気になる!通知表の所見欄ってどんな事が書いてあるの?
子供の頃、学期末になると夏休みや冬休みの計画を、わくわくしながら考えましたよね。しかし、忘れてはいけないのが「通知表」です。通知表の結果次第では、わくわく計画どころではなくなってしまいますからね。通知表を受け取るのは子どもながらにドキドキするものですが、さらにドキドキするのがパパママではないでしょうか。
我が子の成績は普段のテストなどでなんとなく把握している人も多いかもしれません。しかし、自分の子供が普段学校でどんな風に過ごしているのかを見る機会はあまりありません。そんな普段の生活が垣間みる事ができるのが、先生の所見欄です。
先生から見た、我が子の姿は一体どのように写っているのか気になりますよね。家では見る事のない一面や、やっぱりとうなずける内容まで、さまざま事が書かれています。パパママにとっては成績の評価よりも気になる部分かもしれません。そんな通知表の所見欄についてみていきましょう。
通知表の所見欄に書いてある事とは
通知表の所見欄にどんな事が書かれているのかを、楽しみにしているパパママもきっと多いと思います。我が子が普段学校でどのように過ごしているのか、お友達とは仲良くできているのか、授業中は積極的に手をあげているのか、など気になる事は山のようにあります。
学校から帰ってきてから、その日の出来事などを子供とお話するパパママもたくさんいると思います。しかし、それだけではなかなか分からない部分も多いので、第三者からの視点で様子を聞けるのはとっても貴重な機会です。
最近の先生はあまり悪い所を書かないという傾向にあるようですが、中にはズバッと「ここを直しましょう」と指摘してくれる先生もいます。その子の性格や普段の授業態度、学期内でがんばった事、もう少しがんばりたい事など、「よく見ているな」と感心する事や、「そうじゃないんだけど」と不満に思う事もあるかもしれません。しかし、担任の先生とはいい関係を保ちたいところ。いい事も悪い事も親子で受け止められるといいですね。
所見についてお子様と話すべき?
先生からの所見欄に書かれている事について、お子様とお話ししますか。パパママに見せる前に、お子様自身も先生の所見は見ている事がほとんどです。それに対して、親から更にいろんな事を言うとしつこいのではないかと思い、特に触れないという親御さんもいると思います。
しかし、せっかくの先生からのメッセージなので、パパママからも褒めてあげたり、ここは少しずつ直していこうねと、声をかけてあげると、子供もうれしい気持ちになったり、前向きに頑張れるようになったりするかもしれません。先輩ママたちはどのように声をかけているのでしょうか。先輩ママの体験談をご紹介します。
協調性がない
我が家は、主人・私・高校生の長女・小学校低学年の次女の4人家族です。次女は普段から落ち着きがなく、良く言えば天真爛漫、悪く言えばまわりの空気が読めない子で…学校生活もちゃんとやれているのか心配していたけど、不安は早々に的中しました。
2年生の2学期末にもらってきた通知表に、先生から「周囲の状況を把握して行動できるよう、指導していきたいと思います。」と、お言葉が。先生はずいぶん優しい言葉を選んで、書いてくださったのだと思います。
きっと次女のことだから、まわりの空気が読めず自由な行動で迷惑をかけていたのでしょう。それを見た時「ああ~!やっぱりそうなのか~!!」と、納得半分・ショック半分という複雑な気持ちになりました。
いろんな人に相談すると、「それもまた個性だよ」と笑ってくれる人もいました。確かに個性ではあるし、次女のそういうところ全てが悪いとは思わないので、完全に抑圧するように叱ったりはしませんでしたが、協調性をもって学校生活を送れるよう、今もまだ現在進行形で日々次女に説いて教えています。
私が次女に繰り返し教えているのは「次女の行動に他の子はどう思うか、全体行動の時はそれを意識して行動すること」です。あとは、地域の行事など、集団で行うことには学校外のことにも積極的に参加しています。そうやって繰り返していくうちに、自然に協調性が身についてくれればと思っています。
クラスのムードメーカー
家族構成は、主人と私、そして子供2人(小学生)です。ここで紹介したいのは、2年生の子供の通知表の所見欄。そこには「いつもニコニコとしていて誰とでも仲良くできています。クラスのムードメーカーとも言うべき存在です」と書かれていました。
正直、成績自体はそこまで良くもありませんでした。いや、どちらかというと私が期待するよりはずっと悪いです(涙)。上の子供もいるので(上の子は何も言わなくとも勉強はできるほう)、子供に直接言わなくても、ついつい心の中で「どうして上の子はできるのにこの子は・・・」という気持ちがあったりしたのですが、この所見欄を見て、考えが変わりました。
この子には勉強だけでない素晴らしい長所があるんだということ。もちろん勉強ももっとサポートしないといけないとは思いますが、このような、社交的で皆を笑顔にできるというのは素晴らしい才能じゃないか、そういう点を認めて伸ばしていってあげようと思うようになりました。
ミニ先生
主人と小学生の子供二人の四人家族です。先日、小学一年生の娘が通知表もらってきました。三段階評価で「よくできる」が6割、「できる」が4割、「もう少し」は一つもなしで安心しました。
担任の所見欄には「授業中にミニ先生となってお友達に説明する姿が印象的」と書いてありました。また学校に「いつもドキドキワクワクしながら行く」と担任に語ったそうで、とにかく楽しそうに、学校生活を送っていることが強調されていました。
娘に訊ねると「だってワクワクドキドキするもん」とのこと。学校が楽しくて仕方がないようで何よりです。幼稚園時代から、早く学校に行きたいと常々言っていましたし、年下の友達にもよくお姉ちゃん面していたので、大体想像通りの内容でした。
笑顔が多く素直
父、母、本人(長女)、弟の4人家族です。本人は現在3年生。所見欄の内容も、3年生前期のものです。所見欄には、「明るい表情で笑顔が多い」「言葉づかいが丁寧」「助言に素直に応じる」と書かれていました。
女の子ということもあると思いますが、1年生から、今のところまで、先生からマイナスの所見をいただいたことはないです。家でも笑顔が多く、周りの方からも笑顔が素敵というのは、良く言われているので、先生も同じ印象を持ったのだなぁと思いました。
「言葉づかいが丁寧」「素直」に関しては、家とはかなりの違いがあり、外と内を使い分けている様子。それも成長の一つと受け止めています。
所見欄の内容については、特に話し合ったことはなく、先生が、こんなことで本人(娘)を褒めているよ、いいところはそのまま続けていこうね、と軽く話すに留めています。
運動ができる子
私は主人と8才、6才、2才の3人の子供との5人暮らしです。現在2年生の男の子が通知表をもらってきました。まだ低学年だからかもしれませんが、1年生の頃から子供のいい所しか書いてありません。
1年生の頃は大きな声で挨拶できることなどを、よく褒めていただいていました。2年生の2学期は運動会があり、うちの子はダンスリーダーとして、みんなのお手本になって前で踊る役目だったので、その姿が立派でした、と書いてありました。体育の時間サッカーをする時、友達と協力して見事な作戦を、たてていたことも書いてありました。
そんなに運動ができる子と思っていなかったので、体育のことで褒められたのが意外でした。これからも友達と力を合わせてがんばること、勉強は今も十分頑張っていると思うので、今まで通り頑張ることを約束しました。
気配りできる子
我が家は、私たち夫婦と小学一年生の三人家族です。小学一年生の娘がもらってきた通知表に、周りによく目を向けていると書いてあったのが、今回とても印象的でした。
もともと、物静かな我が子ですが、小学一年生になって少し大人になったのか、周りで困っているお友達がいたら声をかけてあげたり、とても周囲に気配りをしているようで、親としては嬉しい限りでした。
娘にも、直接「私たち親がとても嬉しい気持ちになったこと、困っているお友達を助けてあげるのは素晴らしいことであること」を伝えました。はじめはキョトンとして聞いていた娘ですが、私たちに褒められて、嬉しかったようです。本当に嬉しい通知表体験になったと思っているところです。
先生の話を聞けない
主人と私、小学生の息子と幼稚園児の娘の4人家族です。息子は小学校4年生です。通知表に先生から書かれていたことは「友達が多くてにぎやかな性格ですが、時々話を聞けていない時があります」と書かれていました。
息子は友達も多く、楽しく過ごしているようなのですが授業参観に行くと毎回周りの子に話しかけたり、後ろを向いたりして集中力がありません。自分のペースで動くので周りの子たちに迷惑を掛けていないかヒヤヒヤしていました。
その心配が見事に当たり、やはり先生の話をきちんと聞けないないことがあったようです。家では「自分が分かっていても、他の子に迷惑がかかるから、授業中は話しかけないようにしよう」と話をしました。ですが、あまりピンと来ていないようで少し困っています。
日々の生活の中の事
家族は、配偶者と、小学1年生の息子と2歳の娘がいます。通知表は、小学1年生の息子のものです。
所見欄には、生活科「あそびのひろば」では、魚つりグループで他のメンバーと協力して作ることができた。集会では練習の時から体育館の隅々まで響きわたる大きな声でゆっくりセリフを言え、大変立派でした。牛乳パック係として、毎日忘れずに牛乳パックを洗う水を汲むことができた。と書いてありました。
先生がほめてくれたくれたことに息子も喜んでいました。私自身、先生に感謝しています。やってる事、行動などしっかり見ていてくれてありがたいと思っています。細かく書いてくれて知らなかった部分も知ることができました。
息子には「クラスの代表で集会で話をしたとは知らなかったよ。今度から何あったかちゃんと教えてね。牛乳パック係は、毎日頑張ったんだね。えらいね。」と声をかけました。
大きな声と笑顔で挨拶が出来る
我が家は夫と小学一年生の娘の3人家族です。娘が一年生になって初めて通知表を持ち帰って来た時は、何だか妙に緊張して親子3人で通知表を覗き込んだのを覚えています。
娘の普段の生活態度は少々落ち着きがなく、人の話を最後まできちんと聞かないところがあるので、小学校生活で上手くやっていけるのかと不安感がありました。
しかし、通知表にある担任の先生の所見では特に気になる記述がなく、ホッと胸をなでおろしました。全体の所見としては算数科の理解力がのびてきた事と、生活面で大きな声と笑顔で挨拶や司会が出来る事が上げられていました。
娘は幼稚園時代から、大きな声で挨拶や発言ができると言う事を褒めてもらえていたので、小学生になっても自信につながっているみたいです。大きな声で元気に挨拶する事は相手も嬉しい気持ちになりますし、人とコミュニケーションする上でとても大切な事だと思います。
通知表の所見欄を見て、娘の長所を担任の先生が知ってくれているんだなと思うと、嬉しい気持ちになりました。娘に挨拶や発言を頑張っているんだねと言うと、ちょっと照れくさそうに笑っていました。これからも周りの人を笑顔に出来る様な、元気な挨拶を続けていってほしいなと思います。
人の話が聞けない
家族構成は私、夫、子供2人です。通知票の持ち主は小4の息子です。担任の先生が書いてある所見欄には、「自分の意見が通らず、周りとぶつかることがあるので、もう少し周りの意見も聞けるようになると良いです」と書かれてありました。
それを読んで、息子は我が強く、人の話を聞かない所があるので、先生はよく見ているなと思いました。息子は家にいても人の話を聞いていなかったり、無視したりすることがあります。なので、家族で話し合って、もう少し人の意見も聞けるようになれば、もっと色々な考え方ができるようになるよと、前向きになれるような声かけをしました。
息子は周りともっと仲良くなれる方法を、自分なりに考えているようでした。少し反抗的な態度を取るようになってきた時期なので、父親に対応してもらうようにしています。
家とのギャップに感動
夫婦と小学校1年生の娘、年中の息子の4人家族です。今年小学生になった娘は、家ではだらしなく、何度言っても片付けをしない、部屋は散らかり放題でひどいあり様です。弟と喧嘩をして、泣かせてしまうことも度々あるので、学校生活も心配していたのですが、初めてもらってきた通知表の先生からのコメントをみてビックリ。
学校では進んで困っている友達を助けたり、みんなのゴミをまとめて捨ててあげているとのこと。家とは大違いですが、外ではちゃんとできているんだと知って安心しました。
そして、続きには、道徳で宝物を発表する授業があった時に、娘がクラスで唯一「家族が宝物」と答えたと書いてあり、感動して思わず涙が。普段はそんな素振りは見せないのに、そんな風に思ってくれていたなんて、夫にもすぐに報告すると同じく感動していました。
家では見せない一面も、先生はしっかり見てくれているのだなと感じ、家でできないことも意外と外ではできているので、あまりガミガミ怒りすぎないようにしようと、夫と話し合いました。
図工や工作が上手
小学生と就園前の子ども、夫婦の4人家族です。小学生の子供は一年生です。息子は家では暇さえあれば絵を描いたり、何か工作をしています。一年生にしては絵が上手な方かなと思っていました。
通信表の所見には、図工の教科が得意なことや、車の絵を描いてクラスのみんなに褒められたこと、絵が得意な事が書かれていました。私自身も子どもの頃は絵ばかり描いていて、息子も似たのかなと思って嬉しかったです。
子どもが得意な分野を伸ばしてあげたいと思いました。いつも絵を描いているので、どこをどうしたらもっと上手になるか、教えたり、とにかく褒めまくります。褒めるとますます頑張るからです。お絵かき教室に通いたいと言っているので、今評判の教室がないか調べています。
いい事ばかり
我が家は主人と私、子供が2人の4人家族です。長男は8才の小学2年生です。長男の通っている小学校は2学期制なので通知表をもらうのは9月末と3月末の2回です。
前期の通知表の所見欄には、友達と仲良く協力して、グループでの活動に取り組むことのできるのがいいところです。自分の仕事に責任をもち、どんなこともきちんと取り組んでいます。黒板の当番のときには毎日帰りに、黒板消しもとてもきれいにしていて感心しました。と書いてありました。
いいことばかり書いてあってとても嬉しかったです。今までの子育ては間違っていなかったのかなと思いました。
いいことばかり書かれているのはいいのですが、面談でも悪いことを言われたことがなく、いい子を演じているのではないかという、不安な気持ちも少しあります。時々、ストレスがたまって家で爆発しているので、いい感じでストレス発散できているのかもしれません。
みんなをまとめるリーダー役
私と主人と、小学校三年生の長女と年長の長男の4人家族です。通知表をもらってきたのは、小学校三年生の長女です。
担任の先生が書いてくれた所見欄には、みんなをまとめるリーダー役と書かれていました。確かに娘は、保育園時代から、しっかり者でみんなをまとめながら、引っ張っていくタイプだったので、学校でも同じような役割なんだと思いました。
ですが、思春期が近づき、クラスをまとめる力を間違った使い方をし、他人を傷つけたり逆に傷つけられたりしないか、とても心配だと先生に伝えると、しっかりと成長と共に、悲しい経験をしたり、嬉しい経験をする事で、人間性や協調性が付いていくから経験を恐れないでくださいとアドバイスをもらい、とても安心出来ました。
得意な事、普段の生活面
夫婦と息子、娘の4家族です。長男が今年、小学校に入学して一年生で2回目の通知表をもらってきました。1学期、1回目の通知表はそんなに細かいことは書かれておらず、元気に学校で過ごしているということがわかった感じでした。
けれど、2学期の通知表は「作文の表現力が非常に豊かであること」や「給食でこぼれたものを自分からすすんで雑巾で拭いたこと」などが所見に書かれてあり、先生は生徒が大勢いる中でも、とても細やかに息子を見てくれているのだなと思いました。
得意の作文に関しては、今後も伸ばしていけるように「積極的に作文コンクールには応募しようね」と言う話をしました。冬休みの間も毎日、2ページは日記を書くと目標を立て頑張っています。先生からの所見がとても力になっているようです。