一人っ子の育て方のコツに関する記事

『一人っ子の娘/息子の育て方!親が心掛けるべき7つの心得』

一人っ子だからって厳しい躾にこだわらないで!子供が親の愛情を感じながら実践できる、一人っ子の育て方のポイント7つ!

マーミーTOP  >  子育て  >  一人っ子の娘/息子の育て方!親が心掛けるべき7つの心得

一人っ子の長所を活かす育て方のポイント7!世間が抱くイメージ

近年、晩婚化や少子化の影響もあり、子供の数かドンドン減り、一人っ子の家庭も増加しています。少子化の問題は大変重要ですが、ママたちにとっては一人っ子の育て方が気になるところでしょう。なぜなら、一人っ子に対するイメージは結構ネガティブで、偏見で見られてしまうこともあるからです

ちょっとお友達と喧嘩をしただけで、「あの子はひとりっこだから…」なんて、思われてしまうこともあり、大人になってから自分が一人っ子であることを話したがらない人も少なくありません。そこで、そんなネガティブイメージを持たれる一人っ子の上手な育て方7つのポイントと、世間が抱く一人っ子のイメージをご紹介します。

一人っ子の上手な育て方!親が心得るべき7つのポイント

一人っ子を育てる上でパパやママに知っておいてほしい7つの心得です。とても大切なことなのでぜひ実践してみましょう。

たくさん甘えさせてあげましょう

「エッ!我が儘になるから甘やかしてはダメなのでは?」と思うパパママもいるでしょう。
そうでなくても、一人っ子は男の子も女の子も、親との関わりが兄弟のいる子より密になりがち。甘えてくることも多い我が子の姿に、「うちの息子(娘)こんなに甘えん坊で大丈夫かな?」と心配になってしまいますよね。

ところが実は、赤ちゃん~幼少期にたっぷり甘えることができた子は、自分は愛されていると実感できるため、自己肯定感が高くなり、何事にもがんばれる子供に育つのです。そして人を愛することもできるようになり、優しい大人への成長できるのです。

ただし「甘やかし」はダメです


甘やかすことと、甘えさせることは全く違います!甘やかすとは子供が人を傷つけたり、常識的におかしいことやっても注意せずに見過ごしたり、子供が社会の秩序を乱す行為をしても、親が見てみぬふりをすることです。甘やかすことこそ、わがままな子供に育ってしまう原因なのです

子供同士で遊べる場所に連れていく

子供は子供同士でぶつかり合うことで、協調性や我慢力を身につけることができるようになります。兄弟姉妹がいないとダメということはなく、保育園や幼稚園に上がれば子供同士で起こる様々なことを経験できます。

一人っ子のお子さんは親も余裕があるため2年保育にするご家庭も多いようですが、幼稚園の場合は未就園児が通うプレ幼稚園から通わせるなど、早いうちから多くのお友達と遊べる機会を作りましょう。もしもプレ幼稚園がなくても、近所の保育園のイベントや児童館で遊ばせてもいいですね。

当然、喧嘩やトラブルはあるでしょう。けれどそういった中に一人っ子に欠けてしまいがちな競争心や協調性を学ぶ機会があるのです。また、自分より小さい子を助けてあげたり、ちょっと大きい子たちに遊んでもらったりなど、異年齢との交流により、優しいお兄さんお姉さんへのあこがれの気持ちも芽生えます。そのような機会を作ることで、一人っ子でも兄弟がいるような経験は得られるのです。

生き物とのふれあいのチャンスを作る

一人っ子は、同世代の子供達より親や祖父母など大人と過ごすことがどうしても多くなります。そのため、年下の子や弱いものへの接し方がわからないのではないかと、心配になるパパやママも少なくありません。もし、お子さんが生き物に関心があるようでしたら、昆虫や小動物、犬や猫などの生き物のお世話をさせてみてはどうですか?

命と向き合う大切さ、責任感、優しさを育むきっかけになります。特に犬や猫は母性本能が強く、飼い主が泣いていたり、苦しんでいたりすると、側で慰めようとするなど思いやりを示してくれて、家族、きょうだいとしての存在感はたっぷりです。

もし、生き物や昆虫を飼えないのであれば、植物を育てることもおすすめです。毎日、水やりをお願いしてみましょう。水やリが続かなくなってしまったら「お水をあげないと枯れてしまうんだよ」と声かけをしてあげてください。まだ幼くても、お世話をする大切さを肌で感じることができるでしょう。

読み聞かせで感情豊かな心を育てる

絵本の読み聞かせは、子供にとってとてもよい作用があるのはご存知の方も多いことでしょう。パパやママとのスキンシップはもちろん、物語の世界に入り込むことで感情を豊かに育ててくれる、効果抜群のアイテムです。兄弟間にたびたび起こるケンカや思いやりの心などを、物語の世界で疑似体験することもできますね。

図書館には多くの絵本がありますよね。「こんなときどうする?」と、子供が自分で考えられるような絵本もおすすめです。楽しいお話、ちょっと悲しいお話、感動するお話など、いっぱい読み聞かせてあげましょう。保育園や幼稚園で起きる様々なシチュエーションにもきっと役立つでしょう。

祖父母とのふれあい

最近は、おじいちゃんおばあちゃんと同居している子供が少なくなりました。もしも近くに祖父母が住んでいるというご家庭の方は、たびたび顔を見せに行き、子供と祖父母とのふれあいのチャンスを増やしましょう

多くのおじいちゃんやおばあちゃんは、パパやママみたいにはアグレッシブに動けません。そんな祖父母との触れ合いは、パパやママに対する感情とはちょっと違った、いたわりの気持ちを芽生えさせてくれるでしょう。もっとも、最近は若くて元気なおじいちゃんおばちゃんが多いですけどね!

お手伝いを習慣に

お手伝いをさせることは協調性を育てる効果があります。兄弟が多ければ親の仕事が多くて大変なため、否応なしに上の子が率先し、みんなで協力して手伝いをする機会が多いでしょう。

一人っ子の場合、そういった親の苦労を感じ取るチャンスも少ないかもしれません。そのようなご家庭では、親が声掛けをしてお手伝いを頼んでみましょう。お手伝いを習慣にするコツは、最初から大変なことはお願いしないこと!簡単なことから始めてもらい、人の役に立つ喜びを体験させてあげましょう。

食事前にお箸を並べる、テーブルを拭くだけでもOKです。習慣になれば、ママに言われなくてもやってくれるようになるかもしれませんよ。

自分で選ばせ、やらせてみる

一人っ子は親が必要以上に手をかけてしまうことが多いようです。一人っ子の親は子供の行動ひとつひとつに口を出し、先回りしてうまくいくように進めてしまう傾向があります。そうなると、子どもは失敗を経験しないまま成長することになってしまいます。

子供は何度も失敗して覚えることが大切です。自分で考え行動することの積み重ねは、人に頼らない強い心を育てます。親心をグッとこらえて、子供の行動を見守ってあげましょう。もちろん危険なことや他人に迷惑をかけることはNGですよ。

一人っ子は長男、長女です!

昔はわがままと言われた一人っ子ですが、最近では「一人っ子は責任感があり親孝行なしっかり者に育つ」と言う人も増えてきました!一人っ子ならではの「子供としっかり向き合える」という長所を活かした、親の教育のたまものかもしれませんね。一人っ子は長男、長女の要素もたくさん持っています。子供の良い面を尊重して子育てに活かしましょう

世間が抱く一人っ子のイメージとは?

昔は現代に比べて一人っ子の家庭が少なかったのですが、出生率は年々低下し、一人っ子の割合が20年間で1.7倍も増加しています。ところがいまだに「一人っ子は兄弟がいないことで補えない部分がある」と思う人もいます。

一人っ子のネガティブなイメージ

みなさんの友人の中に一人っ子の人はいますか?その方はわがままな、一人っ子のネガティブなイメージ通りの人柄ですか?

  • わがまま
  • 協調性がない
  • 競争心がない
  • マイペース
  • 諦めが早い
  • オタクになりやすい
  • 1人の時間がなにより大切
  • 人との距離感がつかめない
  • おやつなどを1人で食べてしまう
  • 世間知らず

一人っ子のポジティブなイメージ

一人っ子でもそれぞれ境遇や育てられ方によって、育ち方は千差万別ですよね。確かに一人っ子は兄弟がいない分、経験できないこともあるでしょう。だけど、一人っ子だからこそ大きく育つ部分もあるのです!こちらは、よく言われている一人っ子のポジティブなイメージです。

  • 平和主義
  • ひとり遊びで自分の世界歓が養われ、創造性が豊か
  • 将来、クリエイティブ系の仕事につく人も多い
  • 親の愛情をたっぷり受けて優しい子が多い
  • 自分以外に頼れる人がいないため、責任感が強い
  • 親との繋がりが濃いため、親孝行な人が多い

一人っ子は創造性が育つ


ひとり遊びの時間が多い分、その中で何かを想像/創造するのが得意な人が多く、作家の村上春樹さんや谷川俊太郎さん、脚本家の三谷幸喜さんなど、独創的なアイデアを作る方が一人っ子に多いようですね

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪