子供の一人お風呂デビューに関する記事

『一人お風呂は何歳から?子供のデビューチェックや注意点』

「何歳から一人でお風呂に入れるの?」「一人でお風呂に入るための注意事項は?」などの疑問を抱えているパパママ必読です。また一人お風呂デビューチェックをして、大人と別に入らせても大丈夫かを判断する目安に役立てましょう。

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【一人お風呂デビューチェック】何歳からOK?親の事前準備や注意

子供の成長に伴い「一人でお風呂に入らせるのは何歳から?」「一人お風呂の前準備や注意点は?」など、様々な疑問を感じるママやパパは少なくありません。

子供に安全な一人お風呂デビューをさせてあげるためにも、他のご家庭の状況や注意点などを知っておきましょう。

こちらでは、子供は何歳から一人でお風呂に入れるか、我が子のデビュー時期の目安となる一人お風呂チェック、一人お風呂に向けての事前準備、子供が一人でお風呂に入る際の注意点体験談をご紹介します。

子供は何歳から一人でお風呂に入れる?

0歳からのトイレトレーニングなど親は子供へのしつけに焦る傾向があり、「早くできる=優秀」と勘違いしてしまいがち。そのため子供の一人お風呂も、早い子供では「幼稚園の年中から」との声が聞かれます。

東京消防庁の報告によると0歳~5歳児のおぼれた場所第一位は自宅の浴槽です!また平成27年に不慮の事故で命を落とした1歳~14歳の子供のうち、浴室で溺れた事故は87件。子供の事故のうち、およそ25%がお風呂場で起きています!(注1、2)

幼稚園や保育園のお泊り保育、あるいは小学生になるまでを目標に練習しているという話もチラホラと聞きますが、一人お風呂デビューに関しては焦っても子供への危険が増すため、あまりおすすめできません。

お風呂は親子のコニュニケーションにピッタリの場所。東京ガスが2010年に発表した親子入浴に関する実態調査でも、小学生の間は高い割合で親子が一緒に入浴しています。

親子入浴をしている割合

  • 4~6歳の100%
  • 小学校低学年の70.8%
  • 小学校高学年の66.6%

男の子は11歳、女の子は10歳で半数以上が一人でお風呂に入っています。ですから周りを見ても実は幼児期はそれほど焦る必要がないのです。(注3)

確かに幼稚園の年中になるとしっかりしてくる子供もいます。けれど親と一緒に入浴していてもお風呂の事故がある年齢ですので、どうしても早めに一人でお風呂に入りたがった際は、子供の現在の状況をしっかりと確認することが大切です。

一人お風呂の判断8つのポイント

子供の一人お風呂デビューを検討中の人は、まず目安となる項目にYESがいくつあるかをチェックしてみましょう。

あなたのYesの数は個です。

8つの項目全てがクリアできていれば、子供を一人でお風呂に入らせてもよいと考えてよいでしょう。

8番目の項目はできなくても、お風呂に一人で入ることはもちろんできます。けれどせっかくの一人お風呂デビューですので、「ママパジャマは?ママ下着は?ママ、ママ…。」ではもったいない!本当にできたと言うには少し不安が残ります。

そのため自立を促す意味でも、8番までできるようになるとより良いでしょう。お風呂の中だけではなくお風呂上がりの準備することも子供に伝えてあげると、親子共に後々楽になりますのでおすすめです。

一人お風呂デビューに向けての準備

パパもしくはママと毎日お風呂に入っているので、子供は大まかな洗い方を理解しています。けれど一人お風呂となると洗い残しや流し忘れが心配です。子供と事前準備をしっかり行い、お風呂に一人で入ることへの抵抗をなくしてあげましょう。

絵本などで洗い方を再確認する

お風呂の入り方を絵本で見て学んでみるのも一つの方法です。なんとなく知っていても、詳細まではわからないことも確認できます。

おすすめは東京ガスプロデュースお風呂研究会のWEB絵本。かけ湯・体・髪の毛の洗い方のページは、プリントアウトして100均のラミネートに挟み、お風呂の壁に結露を利用して張っておくのもおすすめです。ただし入浴後はカビの元となりますので剥がしましょう。

おふろにはいろう

著者:風呂文化研究会 イラスト:La ZOO

東京ガス

web上で読むことができるお風呂のしつけ絵本です。お風呂の役割から病気の時のお風呂についてまで、詳しく知ることができます。

大人でも知らなかったお風呂の小ネタもあり子供と一緒に読むには最適!

http://www.toshiken.com/

鏡で確認する習慣をつける

子供は大人よりも手が短く、背中を上手に洗いきれていないこともしばしばあります。耳の裏側にシャンプーの泡が残っていることも。ですから浴室に付いている鏡で洗い残し、流し残しがないかチェックすることを教えてあげましょう。

何回か繰り返せば子供自身も洗い残しやすい場所が分かるので、しっかり洗えるようになります。

泡石鹸からスタートする

大人は石鹸を使うとき、何気なく手に取り泡立てて使います。けれどそうした大人が当たり前に行っている動作も、子供にとっては当たり前ではありません。

「石鹸を泡立てるのはどのぐらい?」「使う量は?」と疑問を感じる子供もいますので、そのような子には泡石鹸を使い「〇プッシュで洗えるよ」など具体的に使用量を教えおくとよいでしょう。最初から泡石鹸であれば、泡立てることなくすぐ使えるのでお風呂デビューにおすすめです。

子供の一人お風呂への6つの注意点

一人お風呂に関しては親も子供も注意が必要になります。毎日当たり前に入っているからこそ危機感が薄まりがちですが、お風呂には危険がたくさんあることを改めて親子で確認することが大切です。

危険な行為を入浴前に確認しておく

子供はお風呂の中でもふざけてしまいがちです。お風呂は滑りやすい場所ですので、頭を打つなど大けがに繋がることも考えられます。

兄弟でお風呂に入るときは特にふざけないこと、長風呂をしすぎてのぼせる恐れがあることなど、お風呂に危険がたくさんあることを入浴前にしっかり伝えましょう。

慣れるまではお風呂の中の玩具は片付けてしまうのも有効な手段です。

お風呂の温度設定や深さに注意する

季節によって多少異なりますが、大人は一般的に40~42度ぐらいの温度を好むと言われています。
しかし子供は体が小さく芯まですぐに温まってしますので、大人より少し低めの38~40度がちょうどいいとされています。熱すぎるとやけどやのぼせにも繋がりますので、注意しましょう。

湯船に浸かることは体が温まり、血行がよくなり、新陳代謝を高め、体の汚れを落としやすくするなどの効果が得られます。けれど「子供は数cmの水でも溺れる」とも言われていますので、子供が湯船につかる際の湯量はおへそ程度の浅めがおすすめ。肩まで浸からせる必要はありません。

ただし半身浴になりますので寒い日は湯温を高くするのではなく、暖房やシャワーで浴室を暖めるようにし、事故が起きないように大人がしっかり気にしておくことが必要になります。

途中で声かけをする

子供の気配を感じられない時に声をかけるのはもちろんですが、途中で声かけをすることは一人お風呂デビューしたばかりの子供に不安を与えないための手段の一つでもあります。

パパやママがいつもそばにいると思えば、目に泡が入るなどの問題が起きてもすぐに助けてもらえるため、子供も安心してお風呂に入ることができます。

お風呂の鍵を閉めさせない

お風呂場に聞き耳を立てていても、子供の反応が感じられない場合もあります。湯船に浸かって温まっているだけかもしれませんし、最悪の事態も想定できます。不測の事態にも迅速に対応するために、浴室の鍵は閉めさせないように徹底しましょう。

洗い残しや流し忘れのチェックをする

大人でも「こんなところに泡が残っていた。」ということが時々あるものですので、子供が完璧にするのは難しいことです。お風呂から上がった際に泡が残っていないか初めのうちは親もチェックしてあげ、本人にも匂いや目視でチェックする癖をつけてあげましょう。背中などは鏡を使うのも有効な方法です。

お風呂から上がった後も体を拭き残したままパジャマを着たり、いつまでも裸でいたりすると湯冷めをしてしまいますので確認し、その際にスキンケアもしてあげるとよいでしょう。

慣れるまでは大人と一緒に入る日を作る

お一人で風呂に入れるようになった後も、週に2回は、大人と一緒に入ってあげることをおすすめします。大人が一緒に入ることで子供とのコニュニケーションの機会が増え、普段の様子が分かります。

「耳の後ろが洗うのが苦手なのだな。」など子供の苦手なところを見つけてあげ、そこの洗い方を伝えることで子供はますます上手に一人でお風呂に入れるようになります

子供の一人お風呂体験談

お風呂デビューに子供の性格は重要な要因です。小学生になったから、周りのお友達は一人で入っているから、とママが焦るのは禁物です。子供のタイミングに合わせてお風呂デビュー検討することが大切です。

さとうきび
40歳

兄弟は心強い

小学3年生と1年生の兄弟を育てるママです。上のお兄ちゃんの方が慎重派でお風呂に一人で入るのを嫌がっていました。私が見る限り上手に髪も体も顔も洗えるので、後はやる気の問題だと感じていました。

下の子が小学生に上がるのを機に、「二人でお風呂に入ってみたら?」と提案。下の子は、私から見ても、まだ洗い残しがあったのですが、そこは目をつぶりました。ためらうお兄ちゃんに対し弟は「できる~♪」と。それを聞いたお兄ちゃんはしぶしぶ二人で入りました。

すると思った以上に上手にできたことが自信に繋がったのか、今では二人で入ってくれます。そして弟の洗い残しをお兄ちゃんが指摘してあげるほどになりました。兄弟で力を合わせて頑張ってくれているので、私も助かります。

ムーミン飴
39歳

自ら宣言した日がデビューの日

うちの娘は小さい頃からお風呂で遊ぶのが大好きでした。特にパパとのお風呂が大好きで、パパはお風呂で色々と話をしたり遊んだりしてくれていました。けれど娘が小学校3年生になった頃、体も徐々に成長してきたのでさすがに「そろそろまずいな」と心配になり、パパではなく私と入るようにしました。

そこからは娘の愚痴を聞く時間になりましたが、冬休みに1泊のお泊りイベントに参加することになり、娘が自ら「今日は一人で入る」と宣言してくれました。娘は髪が腰まであるほど長く、お風呂でもどうやら髪を洗わず濡らしただけでしたが、その日は一人で入った勇気を褒めてあげました。

翌日も自分でお風呂に入ったのですが、さすがに前日のベトベト感が気になって本人も「まずい」と思ったのでしょう。きちんとシャンプーで洗っていました。

犬娘
36歳

子供のやる気を尊重して

子供が一人で体を洗うことに興味が出てきたのは7歳のころでした。仲の良いお友達が一人でお風呂に入っているとの話を聞いたことがきっかけでした。

髪の長い娘は一人で上手に洗えず、洗い残し流し残しがいつもありました。けれど本人のやる気を削ぐのは…。と思い、思い切って一人で入れてみました。ただし、お風呂から上がる前に私に一言声かけてチェックを受けることや、1週間に4回は私と一緒にお風呂に入る日を作ることを約束ました。

予想通り最初の頃は洗い残しが多々ありましたが、その度に「もう少しだね。この前より上手になっているからね。」と子供の気持ちを汲みつつ指摘をしました。今では上手になり、一緒にお風呂に入る日も1週間に2回になりました。

参考文献

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪