、いつかは終わってしまうので考えると悲しいですが、思い出として残せるし、見返せるものなので、今後もできる限り続けていきたいと思います。
自分の事が書けるようになった
小学2年生です。2年生になってから日記や作文、感想文の宿題が多く出るようになりました。男の子という事もあってか、積極的に字を書くような事を好まず、文にするという事がとても苦手な息子。そんな時に交換日記はどうかと思いつきました。私も母としていた事があります。
まだ2年生なので、その日あった事なんかはよく話してくれるのですが、そういう事を知りたいという目的ではなく、自分の思っている事を文にして書けるようになるというのを目的としていました。1人で日記を書いてもつまらないと言って、続かない事も目に見えていました。
いつ渡すというのは決めていません。面白い事があったら書いてお母さんに渡してね、お母さんも面白い事があったら書くね、として続けています。そうすると、週に2回のやりとりになりました。面白い事といえば、鬼ごっこでつかまらない為にどう逃げたとか、校長先生が出してくれたクイズが書かれてあったりします。
文を書くのが苦手な息子でしたが、始めて4ヶ月。だいぶスムーズに自分の事が書けるようになり、楽しんで書くという事が出来て来たように思います。男の子なので、いつまで続けてくれるかは分かりませんが、今では私の楽しみの一つになりました。
子供から書きたいと言い始めた
子供は8歳の小学校2年生です。交換日記をするようになったきっかけは、私が子供が生まれてから毎日かかさず日記をつけているのですが、その姿をずっと見ていた子供が、一緒に何か書きたいと言いはじめたことです。
週に何回か子供の気が向いたときに、「ママ書いたよ」と教えてくれます。そして、私は子供が寝たあとに読んで返事を書いています。日記には、お友達の名前が毎回書かれていて、何をして遊んだよとか、先生が漢字が上手になったねと褒めてくれたよ、などが書いてあります。
交換日記をするようになり、子供との会話では知らなかったことなども知ることができ、本当に良かったなと思いました。子供自身も、日記に何を書こうか考えるようになり、その時間は大切だなと思いました。
書く喜びを感じてくれている
小学2年生の女の子がいます。私と娘で交換日記をしていますが、始めたきっかけは、純粋に娘に日記を書く習慣を付けさせたかったからです。まだ8歳なので、一人でノートに書くよりは、私と交換日記という形で始めた方が、楽しみながら続けることができるのではないかと考えました。
毎日と決めてしまうとプレッシャーやストレスになりかねないので、特に頻度は決めずに受け取って、書きたいことが出来れば書くということに決めています。ですが、娘は日記を書くことをとても楽しみにしているので、大体翌日か2日後にはノートが回ってきます。
日記には、学校での出来事が書かれていることが多いです。お友達と休み時間にこんな話をしたとか、先生がこんなことで褒めてくれた、などです。
交換日記を始めて良かったなと感じることは、子供自身が書く喜びを感じてくれていることと、母子のコミュニケーションの一つとしてとても役立っているなと感じることです。できればこれからもずっと続けていきたいです。